日光過敏症とは?症状・原因・対策方法を理解しよう!

「日光過敏症」という症状をご存じですか?

日光過敏症とは、日光にさらされた肌が敏感に反応して、湿疹が発生したりすることをいいます。生きていく限り日光とは無縁でいられませんから、何とか治したいですよね?

この日光過敏症は、いわばアレルギー症状の一つですから、治療も可能です。ここでは、日光過敏症の症状や治療法などについて、解説していきます。

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◆皮膚の働き

皮膚

まず、皮膚の働きについて簡単に紹介します。普段、あまり意識することのない皮膚ですが、予想以上に大切な役割を持っていて、その働きは、私達の生命を保つことに直結しています。

水泳していたり、入浴しているときに、体全体が水やお湯の中にあっても、息ができる状態ならば、溺れることはありません。これは、体内に水が入るのを、皮膚がさえぎって防いでいるためです。

また、体重の6割は水分が占めているといわれるように、私達の体の中には多くの水分がありますが、いくらたくさんの汗をかいても、そのために体内の水分が失われて干からびてしまうこともありません。

これは、大切な成分が体外へ出てしまうのを、皮膚が保護しているためです。

体の表面を覆っている皮膚の面積は、成人の場合、平均すると1.6平方メートルで、畳に換算するとおおよそ1畳分の広さに相当します。手のひらの皮膚の面積は、その人の皮膚面積の1パーセントほどにあたるようです。

皮膚は、厚さがおおよそ2ミリメートルで、薄い表皮と、その下の真皮とでできています。

○紫外線と皮膚

表皮の細胞の中には、メラニンと呼ばれる赤茶色の小さな色素の粒を作る細胞があちこちにあります。皮膚の色は、これらの褐色細胞と呼ばれる細胞がつくるメラニン量によって決定します。おおよその量は人種によって違いがあり、黒人はメラニンの量が多く、白人は少なく、黄色人種はその中間、ということになります。

紫外線は、皮膚には有害な光線で、遺伝子に変異を起こして免疫システム等に変異を起こしてしまうため、メラニンはこの紫外線を遮断し、皮膚を守るように働いているのです。

よって、紫外線の多い直射日光にあたっていると、メラニンがたくさん作られ、色が黒くなります。

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◆アレルギーとは?

免疫

私達の体は、自分とそうでないものを識別して、自分の体内に存在しないものを体の外に排除する働きを持っており、これを免疫といいます。

免疫のシステムは、原則として自分に対しては働かないのですが、この免疫に異常が生じて、過剰な免疫反応が起こり、体に障害を与えることがあります。

これがアレルギーです。

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◆腕や首の湿疹は日光過敏症の可能性あり

砂浜

「いつの間にか、腕に赤いブツブツが現れた」「長い時間日光を浴びていたら、首筋に湿疹ができてしまった」などの経験がある場合、ひょっとしたら、「日光過敏症」と呼ばれる症状かもしれません。

日光過敏症とは、紫外線アレルギーのことで、「光線過敏症」と呼ばれることもあります。

例えば、強い日光の下に何時間もいることで発症します。

ただし、必ずしも日光だけが原因とは限らず、「薬剤」の副作用による場合も少なくないようです。

○日光過敏症の大きな2つの原因を解説

日光過敏症の主な原因は「日光」と「薬剤」といわれています。そこで、それらが肌に影響を与えてしまうメカニズムを、紹介していきます。

○日光が原因の場合

強い日差しに長時間さらされると、免疫システムが正常に機能しなくなり、皮膚が過敏になることがあります。そのため、皮膚が赤く腫れたり、湿疹ができたりします。

日光過敏症は、他のアレルギーと同じように、コップの水をイメージすると分かりやすいと思います。

水に例えられているのが「抗体」と呼ばれるものです。水がどんどんコップの中に溜まり、コップのフチまできたら、あとは溢れてしまいますよね?

ちょうどそのように、抗体が体内に溜まり、容量の限界を超えた状態が、アレルギー症状です。一度限界を超えると、それからは、ほんの少しアレルギー源に触れても、アレルギー症状が起きてしまいます。そのため、昨日までは平気だったのに、翌日に急にかぶれが起こったという人も少なくないのです。

ただし、「多形日光疹」という症状のときは、日光にさらされて30分ほどで症状が現れる一方で、日光を避ければ1時間以内に湿疹が消え去ることもあると言われています。

多形日光疹とは、光線過敏症の中でも最も多い症状で、粟粒くらいの大きさの、赤くて痒いブツブツが、腕などに出ることをいいます。顔に出ることは少ないようです。10代から30代の女性に多く、春の晴れた日に腕まくりをしたり、強い日光を浴びた夕方などに症状が現れることが多いようです。

○薬剤が原因の場合

皮膚疾患の治療薬を塗った患部を日差しに当ててしまうと、日光過敏症を発症する場合があります。また、飲み薬を服用した後に外出し、やがて湿疹が発症するという場合もあるようです。

