尿路結石の痛みについて!和らげる方法と予防方法は?

尿路結石の痛みは「痛みの王様」とも呼ばれており、その痛みの強烈さはおなじみです。いつ起こるか分からない事に加え、男性の10人に1人、女性の25人に1人が生涯で経験するといわれており、誰にでもいつでも起こる可能性があります。

痛みが出てしまったらもうそれどころではないかもしれませんが、もしもの時のために痛みの対処法をまとめました。予防する方法もあるので、日頃から気をつけておくに越した事はありません。

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尿路結石とは

石

尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道といった尿が通ってくる道に石ができる病気を言います。

石が出来る原因は代謝の異常や薬など、様々な原因が可能性として挙げられていますが、石の正体はシュウ酸カルシウムの結晶です。結石自体は身体の中のいろいろな部分で生まれるもので、健康な人でも5人に1人が持っていると言われています。尿の中のカルシウム、蓚酸、リン酸、尿酸は尿が濃くなると結晶に成りやすくなり、これが腎臓の中で育ってきます。

尿路結石といえばものすごい痛みがあると聞きますが、腎臓の中に結石がある状態ではまだ痛みはなく、石が大体5mm前後の結晶になると尿管を塞いでしまい、有名な痛みの原因となります。逆に直径が1.5cm前後まで大きく育ってしまった場合は尿管には流れてこないため石が腎臓に留まりますが、尿の流れを阻害するために腎臓への影響がありこれはこれで大きな問題となります。

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尿路結石で起こる痛み

胃

痛みの特徴

尿路結石の痛みは、側腹部〜鼡径部にかけての強烈に起こる事が特徴です。突然脇腹が激しく痛み、身体を丸めていないと立っていられない程の痛みがあります。夜間や早朝に起こる事が多いのが特徴で、3~4時間持続すると言われています。

また、脇腹だけでなく背中や腰、下腹部痛を伴う事もあります。鋭い痛み(疝痛)が特徴といえますが、大きな結石の場合は鈍痛になる傾向があるようです。

結石が痛みを起こすのは、石が尿管を通って行く間になります。結石が尿管につまると、尿管の上流には尿がたまり、これが尿管を押し広げ、この時に痛みが起こります。尿管には三カ所の狭い所があるため、結石が少しずつ押し流されて行く際に痛みが起こり、ひどい痛みが起こるのは1個の結石につき最大でも3回までです。

ひどい痛みで病院に行ったのに、付いた頃には治っていた、といったケースは石が狭い所を抜けたために起こる現象で、また次の狭い所を通るときには再び痛みが出てしまいます。

痛みが起こった場合の対処法

痛みが出てしまった場合、残念ながらこれといって有効な対処法はありません。病院で対処療法を受けるのが一番良いですが、意識が飛ぶ程の痛みがある場合は、事故や怪我に気をつけてとりあえずじっとしていた方が安全です。

可能であれば一日2リットル以上の水を採る事を心がけ、早めに押し流してしまうのが対策といえます。この時注意する事は、補給する水分の種類です。番茶や麦茶、ほうじ茶には尿路結石の原因となるシュウ酸が少なく、逆に玉露やウーロン茶は避けるべきです。当然とも言えますがアルコールで紛らわそうとするのは危険なのでやめましょう。

効き目があるかどうかには個人差があるようですが、痛みがひどくどうしようもない場合「合谷」というツボを押すという方法があります。人差し指の骨と親指の骨が合流する所にある点で、これを押すか小さな円を描くように押し回します。三秒押して三秒離す、というのを繰り返すと様々な痛みが改善されるツボと言われています。これだけで尿路結石の痛みが丸々なくなるわけではないようですが、万能のツボとも呼ばれているので試してみるのもよいでしょう。

