青タンとは?原因や病気の可能性、早く治す方法を紹介!

腕や膝など、ふとした瞬間に気付くと、青タンができていることってありますよね?特に女性の場合、男性に比べて肌の露出が高いですから、スカートなどを履いている時に目立ってしまうと残念です。せっかくオシャレをしても、青タンが気になってしまうと、思うように楽しめませんね。

青タンは女性の方ができやすいとも言われていますが、ではそもそも、どうして青タンはできるのでしょうか?その原因を知り、できてしまった場合の対処方や予防策などをご紹介します。

青タンができる原因

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青タンはいわゆる青アザですが、できる原因は主に2つあります。

先天的なもの

先天的なものとしては、蒙古斑があります。主に臀部(おしり)にできるもので、赤ちゃんのおしりに青あざができているケースは多く見られます。こうした蒙古斑は成長と共に徐々に消えていくものですが、おしり以外の場所にできた蒙古斑は異所性蒙古斑と呼ばれ、消えにくいと言います。

蒙古斑ができる原因としては、胎児が母体で育つ初期段階で、メラニンを形成する細胞が刺激を受けることです。特に害はないので、消えなかったとしても治療は必要ありません。

後天的なもの

後天的なものとしては内出血ですが、「内出血」単独での医学用語はなく、「頭蓋内出血」のように部位を頭に付けて始めて成り立ちます。

医学用語としての青タンは皮下出血と言われます。身体をどこかに強くぶつけるなどする打撲が原因で毛細血管が切れて、皮膚に血がにじみ出している状態です。皮下出血なので血は出ませんが、色が透けて青っぽく見えるわけですね。

青タンは気付かない内にできていることもよくありますが、寝ている間にぶつけていると記憶に残らないので、知らない内にできていた、と思うかも知れません。特に女性は青タンができやすいのですが、それには女性特有の原因があります。

女性に青タンができやすい理由

血管が切れやすい原因の1つに、身体内部の冷えがあります。冷え性の人は、皮膚表面温度は高いですが、その反面、内部の温度は低いので、血管がもろくなっているのです。だから、少しの刺激でも切れてしまうのです。夏場は暑さ故に身体を冷やしてしまいがちですから、クーラーの効かせすぎや冷たいものの摂り過ぎなどに注意しましょう。

また、女性に多く見られる貧血も原因になります。女性特有のものとして月経がありますが、これによって鉄分が不足し貧血気味になると、血管ももろくなって内出血しやすくなります。月経痛の重い人も青タンができやすいと言えるでしょう。

さらに、女性は男性と比べると筋肉量が少ないです。筋肉には止血する作用もあるので、筋肉量が少ない人は、止血しにくくなり、青タンができやすくなってしまう、というわけですね。

そして、ホルモンバランスの乱れも血管のもろさに関係があると考えられています。ホルモンバランスが乱れることで血管が切れやすくなり、青タンができてしまう、ということです。ホルモンバランスだけでなく、ビタミン不足も原因となりますから、バランスよく栄養を摂ることが重要です。

気を付けるべき青タン

青タンの場合、大抵は打撲なので心配ありませんが、場合によっては骨折していることもあります。1週間以上痛みが続いたり、痛みが強く、ほとんど動かすことができない場合には要注意です。早めの医師の診断を仰ぎましょう。患部の腫れだけでは骨折か打撲なのか判断できないケースもありますから、あらゆる可能性を考慮することが大切です。

また、青タンは打撲など、外傷によって引き起こされますが、中には危険なものもあります。交通事故や転落事故などで外傷を負った場合、呼吸困難やチアノーゼなど、重度の症状を引き起こす外傷性気胸というものがあります。

事故以外にも、胸部を挟まれたり、鋭利なもので指されたりと、胸に損傷を受けることで危険な状態に陥るものですから、注意が必要です。

病気が原因の青タン

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先天的なものと後天的なものを紹介しましたが、病気が原因でできる青タンもあります。場合によっては重大な疾患が隠れていることもあるので、気になる場合には早めに医師の診察を受けましょう。

悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)

悪性黒色腫は皮膚がんの一種で「メラノーマ」とも呼ばれています。こちらは青タンと言うより、黒いほくろによく似ています。

ほくろとの違いは大きさで、直径1センチを超えていることが特徴として挙げられます。また、ほくろの周囲がギザギザしているものや、徐々に大きくなっていくものは要注意です。

血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)

血小板減少性紫斑病は、別名特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とも呼ばれ、血中にある血小板が減ってしまう病気です。免疫機能が誤って働くことで血小板を攻撃してししまい、数が減ってしまうのです。

血小板には血液を固める作用があるため、病気によって機能が低下すると血が固まりにくくなり、内出血が起こりやすくなって青タンができる、というわけです。血小板減少性紫斑病は血が止まりにくいことから大量出血を招き、最悪の場合は死に至る難病です。

少しぶつけただけでもすぐにあざが人は注意が必要ですから、気になる場合には早めに医療機関を受診しましょう。

白血病

別名「血液のがん」とも呼ばれる白血病は、白血球が異常に増える病気で、これによって血小板が減少します。

白血病は貧血や発熱の他に出血症状を伴うため、内出血も増え、身に覚えのない青タンができることもあります。

太田母斑(おおたぼはん)

