目がゴロゴロして痛い原因は?病気の可能性も!

なんだか目がゴロゴロして違和感があること、ありますよね。目薬を差したり、涙を流すことによって大抵は改善されるものですが、いつまで経っても直らないゴロゴロの場合、何か病気が潜んでいるかもしれません。

いつまでも違和感や痛みなどを感じてしまう場合は生活に支障が出てきてしまうので早く直したいですよね。目がゴロゴロしてしまう症状がある病気もあるため、長期間の違和感はきおつけなくてはいけません。

しかし、病院に行くのは時間が必要だし、お金もかかるし、なかなか億劫ですよね。まずは自分でできるセルフチェックで症状を確認してみましょう。

目のゴロゴロに関する疾病をご紹介します。

目がゴロゴロする原因

目

では、早速目がゴロゴロする原因を紹介します。まず始めに原因をしっかり突き止めることで、症状を解消することが出来ます。原因がわからないと、病院に行っても治療が的確に行われない可能性もあります。

何かしらのきっかけはなかったか、その原因を探っていきましょう。

まつ毛やゴミが入っている

誰もが一番に思いつくことだと思います。まぶたの内側などにまつ毛やゴミが入っている場合です。

逆さまつげが眼球にあたってゴロゴロする場合や、目に見えない細かい花粉などが付着していることもあります。女性の場合はファンデーションやマスカラなどが入り込んでいるかもしれません。

いずれにしても、目薬を差したり、洗い流したりして様子を見れば改善されます。コンタクトをしている方はこれを交換したり、はずしたりすることによって改善されることもあります。

特にコンタクトレンズの場合は、違和感を感じやすいので、涙によって痛みが軽減されない場合は一度外してみるほうが良いでしょう。コンタクトは表裏合っているか、汚れは付着していないか、コンタクトが割れたり破れたりしていないかなどを確認してみましょう。

目が乾燥している

目は涙によって保護されていますが、その涙の分泌量が減り目が乾燥するとゴロゴロします。

・パソコンやテレビの見すぎ
・エアコン
・長時間のコンタクトレンズの使用

など、いずれも瞬きの回数が減ることによって涙の分泌や酸素が減ることによって、目が乾燥します。いずれの場合もこまめに目薬をしたりて対処可能ですが、酷い場合はドライアイになっていることもありますので眼科を受診しましょう。

目が乾くからと言う理由で目薬を頻繁に指している人は要注意です。その目薬によって必要な涙の成分が洗い流されてしまったり、目薬によって目が保湿されることによって涙の分泌量が少なくなってしまうなどの症状が現れ、余計に目の乾燥を招いてしまう可能性があります。

一日3回から4回までに留めるようにしましょう。また目薬によって目の疲れや充血が落ち着く商品もありますが、指しすぎることで逆に充血が起こってしまう可能性もあります。目薬には防腐剤なども入っているためです。

指し過ぎには十分注意しましょう。

ストレス

長時間のパソコンやエアコンの使用で目を酷使しすぎると、目に違和感を感じることがありますが、精神的なストレスも同様です。

ストレスによって自律神経が乱れると、目の乾燥や違和感を発症します。眼精疲労の原因の多くはストレスと言われるほど、目とストレスは密接に関係しています。

なるべくストレスをためないようにし、自分なりの発散方法を見つけてうまく付き合っていきましょう。

目がゴロゴロする病気

目

いくつかの方法を試してもゴロゴロが治らない場合、一晩様子を見て改善されない場合は何か目の病気の可能性があります。

ドライアイ

なんらかの理由により涙の分泌量が減り、目が乾いてしまう症状です。

先述しましたが、エアコンやパソコンの使用などで瞬きの回数が減り、目が極端に乾燥している人が増えています。目が疲れたり、しょぼしょぼする、など心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

ただ目が乾くだけでしょう、と軽視してはいけません。その不快感から肩こりや頭痛が起こり、日常生活に支障が出ることもあります。
たかが目の乾燥と思わず、病院にいくのも1つの方法です。

ここで注意したいのが「シェーグレン症候群」という免疫疾患です。中年の女性に多い病気ですが、ドライアイが症状として現れることがあります。異常に目が乾く他に喉や鼻腔が渇くなどの症状があればこの病気を疑い病院を受診しましょう。

シェーグレン症候群についての詳しい記述はシェーグレン症候群の原因や症状を知ろう!対症療法についても紹介!ドライアイに注意?こちらの記事を参考にしてください。

結膜炎

結膜炎とは眼球の裏側に異物やゴミが入らないように張られている膜のことです。

この膜に炎症が起こるのが結膜炎です。ウイルス性結膜炎、細菌性結膜炎、アレルギー性結膜炎など様々な結膜炎があります。

感染性の結膜炎は夏場に流行ることが多く、ゴロゴロの他に目が真っ赤になりまぶたが腫れたりします。アレルギー性の結膜炎の場合は他人に感染しないのが特徴ですが、花粉やダニ、カビなどが原因で起こります。

いずれも点眼することで症状が抑えられるので病院を受診しましょう。

結膜炎に関する詳しい記述は

結膜炎ってうつるの?種類によってかわる期間について

結膜炎の原因は?種類や症状、治療方法について!

