出血性梗塞について!症状・原因・治療法は?診断方法や脳浮腫のリスクを知ろう!

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脳梗塞と言うと、脳血管が詰まることで起こるイメージですよね。命にかかわる、非常に怖い病気でもあります。しかし「梗塞」というくらいですから、血が詰まってしまう状態を想像するかと思います。では、「出血性」とは一体何のことなのでしょうか?

脳梗塞で出血とは、あまりピンとこない人も多いかと思います。しかし、非常に危険な合併症ですから、きちんと理解しておくことが大切です。では、詳しくご説明しましょう。

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脳梗塞の合併症

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出血性梗塞とは、塞栓症の二次症状と言われ、塞栓症の実に30%が出血性梗塞だと言われています。

脳梗塞が起こった数時間~数日後に現れる病気で、即命にかかわる、非常に重篤な病気です。ではまず、脳梗塞についてご説明しましょう。

脳梗塞とは

脳梗塞は、脳卒中の1つで、何らかの原因により脳内血管が詰まってしまう症状です。血管が詰まると、脳内に栄養や酸素が行き届かなくなるため、様々な影響を及ぼし、命にかかわることもあります。脳梗塞を引き起こす原因の1つとして、頭蓋内脳血管狭窄が挙げられます。

これは、脳内の太い血管が動脈硬化によって細くなってしまうことにより、血管に脂肪や血栓などが詰まりやすくなるためです。また、脳幹や小脳・側頭葉などに血液を送っている重要な器官として、脳底動脈があります。

動脈硬化によって脳底動脈に狭窄や閉塞が起こると、脳梗塞や、場合によってはくも膜下出血などを引き起こすこともあると言います。

  • ろれつが回らない
  • 人の話が理解できない
  • 片方の手だけ力が入らない
  • 片方の目だけが見えにくい、視野が狭い
  • 足元がおぼつかず、何もないところでつまずく

このような兆候が見られた場合、脳梗塞である可能性が高いですから、注意が必要です。脳梗塞は死亡率の高い病気ではありますが、早期に発見し、適切な処置を受ければ一命をとりとめることもあります。些細なサインを見逃さないことが重要です。

脳梗塞になりやすい人は、高血圧や糖尿病、肥満や喫煙者など様々ですが、近年は高血圧、高血糖の人が、前触れもなく突然倒れるケースが増えているようです。しかし、こうした突然の出来事も、脳梗塞の兆候を知っておけば、未然に防いだり、症状を軽く抑えられたりしますから、日頃から関心を持って、知識を備えておきましょう。

詳しくは、脳梗塞の初期症状とは?めまいや上手く喋れない状態に注意!を読んでおきましょう。

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脳梗塞の診断

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脳梗塞の診断には、脳MRIを用います。

これによって、梗塞が起こっている部位や、どの範囲に起こっているのかを特定するわけです。

脳梗塞の種類

脳梗塞は従来、脳塞栓症と脳血栓症の2種類に分類されていました。

脳梗塞症は一般的に知られている、血管にできた血栓が詰まることで起こるもの、脳血栓症は動脈硬化によって血管が詰まるものです。しかし現在は次の3種類に分類されています。

心原性脳梗塞

  • 心原性脳梗塞の原因

心原性脳梗塞は、心臓の内部で血液が固まり、血栓と呼ばれる血の塊を形成します。この血栓が脳動脈へ流れ込むことで、血管が詰まって脳梗塞を起こすのです。

近年の高齢化社会では、心房細動(しんぼうさいどう)と言われる、心房の筋肉が不規則に、または高頻度で収縮するために、心房が小刻みに震える症状をきっかけとして、脳梗塞が増える傾向にあります。

これ以外にも原因となるものとして、右心房付近にある洞結節(どうけっせつ)という、心臓を規則正しく動かす器官の働きが悪くなる「洞不全症候群」や「急性心筋梗塞」などと言った、いわゆる心臓病がきっかけとなって引き起こされます。

