こじらせ女子というものをご存知でしょうか?女性というのは、恋をするとキレイになると言いますが、恋愛する上では失敗もつきものですよね。
好きな人に思いが届かなかったり、過去の失恋がトラウマになってしまい、新しい恋ができなかったりと、理由は人それぞれあるでしょう。しかし、何らかの理由で恋愛が上手くいかず、徐々に1人でいる期間が長くなっていくと、いざ恋愛をしたくても恋の仕方を忘れてしまう場合があります。
もしも最近恋をしていない、異性に対して興味がない、1人でいる時間が増えた、など、思い当たる節がある人は、まずはこじらせ女子について詳しく知るところから始めませんか?
こじらせ女子の9つの特徴とは?
こじらせ女子というのは、簡単に言えば自分に自信のない女性のことを言います。こじらせ女子は、雨宮まみさんが「女子をこじらせて」という本を出版したことをきっかけに広がりました。タイトルを耳にした人も多いのではないでしょうか?また、その後「こじらせ女子の日常」という本を出版して炎上騒ぎになった北条かやさんも話題に上っています。
男性からのアプローチにも消極的で、興味ないふりをしたり、女性らしい振る舞いやファッションを嫌がったりする傾向にあります。「どうせわたしなんか・・・」が口癖というこじらせ女子、もしかしたら自分も当てはまっているかも?と思った人は要注意です。
自分に自信がない
こじらせ女子は自分に自信がないため、何事においても後ろ向きに考えてしまうのが特徴です。つまり、自己肯定感が低いのですね。通常は成長するに従って育っていく自己肯定感ですが、家庭環境に問題があったり、いじめなど、負の感情を抱きやすい経験をしたりすることで、自信が持てなくなり、自己肯定感が低くなってしまうと言います。
また、いじめまではいかなくても、容姿や性格などを否定された経験から自己肯定感が低くなってしまう場合もあります。
甘えるのが下手
甘え下手といのもこじらせ女子の特徴です。何かをしてもらったら普通は「ありがとう」と言いますが、自分に自信がないため「すみません」と答えてしまうのです。これは、自分にはそれをしてもらうだけの価値がない、と考えているためです。
人間関係を気まずくしてしまう原因にもなるので、当てはまる人はぜひとも治してほしいポイントです。
マイナス思考になりがち
さらに、あらゆることに対してマイナス思考です。「自分には無理」「できない」という思いが強いため、新たな挑戦ができません。だからこそ輝いている人に対しての引け目も強くなり、さらに悪化すると相手の悪い面にか目が行かなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、マイナス思考に通ずるものとして、リア充の人たちに苦手意識を持つことも挙げられます。夢や希望に向かって努力したり、輝いたりしている人や、彼氏彼女がいる人など、自分に自信があり充実している人を避けてしまう傾向にあるのです。
自信のない自分との差を見せつけられていると感じ、否定されたような気になったり、敗北感を感じたりするのがその理由です。こじらせ女子は自分に自信がなく、行動を起こせないため、そんな人たちに憧れて努力するのではなく、距離を開けてしまうのです。
しかし、社会人になれば周りにそうした人がいても、簡単に避けることは難しくなりますし、無理に距離を置けば場の空気を乱すことにもつながり兼ねません。
行動力が皆無
こじらせ女子には行動力がありません。自分から何かを積極的に行うことはせず、常に受け身です。だからこそ、好きな人や気になる人がいても、自分から行動に移すことができず、恋愛成就が難しくなってしまいがちです。
合コンや婚活パーティーなどにも参加しないため、余計に出会いが遠のき、1人でいる期間が長くなり、こじらせ度も増していきます。テーマパークなど、どこでも1人で楽しめてしまう人は、注意した方がよいかも知れませんね。
褒められることが苦手
たとえば、「その服可愛いね」や「素敵なヘアスタイルね」という褒め言葉を、こじらせ女子は素直に喜ぶことができません。すぐに「そんなことないよ」と否定してしまうので、褒めた方もなんだか気まずい空気を感じてしまいます。
どちらもよい気分にはなれないので、直したほうがよいポイントです。友達との関係にしても仕事関係にしても、よい人間関係を築いたり信頼関係を築いたりするためには、時には素直に受け入れる可愛らしさも必要になります。
女性らしさに抵抗がある