こちらをご覧ください。

角膜炎

角膜に起こる炎症の総称です。細菌の感染だったりさまざまなことが原因で起こりますが、最近多いのがコンタクトレンズの使用によって傷がつくことです。

誤った使い方でコンタクトを入れる際に角膜に傷がついたり、衛生管理を怠たり細菌が付着したりと、自分たちの身近で起こりやすい病気です。

基本的に点眼で治療が可能です。重症になると失明につながりますので、すぐに病院を受診しましょう。

角膜炎に関する詳しい情報は角膜炎とは?症状・原因・治療法・予防法を紹介!こちらをご覧ください。

ものもらい

まぶたの脂や最近の感染によって起こる炎症です。
主に菌が感染し膿がたまる麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と脂がたまる霰粒腫(さんりゅうしゅ)の二種類があります。

麦粒腫は原因が膿なのでこれが出てしまえば自然に治癒しますが、霰粒腫はしこりのようなものが見られ痛みが出ない場合もあり、一般的に治療しなければいつまでも違和感が残ります。

どちらの場合も長引く場合や症状が酷い場合は手術をすることもあるので、目にかゆみや腫れがみられる場合はすぐに病院を受診しましょう。ものもらいについては、ものもらいの原因とは?ストレスや疲れとの関係についての記事を読んでおきましょう。

花粉症

目のゴロゴロの他に、くしゃみや咳、鼻水が止まらない場合は花粉症の可能性があります。原因となる花粉が目や鼻の粘膜に付着して症状を引き起こします。

特に春先によく発生するのが花粉症ですが、スギ以外の花粉でも花粉は引き起こります。花粉は一年中待っているので秋や冬でも花粉症の症状を起こしてしまう人は居ます。花粉以外にもハウスダストやホコリやダニなどが原因になってアレルギー反応としてアレルギー性の目の痒みなどが発生する場合もあります。

普段は平気でも免疫力の低下や体力の低下などで一時的に症状が現れることがあります。

風邪と混同しがちで、特効薬はありませんが、服薬でかなりの症状を抑えることが可能です。心当たりがあれば病院を受診しましょう。

対策方法

アレルギー性の疾患は自己免疫疾患によって引き起こされます。本来は体内に入っても何ら問題のないものに対して、免疫作用が過剰に働くことによって起こるため、まずは原因となる成分を体内に取り込まないようにすることが重要です。

アレルギー検査などを行って自分の対象のアレルゲンを知っておきましょう。花粉症対策では症状が現れる前からの薬の服用が症状を大きく和らげるポイントになります。2週間から4週間前からの対策が望ましいでしょう。

翼状片(よくじょうへん)

白目の組織膜が三角形に黒目に表れる疾病です。目がゴロゴロしたり充血したりします。原因は様々ですが、主に紫外線と言われています。症状が進行すると、この膜を剥がす手術を受けなければなりません。

術後の再発率も高く、治療に長期間に渡って治療を受けなければならない場合もあります。

翼状片に関する詳しい情報は翼状片の治療には手術が必要?症状や原因も紹介!再発を防ぐにはどうすればいい?こちらをご覧ください。

緑内障

緑内障とは眼圧が上がり、視神経が圧迫され視野が欠ける病気です。目の痛みやゴロゴロの他に、かすみ、充血なども表れ、酷い時は頭痛や吐き気を伴います。

失明につながる恐ろしい病気ですが、多くの慢性緑内障は進行がゆるやかで自覚症状がまったくない方もいます。そのためかなり病院を受診したときはかなり症状が進行している、ということもあります。

一度ダメージを受けた視神経は元に戻りませんので、定期的に眼科に通い検査をすることが大切です。

緑内障に関する詳しい記述は緑内障は治るのか?原因や症状、治療方法について!こちらをご覧ください。

睫毛乱生(逆さまつ毛)

一般的な呼び方では逆まつげという風に呼ばれますが、医学的には眼瞼内反(がんけんないはん)や睫毛内反(しょうもうないはん)や睫毛乱生(しょうもうらんせい)などと呼ばれます。