太田母斑の特徴は、頬を中心として、顔に青や褐色の小さな点が集結した斑を作る点です。あざは青に灰色を混ぜたような色をしており、目と鼻周り、頬にかけて広がっています。

女性が発症しやすく、タイミングとしては出産直後や思春期頃が多く見られます。

扁平母斑(へんぺいぼはん)

扁平母斑は、茶色や茶褐色のあざを言います。ほくろと違うのは、盛り上がっていない点で、まるでカフェオレのような色合いであることから、カフェオレ斑と呼ばれることもあります。

生まれつきできているものについては心配いりませんが、「レックリングハウゼン病」という病気が原因の場合もありますので、あざが6つ以上見られる場合には専門家に診てもらうとよいでしょう。

血管腫

血管腫と言うのは、胎児や新生児に見られるもので、血管内皮細胞が異常増殖することで起こります。良性腫瘍で、イチゴ状血管腫、海綿状血管腫、単純性血管腫サーモンパッチなどがあり、こちらは青タンではなく赤いあざになります。

自然消失することもありますが、異常が見られる場合には治療が必要になることもあるので、病院で診察することをおすすめします。

ほくろによく似た青色母斑

青タンではありませんが、ほくろによく似た青色のあざに、青色母斑があります。通常のほくろよりも青みが強いのが特徴で、サイズは1センチ以下であることがほとんどです。

皮膚の表面から少しだけ隆起しているのも特徴です。基本的に悪性化することはありませんが、1センチ以上になるものは細胞増殖型と呼ばれ、悪性化する危険性があります。もしも1センチを超える青色母斑ができていたら、1度病院で診てもらったほうがよいでしょう。

できる場所としては顔や手首、手の甲、足首や足の甲などが多く、メラノサイトが原因と言われています。メラノサイトは通常、表皮にあるメラニンを生成しますが、これが真皮の深い部分にあると、皮膚が青っぽくなってしまうため、青あざとなって現れるのです。よく見られる年齢としては、赤ちゃんや幼児、30歳を過ぎた頃からだと言われています。

青タンができた時の対処法

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では、青タンができてしまったら、どのように対処するのがよいのでしょうか?対処方は青タンのできたタイミングや程度によって変わってきます。

青タンができてから3日以内か以降かで対応が分かれるので、どのタイミングで対処するのかに注意して行ってくださいね。

3日以内

最初に行うべきは患部を冷やすことです。ぶつけてから3日以内ならば、まずは冷やすことを先行させましょう。これは、冷やすことで内出血を防ぐ意味があります。3日よりあとになるとアイシングは意味がありませんから、冷やすなら早めに行いましょう。

ただし、冷やしすぎは凍傷の原因にもなりますから注意が必要です。保冷剤や氷で冷やす場合は直接当てず、タオルなどで包んで肌に当てます。また、冷やしっぱなしはよくないので、感覚を開けながら冷やすのがよいでしょう。

氷や保冷剤がない場合には、自販機などで購入した冷たいペットボトルも効果的です。

3日目以降

青タンができて3日以上が経過したら、今度は温めます。これは、炎症や出血が止まって赤みがなくなり、徐々に青みが出てくるためです。

青くなる原因の1つにメラニン色素がありますが、メラニンはシミの原因になるだけでなく、肌を守る大切な役割も果たしています。紫外線以外でも、肌に炎症が起きることでメラニン色素が働き、肌が黒っぽく見えてしまうわけですね。

メラニン色素が原因で青タンができるのは、内出血の血液と、メラニン色素が混じり合った結果です。これを解消するために、血の流れをよくしてメラニン色素を肌から追い出すことが必要なのですね。

効果的な血行促進方法

血流をよくする方法としては、手近なもので入浴があります。入浴は万遍なく身体が温まるので、血行が促進されて青あざが治りやすくなります。また、蒸しタオルを当てるのもよいでしょう。蒸さなくても、水で濡らしたタオルをレンジで温めれば簡単にできますし、時間にして1~2分ほどですから手軽ですよね。

ただし、強い痛みが出ている時に温めるのは逆効果になるので、もしも痛みが強い場合には幹部を温めず、病院で診てもらうようにしましょう。

入浴や蒸しタオル以外にも効果的な方法があります。身近にある爪楊枝を使って血行促進する方法をご紹介しましょう。

やり方は簡単で、20~30本の爪楊枝を輪ゴムで止めます。そして、爪楊枝のおしり側(尖っていない方)をあざに当て、トントンと軽く叩くのです。とても簡単な方法ですが、これだけで溜まっている血液を移動させ、周囲の血行をよくする効果がありますよ。

メラニンに対処する

3日以上経つと、メラニン色素によって肌が青っぽく変化してきます。

これを薄くすることで、青タンを目立たなくさせることができますよ。メラニンに対する対策ですから、シミ対策と同じことをすればよいのです。

ビタミンCを摂る

ビタミンCには、メラニン色素を排出させ、色を薄くする効果があります。代表的なものとしてレモンやイチゴ、メロンやミカン、リンゴにキウイフルーツなどを積極的に摂るようにしましょう。

