目の焦点が合わない原因はなに?考えられる8つの目の病気は?

焦点が合わないといったら、まず、何を思い浮かべますか?最初に思い浮かべるのは目ですよね。それに、オートフォーカスのような正能なカメラでも苦手な部分があり、焦点が合わない時があります。

でも、焦点が合わないといわれたら目の焦点が合わないことを想像しますよね。目の焦点が合わないということは、どのようなことが考えられるのでしょうか?

目の焦点が合わなくなることは、現代社会のようなスマホやパソコンなどを利用して、目を一日中酷使している日常生活では、あたり前といえばあたり前の話です。

目の焦点が合わなくなったときの対処法やさまざまな情報を見てみました。

焦点が合わない目について

女性の目

さて、目の焦点が合わない目というものはどのような状態になった時なのでしょうか?

目の焦点が合わなくなったときに考えられることについて見てみました。

目の異常

目の焦点が合わないのは、目のピント調節機能が何らかの原因によって低下していることで目に異常が起こっているのです。

両目の焦点が合わない場合、かすれて見えたり、二重に見えたりするのは疲れ目や、また、脳の脳神経に罹る病気などが考えられます。

両目の焦点が合わなくなってきたときは、目が疲れのサインを出しているので、まず、早めに作業を切り上げ対処することが必要です。

脳の異常がない疲れ目の場合は、目の疲れを取ることで対処できます。しかし、目の疲れを放置して眼精疲労まで行くと目の疲れを取るだけでは対処できません。

45歳過ぎの目

45歳過ぎになったら老眼が進行してくる人もいます。両目の焦点が合わなくなったときは、老眼を疑って老眼鏡をかけてみるのも必要かも知れません。

視力低下により両目の焦点がぼけることもあります。現代はパソコンにスマホといった情報処理端末が主流ですから、目を酷使することが多い生活になっています。

毛様体筋の収縮の異常

遠くを見ている時は、リラックスした状態で目のピントは遠くに合っています。毛様体筋を収縮させるとピントは近くのものに合わせます。

毛様体筋を収縮した状態が長く続くとピントが近くの一定距離しか合わなくなり、ピントフリーズ現象という他のところに焦点を合わせることができない状態になります。

レーシック手術後に焦点が合わない

目の治療のためにレーシック手術をして、その、後遺症で焦点が合わなくなることがあります。しかし、医師に相談しても異常ありませんといわれ、レーシック難民が増えてきています。

ドライアイはレーシック手術後の後遺症に多いです。しかし、1週間から1ヶ月かけてしっかりと点眼薬を点せば治ります。

不正乱視や光屈折調節ができない後遺症は、ほとんどの場合6ヶ月程度で改善されます。また、レーシック手術後の後遺症に過矯正の症状があります。

過矯正の症状は見え過ぎやちょっとした眩暈、近くが見にくい、ピントが合わないといった症状ですが、この過矯正症状にならないためにも、事前検査やしっかりとした眼科医を選ぶことが大切です。

焦点が合わない目の病気

眼科 フルサイズ

焦点が合わない目が原因の目の病気には次のようなものがあります。

現代はスマホやパソコンなどの目を使う機会が多いので目の病気が沢山あります。

眼精疲労

眼精疲労になると目の症状として眼痛・充血・目が乾くなどの症状が、初期症状として出てきます。しかし、疲れが溜まっていると疲労・頭痛・めまい・肩こり・吐き気などの症状が出てきます。

スマートフォンやパソコン、タブレットなど目を使いすぎる環境は眼精疲労の一因のVDT作業ともいわれ、近くのものばかりを見ているため、毛様体筋・内直筋・瞳孔括約筋などに負担を掛けていることが要因として挙げられます。

スマートフォンやVDT作業によってブルーライトが網膜に影響を与え、加齢黄斑変性や眼精疲労の原因になってしまいます。

特に毛様体筋は、遠くを見ている時は緩んでいますが近くを見ていると緊張した状態になるため疲れを感じさせるようになります。毛細体筋は、ピントを合わせる働きをしていて光の屈折を変える水晶体を緊張させたり、緩めたりする働きをしています。

