痰が黄色になる原因は?病気の可能性について

喉に絡まってつらい「痰」は、一般的に風邪や花粉症の症状とされています。

痰が出るのは、呼吸器系である肺や気管支に付着した異物を排出するための粘液が異常分泌されているからです。つまり痰が出ること自体が、うまく付着物を排出できていないというサインなのです。

しかも、痰は色によって原因や対処法が異なります。咳もないのに痰が出る、何だか痰の色がおかしい…そんな時のために、こちらの記事では「黄色」の痰についてまとめてみました。

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まずは痰の「色」の確認から

咳1

痰の色によっては意外な疾患が隠れている可能性があります。ティッシュに出したら、捨てる前に色を確認してみましょう。

上手く痰を出す方法

痰を出したいけれど、喉に絡まってなかなか出ない、という経験はありませんか?そんな時にむやみに咳をしたり、咳払いを繰り返したりすると、喉や気管支を痛めてしまう恐れがあります。

咳があるときは、顔を下に向けて咳と一緒に吐き出してしまいましょう。下を向いて少し経ってから一気に出すのがポイントです。咳がないときは、早めの肺呼吸を意識しながら下を向いてタイミングを計りましょう。一度出しても息苦しいようであれば、何度か試して全部吐いてみましょう。

どうしても出ないというときは、部屋を加湿したり、濡れタオルを鼻と口にあてて何度か呼吸するのもおすすめです。湿度が上がることで、痰が出やすくなります。また、ぬるま湯などを多めに飲むといっそう効果的です。痰の出し方については、痰の出し方を紹介!簡単に排除する方法と病気の場合の特徴の記事を読んでおきましょう。

痰の量や色を確認するときのポイント

痰を出すときは清潔なティッシュを使うのがベストです。洗面台やトイレに出してしまうと色が確認できず、病気の兆候を見逃してしまう場合があります。

1日に何十回も痰が出る、次から次に湧き出して止まらない、といった量が極端に多い場合は、「ブロンコレア」という病態の可能性が考えれます。ブロンコレアは肺胞上皮がんや肺結核が原因で起こる場合があるので、色に関わらず速やかに内科・呼吸器内科を受診しましょう。

痰の色は透明に近いものから、緑、黄色、赤っぽいものまで様々です。赤っぽい痰が出たときは血が混じっている可能性が高く、気管支や肺が傷付いている場合がありますので、放置せずに病院で受診しましょう。

透明~透明に近い緑はあまり心配ありませんが、黄色や赤の痰が続くときは要注意です。特に喫煙者の方は、肺がんやCOPD(慢性閉塞肺疾患)という病気にかかりやすくなっていますので、注意しましょう。肺がんについては、肺がんの初期症状をチェック!咳や背中の痛みに要注意!の記事を参考にしてください。

COPDとは煙草の煙など、有害な物質が長期間肺を刺激したために起こる慢性疾患で、重症化すると酸素吸入器が必要になることもあります。咳がなく、風邪でもないのに痰が止まらないという方は念の為に精密な検査を行いましょう。どの病気も、早期発見が重要です。

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症状別で見分ける「黄色い痰」の原因

体温計

痰と同時に咳や鼻水などの症状が出ることがありますよね。併発している症状で原因を見分ける簡単な方法をご紹介します。

喉の痛みと黄色い痰

喉が痛く、黄色い痰が出る場合は細菌が原因の風邪に罹患している可能性が高いです。症状としては重いものではありませんが、痰の中には白血球の残骸や細菌が含まれているので、こまめに吐き出して喉を清潔に保ちましょう。

また、風邪だからといって適切な治療を受けないと、悪化して気管支炎を引き起こすこともあります。早めの受診が大切です。

朝に出る黄色い痰

朝によく黄色い痰が出る、という場合は副鼻腔炎という病気の可能性があります。副鼻腔炎というのは、慢性副鼻腔炎とも呼ばれ、急性副鼻腔炎が上手く治らず慢性化した症状のことです。鼻腔の痛みや鼻汁が続いた後の黄色い痰は喉ではなく鼻に原因があることもあります。

