痰の出し方を紹介!簡単に排除する方法と病気の場合の特徴

のどのタイプの風邪をひきやすい人は、せきや痰がよく出るのではないでしょうか。

痰はいつでも出るものなので軽く見てしまいがちですが、放っておくと慢性的に症状が治らなかったり、症状が悪化してしまう可能性のあるものなので、しっかり対処法を知っておき対策していきましょう。

また痰の色が黄色かったり、緑色であったり、赤色になっていたり、茶色になることもありその色などでもどのような症状が起こって居るのかも推測することが出来ます。

痰がからまって苦しい!痰が出なくて気持ち悪い!そんな時すぐにできる痰の出し方と、ケアの方法についてみていきましょう。

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痰を出す方法

咳1

風邪で体力を消耗していたり、咳が出て疲れていると、痰を出すのも一苦労です。呼吸が困難だったり、痰が詰まっているというのはとても不快なので、上手に痰を出す方法を3つご紹介します。

ポイントは痰を空気の流れに乗せることです。呼吸や咳を駆使してのどに負担をかけすぎないようにします。

ハフィング法

1、横向きに寝てリラックスし、深く深呼吸をします。ゆっくりと胸いっぱいまで吸って、ゆっくりと吐き切ります。

2、痰が上がってくる感じがするまでゆっくりと深い深呼吸を繰り返します。

3、痰が出そうな感じがしたら、大きく息を吸って、「ハッ ハッ」と息を吐きます。

4、最後は咳をしてスポンと吐き出します。

ハフィングという方法です。

体位ドレナージ法

頭を下に向けて、痰が出やすいところまで移動させてあげる方法です。

腰を深く折り、逆さまになるようなイメージです。頭に血が上ったり、体勢がつらいので長時間続けてはいけません。

体位ドレナージという方法です。

去痰薬

去痰薬は痰を切るお薬です。痰をゆるめて吐き出しやすくします。長期にわたって痰が出て苦しい場合は、病院でお薬を処方してもらいましょう。

病院に通院するのが面倒な人は、市販薬でも去痰薬は売っているので近くの薬局などで探してみましょう。薬局で去痰薬(きょたんやく)をくださいと言えば出してくれるでしょう。

気管支での炎症や粘膜の症状を和らげる薬で、粘膜に働きかけることで痰を出しやすくしてくれます。しかし、若干の副作用があり、吐き気、食欲不振、稀に発疹などの症状があらわれることがあります。

耳鼻科で吸入してもらう

最も確実で、早い方法です。病院に行く手間はかかりますが、最も確実に痰を除去できます。さらに診察も行えるので、正確な病気の治療も行うことが出来ます。

同時に鼻水などの症状がひどい場合は鼻の中の鼻水なども吸引してもらうことが出来ます。風邪などの症状の場合、内科に行きがちですが耳鼻科でも同様の治療が出来ますし、吸引のような処置は耳鼻科でないと出来ないので、症状によっては耳鼻科での診断のほうが有効に治療が行える場合もあります。

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痰が出ている時に気をつけたいこと

咳

痰が出たということは、風邪の菌やウィルスをのどで防御し、肺に行くのを止めたということです。ここを通過していれば、気管支炎や肺炎になる恐れがあります。ですから、痰がでる時は我慢せずにどんどん出してしまった方が、体にとってはいいことです。

少しでも痰を出しやすくするような方法をご紹介します。

水分補給する

固くなってしまった痰はとても息苦しく、出したいのに出せない状態になるととてもつらいです。

そのような時は水分をとることで、痰がゆるくなり吐き出しやすいです。こまめに水などで水分補給を行うことが重要です。少し口に含む程度の水分補給を数回に分けて飲むようにしましょう。

特に感染症などで身体か弱っている時は、一気に水を飲んでしまうと体温が低下してしまい、その体温を元の状態に戻すことに多くの体力を使ってしまいます。また、体温が低下するということは免疫力が低下することに繋がります。体温が1度下がるだけで5〜6倍以上の免疫力の差が生まれるので注意しましょう。

なるべく常温の物を少量ずつ飲むようにし、お部屋の湿度を調整したりして乾燥を防ぎましょう。

マスクをする

空調が効いた場所などは乾燥しがちで、のども乾燥してきます。マスクをすると口や鼻の周りを覆って、湿気を保つことができます。咳が出ているならなおさら、のどの保護に役立ちます。寒い季節は特に、お部屋に加湿器や観葉植物を置くなどして乾燥しないように気をつけましょう。

うす味にして、香辛料を避ける

味付けが濃いものや香辛料がたっぷり入っている食事はのどを刺激します。

スパイシーなものや辛いものなどは血行がよくなる反面、炎症を悪化させてしまうことがあるので、痰が出ているときは食べないほうがいいです。熱いものも冷めるまで待ってから食べるようにしましょう。

禁煙する

肺ガンを発症する人の85%は喫煙歴があるといわれています。また、ガンの中でも男女ともに死亡原因のトップが肺ガンです。

患者さんの半分くらいは、病院で肺ガンの診断を受けた時点ですでに胸部以外にガンが転移しているといわれています。肺などの呼吸器系の闘病は本当につらいです。痰のためだけでなく、将来のQOL(quality of life)のためにもなるべく早く禁煙したいところです。