ビタミンCは摂り過ぎても尿として排出させるため問題ありませんし、摂りためることができないので、毎日きちんと摂取することが必要です。

新陳代謝の活性化

新陳代謝を活性化させることで、古い皮膚と新しい皮膚が入れ替わり、メラニン色素を排出することができます。具体的に何をするかと言うと、ピーリングによって古い角質を落とします。

古い細胞が残ったままでは新陳代謝も促されませんから、新しい皮膚へ生まれ変わるサポートをピーリングで行うわけですね。ボディソープをピーリング効果のあるものに替えるだけでも効果的ですから、積極的に取り入れましょう。

酸素を行き渡らせる

酸素不足もよくありません。腹式呼吸でしっかりと酸素を取り入れることで、細胞の生まれ変わりを促進させましょう。

腹式呼吸のやり方は簡単で、鼻から「1、2」と数えながら息を吸いて、「3、4、5、6」と数えながら、口から吐くだけです。これを気付いたタイミングで行うようにしてくださいね。

患部周辺をマッサージ

青タンをマッサージするのではなく、あくまでも周りをマッサージしていきます。血行促進につながるので、より早く回復しますよ。

保湿クリームを塗る

ヘパリン類似物質が含まれたクリームを選びましょう。鬱血を解消し、治りが早くなります。

レーザー治療

メラニン色素による青タンを解消する方法として、レーザーを使った治療法もあります。蒙古斑など、メラニン色素が沈着したことによる青あざに向いていますよ。臀部にできる蒙古斑は成長と共に薄くなっていくことがほとんどですが、異所性蒙古斑の場合、消えずに残ってしまう場合があるため、気になる人はレーザー治療も視野に入れておくとよいでしょう。

レーザー治療では特定の色のみに反応するレーザー光線を使い、沈着してしまったメラニン色素を破壊することで、あざを治療することができます。シミ対策にも活用される方法で、ほくろやイボ、タトゥーなどにも効果的です。

1度の治療で治せるものもあれば、複数回通う必要のあるものもあるので、事前にきちんとすりあわせをして、認識の齟齬などを埋め合わせておくと安心です。

青タンの予防方法

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青タンを予防するには、青あざができにくい肌を作ることが大切です。

たとえば、同じ強さでぶつけても、青タンができる人とできずに済む人がいますが、この違いは肌の若さにあります。個人差はありますが、若い頃は青あざができても比較的早く治っていたものが、年齢が上がるほどに治りにくくなりますし、青あざもできやすくなります。

なぜ加齢と共に青あざができやすく治りにくくなるかと言うと、肌の老化によってコラーゲンが減少し、肌に弾力がなくなっていくためです。そのため、外部からの刺激が直接的に伝わりやすく、血管の壁ももろくなっていくため、少しの打撃でも血管が切れてします、というわけですね。

コラーゲンを補給

加齢と共にコラーゲンが減っていくのは避けられないことなので、減った分をしっかり補給することが大切です。コラーゲンの原料になっているのはタンパク質ですから、食事でしっかりタンパク質を摂るようにしましょう。

タンパク質は肉や魚、卵や大豆などに含まれていますから、カロリーを気にして肉を避けるばかりではいけません。きちんと必要な量は摂取するように心がけましょう。

保湿をする

保湿と言っても、顔ではありません。顔は日常的に化粧水や乳液、美白美容液などで保湿している人が多いでしょう。しかし、身体はどうでしょうか?冬場ならともなく、ついついほったらかしにしがちではありませんか?

肌が乾燥すると、コラーゲンが損傷しやすくなり、肌の老化が加速してしまいます。きちんと身体にも潤いを与えることで、青タンのできにくい、キレイな健康的な肌を目指しましょう。

レチノールを摂る

肌を若々しく保つために重要な働きをするのがレチノールです。「抗シワ作用のある化粧品成分」というのは、耳にしたことがあるかも知れませんね。レチノールは

  • レバー
  • あん肝
  • うなぎ
  • 銀ダラ
  • サーモン
  • イクラ
  • チーズ

などの食品に含まれていますから、日常的に摂取するようにしましょう。また、睡眠をしっかり摂ることも効果的です。

睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、肌細胞を再生させたり回復させたりする働きがあり、肌を修復するのに睡眠は欠かせません。だからこそ、きちんと睡眠を摂ることが健康的な肌には欠かせないのです。

まとめ

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いかがだったでしょうか?青タンは喧嘩をした時に顔にできたり、転んだ時に足にできたりと、日常生活で目にすることの多い症状です。見慣れているからこそ見落としてまうこともありますから、軽視せず、きちんと原因を究明することが大切ですよ。

また、青タンのできやすさは性別でも違いますし、生活環境や健康状態でも変わってきます。毛細血管は目には見えませんから、なかなか気を配ることが難しいですが、日頃から体のことを考え、意識的に血管を強くしておくことが、何よりも予防策になりますよ。

食生活が偏っている、貧血気味であるなど、自覚のある人は特に、毎日の食習慣から見直してみてはいかがでしょうか?

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