  • 心原性脳梗塞のリスク

心原性脳梗塞になると、血管に大きな血栓ができるため、大梗塞を起こしやすいと言われています。しかし、さらに怖いのは、固まった血栓が溶けることによって、血栓によってもろくなっている血管が、増えた血液によって破れてしまうことです。これが今回ご紹介する「出血性梗塞」なのですが、詳しくはのちほどご紹介します。

出血性梗塞が起きると、血管が詰まった部分に出血が起こり、急激に症状が悪化していきます。重度の後遺症や、脳ヘルニアを引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあります。

  • 心原性脳梗塞の治療法

心原性脳梗塞において最も効果的な治療法は「抗凝固療法」と言い、薬を使って血栓の生成を抑えることができます。急性期にはヘパリンという、血管の詰まりを予防したり、血栓が大きくなるのを防いだりする点滴薬を使用しますが、病状が安定してきたらワルファリンを内服します。ただし、このワルファリンは効きすぎると出血しやすくなるため、出血性梗塞のリスクを鑑みた上で使用することが大切です。

詳しくは、心原性脳梗塞とは?症状や原因、治療法や病気の予後を知ろう!早期発見がカギ?を参考にしてください。

アテローム血栓性脳梗塞

  • アテローム血戦性脳梗塞の原因

アテローム血栓性梗塞は中大脳動脈、内頸動脈、椎骨動脈、脳底動脈等に起こるアテローム変化が原因で引き起こされます。

アテローム変化を生じた血管には血栓が形成され、血管が細くなって血流が悪くなり、その部位で閉塞したり、血栓がはがれて発症の血管が詰まったりすることがあります。こうしてできた血栓が目や脳などに流れ込むことがあり、目に流れていくと、一過性黒幕症という、一時的な失明を引き起こすと言われています。そして、この血栓が脳に流れていくと、言語障害や麻痺などが引き起こされるのです。

こうした症状は24時間以内に消失するものもあり、それらは一過性脳虚血発作と呼ばれ、脳梗塞の前兆と言われています。また、大きな血栓が流れ込んだり、アテローム部位で動脈が詰まったりした場合には、様々な程度の脳梗塞が引き起こされます。また、血栓の原因となっているアテロームは、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症や喫煙などを原因としているため、日本でも増えつつある脳梗塞だと言えます。

  • アテローム血栓性脳梗塞の治療法

治療法としては、狭窄の程度が軽く、アテロームに大きな潰瘍が見受けられない場合には、アスピリンやバナルジンなど、血小板が固まるの抑える薬で対応します。しかし、狭窄の程度が高い場合には、手術によってアテロームを取り除きます。

その際、手術前に狭くなっていた血管は拡張されますが、原因となる高血圧や糖尿病の治療が不十分な場合は再発する可能性もあるので、再発のリスクは考慮すべき点です。

詳しくは、アテローム血栓性脳梗塞の後遺症や予後を知ろう!リハビリや治療法を紹介!症状・原因は?を読んでおきましょう。

ラクナ梗塞

  • ラクナ梗塞の原因

ラクナとは、小さな空洞を意味します。脳内に走っている動脈の中でも、直径0.2~0.3mm位の穿通動脈と呼ばれるものが詰まることで起こる小閉塞をラクナ閉塞と呼び、その大きさは直径15mm以下とされています。

ラクナ閉塞の原因は、加齢や高血圧、糖尿病、高脂血症などの他、喫煙や脱水も原因となります。また、ラクナ梗塞の場合、発生した場所によっては症状が出ないことがあり、無症候性ラクナ閉塞と言われています。症状が出ないため、本人は脳梗塞が起きていることに気づくことができません。

ただし、部位によっては片方の麻痺やしびれ、言語障害や複視などの症状が現れることのあり、梗塞の範囲が狭いからと言って油断は禁物です。さらに進行すると、認知機能が低下し、痴呆の症状が出たり、飲み込む機能が低下して、むせやすくなったりします。