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痰(たん)とは

水

痰は気道や肺で常に作られている粘液です。気道の表面を覆って異物や侵入物から守っています。

病気の症状によって色は透明だったり、黄色っぽいものがでます。呼吸器系、特に喉で作られた粘液だけを痰といい、鼻水とは分けて考えます。

鼻水が喉に流れ込んできたものも皆さんは痰と呼んでいるかと思いますが、これは後鼻漏といいます。成分や作られる方法が全く違うので、見た目は似ていますが正式には痰とは別のものになります。

痰は、気管や気管支の呼吸器官の管で作られる粘液のことを指します。これが、呼吸や咳によって喉付近に移動してくることによって痰が排出されます。主に菌やウィルスやハウスダストなどのアレルギー物質を肺に侵入させてしまわないようにするために、気管支などの粘膜で絡め取っている役割があるのが痰になります。

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痰の働き

人体

痰は普段は気づかない程度の量で作られています。しかし細菌やウィルスが入ってくると、大量に分泌して外に追い出そうとします。つまり痰は体に何かが侵入したことを知らせるサインで、体を守ろうとしている防衛反応なのです。

そうして死んだ細菌やウィルス、ホコリなどからめとると、痰はネバネバと粘り気が強くなってきます。さらさらとした痰もあり、痰の色や状態を見れば、ある程度の原因が予想できます。

痰が出る原因

痰が出るきっかけとなるものは多数あります。
風邪、ウィルス、細菌、アレルギー物質、ハウスダスト、ホコリ、ガス、喫煙、肺癌などです。

いずれにしろ、何かの異物が体に入ってきてそれは体にとっては良くないものなので、なるべく早く排出しようとする体の防衛システムが稼働しているということです。痰がからむ、痰が出る、痰の粘度が高くベタベタしているといった場合は、かなりのホコリや細菌などが体に入ってしまったということです。

また、その他疾患や病気が関連して痰になる粘膜が異常生成されてしまうことも原因の一つにあります。では痰が異常に生成、排出されてしまう可能性のある病気について紹介します。

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痰が出る病気

病気

痰が絡む原因となる代表的な病気を挙げていきます。

アレルギー性疾患

鼻炎、花粉症、気管支喘息、咳喘息などが挙げられます。

3週間以上の長期にわたり咳や痰などの症状が続きます。咳喘息を放っておくと、気管支喘息に移行する可能性があるので注意してください。

特に気管支喘息は慢性化しやすく、原因であるアレルゲンを特定しないと何度でも再発してしまう病気です。しかも、アレルゲンの完治は現段階では難しく、殆どの場合が対処治療であり、症状を和らげることしか出来ません。なので、症状が出てしまう前に原因であるアレルゲンとの接触や吸収を減らす事が重要になります。

日本では最も多いのが、タンパク質性のアレルゲンの吸収での喘息が多くなっています。犬や猫などの動物の毛や花粉、ハウスダスト、カビなどに含まれるタンパク質が気管に接触し反応して過剰に防衛反応が起こることで粘膜細胞が活性化し異常に痰が生成されます。

さらに器官は狭くなり、実際の症状として息がしにくかったり、ひゅーひゅーという音を発する呼吸が出たり、特に行きが吐きにくいという症状がでます。

また、喘息の症状は単一のメカニズムによって発生するものではないので症候群とする考え方もあります。

対策としては、しっかり自分のアレルゲンの項目を知っておき摂取量や環境での吸入のコントロールをすることが非常に大切になります。さらに一度許容性を超えてしまうと、一定時間辛い症状は続くので、吸入器や薬などの症状を和らげる薬を常備しておく必要もあるでしょう。

感染症

風邪、ウイルス感染、インフルエンザ、肺炎、気管支炎、咽頭炎などが挙げられます。

急な咳や痰に風邪のような症状を伴う場合は、感染症が疑われます。痰に白血球や死んだ細菌などが混ざり、白~黄緑っぽくドロッとしているようにみえます。

マイコプラズマ感染症や、温泉施設などで感染するケースが多いレジオネラ菌なども感染症としては有名です。風邪やインフルエンザなどによる咳や痰は、風邪の症状がよくなるとともに治まっていきます。3週間からそれ以上長く続く場合は、肺炎や結核菌などに感染している可能性があるので病院を受診しましょう。

風邪などの感染症で痰が異常に出てしまう場合は、鼻水が喉に流れ込んでいる可能性も考えられますが、菌やウィルスによる炎症が肺の近くまで進んでいる可能性が考えられるので、これ以上悪化させないためにも早めに風邪などの病気を治すことが重要になります。