眼精疲労の対処法としては目の血行をよくすることが大切で、温めたタオルなどで目が疲れたシグナルを出しているときに、目を温めて目の疲れを取ることが必要です。

目を疲れさせないことと、目を丈夫にするヒアレインなどの目薬を点すことで目を保護することが大切です。

ヒアレインも人により合う合わない人がいますが、長く使用していると目を丈夫にすることができるのは確かなようです。使用されるときは医師にご相談ください。

加齢黄斑変性症

目の中に入ってきた光を、網膜の中心部にある黄斑という網膜組織で刺激を受け取ります。受け取った信号を脳に神経伝達します。

加齢黄斑変性症は、ものを見る時に重要なこの黄斑という組織が加齢と共に機能低下してダメージを受ける眼病です。

黄斑が変化すると、視野の中心が黒くなったり、ものが歪んで見えたり、欠けたり視力低下が起こってきて、緑内障や糖尿病網膜症のように失明を引き起こします。

緑内障

緑内障は眼圧が上昇することで視神経を傷害して発症する病気です。40歳を過ぎると20人に1人ぐらいの割合で罹患(りかん)しています。

角膜と水晶体の間に房水が流れていて、房水の排水の目づまりや過剰に房水が作られると流入と排出のバランスが崩れて眼圧が上がります。

眼圧が上がると眼球が硬くなって視神経を圧迫します。緑内障の一旦欠損した視神経は二度と元に戻ることはありません。日本の失明原因の1位を占めています。

緑内障には正常眼圧緑内障の患者さんが過半数を占めていて、原発開放隅角緑内障、原発閉塞隅角緑内障、続発緑内障、発達緑内障などがあります。

正常眼圧緑内障は加齢や近視によるものが多いです。また、急性緑内障と慢性緑内障では、急性緑内障は症状が急激に出るのですぐ治療を必要とします。

しかし、慢性緑内障は症状がゆっくりと進みますので、気が付いたときには手遅れの場合があります。

ですから、年齢が40歳を過ぎた頃から眼科に定期的に行って診てもらうことは非常に大切です。慢性緑内障を早く見つけることができ、早期治療ができますので失明までいかなくて済みます。

治療には、薬物療法やレーザー治療を行うことで進行を抑えることができます。一度失った神経は元に戻りませんから何よりも早期発見早期治療が大切です。

白内障

白内障の原因は加齢によるものがほとんどです。糖尿病やステロイド剤の影響が考えられ子供の場合だと先天性の原因などがあります。

白内障は40歳以降に注意が必要で、水晶体が濁ってしまい外見から見ても白内障の人は水晶体が白くなっています。かすんでものが二重に三重に見えたり、眩しく感じたり進行すると視力低下します。

白内障の治療は外科手術で治療を行い、局所麻酔を使用して10~20分で終わります。手術方法としては、局所麻酔をして濁った水晶体を取り除き人工のレンズを代わりに入れる手術をします。年間140万件の手術が行われています。

眼筋麻痺

眼筋麻痺は、目の周りの6本の筋肉が麻痺して眼球の運動を妨げられる病気で2種類の眼筋麻痺があります。

  • 外眼筋麻痺・・・・・周囲が見えにくくなる
  • 内眼筋麻痺・・・・・眼球の中にある毛様筋や虹彩筋による麻痺

眼筋麻痺になると一つのものが二つに見える複視になって瞼の腫れ、眼瞼下垂といった症状が現われます。また、原因は外眼筋の障害と神経障害によるものです。

外眼筋がうまく動かない場合、甲状腺外症や外眼筋炎などが考えられ、神経障害の場合は脳の炎症や脳腫瘍、脳梗塞、糖尿病などの病気の原因が考えられます。

筋無力症

重症筋無力症は、難病指定されていて筋肉がすぐに疲れてしまう病気で、神経から筋肉への伝わりが異常をきたしている神経伝達異常によるものです。

筋無力症というのは、症状が目に出るだけの眼筋型無力症と、全身に症状が出る重症筋無力症の2つを合わせていっています。

90%の割合で症状が目に出ます。

  • 眼瞼下垂・・・・瞼が垂れ下がる
  • 斜視・・・・・・左右目の焦点が合わない
  • ものが二重に見える

などの症状がでます。その中の眼瞼下垂は瞼の筋肉が低下することで手術によって改善することもあります。

ドライアイ

ドライアイとは、目が乾燥することですが乾燥の他にもゴロゴロしたり、充血したりする症状が出てきます。

涙は乾燥防止や殺菌・角膜への酸素を供給する、また、洗浄などのいろいろな役割があるために常に分泌されているのですが、涙の分泌が減ると目を守る膜がなくなって角膜に傷が付くことがあります。

ドライアイの原因には、パソコンなどのOS機器の見過ぎや、コンタクトレンズの着用、加齢、エアコン使用や冬場の乾燥、目薬があってないなどがあります。

ドライアイの治療は、涙の蒸発や人工涙液などの点眼薬の使用や、涙が鼻に抜けるのを防ぐ治療などを行っていきます。

飛蚊症

飛蚊症とは、硝子体の濁りが網膜に映し出されて見えるもので、加齢による原因のものが多く目の前に虫のような黒いものや灰色のものが浮かんで見えます。

気にするととてもひどくなりますが、気にしないとほとんど見えません。

飛蚊症の診断を行う時に、点眼薬で瞳孔を開く散瞳して眼底検査を行いますが、散瞳用の点眼薬は検査が終わっても数時間効果が持続し、瞳を開いているので焦点が合わなくなっています。

視力低下により焦点が合わない可能性

眼科・診療

裸眼で正常に見えている場合を正視といい、視力低下によるのは大きく分けると近視・乱視・遠視に分けられます。

近視

20代前半は、成長の関係で近視の進みも早く、子供時代に目が疲れやすい環境を作ると近視になりやすく、近くのものは見えても遠くのものが焦点が合いません。

目の負担を軽減するには眼鏡やコンタクトレンズなどで調整することです。ただし、あっていない眼鏡はかえって目を悪くしますので、眼科できちんと視力検査をしてからやることが必要です。

