尿の濁りの原因とは?病気の可能性や生活の乱れに注意!

日々変化する尿は、私達の目に見える健康状態のバロメーターの一つです。濁りには重い病気が隠れている事がある一方、腎臓の健康を維持する為の目安になるという利点があります。

もし長期的に尿の色や臭いなどに問題を感じている人は何かしらの病気に侵されている可能性があります。どの様な病気なのかは詳しくは病院での検査を受けないとわかりませんが、基本的な症状によって病気の目星をつけることが出来ます。

尿の濁りが気になる方はこの記事を読んで、なぜ自分の尿が濁っているのかを確認してみましょう。

さらに早期対策法や病気の予防法の行い方も同時に紹介しますので、合わせて読んで実行し問題に発展しないように対策して行き迷う。

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尿に健康状態が現れる仕組み

まずどのような仕組みで、排尿が起こるかを再確認しましょう。

尿は腎臓で作られます。腎臓は血液から必要な栄養分など体に必要なものだけを吸収し、逆に不要なものを排出する働きをしています。大人であればだいたい一分に1cc作られ、一日分に換算すると1~1.5リットル作られる事になります。

水分量の調節や、不要なものを捨てる・必要なものを取り入れる機能が低下すると尿の状態が変化します。つまり、腎臓の機能がダイレクトに現れるといえるのです。また、膀胱など泌尿器の様子も分かります。

基本的な尿の様子

まず、健康な尿は基本的に透明です。

排泄されるまでは無菌の状態なので、臭いもありません。不要になったものが排出されているので、過剰に摂取したビタミンなどで黄色っぽくなる事があります。

また、胆汁の色素や食物の色素が同様に現れる事がありますが、これらは異常ではないので心配ありません。

その他、ストレスの影響や尿の中にタンパク質が多く含まれているなどの問題が発生している場合に尿の様子に変化が現れます。尿は血液を濾して作られた液体なので、この成分が正常に腎臓で濾されないと色はついてないけど尿に血の成分が混ざる尿潜血や血尿などの問題にも繋がります。

毎日の尿の状態を確認して尿に異常が確認されないか確認することは非常に重要でしょう。

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濁りの原因として考えられる生活習慣

尿は日によって変化しているので、濁りがある場合も一過性のものであればそれほど心配する事はないともいえます。思い当たる事を特にしていないのに濁りが続く場合等、おかしいと思った場合はチェックしてみる事をお勧め致します。

尿の濁りの原因として考えられるのは、生活習慣が現れている場合と病気が隠れている場合があります。

食事

シュウ酸や脂肪酸やを取りすぎた場合、これらが体の外に排出されて尿が濁る事があります。

シュウ酸はほうれん草やタケノコ、チョコレート、動物性タンパク質などの食品に多く含まれます。尿となって排出されている状態なので濁り自体には問題ありませんが、シュウ酸を取りすぎて排出しきれなくなった場合尿に含まれるカルシウムと反応し尿路結石を招く場合があるので、取り過ぎには注意が必要です。

もし腎臓内に結石が発生した場合はその結石が腎臓内を傷つけて血尿になることも少なくありません。しかし、これらの症状では初期症状は少なく、痛みを感じないことがほとんどなので大きくなるまで気づかない傾向があります。

この結石が尿管に移動し尿の通り道が狭くなり尿の逆流などが引き起こると、腎臓に尿が溜まり膨張し背中や下腹部や横腹などに激しい痛みなどを引き起こします。さらに、尿管でも結石が詰まっている違和感や痛みを感じることがあります。

もし、結石が小さい場合は水分をよく取ることで結石を尿と一緒に排泄することが出来ます。もし関係する食べ物をたくさん食べている人は水をしっかり飲み尿内のシュウ酸濃度を低く抑え、結石が大きくならないうちにしっかり排出していきましょう。

女性特有のもの

女性の場合はおりもの等により尿の濁りが見られる事があります。

また、生理中に血液が混ざって濁って見える場合や、妊娠初期や排卵日前後等、体調の変化により尿の状態が変化する事もあります。

生理的なものであれば問題ないので、普段の自分の体の様子を把握しておく事が重要といえます。

しかし、尿やおりものが異常に臭う場合や白く濁った状態が長期的に続く場合は検査が必要でしょう。生理時のホルモンバランスの乱れや、生理用品の不正使用などが影響し、免疫力が下がってしまった陰部の粘膜や尿管などに菌が発生し性病などの問題に発展している可能性があります。

もし、婦人科や性病科などの病院に行くのが気がひける場合はまずはセルフ検査が可能なネットでの郵送検査などを受けてみるのも一つの手です。しかし、病気が治療できるわけではないので、早めに治療を受けることを忘れないようにしましょう。

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濁りの原因として考えられる病気

病気がある場合、塩類が出る、血液が混ざっている、膿みが出ている等の理由で尿が濁る事があります。

尿に若干のとろみが感じられたり、異常な色の尿が長期間続く場合は腎臓や膀胱に何かしらの問題が発生している可能性が考えられます。原因や症状から、病気を探り予防や治療法を探っていきましょう。