出来る限り無理をせずに治療に専念するようにしましょう。

慢性閉塞性肺疾患

タバコや喫煙による肺気腫・慢性気管支炎(COPD)です。

長年の喫煙習慣により、タバコの煙などの有害物質が肺の炎症を引きおこし、息苦しい、咳や痰が出る、息切れがするといった呼吸器系のトラブルがあらわれます。肺の炎症が進むと、細胞が破壊され肺の弾力がなくなり、空気を吐き出す力が弱まります(肺気腫)。その結果、呼吸がうまくできなくなり、酸素不足のために息切れしてしまいます。

禁煙に成功したとしても、一度死んでしまった肺の細胞が復活することはありません。加齢による肺機能低下を伴って、だんだんと呼吸困難などの症状を感じるようになります。よく風邪をひく、坂道で息切れする、咳や痰が慢性的に出て苦しいといった自覚があって、喫煙歴があればCOPDが疑われます。

COPDの原因の90%が喫煙によるものといわれています。問診、肺機能検査(肺活量など)、レントゲンなどの検査を行って診断します。

痰に血が混ざる病気

痰に血が混ざり赤っぽかったり、ピンク色になったり、茶色になったりする場合があります。痰に血が混ざった状態のことを血痰と言います。血痰が出ている場合はいくつかの病気の可能性が考えられます。

血痰が出るということは、炎症が深部に及んでいる可能性が高くなり、危険度が増します。考えられる病気について紹介します。

・気管支拡張症

気管支が広がって元に戻らない疾患です。気管支がなにかの拍子に傷ついて炎症をおこすと、弾力を失ってしまいます。これが慢性的に炎症すると、傷ついた部分が広がってしまいます。ここに痰などの分泌液が溜まって、さらに炎症しやすくなるといった悪循環が生まれます。

慢性的な咳や痰の症状が、長年かけて悪化していきます。傷ついたところから出血しやすく、咳や痰に血が混じって病気に気がつくことがあります。

・肺炎、肺ガン、肺水腫など

肺ガンで多くみられるのが慢性的な咳の症状です。咳とともに血を吐いたり、血が混ざった痰がでることがあります。肺ガンによって気道が狭くなり、息切れや、肺炎、咳、胸痛、胸水が溜まるなど、さまざまな症状があらわれてきます。

肺ガンの原因は喫煙が最も多く85%を占めます。喫煙歴のある人の約10%が肺癌になり、禁煙しても発がんリスクは高いままです。痰の状態に関わらず、体調が気になる場合は必ず病院で医師の診断を受けましょう。肺がんについては、肺がんの初期症状をチェック!咳や背中の痛みに要注意!の記事を読んでみてください!

肺結核

肺結核は肺に結核菌が侵入し増殖することで発症する病気です

主に空気感染により発症しますが、感染した人がみんな発病するわけではありません。菌を肘している人の90%は結核を発病せずに生涯を全うします。殆どの場合が免疫力により菌を押さえ込み発病しない場合がほとんどです。一部の人が発症します。

どのような人が発病しやすいかというと、糖尿病の人、人工透析を受けている人、HIVの感染者、赤ちゃん、思春期の子供、など若い人にも発症する可能性があります。

肺結核は感染後10年経った後に発病する可能性もあり、そのメカニズムや発症の原因はわかっていません。免疫が低下することが原因で発病するのではないかと言われています。

結核菌は肺の他にも、腎臓、骨、リンパ、脳などにも悪影響を及ぼす可能性もありますので軽視できません。

初期症状は風邪に似て居ますが、2週間以上症状が続く場合は一度検査を受けましょう。

喉での出血の可能性

血痰の症状が出るとともに、喉に強い痛みがある場合は喉の炎症により、喉の粘膜が傷つき出血することで痰に血が混ざったいる可能性が考えられます。

痰の全体に血が混ざっているのではなく、線状に血がついている場合や、一部にのみ血が混ざっている場合は喉からの出血の可能性が高くなります。基本的に気管などでの痰の生成される場所での出血がある場合は、痰の全体が赤く染まります。

また、深部で出血した場合には、血が酸化し出血してから時間が経ったものが出てくる場合もあり、この場合は茶色に近い色の痰が出てきます。

色が鮮やかである場合や、全体に血が認められない、喉に痛みが強い場合は喉からの出血であるといえるでしょう。喉からの出血の場合はそこまで深刻に考える必要はないですが、一応検査を受けるべきかと思います。こまめに水を飲む事マスクをつけるなどして、粘膜を乾燥させないようにして対策しましょう。

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まとめ

せきや痰はのどについた細菌やウイルスが炎症を起こしているサインです。
痰は細菌やウイルスを体の外に排出する働きがあります。
痰の出し方は呼吸に合わせるとスムーズに出せます。
水分をよく補給して痰をゆるめると、痰を出しやすくなります。
のどを乾燥させないように保湿を心がける。

痰が出ないでいると、のどが詰まった感じでとても苦しいです。水分は足りているか、加湿は十分しているかなどを確認してみてください。

風邪をひいたの場合、内科に行く人も多いですが、のどや鼻に症状がある場合は耳鼻咽喉科に行くこともできます。文字通り鼻やのどの専門家なのできちんと対応してくれます。あまりにつらい症状が続くようなら、早めに病院で診断を受けてください。

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