基本的にまつ毛は生え際からカールして生えており通常の形では眼球に直接触れるようにはなっていません。しかし、何らかの原因でこれが逆転し、目の方向にカールが起こることによって目が痛むなどの症状を発します。

それぞれの病名別に症状を見ていきましょう。

睫毛乱生

不揃いに、毛根からまつげが伸びている状態で、一本の場合や数本が眼球側に向かって生えている場合があります。

睫毛内反

この症状は赤ちゃんによく見られる症状です。特に赤ちゃんは皮膚の皮下脂肪が多く存在するためその皮下脂肪にまつげが押される形になって眼球にまつげが当たっている状態のことを言います。

眼瞼内反

これは加齢によって引き起こる症状で、瞼の皮膚が加齢によりたるむことやまぶたの筋肉力が低下することでまつげが内側に傾き眼球にまつげが触れてしまうことを言います。

この症状の多くは下のまぶたに多く起こる現象です。

これらそれぞれ原因の違う事が要因になって逆まつげは起こります。主にごろごろするような違和感や異物感や充血などの症状がよく見られます。その他にもまつげが眼球に接触することで角膜が傷ついてしまう可能性もあります。

対処法

逆まつげになったまつげを抜くことなどでも一時的には対応できますが、抜くときには痛みを伴いますし、毛根を傷つけ炎症を引き起こしてしまう可能性もあります。その為あまりお薦めはできません。

突然変異や突発的で一時的な逆まつげなら良いですが先天性のものの場合は、抜いても次から次へと逆まつげが生えてきてしまいます。その為、ひどい場合は手術によって治療を行うか、自己治療を行うなら、ビューラをこまめに使うなどして対策をしましょう。

正しい方向にまつげを矯正することで痛みはなくなるでしょう。

電気性眼炎

簡単に言うと目の日焼けです。これは強い紫外線によるもので、同じような症状に雪目という症状もあります。電気性眼炎は溶接のときなどに起こる強烈な光によって目の表層角膜が焼けたような状態になってしまう病気です。

同じようにスキーなどで天気の良い日などでは、その光と雪との反射によって目が暴露されてしまいます。そのような問題を回避するためにサングラスやマスクなどを被ってその光を直接目に入れないようにしていますが、忘れてしまったときなどに症状が起こってしまいます。

症状が現れるのは、目が紫外線を受けたときから6時間〜24時間後で日が落ちた時間に激しい痛みや光の眩しさや、涙が流れるなどの症状が現れます。

基本的には表層角膜炎になります。が場合によっては角膜びらんを引き起こすこともあります。

対処法

救急外来で病院を訪れる人が多いですが、多くの場合では一晩で自然治癒します。痛みや刺激の症状が強い場合は病院を受診することをおすすめしますが、基本的には安静にしておけば問題ないでしょう。

目に冷湿布を貼ったり、抗菌作用や角膜保護作用のある点眼薬のなどを使用することも効果的でしょう。

目のゴロゴロの対処方法は?

目薬

病院を受診することが一番ですが、その前に簡単に自分自身でできる対処方法をご紹介します。ポイントは3つです。

・まばたきをする
・目薬をさす
・コンタクトをはずす

まず試して頂きたいのはまばたきを繰り返すということです。

まばたきをすることによってゴミが外に出たり、涙が出て洗いながされたりして、改善されることがあります。外出先で急にゴロゴロした場合でもすぐに試せる方法だと思います。

こちらも手軽に出来る方法だと思います。涙を流すことは、ゴミなどの異物を洗い流します。水道が近くにあるならば、目を直接洗い流すことも良いと思います。手を清潔にした状態で爪を立てずに行いましょう。目に入ったゴミは上部に移動することが多いので、まぶたを持ち上げるように洗浄すると良いです。

そして、目ではなくコンタクトに異物が付着している場合があります。交換できるならその場で交換してみるのもよいでしょう。違和感が強い場合は、コンタクトをはずしてメガネをかけるなどの対象方法が良いと思います。

原因が目に入ったゴミや異物の場合はこれらを行うことでほとんど改善されるでしょう。目がゴロゴロしたときに一番してはいけないことは「擦ること」です。ゴロゴロの原因を探ろうと目に触ってしまいがちですが、異物で眼球を傷つけてしまう可能性もあります。

どうしてもという場合は指の腹でそっと触れる程度がおすすめです。

まとめ

目のゴロゴロは誰にでも良くある症状です。すぐに改善すればよいのですが、いつまでもゴロゴロする場合は恐ろしい病気が潜んでいる可能性があります。

目の病気は症状がない場合や自己判断が難しいものが多いので、2~3日ゴロゴロが改善しない場合は必ず病院を受診しましょう。

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