  • ラクナ梗塞の治療法

ラクナ梗塞の治療には、原因となる高血圧をコントロールすることが最重要となります。もちろん、生活習慣の乱れを改善し、健康的な生活を送ることも大切ですよ。また、水分不足による脱水は、血液の粘土を高め、血液が固まりやすい状態を作り出します。すなわち、血栓ができやすく、脳梗塞のリスクが高まるということですね。

そうしたリスクを少しでも抑えるために、日頃から意識的に水分補給をすることを意識しましょう。なお、薬による治療では、アスピリンなどの抗血小板剤を用いるのが一般的です。

詳しくは、ラクナ梗塞とは?症状・原因・治療法を知ろう!認知症との関係や予後も紹介!を参考にしてください。

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出血性梗塞とは

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このように、脳梗塞にも様々なタイプがありますが、出血性梗塞は脳梗塞の二次症状として引き起こされると言います。

脳梗塞は、脳血管が詰まることによって血液の流れが滞ることで様々な症状が現れる疾患です。では、脳梗塞によって血管が詰まると、一体なぜ出血につながってしまうのでしょうか。

脳梗塞の二次症状

1度梗塞を起こした血管は、血が詰まることで弱ってしまいます。一部が詰まって流れが滞っても、変わらず血液は流れ込んでくるのですから、そこには圧力がかかるわけですね。

弱った血管が圧力に耐えかね、破れたり血液が漏れ出すのが、出血性梗塞というわけです。

血栓が溶けることで引き起こされる

このようにして弱った血管の中で、血栓が溶けると、どうなるでしょうか?再び血が流れ始め、血管の中には血流が生まれます。しかし、弱ってもろくなっている血管では血液の流れに耐え切れず、破れてしまうのです。これが、出血性梗塞が起こる仕組みです。

この状態は、たとえるなら水道管が詰まってしまったのと同じです。詰まっていますから水は出ませんが、水は流れてきています。水圧がかかるのに詰まりによって水を排出できない水道管は、圧力によって弱ります。そして、詰まりが取れた時には、もろくなっているため力に耐え切れず、破裂してしまいます。血管にも、これと同じことが起こっているのです。

出血性梗塞は、脳梗塞の二次障害として起こるものですから、当然症状は重くなります。脳梗塞で現れていた手のしびれなどがさらに悪化し、重篤になるのが特徴です。

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出血性梗塞の原因

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出血性梗塞が引き起こされる大半の原因は、心原性脳梗塞が占めています。

先ほども軽く触れましたが、ここでは心原性脳梗塞が出血性梗塞の主な原因となる理由についてお話しします。

主な原因は心原性脳梗塞

心原性脳梗塞の項目でもお伝えしたように、心原性脳梗塞では、大きな血栓ができやすいため、血栓が溶けた時にかかる血管への負担もより大きくなります、そのため、出血性梗塞のリスクが高くなるのです。

また、心原性脳梗塞の治療で、血栓を溶かす薬を使用することが危険な理由もここにあります。治療のための薬で、今度は出血性梗塞を誘発してしまう可能性があることを、十分に理解することが大切です。

血栓が溶けた時こそ危険

脳血管が詰まる脳梗塞と、脳内に出血を引き起こす出血性梗塞は、症状だけ見ると正反対のようですね。

しかし、詰まった血管が再び流れ始める時がまた危険なのだと分かりました、では、出血性梗塞を防ぐためには、また出血性梗塞が起こってしまったら、一体どのようにすればよいのでしょうか。次で詳しくご紹介します。

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出血性梗塞の治療法

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出血性梗塞を防ぐには、脳梗塞の治療とは別の方法を考えなければいけません。脳梗塞では、時として血栓を溶かす抗血小板薬や、抗凝固薬などを使用しますが、これらの薬は出血をより大きくしてしまいますから使用できません。出血性梗塞の場合には、脳が腫れるのを防ぐ抗浮腫法や、脳保護法といった方法を持ちて治療します。