甘え下手でもあるこじらせ女子は、女性らしさを出すことに抵抗があり、むしろ嫌っています。仕草はもちろん、キレイなスカートやワンピースなど、女性らしいファッションに対して嫌悪感を抱いてしまうので、せっかくの魅力を発揮することもできませんし、内向きな気持ちは周囲にも伝わり、暗い人というイメージを抱かれてしまいますよ。
女性らしくいることに抵抗を感じるという思考回路が、自分自身の可能性を潰してしまうことにもつながっているのです。
イケメンに対して恐怖心を抱く
自分に自信のないこじらせ女子は、イケメンに興味がないわけではありません。
しかし、自分自身に自信がなく、自己評価が低いこじらせ女子は、あくまでイケメンは遠くから眺めているものなので、近づかれることを非常に恐れます。
ダメ男ばかり好きになる
また、恋愛に関しても、こじらせ女子には特長があります。それは、好きになる人が決まってダメ男だということです。なぜかと言うと、こじらせ女子は自分に自信がないので、「どうせ相手にされない」という劣等感を抱えています。
そんな受け身な態度では、対等な関係など築けるはずもありませんよね。見た目も性格もよい人には恐れ多くてアタックできないこじらせ女子は、ダメ男から見ればかっこうの標的となり、ダメ男でも自分を相手にしてくれる人を無意識に選んでしまうのでしょう。
ただし、こじらせ女子は恋愛過程で無理をする傾向にあるため、結局は長続きせずに破局してしまいまた別のダメ男に引っかかるという悪循環に陥ってしまうのです。自分にとってプラスとなる恋愛経験を積めないので、さらに恋愛や男に対するマイナスイメージが育ってしまうというわけです。
ペットを溺愛している
また、ペットを飼っていることも、こじらせ女子のポイントとなります。ペットを飼っていても、興味が外に向いていればよいですが、ペットをかわいがりすぎてペット一筋になり、恋愛やオシャレなどに目が向かないのなら注意しましょう。
ペットが家族になり、そこだけで簡潔してしまうと、恋愛や結婚は遠ざかるばかりです。
こじらせ女子のタイプ5つ
さて、こじらせ女子には様々な特長がありますが、ここからはさらに5分割して見ていきましょう。タイプごとにまた違った特長が見られます。
腐女子型
腐女子型は、現実の恋愛には消極的ですが、人気の漫画やアニメ、ドラマの世界に登場する男子との疑似恋愛には強い興味を持ちます。
漫画の主人公やドラマに出てくるイケメンに恋をしてしまうタイプですね。
大和撫子型
大和撫子型の特長は、掃除や料理など、いわゆる女性らしいことをするのが得意だという点です。それだけならよいのですが、このタイプはそれを男性にアピールします。ファッションも個性的で、はやりのものを批判する傾向にあります。
多数派を受け入れず、我が道を行くスタイルが、同性からも異性からも距離を置かれてしまう原因になっていることを、本人は自覚していない場合が多いようです。
必死型
こちらはその名の通り、結婚や恋愛への理想が高く、憧れが強いタイプで、「何歳までに結婚したい」と言うような願望が強くあります。
そのため、婚活パーティーや合コンなど、出会いの場には積極的に参加し、男性受けのよいメイクや話し方などを一生懸命勉強しますが、すぐに結婚の話を出す女性に男性は引いてしまいます。これでは、せっかくよい雰囲気になっても逃げられてしまいます。
批評家型
このタイプは、恋愛で傷つくことを避けるあまり、斜に構えてしまいます。「恋愛なんてくださない」と考え、自分に好意を持ってくれた異性に対しても欠点ばかりを探してしまい、なかなか成就しないのです。ただ、中には恋愛に興味を持っている人もいるようで、そうした人は自分に自信がないことがネックになるようです。
コンプレックスを笑われる前に、自分でネタにしてしまうため、面白い人として親しまれますが、恋愛には発展しない、非常にもったいないケースです。
オンリーワン型
このタイプは、人とは違う、自分だけの個性を出していきたいタイプです。音楽やファッションはマイナーなものを好みますが、実はあまり詳しくありません。
また、奇抜なファッションも若い頃はよいですが、年齢と共に無理が出てきていることに気づかないのも特長の1つです。気をつけないと、知らず知らずの内に「痛い人」になっている可能性もありますよ。
こじらせ女子チェックリスト
ここで、藤村真理さん作「きょうは会社休みます。」のヒロイン・青石花笑の言動を元に作成されたチェックリストをご紹介します。
自分のこじらせ女子度がどのくらいなのか、1度チェックしてみてはいかがでしょうか?