例えば、合成抗菌薬である「クラビット」「スオード」、非ステロイド系の抗炎症鎮痛剤である「モーラステープ」「ボルタレン」、脂質異常症の治療に用いられる「リポバス」、結核治療薬の「イスコチン」、利尿薬の「ラシックス」、抗がん剤の「ダカルバジン」「オダイン」、花粉症の治療などに用いられる抗ヒスタミン剤の「ゼスラン」、精神安定剤の「ピレチア」「ホリゾン」などの薬剤が、日光過敏症を引き起こしてしまう可能性があると言われています。

さらには、オーデコロンや香水などの化粧品、いちじくやセロリ、パセリなどの植物、タールなどによっても引き起こされることがあります。

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◆日光過敏症の主な5つの症状

ビーチ

日光過敏症の症状は、いくつもあります。ここでは、その中でも主な5つの症状について紹介していきます。

○赤く腫れる

皮膚の免疫異常に対抗するため、毛細血管が拡張し、赤く腫れてしまうようです。長時間何も対処しないと、この腫れが広がることもあるようですので注意しましょう。

○湿疹

皮膚が強い日差しにさらされることで起きる日光過敏症は、免疫異常で、湿疹を発症してしまうことが多いとされています。

強烈なかゆみを覚えますが、日光を避ければ、1時間ほどで症状が収まることもあるようです。

かゆみに耐えきれなくなって皮膚を掻きこわしたあと、治りかけると、かさぶたができます。その状態によっては皮膚に「シミ」にも似た形で残ってしまうこともあるようです。

○目の充血

日光アレルギーによって、皮膚のトラブル以外にも、「目の充血」が発症することがあります。

なぜなら、紫外線には、角膜を保護する細胞を傷つけてしまう成分が含まれているからです。

そのため、目の細胞が傷ついて出血し、充血が発症したり、目に痛みを覚えたり、涙が出やすくなったりすることがあるようです。

○頭痛

日光によって目にストレスが与え続けられると、眼精疲労によって、頭蓋骨を包んでいる筋肉が収縮し、頭痛が発生することがあるようです。

○発熱

紫外線による病気・膠原病を発症していると、発熱する場合もあります。

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◆日光過敏症の2つの対処法

クリームとサングラス

日光過敏症にならないようにするには、2つの対処法があると言われますので紹介します。

○日焼け止めを塗る

日光にさらされないようにしよう、としても、完全にシャットアウトするのは難しいですよね。

そんな時に効果的なのが、「日焼け止め」です。日焼け止めには、通常、紫外線が原因の肌へのダメージを回避する成分が含まれているため、つけるようにしてから2~3日経てば、日光過敏症の症状がおさまってくるようです。

○長袖とサングラス

長袖の服を着ることは、日光の刺激から皮膚を保護するのに効果的です。また、目への刺激を防ぐのに、サングラスも有効です。

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◆日差しに当たった部分だけ肌荒れしたら

医師

どんなに対策をとっても、日光に当たってしまい、肌が荒れてしまった場合には、皮膚科を受診するとよいでしょう。

医療機関の皮膚科では、検査を行い、日光過敏症であるかどうかを判断します。

また、膠原病などの別の病気の可能性がないか、血液検査を行うこともあります。検査で日光過敏症だとハッキリしたら、ステロイド剤や免疫抑制剤を使用して治療を行います。

○膠原病とは

体を構成している細胞や組織が、離れてバラバラになってしまうようなことは、通常はありません。

これは、結合組織という線維性の組織(膠原組織)で一つ一つが結び合わされているからです。

1942年、アメリカの医師クレンペラーは、全身の結合組織にフィブリノイド変性という共通の変化が見られる一群の病気を発見し、膠原病と名づけ一つのグループにまとめました。

つまり、膠原病とは一つの病気の病名ではなく、いろいろな病気の総称です。有名なものでは、慢性関節リウマチなどがあります。現在では、いずれもが自己免疫で起こると考えられています。

詳しくは、膠原病と遺伝子の関係は?原因や治療方法も紹介!を参考にしてください。

○自己免疫とは

体の健康を守っている免疫反応は、生まれつき体内に持っているものに対しては抗体を作らないのが原則です。

ところが、自己である体の構成成分・細胞やタンパク質などを、「自分ではない」と錯覚して、これに対して抗体を作ってしまうことがあります。

この抗体を自己抗体、この抗体との間で起こるアレルギー反応を自己免疫といい、その結果起こってくる病気を自己免疫疾患というのです。

○日光過敏症の人は脱毛エステに注意?

日光過敏症の人は、エステに注意が必要だといわれます。それは、日光と、エステの施術に使用する強い光は、性質が似ているからです。

念のため、脱毛エステを行うときには、「日光過敏症である」ことをサロンに伝えてから判断を仰ぎましょう。

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◆まとめ

サーフィン

いかがでしたか?

日光過敏症は毎日の生活で避けて通れない日光が関係しているうえに、さまざまな症状が出てくる病気の一つですが、長袖の服を着たり、医師に相談することで治癒も可能と言われています。

しっかり治療を行って、快適な毎日を過ごしていきたいものですね!

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