風邪と目やにの関係とは?症状と対処法も紹介!

あなたは風邪をひいた時、目やにが出て困ったことはありませんか?一見無関係に見える風邪と目やにですが、実は大変深い関係があるのです。

また日常あまり気にもとめない目やにですが、これは一体何なのでしょうか?

目やににもいろいろな種類があります。気にしなくてよいものから放っておくと大変なことになってしまうものまであるのです。

まずはあまり知られていない目やにの知識、そして風邪と目やにの関係、症状、対処法について紹介したいと思います。

また、子供にこの症状が発生していて、ひどい場合は病院に連れて行ったほうが良い問題になりますので、その理由についても知っておきましょう。

目やに

目やに

まずは目やにについて知っておきましょう。どうして目やには発生してしまうのか、その働きの意味と、目やにの成分は何なのかについて紹介します。

目やにの知識

目やに(目脂)は、医学用語では「眼脂(がんし)」と呼ばれる目から出る生理的な分泌物です。

目の表面の粘膜はムチンを主成分とする粘性物質に覆われています。ムチンとは結膜や角膜上皮から分泌される物質で、強い粘性高い保水性を持っています。その粘性物質と涙や血管から漏れた血液細胞、まぶたからの老廃物ほこりなどが混じったものが鼻涙管を通って出てくるのが目やにです。目やにには、目に入った異物を包み込み排出する働きがあります。

それでは、あなたが目やにが出ていることに気付く時は、いつですか?多くの人が、朝起床した時に気付くのではないでしょうか。時には、起きたら目やにでまぶたが開かなくなり、慌てた経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

目やには、普通まばたきによって涙と共に目頭の近くにある涙小管を通り、涙嚢へと洗い流されているのですが、睡眠中はこの働きが止まってしまうため、起床時に少量の目頭や目尻の目やにが目の付近を固めてしまうことで目やにを感じることが多いのです。

これは、健常者にもみられることです。特に赤ちゃんの場合は大人よりよく出ます。しかしながら、量や色、又は膿などが混じる場合は、様々な病気の可能性があるので注意が必要です。

目やにが発生する理由は2つ

目やにには大きく分けて二つの種類の目やにがあります。

一つは先程も説明した、目の健康を正常に保つための目やに。これは目に備わっている機能として元からある重要な機能です。この目やには黄色っぽい色をしていて、乾燥して結晶化している特徴があります。主に睡眠中や休んでいるとき、目を閉じている場合に目の外に発生している場合が多くあります。

もう一つは炎症反応から発生している目やにになります。これは日中にも発生する事のあるもので、大気中にホコリや花粉などの目に入り込むと炎症を起こす可能性のある物質が多く存在していると発生しやすくなります。

目の充血やまぶたの裏のぶつぶつなどの炎症とともに、粘り気の強い目やにが発生します。

炎症反応にて作られる目やに

もしあなたが、ご自分の目やにの量や色が普通ではないと感じたのであれば、それには何らかの細菌やウィルスが目に侵入した、炎症反応により作られたということを疑わねば成りません。

それでは、炎症反応の原因と目やにの状態について説明します。

目やにの特徴から、どの様な問題が発生してしまったのかについて明らかにしていきましょう。

量が多く、白く粘着性のある目やに

・ウィルス性感染による炎症 :流行性角結膜炎(はやり目)、咽頭結膜熱/ プール熱など

これは特に子供に発生しやすい症状になります。子供の間で流行しやすい症状からこの目やにが発生しやすくなりますので、上記の症状が発生していないか確認してみましょう。

*量が多く、黄緑色でドロドロとした膿状の目やに

・細菌性感染による炎症:黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌(インフルエンザウィルスとは異なる)、淋菌など

ウイルスや菌による感染症から発生する目やにですので、原因となる感染症を治癒することが最優先になります。

*涙のような水状の目やに

・アレルギー性感染による炎症:花粉症など

季節性の問題により発生しやすい目やにで、目のかゆみや充血なども併発して発生します。家の中でもハウスダストやホコリや動物の毛などが原因になって発生する場合もあります。

アレルギー性の症状は80%が花粉とハウスダストが締めているとの科学者の報告があります。花粉とハウスダストをなるべく排除して対策していきましょう。

炎症に対する人間の体の免疫反応の1つとして目やにが出るのですから、この時出る目やにには、侵入した細菌やウィルス、又は細菌と戦った白血球が含まれているのです。

風邪とは

マスク

では次に、風邪について紹介していきます。目やにを発生させる可能性のある風邪と、その原因となるウイルスについて知っていきましょう。

風邪とその原因となるウィルス

風邪は、医学名を「風邪症候群」と言い、主にウィルスにより上気道(鼻やのど)が急性炎症を起こした状態の総称です。

それでは、どのようなウィルスが風邪の原因となっているのかいくつか見て行きましょう。

・RSウィルス…乳児の細気管支炎、肺炎の主な原因としてよく知られている。

・ヒトパラインフルエンザウィルス…RSウィルスについで、小さい子ども達における気道の炎症の原因となることが多い。通常は、カゼや咽喉炎、老人や免疫不全の患者等においては、肺炎、気管支炎などを何度も繰り返すことがある。