年齢イコール彼氏いない歴
生まれてこの方、1度も彼氏ができたことがないという人は要注意です。自分は奥手だからなかなかアタックできなかったけれど、恋愛のチャンスがなかったわけではない・・・と思い込んでいませんか?そんなこんなで気付けばアラサー、という人は、改めて自分を見つめ直してみましょう。
何でも恋愛に絡めることに疲れてしまう
友達や会社の同僚、上司や親など、何につけても恋愛につなげられてしまうことに疲れていませんか?
たとえば、彼氏との旅行やデートを進められると「彼氏がいないことなんて分かっているだろうに」と苦々しく思うけれど、「どうせいないのだろう」と思われるのも嫌、という人は、こじらせている可能性があります。
過去の恋愛やチャンスを後悔する
過去によい雰囲気になった人がいたのに、あと一歩のところで踏ん切りが付かなかったことを、いつまでも後悔していませんか?
自分の判断で逃してしまった恋愛を「もったいない」と思いつつ、後悔することが多いのなら要注意です。
男心は一通り学んだつもりでいる
男心については人から聞いたり本で読んだりして、一通り分かったつもりでいるのに、アラサーになっても処女を守り、彼氏がいた試しがない・・・そんな現状に戸惑っている人も、こじらせ女子の可能性が高いですよ。
男性に求める条件が多い
理想の相手は誠実な人、優しい人、嘘をつかない人、女性に優しく、真面目で金銭感覚もきちんとしていてほしい・・・など、理想を挙げたらキリがない人も、恋愛から遠のいている可能性が高いと言えるでしょう。
現実的に男性と付き合うためには、自分の理想だけ押しつけているのでは難しいですよ。周りから理想が高いとよく言われる人は要注意です。
マイナス思考ができあがっている
付き合う前はもちろん、関係を結んだとしても素直に喜べず、「自分なんかを好きになってくれるはずがない」「慰めてくれただけ」と言うように、自分の評価が極端に低く、恋愛に期待をしない思考回路も危険信号です。
喧嘩をしても自分から謝ってしまい、全ては自分が悪いのだと思い込む傾向にあります。ネガティブな考え方を捨てない限り、恋愛成就は難しいでしょう。
また、同僚や友達の嘘をしれっと暴露してしまうなど、性格の悪さが年々目立ってくるのもチェックポイントです。いまいち反省はしないものの、年齢と共に意地悪度が増していると感じるなら、こじらせ女子を疑った方がよいでしょう。
気遣いが裏目に
たとえば、男性がプレゼントをくれようとしたとしましょう。通常であれば素直に喜べばよいのですが、こじらせ女子の場合には、相手に悪いと思ってしまうため、プレゼントを拒否してしまいます。
もしも、相手がプレゼントの存在をほのめかしただけで「自分で買う楽しみがあるから」というような返しをしてしまうなら、こじらせ女子度が高いかも知れません。相手に迷惑をかけまいとして言った言葉が、かえって相手を傷つけている可能性もありますよ。
また、張らなくてもよい意地を張ってしまい、後輩には絶対におごらせない、好きな相手にお金を使わせないなど、変な意地を張って、かえって空回りしてしまうのも要注意ですよ。
憧れは人一倍強いが、褒められると困る
自分にとっての理想のデートプランを考えたり、着ていく服やお手入れ、髪型などを完璧にセットしたり、自分にとって都合のよい妄想に耽ってしまう人は要注意です。
そのくせ、人から褒められるとどう答えてよいか分からずに否定してしまう、などが当てはまるなら、こじらせ度は高いと言えるでしょう。
こじらせ女子を脱却するには?