腎臓結石や尿管結石

塩類とは、リン酸やシュウ酸などを基とする成分です。前述のように体外に排出させていれば問題はないものですが、これが結石状になって腎臓や尿管に溜まっている状態を腎臓結石、尿管結石といわれる疾患と呼んでいます。結石が尿管の中を移動するときに腹痛に襲われるといった症状が出ます。

塩類は一般的には水分に溶けているため見えませんが、飽和状態を超えた分が結晶化し濁りに見えています。つまり、腎臓結石や尿管結石は尿の濁りを伴う疾病です。

自覚症状は初期ではほとんど何も感じることはなく、症状が進行した場合に膀胱や腎臓に結石が傷を作り、血尿を発生させたり腰痛や下腹部痛や脇腹の痛みなどを発症します。七転八倒するほどの痛みがいきなり現れる場合もあり、2〜3時間程痛みが続く場合もあります。救急車を呼ぶ人も少なくありません。

さらに腎盂腎炎を併発した場合は38度異常の高熱を発症する場合もあります。

尿路結石についての詳しい治療法や予防法などの情報はこちらの記事を参考にしてみてください。

尿路結石の痛みについて!和らげる方法と予防方法は?

尿路結石の原因はストレス?治療や予防方法を紹介!

膀胱炎

膀胱内に細菌が侵入し、炎症を起こす事を急性膀胱炎と呼んでいます。女性に多い疾病です。

膀胱炎による尿の濁りの原因はまず、尿に血液が混ざる事にあります。膀胱内の粘膜は非常に柔らかいため荒れやすく、炎症によって出血を起こす事は珍しくありません。第二に、細菌に対抗するために集まった白血球や細菌等が混ざり濁って見える事があります。

免疫力が低下すると掛かりやすく、排尿後にヒリヒリした痛みがある、頻尿などの症状が同時に出やすい疾病です。膀胱炎については、

膀胱炎の治し方を紹介!自力で治すことは可能なの?

膀胱炎の症状が女性にでやすいのは何故?対処方法も紹介!

の記事を参考にしてください。

腎盂腎炎

腎盂腎炎は、腎臓が最近に感染して起こります。膀胱内に侵入した細菌が、腎臓まで遡って侵入してしまい腎臓で炎症を引き起こします。

炎症により生じた白血球や、細菌が尿の中に存在するために濁りが起こります。尿の濁りに加えて背中の痛みや吐き気、38度程度の高熱等が同時に起こる場合が多く、細菌感染なので免疫力が低下している場合にかかりやすい症状です。下半身の冷えも主な原因です。

腎臓に問題が発生している時などに併発しやすい症状でもあります。症状に心当たりのある場合は腎臓内科もしくは泌尿器科にまずはご相談ください。

腎盂腎炎はしっかり治療を行っても再発しやすい症状であり、さらに症状を放置してしまうと慢性腎不全になってしまう場合もあります。腎不全にまで発展してしまうと、治療での腎臓の機能の回復は不可能になります。結果人工透析が必要になり、移植を視野に入れての治療も必要になります。

病院での検査では、血液検査や尿検査や超音波検査などを行い詳しい病名を調べていきます。症状が軽度の場合は自宅での治療も可能で抗生物質や抗菌剤などを服用し水分をしっかり補給しながら2週間ほど様子をみます。この段階でほとんどの症状は軽減し回復傾向に向かいます。

症状が重症である場合は入院が必要な場合もあり1週間程の入院で点滴と抗生剤を用いて安静にしておく必要があります。

腎結核

結核菌に感染した場合、肺に感染巣を作り肺結核が起こった後に、血液中に結核菌が乗って移動してしまいます。これが腎臓に到達すると腎結核が起こります。

腎臓に膿みがたまり、それが尿に混ざる事で濁りが起こり膿尿が発生します、これは結核菌尿とも呼ばれます。さらに40度を超える高熱や、腎結石を生成し尿路結石同様の症状で下腹部や腰などに強い痛みが起こるのが特徴です。

さらに感染が尿管にまで到達している場合は頻尿、残尿感、排尿痛の症状を引き起こします。全体的な症状としては全身の倦怠感、疲れやすい、微熱が続く、寝汗が酷い、食欲不振、体重の減少などの症状も確認されます。

この病気は肺結核の状態に応じての治療が行われます。基本的には薬物の投与での治療が基本となり、結石などの症状が発生している場合はその症状に応じて治療方法が追加されます。

この病気は結核に感染することでの発祥が始まりなので、まずは結核に感染しないように注意することが基本になります。結核は通常、結核菌を保持している人からの菌の飛沫感染(空気感染)や接触感染での感染が行われます。結核菌の保持者との接触時は細心の注意を行いましょう。

その他結核に関する詳しい記述は

結核に感染した時の症状とは?経路や予防方法を紹介!