脳内の出血が多いと、脳の中に血の塊ができてしまい、その地の塊が周りの組織を圧迫して、非常に危険な状態になります。もしもこのような状態になった場合には、頭蓋骨を取り外し、脳内の圧力を下げる方法がとられます。

これを開頭減圧術と言いますが、こうした手術を行えば、確実に病状がよくなるわけではありません。出血性梗塞では、大きな後遺症が起こることもあり得ますから、あらゆる可能性を考慮した腕で、治療方針を決める必要があります。

脳梗塞で出血性梗塞が引き起こされる割合は30%ほどと言われていますが、起きてしまった場合、その程度にもよりますが、予後はかなり悪くなるようです。まずは、出血性梗塞にならないよう予防線を張ることが何より大切なのです。

では、それぞれの治療法についてご紹介しましょう。

開頭減圧術

開頭減圧術というのは、その名の通り、頭蓋骨を取り外すことで脳の腫れによる圧迫を回避する方法です。

脳は頭蓋骨で覆われているため、脳浮腫によって脳内の圧迫が強くなっても、力を逃すことができません。ならば脳梗塞が起きた側の頭蓋骨を取り外して、圧力を外へ逃がそう、ということです。頭蓋骨を取り外し、硬膜を切って広げることで、脳圧を下げることができ、生存率は40~50%ほどもよくなるという報告もあります。ただし、あくまで助かる確率が上がるだけで、障害はかなり残ると考えておきましょう。脳梗塞は、それほど危険な病気なのです。

ちなみに、外した頭蓋骨は、脳の腫れが引いたタイミングで元に戻せるため、永遠に骨がなくなるわけではありません。腫れが引くまでの間は、防具のような帽子をかぶって脳を守りながら生活することとなります。

抗浮腫法

まずは脳の腫れを抑える

抗浮腫法は、脳梗塞によって壊死した細胞が引き起こす、浮腫に対応する治療法です。脳梗塞によって壊死した細胞は、発症から1~3日をピークに、水を際限なく吸収してしまう「水ぶくれ」状態になります。細胞に本来備わっている、水分調節機能が働かないためです。水分だけが原因ではなく、血管の壁が崩壊することによって血漿が染み出すことでも発症します。

抗浮腫法のデメリット

こうした脳の腫れを抑えるためには、「グリセロール」や「果糖」といった薬剤を静脈注射することで治療していきます。グリセロールは水分吸収が高いため、注入することで脳細胞が吸った水分を吸収し、尿として排泄できるわけです。

ただし、この治療法では脳の浸透圧が一時的に上がるため、高浸透圧状態の尿を濾過するという意味で、腎臓に大きな負担がかかるのがネックになります。そのため、腎臓や心臓に不安のある高齢者には使えないというデメリットがあります。

また、マンニトールという薬剤は、抗浮腫作用が非常に高いですが、脱水症状を引き起こすリスクが高いため、より緊急性の高い脳浮腫に使用されるようです。

脳保護法とは

活性酸素を減らす

脳保護法とは、活性酸素除去剤を使用し、活性酸素を減らすことにより、脳梗塞の被害を最小限に抑えようというものです。なぜ活性酸素が脳梗塞の被害を大きくするかと言うと、活性化酸素には細胞を傷つける作用があるためです。

脳梗塞が起こると、脳内の細胞が壊死することにより、ある一定の範囲での活動が停止状態になります。このため、脳梗塞が起きると、あらゆる神経症状が引き起こされるのですが、脳梗塞を起こした時点では、まだ脳細胞の壊死は始まっていません。と言うのも、この時はまだ、微かながらに血流があるためです。ちょうど仮死状態のようなものと考えてください。