こじらせ女子がイコールダメ、というわけではありません。本人が人生を楽しめているのなら、それでも全く問題ないでしょう。
しかし、人生をもっと楽しみたい、もっと女性らしく生きたい、素敵な恋愛をしたい、と願っているのならば、どうにかしてこじらせ女子から卒業する必要があります。では、そのための対処法についてご紹介しましょう。
こじらせ女子だと自覚する
脱却への第一歩は、自分がこじらせ女子であると自覚することです。自覚できなければ改善することもできませんから、初めは抵抗があるかも知れませんが、まずは自覚しましょう。
そして、こじらせ女子を嫌悪するのではなく、どのようなものなのかきちんと知りましょう。知れば特長が分かり、脱却するための方法も見えてきます。
褒められたら「すみません」ではなく「ありがとう」
こじらせ女子の特長である、褒められると謝ってしまう癖を直し、素直に「ありがとう」と言う練習をしましょう。誰でも、「ありがとう」と言われれば気持ちのよいものです。
自信のなさからつい謝ってしまうのは仕方がありませんが、相手は素直にそう思ったから褒めてくれたと受け止めるようにしましょう。あれこれ考えて卑屈になるのはやめましょう。
「ありがとう」が自然と出るようになれば、こじらせ女子脱却へ一歩近づいた証拠です。
常に笑顔
笑顔は誰が見ても気持ちのよいものです。こじらせ女子はネガティブ思考が特長ですから、周りから見ると「暗い人」というイメージがついてしまいがちです。だからこそ、笑顔を心がけ、明るいイメージを身につけることが大切です。
また、笑顔でいれば自然と気持ちも明るくなります。人前で笑顔を見せるのが苦手という人は、まず自分の家で練習するとよいでしょう。
休みの日も1人でいない
こじらせ女子は1人でいることに抵抗がないため、休みの日も1人で出歩きがちです。
しかし、1人でいることに慣れてしまうと、余計に人との関わりが希薄になり、こじらせ女子度が進んでしまうリスクもありますよ。ですから、休みの日でも誰かと会って、一緒に時間を過ごすようにしましょう。
人と過ごす楽しさを思い出せば、徐々にいろいろな人と関わり合うことに抵抗がなくなり、出会いを求めて婚活パーティーに参加することもできるようになるかも知れます。無理する必要はありませんので、自分の興味のあること、抵抗の少ないものから徐々に慣らしていきましょう。
こじらせ女子卒業!幸せを掴むためには
こじらせ女子を脱却しても、出会いがなく、1人でいる時間が増えてしまっては意味がありません。
こじらせ女子という殻を破り、新たな幸せを掴むためには、自分を変える必要があります。では、幸せを掴むために必要なポイントをご紹介しましょう。
相手の話をしっかり聞く
好きな人ができると、つい楽しくて、自分の話ばかりしてしまいますよね。しかし、男性は自分の話ばかりする女性が苦手です。やはり、よい関係を続けていくためには、相手の話もちゃんと聞ける女性になることが大切ですよ。
そのためにも、話す時の相手の表情やちょっとした変化をよく見て、自分が話しすぎていないか、相手が退屈していないか見極めることが大切なのです。相手をしっかりと観察することで、より深く相手を知ることができ、恋愛も長続きしやすいでしょう。
自分の気持ちはしっかりと伝える
こじらせ女子は、自己評価が低く、周囲に対して劣等感が非常に強いです。そのため、せっかく好きな人ができても、自分の気持ちを伝えるなんて恐れ多い、相手に迷惑だと決めつけて、気持ちを抑えてしまいがちです。
しかし、いつまでも受け身、消極的な姿勢のままでは、恋を叶えることはできません。時には勇気を出して、相手に自分の気持ちをまっすぐに伝えましょう。自分で思っているほど、相手は迷惑だと感じていないかも知れませんよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?こじらせ女子という単語は聞いたことがあっても、自分が当てはまっているかどうかは、なかなか意識する機会がなかったかも知れませんね。
もしも長い間彼氏がおらず、お一人様でいる経験が長いのなら、1度自分のこれまでを振り返り、こじらせ女子になっていないかチェックしてみましょう。
もしも当てはまっているのなら、少しでも早くこじらせ女子から脱却しましょうね。怖がらずに一歩踏み出すことが、幸せへの大切なステップになりますよ。