朝起きてみると、なんだか喉に違和感を感じるときってありませんか?
よくイガイガするといった表現を使いますよね。激しい痛みは感じないんだけど、妙に気持ち悪さを覚えちゃいますよね。
別に体調が悪いわけでもないし、風邪でもないのに喉が変だ!そんな状況になった時に困らないように詳しいことを知っておきましょう!
今回はそんな喉のイガイガが起きる原因と解決策を紹介します!悩まされていた人は是非チェックしてください!
喉のイガイガの原因
喉がイガイガする原因を知ることで、予防することができます。思い当たる行動をしている人は注意して読みましょう。
喉が乾燥している
特に体には異常がないのに喉だけがイガイガしている場合は、大半がこの原因です。
喉の奥にある声帯部分の粘膜が乾燥することでイガイガが起きるのです。特に寝ている最中はほとんどの人が口で呼吸しているために起きる現象です。
乾燥している冬場などにイガイガが起きるのはそのためです。寝室が乾燥しないように気をつけましょう。もし、乾燥してしまって起きてしまうなどの問題を抱えている人はマスクを付けて寝ると多少症状は改善されるでしょう。
また、睡眠時以外でも乾燥によって喉がイガイガしてしまう場合は、小まめに水分を補給するなどしましょう。烏龍茶などのお茶は逆に喉の油分を落としてしますこともあり、更に乾燥を招いてしまう事もあります。水分を補給する場合はミネラルウォーターやスポーツドリンクなどの飲料で水分補給するようにしましょう。
タバコを吸いすぎている
喫煙者は、喉のイガイガを感じている人は多いと思われます。
タバコを吸うときに、熱い煙を吸っているので声帯に熱が当たってしまいます。声帯部分は熱分に弱いために炎症を起こし、違和感感じていることがあります。
また煙を吸うわけなのでもちろん、声帯が乾燥してしまいイガイガが生まれやすくなっているのです。特に寝る前の一服などをしていると、起きた時にイガイガを感じやすくなってしまいます。
さらに長年タバコを吸っている人は、肺活量も弱くなっているため呼吸を人より多くしてしまい、乾燥しやすいのです。
喉のイガイガを感じ始めたら、禁煙もしくは減煙した方が良いという合図かもしれません。
ほこりを吸っている
部屋の大掃除などでほこりが多い場所に行くと喉がイガイガした経験ってありますよね。
目にみえない小さなほこりを無意識に吸っている可能性があります。ほこりというのは、粒子が空気よりも大きいため少し吸ってしまうだけでも違和感を感じます。
ほこりが多い部屋の掃除をするときは、換気を忘れないようにしましょう。
自分ではほこりを吸っていないと思っている可能性もあるので、ほこりの多い場所では鼻呼吸をオススメします。
風邪を引いている
喉の乾燥以外だと多いのが風邪の症状です。特に前兆として喉のイガイガを感じている可能性があります。
これは声帯が乾燥していなくても、喉にウイルスが侵入して炎症を起こしているためにイガイガを感じています。さらにひどい場合だと喉が腫れてくるといったケースもあります。
体調も悪くなっているケースが多いのですぐに風邪だと気付くことができると思います。しっかりと風邪の対処をして治すようにしましょう。
花粉を吸いすぎている
春になると多い花粉症の症状として、喉のイガイガが現れている可能性があります。
花粉は粒子が大きいため口から吸ってしまうと喉に負担がかかりやすく、乾燥もしやすくなっています。炎症を起こしてしまうケースもあるので、花粉でイガイガを感じだしたら病院に行くことをオススメします。
また花粉症になると鼻水も多く出てしまって、鼻づまりを起こしてしまいます。そうなると自然と口で呼吸する事が増えてしまうのも、春にイガイガが増える原因と考えられます。
花粉症に関する記事のリンクを貼っておきますので、こちらの記事も合わせて参考にしてみてください。
・花粉症は秋でもなる?原因は?症状や対策方法も知っておこう!
・花粉症の症状で喉が痛い!原因や治し方を知ろう!予防するにはどうする?
