痰の出し方を紹介!簡単に排除する方法と病気の場合の特徴

のどのタイプの風邪をひきやすい人は、せきや痰がよく出るのではないでしょうか。痰がからまって苦しい!痰が出なくて気持ち悪い!そんな時すぐにできる痰の出し方と、ケアの方法についてみていきましょう。

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痰(たん)とは

痰1

痰は気道や肺で常に作られている粘液です。気道の表面を覆って異物や侵入物から守っています。

病気の症状によって色は透明だったり、黄色っぽいものがでます。呼吸器系、特に喉で作られた粘液だけを痰といい、鼻水とは分けて考えます。

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痰の働き

痰2

痰は普段は気づかない程度の量で作られています。しかし細菌やウィルスが入ってくると、大量に分泌して外に追い出そうとします。つまり痰は体に何かが侵入したことを知らせるサインで、体を守ろうとしている防衛反応なのです。

そうして死んだ細菌やウィルス、ホコリなどからめとると、痰はネバネバと粘り気が強くなってきます。さらさらとした痰もあり、痰の色や状態を見れば、ある程度の原因が予想できます。

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痰が出る原因

痰3

痰が出るきっかけとなるものは多数あります。
風邪、ウィルス、細菌、アレルギー物質、ハウスダスト、ホコリ、ガス、喫煙、肺癌などです。

いずれにしろ、何かの異物が体に入ってきてそれは体にとっては良くないものなので、なるべく早く排出しようとする体の防衛システムが稼働しているということです。痰がからむ、痰が出る、痰の粘度が高くベタベタしているといった場合は、かなりのホコリや細菌などが体に入ってしまったということです。

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痰が出る病気

痰4

痰が絡む原因となる代表的な病気を挙げていきます。

アレルギー性疾患

鼻炎、花粉症、気管支喘息、咳喘息などが挙げられます。

3週間以上の長期にわたり咳や痰などの症状が続きます。咳喘息を放っておくと、気管支喘息に移行する可能性があるので注意してください。

感染症

風邪、ウイルス感染、インフルエンザ、肺炎、気管支炎、咽頭炎などが挙げられます。

急な咳や痰に風邪のような症状を伴う場合は、感染症が疑われます。痰に白血球や死んだ細菌などが混ざり、白~黄緑っぽくドロッとしているようにみえます。

マイコプラズマ感染症や、温泉施設などで感染するケースが多いレジオネラ菌なども感染症としては有名です。風邪やインフルエンザなどによる咳や痰は、風邪の症状がよくなるとともに治まっていきます。3週間からそれ以上長く続く場合は、肺炎や結核菌などに感染している可能性があるので病院を受診しましょう。

慢性閉塞性肺疾患

タバコや喫煙による肺気腫・慢性気管支炎(COPD)です。

長年の喫煙習慣により、タバコの煙などの有害物質が肺の炎症を引きおこし、息苦しい、咳や痰が出る、息切れがするといった呼吸器系のトラブルがあらわれます。肺の炎症が進むと、細胞が破壊され肺の弾力がなくなり、空気を吐き出す力が弱まります(肺気腫)。その結果、呼吸がうまくできなくなり、酸素不足のために息切れしてしまいます。

禁煙に成功したとしても、一度死んでしまった肺の細胞が復活することはありません。加齢による肺機能低下を伴って、だんだんと呼吸困難などの症状を感じるようになります。よく風邪をひく、坂道で息切れする、咳や痰が慢性的に出て苦しいといった自覚があって、喫煙歴があればCOPDが疑われます。

COPDの原因の90%が喫煙によるものといわれています。問診、肺機能検査(肺活量など)、レントゲンなどの検査を行って診断します。

痰に血が混ざる病気

・気管支拡張症

気管支が広がって元に戻らない疾患です。気管支がなにかの拍子に傷ついて炎症をおこすと、弾力を失ってしまいます。これが慢性的に炎症すると、傷ついた部分が広がってしまいます。ここに痰などの分泌液が溜まって、さらに炎症しやすくなるといった悪循環が生まれます。

慢性的な咳や痰の症状が、長年かけて悪化していきます。傷ついたところから出血しやすく、咳や痰に血が混じって病気に気がつくことがあります。

・肺炎、肺結核、肺ガン、肺水腫など

肺ガンで多くみられるのが慢性的な咳の症状です。咳とともに血を吐いたり、血が混ざった痰がでることがあります。肺ガンによって気道が狭くなり、息切れや、肺炎、咳、胸痛、胸水が溜まるなど、さまざまな症状があらわれてきます。

肺ガンの原因は喫煙が最も多く85%を占めます。喫煙歴のある人の約10%が肺癌になり、禁煙しても発がんリスクは高いままです。痰の状態に関わらず、体調が気になる場合は必ず病院で医師の診断を受けましょう。肺がんについては、肺がんの初期症状をチェック!咳や背中の痛みに要注意!の記事を読んでみてください!