風邪と決めつけず、耳鼻科を受診することをおすすめします。副鼻腔炎については、蓄膿症が臭い!症状や予防方法を知っておこう!の記事を参考にしてください。

咳と黄色い痰

咳は痰と併発して起こることの多い症状のひとつです。

喉の痛みを伴う軽い咳の場合は風邪をひいている場合が多いのですが、

・咳が中々治まらない
・喉の痛みがないのに咳が出る
・むせるような咳が出る

といった場合は気管支炎の可能性もあります。

気管支炎の場合は、とにかく咳が続くのが特徴です。風邪をひいた後の長引く咳には注意しましょう。特に黄色い痰には白血球の残骸が含まれていますので、痰の色が変わった・色が濃くなったという場合は症状が悪化している可能性があります。早く治すには医師の指示に基づく適切な治療が必要です。

扁桃腺の腫れと黄色い痰

扁桃腺が腫れている、熱っぽくて物を飲みこみにくいといった場合は、扁桃炎に罹患している可能性があります。

扁桃炎になると、口蓋扁桃という部分に細菌が感染して黄色い痰が出やすくなるのです。扁桃炎の治療には抗生物質が必要になる場合があります。市販の風邪薬では症状が改善しないことが多いので、病院で適切な薬を処方してもらいましょう。

扁桃炎は頭痛や発熱などの諸症状を併発原因にもなりますので、早めの受診をおすすめします。

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痰が黄色い時に気をつけたい症状

病気

こんな症状と黄色い痰が併発した場合は、重症化する恐れがあります。当てはまるものがあったら要チェックです。

熱があり、医師に貰った処方が効かない

病院で風邪や気管支炎と処方されても薬の効果がなく、熱と症状が続く場合、B型インフルエンザに罹患している可能性があります。

B型インフルエンザはそれほど熱が高くないのが特徴です。通常の抗生物質や解熱剤では改善が見られず、放置すると重症化する恐れがありますので、病院を変えるなどして再度受診してみましょう。

特に、周囲でB型インフルエンザが流行っている場合などは要注意です。予防接種をしていても感染することがありますので、B型インフルエンザの時期に黄色い痰と熱が続くようなら、しっかり検査してもらいましょう。

高熱・鼻汁・咳が長引く

熱が下がらず苦しい、加えて鼻汁や咳が止まらないといった場合は、マイコプラズマ肺炎かもしれません。

マイコプラズマ肺炎というのは、マイコプラズマという菌に感染したことにより発症する肺炎で、喘鳴音が少ないために医師が見逃しやすいのが特徴です。

あまり白血球の増加がみられないため1回の血液検査では結果が分からず、正確にはマイコプラズマの抗体(MPHA)の値を比べることで判断します。この場合、2回の血液検査が必要なので判断に時間が掛かるのも難点です。

潜伏期間が長く、感染から2~3週間経過してから発症する場合があります。周囲にマイコプラズマ肺炎にかかった人がいたら十分に注意してください
また、近年のマイコプラズマ肺炎は薬が効きにくい場合があります。重症化する前に受診をして、早めにしっかり治しましょう。

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まとめ

このように、黄色い痰が出た場合は併発した症状によって様々な病気が考えられます。黄色い痰が出る前にどんな症状があったか、周りで風邪やインフルエンザが流行っているか、熱・鼻汁・咳などを併発しているか、といった前後の状態・状況を踏まえて適切な診断を受けることが重要です。

一度風邪と診断されても症状が治まらないのなら、病院を変えてみるのも一つの手です。特にB型インフルエンザなど長引きやすい症状、また気管支炎や気管支喘息を併発しやすいマイコプラズマ肺炎には気を付けましょう。熱が続いて体力が消耗すると、この他にも様々な病気に罹りやすくなります。

黄色い痰が出たら、まず併発している症状を確認してから、その判断を元に適切な病院で診察を受けましょう。くれぐれも、早めの受診が大切です。
痰が出て困ったら、ぜひこの記事をお役立てくださいね。

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