悪化して起こる病気

結石はだんだんに外に出て行きますが、長期間尿路に存在していると尿が腎臓まで押し流されて行き、水腎症を起こす事があります。

正常な状態であれば尿は腎臓から弱い圧力で流れ出ていますが、水腎症を起こすと腎臓の拡張と圧力の増加が起こり、腎臓の組織が損傷する事があります。腎臓から尿を送り出す運動ができなくなり、腎臓、尿管にある筋肉組織が繊維化してしまい元に戻らなくなってしまい、最悪の場合は腎不全を起こす事があります。

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尿路結石の治療方法

粉砕

小さな結石であれば水を多く飲む事によって自然に排出されるのを待ちますが、大きな結石の場合や、痛みが激しい場合、腎盂腎炎が起こっている場合などは治療を行います。また、大きな結石の場合は泌尿器科での処置が必要となるので、医療機関で診察と治療を受けて下さい。

尿路結石の最新の治療法は、身体の外から衝撃波を当てて石を粉砕して取り除くものです。昔は開腹手術を行っていましたが、これらの衝撃波による治療法が一般的になり、現在では身体に負担を掛けずに治療する事ができます。

小さな結石であれば排出を待つ事が多いですが、痛みがなくなったから治ったかといえばそういうものではなく、あまりひどくなると腎臓の内圧が上がり過ぎて尿の生成が止まってしまう事があります。このまま放置すると尿を生成する腎実質が薄くなって腎臓の機能低下を招くため、尿管結石が見つかった際にはきちんと無くなっているかどうか医師の診察を受ける必要があります。

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日常生活でできる予防

ほうれんそう

尿路結石は日々の食事で予防することが可能です。

食べ合わせについて

脂肪酸とシュウ酸、カルシウムを一緒に摂取した場合、脂肪酸とカルシウムがまず結合します。シュウ酸は残ってしまうため腎臓移動して行き、腎臓でカルシウムと結合を起こして意思に成ってしまいます。

逆に、シュウ酸とカルシウムの組み合わせで摂取すると、シュウ酸が移動する前に小腸で結合が起こりシュウ酸カルシウムとなります。この成分は小腸で吸収されないためいらないものとして排泄されます。

  • 脂肪酸:バター、ステーキ、揚げ物
  • シュウ酸の含まれる食べ物:ほうれん草(水の中に灰汁が出るのでおひたしにすれば問題なし)、れんこん、たけのこ、さつまいも、ビール、バナナなど
  • カルシウムの含まれる食べ物:干しえび、牛乳、大豆、ひじき

以上を参考に、脂肪酸、シュウ酸、カルシウムを一緒に食べるのを控えれば石が出来るのを予防する事ができます。なお、シュウ酸は様々な食べ物に含まれているという事を考えると、食事の際には脂肪を控えてカルシウムを多く採るという事を心がければ結石の予防となります。

摂取量の注意

結石の予防については、食塩と肉類の採り過ぎにも気をつけましょう。塩分の取り過ぎはカルシウムの吸収を妨げ、尿中のカルシウム量を増加させます。

また、動物性蛋白質を食べると、一時的に腎臓の濾過量が増えて尿中のカルシウムが増加します。尿中に出て来たカルシウムは結石のもととなってしまうため、普段から気をつけるようにしましょう。

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まとめ

「三大痛い病気」にも数えられている尿路結石ですが、すぐに命に関わるものではなかったため研究が後回しになっていたようです。今でこそ外からの衝撃波で石を壊す、という治療方法ができているものの、小さな石であれば自然排出を待ちましょう、という診断を受ける事も多くあります。とはいえ痛いものは痛い、我慢できないという場合は水を飲んで早めに出す事を考えた方がよさそうです。また、再発しやすい病気なので一度掛かってしまった人は特に注意が必要です。

何より、尿路結石はある程度生活習慣で予防する事ができます。脂っこいものを食べ過ぎないようにする事と水分補給を心がける事で激痛を回避する事ができるので、普段から食事に気をつけるようにするとよいでしょう。

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