・インフルエンザウィルス…気道の炎症を起こすが、上記のヒトパラインフルエンザとは異なるウィルス。

・ライノウィルス…主に成人がかかる鼻風邪ウィルス。

・アデノウィルス…プール熱(咽頭結膜熱)の原因となるウィルスで、咽頭炎、結膜炎、高熱などの症状がある。

・エンテロウィルス…腸管ウィルスとも呼ばれています。ウィルスが腸管で増殖するが、症状が出ない人も多い。かぜやインフルエンザに似た症状が出ることもある。夏かぜでよく知られる手足口病を起こす。

・コロナウィルス…主に成人の鼻風邪の病原となるウィルス

これらのような様々なウィルスの感染により、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、たん、のどの痛み、発熱、頭痛などの症状がでます。

風邪が原因となり引き起こす症状

目の病気

目やにと風邪について説明してきましたが、ここでは風邪と目やにの関係について見て行きたいと思います。

目やにが発生しやすくなる風邪の症状は?

鼻の詰まりや鼻水が多く発生する風邪の症状が出ている場合、目やにが発生しやすくなります。これは、鼻涙管が鼻と目を繋いでいるからです。

目やには起きている段階では鼻涙管から鼻に送られて鼻くそとなります。

逆に鼻水や鼻の粘膜が炎症していると、鼻水が鼻涙管を詰まらせて鼻に目やにの成分を送れなくなり、全て目に溜まるようになります。鼻水が鼻涙管を逆流することもあるので鼻の症状が発生している間は継続的に粘り気の多い目ヤニが出てくるでしょう。

風邪のウイルスなどが目に送られることで、結膜炎などの目の炎症を引き起こす場合もあります。

目やにに繋がりやすい症状

風邪をひくとどうして目やにがでるのかと言えば、それは鼻と目が繋がっていることが理由です。それでは、目やにの原因は何なのでしょうか?それは、急性鼻炎とウィルス性結膜炎が主な原因なのです。

・急性鼻炎

主に上記で紹介した、かぜウィルスが原因で鼻腔の粘膜に炎症が生じ、急激な経過をとるものを言います。鼻づまり、鼻汁、くしゃみなどの症状がでます。鼻汁は最初は、水性または粘性ですが、細菌感染を合併すると膿性の鼻水になります。

・ウィルス性結膜炎

様々なウィルスの感染により引き起こされる結膜炎です。結膜が充血たり目やにが出たりするなどの症状があります。

・涙嚢炎

涙を排出している涙道に菌が侵入し、炎症を引き起こしている症状になります。鼻の骨の部分が腫れる、熱を発するなどの症状を発症し、目の充血、目頭の痛み、涙や目やにが大量に出るなどの症状が発生します。

鼻からの菌の逆流や、目への直接の菌の侵入が原因となります。

風邪による目やには子供に発生しやすい

風邪を引いた場合に目やにの症状を訴えやすいのは子供です。

大人のように顔の大きさなどがしっかり成長していないので鼻涙管が大人よりも短くなっている分鼻水などが逆流しやすく、目やにが発生しやすくなります。

鼻水の影響を受けやすいですので、鼻詰まりなどの症状が発生している場合は目やにが出やすいです。目やにが出ているということはつまり、鼻に何かしらの問題が発生しているという判断をすることが出来ます。

子供は上手く自分に発生している症状を認識して、伝えることが出来ませんので、以下の症状が発生しているかどうかを観察してみましょう。

  • 口呼吸をしていて、鼻呼吸が出来ていない
  • 機嫌が悪い
  • 目が充血している
  • 目をよくこすっている
  • 鼻が出ていて、鼻水の色が透明ではなく黄色っぽい色をしている

以上の症状が確認できる場合はウイルスなどの影響でこれらの症状が発生している可能性があります。その結果目やににつながっていることが考えられますので病院で医師に見てもらうなど、早めの検査を行いましょう。

しかし初期すぎる場合は問題が見つからない場合がありますので、免疫力を高めて症状が進行しないように心がけるなどして対策していくといいでしょう。

目やにだけでなく中耳炎の原因にも

目やにが発生している原因は鼻の症状と紹介しました。実は鼻とつながっているのは、鼻涙管だけではありません。耳管と呼ばれる中耳とつながっている管も鼻と喉の間付近と繋がっています。