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痰を出す方法

痰5

風邪で体力を消耗していたり、咳が出て疲れていると、痰を出すのも一苦労です。呼吸が困難だったり、痰が詰まっているというのはとても不快なので、上手に痰を出す方法を3つご紹介します。

ポイントは痰を空気の流れに乗せることです。呼吸や咳を駆使してのどに負担をかけすぎないようにします。

痰の出し方1

1、横向きに寝てリラックスし、深く深呼吸をします。ゆっくりと胸いっぱいまで吸って、ゆっくりと吐き切ります。

2、痰が上がってくる感じがするまでゆっくりと深い深呼吸を繰り返します。

3、痰が出そうな感じがしたら、大きく息を吸って、「ハッ ハッ」と息を吐きます。

4、最後は咳をしてスポンと吐き出します。

ハフィングという方法です。

痰の出し方2

頭を下に向けて、痰が出やすいところまで移動させてあげる方法です。

腰を深く折り、逆さまになるようなイメージです。頭に血が上ったり、体勢がつらいので長時間続けてはいけません。

体位ドレナージという方法です。

痰の出し方3

病院で薬をもらう。

痰を切るお薬です。痰をゆるめて吐き出しやすくします。長期にわたって痰が出て苦しい場合は、病院でお薬を処方してもらいましょう。

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痰が出ている時に気をつけたいこと

痰6

痰が出たということは、風邪の菌やウィルスをのどで防御し、肺に行くのを止めたということです。ここを通過していれば、気管支炎や肺炎になる恐れがあります。ですから、痰がでる時は我慢せずにどんどん出してしまった方が、体にとってはいいことです。

少しでも痰を出しやすくするような方法をご紹介します。

水分補給する

固くなってしまった痰はとても息苦しく、出したいのに出せない状態になるととてもつらいです。

そのような時は水分をとることで、痰がゆるくなり吐き出しやすいです。お部屋の湿度を調整したり、耳鼻咽喉科などで吸入してもらうことも有効です。

マスクをする

空調が効いた場所などは乾燥しがちで、のども乾燥してきます。マスクをすると口や鼻の周りを覆って、湿気を保つことができます。咳が出ているならなおさら、のどの保護に役立ちます。寒い季節は特に、お部屋に加湿器や観葉植物を置くなどして乾燥しないように気をつけましょう。

うす味にして、香辛料を避ける

味付けが濃いものや香辛料がたっぷり入っている食事はのどを刺激します。

スパイシーなものや辛いものなどは血行がよくなる反面、炎症を悪化させてしまうことがあるので、痰が出ているときは食べないほうがいいです。熱いものも冷めるまで待ってから食べるようにしましょう。

禁煙する

肺ガンを発症する人の85%は喫煙歴があるといわれています。また、ガンの中でも男女ともに死亡原因のトップが肺ガンです。

患者さんの半分くらいは、病院で肺ガンの診断を受けた時点ですでに胸部以外にガンが転移しているといわれています。肺などの呼吸器系の闘病は本当につらいです。痰のためだけでなく、将来のQOL(quality of life)のためにもなるべく早く禁煙したいところです。

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まとめ

せきや痰はのどについた細菌やウイルスが炎症を起こしているサインです。
痰は細菌やウイルスを体の外に排出する働きがあります。
痰の出し方は呼吸に合わせるとスムーズに出せます。
水分をよく補給して痰をゆるめると、痰を出しやすくなります。
のどを乾燥させないように保湿を心がける。

痰が出ないでいると、のどが詰まった感じでとても苦しいです。水分は足りているか、加湿は十分しているかなどを確認してみてください。

風邪をひいたの場合、内科に行く人も多いですが、のどや鼻に症状がある場合は耳鼻咽喉科に行くこともできます。文字通り鼻やのどの専門家なのできちんと対応してくれます。あまりにつらい症状が続くようなら、早めに病院で診断を受けてください。

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