声を出しすぎている
大声を出したりカラオケに行ったりして、長い間喉を酷使することでイガイガを感じてしまうことがあります。
これは声を出しすぎたことで、喉に大きな負担がかかってしまい炎症が起きていることが原因です。最悪の場合ポリーブが出来てしまうこともあります。
特にカラオケ中にお酒を飲んだり、タバコを吸ったりを同時に行うと、もの凄い負担がかかることになるので注意しましょう。
免疫力が低下している
今までちょっとしたことでは喉に違和感を感じることなんてなかったのに、最近はすぐにイガイガしてしまうという人は免疫力が低下している可能性があります。
喉の免疫力が弱いと乾燥しやすくなってしまいます。年齢を重ねると免疫力が低下してしまうので、高齢者がよく咳払いをしているのはそのためだと考えられます。
加齢以外の原因だと、過度なストレス・栄養不足・疲労・寝不足・運動不足などが挙げられます。生活習慣の乱れもイガイガを生み出す原因になってしまいます。
免疫力を高い状態にキープするためには、体温を高く保つこと、特に腸内の環境を整えお腹の温度を高く保つことが有効です。また、乾燥や水分不足も免疫力の低下には関係していますので乾燥したところでは水分補給をしっかり意識的に行っていきましょう。
違和感を感じる前から行うことが有効なのでしっかり予防法を行っていきましょう。
アレルギーになっている
何かを食べた時にいつも喉がイガイガしてしまうという人は、何かしらのアレルギーを持っている可能性があります。
口や喉などにアレルギーが出ることを「口腔アレルギー症候群」といいます。バラ科の林檎やも桃などの果物、ウリ科のバナナやメロンなどの果物が代表的な食品です。
また花粉症を発症している人が口腔アレルギー症候群になるケースが多いとされています。
花粉症だと気づいていても、自分が口腔アレルギー症候群だと知らずに過ごしている場合は多いので、自分の食物アレルギーを把握しておきましょう。
口腔アレルギー症候群に関する詳しい記事はこちらになります。合わせて参考にしてみてください。
・口腔アレルギー症候群とは?症状や原因物質を知ろう!治療には薬が必要?
その他アレルギー検査に関する記事も参考にしてみてください。
胃液が逆流している
逆流性食道炎(胃食道逆流症)と呼ばれるもので、胃の中の胃液が食道に逆流し口の中にまで胃液が戻ることで食道が胃酸で炎症を起こしてしまったり、吐き気が頻繁に襲ってくる症状です。
特に横になっている時に胃酸が逆流して着やすい傾向があります。口の中が常に酸っぱかったり、口臭が臭いなどの症状をかかえている人は知らないうちにこの問題になってしまっているかもしれません。食道が炎症を起こしてしまうことと同じ理由で喉も胃酸によって粘膜が炎症を起こしてしまうこともあり、それが原因でイガイガしてしまう事もあります。
胃の粘膜壁は胃酸に対しての抗体があり守られていますが、食道などの器官の粘膜壁は胃酸に対して守られていないので簡単に炎症を起こしてしまいます。
これらの問題はストレスや食べ過ぎ、老化による問題などが関わって、胃と食道を閉じる墳門に当たる部分を締める働きのある下部食道括約筋の働きが弱まることで発生しやすくなります。基本的に鍛えられる筋肉ではないので、自律神経を整えてしっかりストレスを解消し、腹8分目を意識して食事を行うことが重要になります。
逆流性食道炎に関する詳しい記事はこちらになります。合わせて参考にしてみてください。
・逆流性食道炎とは?症状・原因・治療法・検査法を知ろう!どんな人がなりやすい?
喉のイガイガを治す方法
イガイガを感じた時にどのようにすれば改善できるのかを紹介します。間違った対処は症状を悪化させるので気をつけましょう。
喉に良いものを食べる
食事により喉のイガイガを解消することが可能です。
是非とも摂取したい食べ物を紹介します。
・大根
大根に含まれるビタミンCには、傷ついた粘膜を修復させる効果があります。また痰を軽くしてくれる効果があり、喉には最適です。火を通してしまうと効果が薄れるので、大根おろしにして摂取するのがオススメです。
・蜂蜜
蜂蜜には炎症を軽くしてくれる効果があります。またビタミンやミネラルなども含んでいるため症状を改善してくれます。さらに菌を殺す力もあるので、ウイルスで炎症を起こした場合にも良いとされています。もちろんそのまま食べても良いし、他の食事にかけて食べるのも良いでしょう。
・レンコン
レンコンには「ムチン」という成分が含まれており、粘膜をケアしてくれる効果があります。さらに保水力が抜群なので、乾燥している喉に効果が期待できます。加熱して食べることで、体温を上げてくれるので炒めたり、茹でたりして食べましょう。
・金柑
金柑には「ヘスペリジン」という成分が多く含まれており、炎症を和らげてくれる効果が期待できます。また体を温める作用もあります。なかなか手に入れづらいですが、喉のイガイガには是非とも摂取したい食品ですね!