ですので、鼻や喉が炎症などを起こしていると、そこに存在している菌が耳の中に逆流して中耳炎の症状を引き起こしてしまう可能性があります。

これも、耳管が成長しきっていない子供に多く発生する症状になります。風邪やインフルエンザが長引けば頻繁に発生させる症状で激しい痛みを伴います。

熱や鼻、喉の症状に加え耳の痛みも発生させるので、かなりの苦痛になります。

しかも再発しやすい症状ですので、注意すべき症状となります。

目やにが出た時の対処法

目の検査

ではその際に、目やにが出た時の対処方法を紹介します。注意すべき点やトラブルに繋がらない正しい目やにのとり方について紹介していきます。

【症状のチェック】

まずは症状をチェックして行きましょう。チェック項目は以下の通りです。

  • 鼻の症状の確認
  • 目やにや涙の状態を確認
  • 白目やまぶたの裏側などに炎症が確認できないかについての確認

などの症状を確認して上記で紹介した病気が発生していないか確認してみましょう。

【まずは風邪の症状を治療】

風邪がすでに発生していて目やにが増加している背景がある場合は、まずは感染症の風邪の症状を治癒することが最も症状を収める対処法になります。

風邪や鼻の症状が治まれま、それに伴い目やにや目の症状も治まることでしょう。

清潔に拭き取りながら風邪の治療を急ぎましょう。

【気を付けること】

健康時に見られない目やにが出たときには、目やにに細菌ウィルスがいる場合がありますので気をつけなければなりません。目を擦った手をそのままにしておくと、他の人への感染の恐れもあります。

もし自分に症状が発生していなくても、子供などの免疫力の低い対象に移してしまった場合に感染症にかかってしまう可能性があります。

また、片方だけしか目やにが出てない場合は、もう片方の目にうつる可能性もあるのです。ですから、手についた時などは石けんで手を洗いましょう。手を洗う習慣をつけておくと、風邪や目やにの予防にもなります。

【目やにを拭き取る】

普通の目やには、ティッシュペーパーや、ガーゼ、綿棒などでやさしく拭き取り、後はすぐに処分してください。

目やにの量が多く、こびりついてまぶたが全く開かない状態であっても、慌ててゴシゴシと擦り取るのではなく、ぬるま湯などに浸したガーゼ、または蒸しタオルで目やにを一度柔らかくしてから、少しずつ取っていけば、まぶたを傷つけることがありません。

拭き取る方向は、まず目の中央から目頭の方へ、今度は目の中央から目じりの方へと2回に分けて拭き取って下さい。その後、使用したガーゼ、タオル類は速やかに洗濯(できれば塩素系の洗剤で消毒)をして手を洗う事も忘れないようにしましょう!

無理に擦るなどのとり方をしてしまうと、目の結膜や角膜などを傷つけてしまいその傷からウイルスなどが侵入して炎症を引き起こしやすくなります。

拭き取る手やティッシュなどが清潔であることも確認しないと、そこに菌がついている可能性もあります。清潔な状態で処理することを心がけましょう。

【目やにがひどい場合は何科に行けばいい?】

目やにがひどい場合はまず、原因となっている症状を治療することが最優先なので内科や耳鼻科などに行って風邪や感染症の治療を行いましょう。中耳炎などの症状の可能性がある場合は耳鼻科がより専門科となります。

患者が子供の場合には小児科などでも構いません。小児科は子供の年齢が15歳以下であることが目安になります。厳密な年齢制限はありませんが、子供の身体の成長具合にあわせて病院を選択するといいでしょう。

その他にも結膜炎や白目の充血など目に問題が確認される場合は眼科などでも検査と治療が行えます。

ですが、まずはどの病院に行っても感染症を先に治すことが優先されます。一応や耳鼻科や内科などでも点眼薬の処方などは行なえますので、新しい病院は初診料も掛かりまし行きつけの病院がある場合はそちらに相談しても構いません。

出来るだけ問題となる症状が発生したら早めに病院で診察と治療を開始することをおすすめします。

まとめ

風邪と目やにの関係、わかっていただけましたでしょうか?目やにが教えてくれるサインを決して見逃さないでください。寝起きに見られる目やには、それほど心配する必要はありません。

起きている時に出てくる目やにには、何か問題があるということです。風邪による目やには、風邪の症状が良くなるにつれて回復していきますが、風邪が治ったのにまだ目やにが続く場合は、その他の病気が原因となっているかもしれません。ほっておくと重症の結膜炎になる可能せいもありますので、十分注意して病院で診察を受けて下さい。

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