乱視

乱視はものが二重に見えたり、ものがブレて見えることです。乱視には2種類の乱視があります。

  • 正乱視・・・・水晶体や角膜が歪んでいる
  • 不正乱視・・・凹凸に角膜表面がなっている

それぞれの対策方法も違うので眼科で診察を受けることが必要です。

正乱視はメガネやコンタクトレンズなどの視力調節することで解消されます。また、不正乱視はコンタクトレンズの着用や、レーシックなどの外科治療などがあります。

遠視

遠視は近くも遠くも焦点が合わなくて、いつも焦点を合わせようとしているので頭痛や眼痛などの症状が出てきます。

子供の遠視は弱視や内斜視になることがあるので、早めの対策が必要で視力矯正が必要となってきます。

遠視と老眼は違いますが老眼は目の機能が低下することで水晶体の弾力が弱まり、調節力が低下したため近いところが見えにくくなる症状です。

遠視は屈折異常によるもので老眼は調節力が低下したためのものです。

老眼

老眼は年齢と共に起こってきます。45歳前後から出る人もいてピント機能調節を担っている水晶体が、年齢と共に弾力性を失って近くのものを見る時に本来なら水晶体が厚く変形するはずなのに硬くなっているので変形できません。

焦点が合わない脳の病気

ストレスを受けた脳

今までは目について焦点が合わない場合を見てきましたが、焦点が合わないのに脳の病気があります。

脳の病気の場合は一刻も速く治療をしないといけない場合があり、症状によってはすぐに病院を受診することをおすすめします。

脳梗塞

中枢性めまいは脳幹や小脳に原因があり、症状は雲の上を歩いているようなフワフワした状態になり、内耳の原因のめまいはグルグル回転するものが多いです。

しかし、中枢めまいでもグルグル回転性のめまいもでることがあるので注意が必要です。目の焦点があってない症状とめまいが一緒に出てくる場合は要注意です。

注意が必要なのはめまい以外に出てくる症状で、脳梗塞脳溢血脳出血・一過性脳虚血発作などの症状がでてくることがあります。

脳梗塞の前触れの一過性脳虚血発作などではめまいの症状がでる人が多いです。その症状は下記の通りです。

  • 目の焦点が合わない
  • ものが二重三重に見えるようになる
  • 視野が狭くなる
  • 片側の目に膜がかかったように見えなくなる一過性黒内障の症状がでる
  • 人のいうことがうまく理解できない
  • 文字が思ったように書けない
  • ろれつが回らなくなり口の動きに異変が起きる
  • 失語症になって言葉が出てこない
  • うまく口を閉じる事ができない
  • 片側顔面麻痺が起こり顔に歪みがでる
  • 痺れが起こり片側の手足に力が入らない

後頭葉にある視覚中枢の異常が起こってくると、目の焦点が合わなくなって動眼神経核に異常が起こるとものが二重に見えたりするようになります。

高次機能障害

高次機能障害は脳卒中や事故などで次のような症状が出て、対人関係が難しくなるケースがあります。高次機能障害になると目の焦点が合わなくなる人が多くいます。

記憶障害

事故や病気の前のことが思い出せなかったり、新しいことが覚えられなかったりすることです。

  • 今日の日付が分からなかったり、今いる場所が分からない
  • 物置場所を忘れたり、新しいことが覚えられない
  • 同じことを何度も繰り返して質問する
  • 一日の予定が覚えられない
  • 自分がやった行動を忘れてしまう
  • 作業中に声を掛けられると、今やっていたことが分からなくなる
  • 人の名前や作業の手順が分からない

注意障害

気が散りやすく一つのことに長時間集中できません。一度に二つ以上のことをするとこんがらがってきます。言われたことに興味を示さなく、重要なことに意識を集中させることができなくなります。

遂行機能障害

自分で計画が立てられなくて行き当たりばったりの行動をします。間違いを次に生かせなく効率よく仕事ができません。論理的に考え計画し問題を解決していくことができません。

社会的行動障害

感情のコントロールができなかったり、欲求が抑えられなかったり、子供のような行動をします。すぐ、親や周囲の人に頼って場違いな行動をしてしまいます。

脳神経の機能障害で起きる自律神経失調症

第2脳神経の視神経の機能障害時における自律神経失調症になった時の症状は、物が見にくく焦点が合わなくて物が二重に見え目がしょぼしょぼします。

神経性ストレスによる自律神経の乱れで目の焦点が合わなくなることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?目の焦点が合わなくなる原因に目の病気と、脳の病気が隠されていることがあります。

目の焦点が合わなくなる場合色々な原因がありますが、まずは、原因を突き止めてからの対処法が必要となります。

目の病気でも緑内障や加齢黄斑変性症のように失明するものもありますので、手遅れになる前に焦点が合わないと感じて長引けば、眼科を受診することをおすすめします。

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