腸結核とは?原因や症状を知ろう!治療には薬が必要なの?

こちらの記事を参考にしてみてください。

尿道炎

尿道炎は尿道の長い男性に多く見られる疾病です。女性の場合、前述の膀胱炎から炎症が波及し尿道にまで炎症が広がるというケースがありますが、尿道炎単独でかかるという事はありません。

尿道に細菌が入り込み炎症を起こします。その多くが性行為による淋菌、クラミジア菌の感染により起こり、尿に膿みが混ざる事で尿が濁ります。

症状としては排尿痛はそこまで大きく感じることはなく、若干の痒みなどの症状があります。原因となる行為や菌の感染からの潜伏期間が長く1〜3週間ほど時間を置いてから症状として現れ始めます。

もしこの病気にかかってしまった場合は直近の3週間の間に原因となる行動が無かったか確認してみて再発を防止しましょう。

尿道炎については、尿道が痛い!排尿痛が起きる原因とは?病気に注意!の記事を参考にしてください。

前立腺炎

尿道から細菌が入ってしまい、それが前立腺まで感染してしまって炎症が起きる事を指します。

他の尿路の感染と同様に膿みが尿に混ざる事で濁って見えます。排尿時の痛みや残尿感、頻尿などを同時に引き起こすケースが多く、進行すると高熱や倦怠感が起こります。

前立腺は男性にしか存在しない器官なので、男性特有の症状になります。男性の2人に1人は人生で一回は体験すると言われる非常に発生率の高い症状です。自然治癒は見込めない症状になりますので放置して症状を進行させないように注意しましょう。

早期の発見、治療で予後の回復も良く、再発の危険性は低くなり、早く治療も完了します。

尿の異常に加えて、下腹部や睾丸に痛みや違和感を感じる場合は早めに病院での検査を行いましょう。

前立腺炎に関する詳しい記述は前立腺炎ってどんな病気?症状や原因、治療法や検査方法を知ろう!こちらの記事を参考にしてみてください。

性病によるもの

淋病やクラミジア菌に掛かっている場合、男性の場合は膿みが出るので尿が濁ります。

また、女性は男性より症状が軽いものですが、おりものの増加により濁りが見える場合があります。淋病は、膿みの量が多いため見つけやすいと言われていますが、クラミジア菌については濁りが少量のため気が付きにくい場合があります。

不衛生な性行為を行っていたり、パートナー頻繁に変えての性交を行っているとさらに感染のリスクは高まります。もし性病を発症した時は自分だけでなく性交を行う相手との同時の治療を行わないと再感染してしまうので、しっかり相談し治療を行っていきましょう。

前立腺がん、膀胱がん、腎臓のがん

これらの場合は、血液が尿に混ざる事で濁って見えています。進行すると排尿困難や残尿感が現れるようになります。

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日常生活で行う尿の濁り予防方法

では、尿の濁りが発生しないように予防するには、どうすれば良いか紹介します。

体内で起こる濁り対策

つまり尿の濁りは

・体内で余った成分が出ている

・外部からの細菌感染により膿みが出ている

という2パターンに大きくわける事ができます。重篤な病気の場合もあるため油断はできませんが、日常生活で予防できる場合もあります。

シュウ酸が余るという理由で、尿が濁る場合があります。また、濁りだけではなく結石の原因となる場合も多いため、まずはシュウ酸を取りすぎないという対策があります。

動物性たんぱく質も同様の理由で取りすぎない方がよい成分です。動物性たんぱく質を多く含む肉類、卵、牛乳やシュウ酸を多く含むほうれん草、ココア、バナナ等は取り過ぎに注意が必要です。

結石の理由として挙げられるのは、プリン体の摂り過ぎです。プリン体は尿酸に変化しますが、これが余ってしまうと結晶化してしまいます。ビール酵母やレバー、あん肝、いくら等に多く含まれているので、これも取り過ぎは避けた方がよいでしょう。

取り過ぎてしまったシュウ酸の濃度を低下させたり、結石の発生を抑えてくれるのはマグネシウムとクエン酸です。緑黄色野菜や大豆、玄米や、柑橘類を取ると結石対策となります。

外からの感染の予防方法

外からの感染については、免疫力を高める事が重要です。また、性感染症についてはコンドーム使用で予防ができます。

性病の中には潜伏期間が長く、免疫力が下がって初めて症状が現れるものもあります。気が付かないうちに感染が広がるのを予防するためにはタオルの共用を避ける、不衛生な公衆便所の使用に気をつけるなどの対策も有効です。

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まとめ

尿の濁りには、結石予備軍になっている場合や細菌によって膿みが出ている場合、また血液が混ざって濁って見える場合など、様々なパターンがあります。

日常的にある程度予防ができるパターンもあり、一時的なものであれば問題ない場合もありますが、重い病気が隠れている場合もあるので早めに医療機関に掛かる事が最も重要といえます。

将来のためにも、こまめなチェックと早めの対策が不可欠です。

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