・のど飴
喉の痛み=のど飴ですよね。ビタミンC含んだものなどもあり、症状を緩和させてくれます。また飴を舐めていることで、唾液がよくでるので喉が乾燥するのを防ぐことができます。
また喉に負担をかけるような刺激物は避けるようにしてください。コーヒーや辛いもの、熱すぎるものは症状を悪化させる恐れがあります。
うがいをする
喉のイガイガにはうがいは欠かせません。うがいをすることで、乾いた喉を潤すことができます。
特にオススメしたいのが、塩を混ぜた食塩水でのうがいです。炎症を和らげる効果や、痰を切る効果があり喉には良しとされています。
食塩水を一度口全体に含んでから、横に広げるようにブクブクとうがいをします。その後普通のうがいをするようにガラガラとしてください。
これをやるだけで後々の楽さが変わってきますよ。
マスクをして保湿をする
喉に違和感があるときはマスクは欠かせませんよね。
マスクをすると、喉の保湿を保つことができ乾燥を防ぐことができます。また口で呼吸しにくくなるため、鼻呼吸をする回数が増えて大気中のウイルスの侵入を防ぐことができます。
また寝る際にもマスクをするとかなりの効果が見込めます。寝る前にイガイガを感じたときはマスクを着用して寝ましょう。
また水分補給をこまめにしてください。喉が渇かないように意識することで回復を早めてくれます。
喉を温める
特に風邪が原因でイガイガを感じるときにオススメの方法です。早く治したいときは喉の温度が下がらないようにしましょう。
温めることで、外側から菌が増殖するのを防ぐことが可能になります。また症状を和らげる効果もあるのでオススメです。
冬場などは、マフラー・ネックウォーマーを首に巻くようにしましょう。
生活習慣を整える
喉が弱っているときは、体をしっかりと休ませて規則正しい生活を送ってください。
睡眠をとっている間が一番回復を早めてくれます。夜更かしなどは避けて、湿度の高い部屋で睡眠をとるよに心がけてください。
難しいかとは思いますが、極力声も出さないようにしましょう。声をだすと喉に負担をかけてしまいます。また喫煙や飲酒はイガイガする違和感を感じている最中は極力避けるようにしましょう。いつまでたっても治りませんよ。
薬を飲む
喉の風邪などに有効な薬として挙げられるのが、トラネキサム酸という成分が含まれている薬です。この薬は喉に出血などの問題が発生している症状に有効で、出血の問題を解決する他、炎症を引き起こしたり痒みなどの違和感の原因なるヒスタミンや痛みを発生させるプロスタグランジン、ブラジキニンなどの物質を抑制する効果があります。
これはトラネキサムがプラスミンという痒みなどを引き起こす根本の物質の働きを抑制することで効果を発揮します。よってトラネキサム酸は抗プラスミン薬とも呼ばれます。
口内炎などの症状にも有効で痛みの症状や炎症などを発生させる原因物質をブロックするので厄介な症状を軽減できます。
早い段階でこのトラネキサム酸が含まれた薬を服用すれば、炎症などの問題を軽減することが可能です。風邪や喉のイガイガを含む幅広い病気に病気の症状の改善に有効なので薬局で探してみてください。お医者さんの処方無しで手に入れられる薬で特に有効なものになりますので、応急処置には最適です。
ペラックT錠やペラックコールドTD錠などの薬があります。薬局で喉に効く薬を探し、成分表記を確認してみましょう。
病院へ行く
もし上記の対策でいくら改善方法を試しても治らないときは病院へいきましょう。
長引いている場合は、病気の症状としてイガイガを感じているということもありえます。そうなった場合早くに診察してもらった方が、症状を悪化させずにすみます。
喉の場合は、耳鼻咽喉科に行けば大丈夫です。もし病気の症状でなかったとしても、薬を処方してくれたり、対応方法を教えてくれます。
またそのイガイガの症状は性病の可能性もあります。咽頭クラミジアと呼ばれるもので、性病に感染している性器との接触時に感染してしまう事があります。詳しい記事はこちらになりますので合わせて参考にしてみてください。
・咽頭クラミジアの症状って?風邪との違いや治療法も知っておこう!
まとめ
喉のイガイガの原因
- 喉が乾燥しているため
- タバコを吸いすぎて喉に負担がかかっている
- 無意識のうちにほこりを多く吸っている
- 風邪をひいて喉で炎症が起こっている
- 花粉を吸いすぎている
- 声を出しすぎて喉に負担をかけている
- 免疫力が低下している
- アレルギー反応がでている
喉のイガイガの改善方法
- 食事から喉に良いものを摂る
- 塩うがいをして乾燥を防ぎ、症状を抑える
- マスクをして保湿をする
- 喉を温めて菌の増加を防ぐ
- 生活習慣を正す
- 病院へ行く
以上が今回の記事のまとめになります。イガイガが続くと気持ち悪くて気も滅入ってしまいますよね。起こさないように喉をいたわりましょう。喉に違和感を覚えたら上記の治療方法で早く治すようにして、快適な生活を過ごしましょう。
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