細胞が傷つけられるのを防ぐ

問題は、血流が止まった血中には、活性化酸素が作られるということです。こうして血流喉だえた脳内に次々と活性化酸素が生成され、それによって周囲の細胞が傷つけられ、血流が止まる以外のダメージを受けることになるのです。脳梗塞の治療において、細胞を傷つける活性化酸素を抑えることは非常に重要と言えます。

発症から24時間以内の処置が重要

活性酸素による脳へのダメージを抑える為には、発症から24時間以内に処置をすることが大切です。この時間を過ぎると、活性化酸素は収まるため、脳への被害が確定的になってしまうためです。まだ活性化酸素が生成されているタイミングで、きちんと処置をすることで効果を得られるのです。

脳保護法は、脳梗塞の二次障害を抑えることを目的に行われるため、脳梗塞の種類は特に関係ありません。また、他の治療と合わせて行われることの多い治療でもあります。

脳血管内治療

血管内治療とは、脳動脈瘤などの病巣部に人工的な物質を詰めることで、破裂を防ぐという治療法です。治療するにあたって、大腿部(太ももの付け根)から、太さ直径2mm前後のカテーテルを入れていきます。

そうして挿入したカテーテルの中に、さらに細い、0.5mm前後のマイクロカテーテルを通し、血管内まで通していきます。病巣に達したら、そこにコイルなどの人工的な物質を入れ、血管内部に詰めて固めます。こうすることにより、血管が破れるのを防ぐというわけです。

血栓回収療法

血栓回収療法とは、できてしまった血栓を溶かすのではなく、血管内から取り除く治療方法です。方法は2種類あり、1つ目は「Merci(メルシー)リトリーバーシステム」と呼ばれるもので、デバイスの先端に針金を取り付け、その針金を使って血栓を取り除くという方法です。

もう一方は「Penumbra(ペナンブラ)システム」といい、血栓を引っ掛けるのではなく、ポンプで吸い出すことで取り除く方法です。

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脳浮腫のリスク

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出血性梗塞を引き起こす脳梗塞には、脳浮腫というリスクがあります。脳浮腫は脳の腫れですから、内圧が高まり、頭蓋骨によって逃げ場をなくした脳は、隙間に押し出されてしまいます。これが脳ヘルニアで、非常に危険な状態です。

中でも鉤ヘルニア(テント切痕ヘルニア)は、テント上腔の圧が高まることにより、テント切痕と呼ばれる部位が迂回槽内へ押し出され、側頭葉の内側が陥入します。この陥入がより進むと、いずれは脳底層が消失し、脳幹の圧迫が非常に大きくなり、致命的な状態に陥ります。そのため、脳ヘルニアを引き起こさないことが何よりも重要なのです。

詳しくは、脳浮腫の症状・原因・治療方法・予防方法を紹介!を読んでおきましょう。

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出血性梗塞を予防するには

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出血性梗塞を防ぐためには、何と言っても最大の原因となる、心原性脳梗塞を予防することが第一です。特に、心原性脳梗塞の原因となる、心房細動を持っている人は特に注意が必要で、ワーファリンなどの凝固剤を正しく服用することが大切です。

また、脳梗塞を防ぐ方法として、手術を受けるというものもあります。

CEA(内頸動脈内膜剥離術)

この手術は、生活習慣病を原因とする動脈硬化が進行し、アテロームによってもろくなった内頚動脈に施します。

内頚動脈が細くなれば、血流が弱くなり、脳梗塞のリスクが高くなります。それを防ぐために、狭くなった内頚動脈を広げる手術を行うことで、血管が詰まりにくくするという方法です。

広くするためには、血管の内側にある、内膜という壁を剥がします。血管の壁を剥がしてしまうと聞くと何だか怖いですが、こうすることで血管が広くなり、脳梗塞を予防できるというわけです。

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こちらは、血管の内側にステントと言う金属を入れ、中から血管を押し広げるという方法です。

この方法でも血管は広くなりますから、詰まりにくくなり、脳梗塞の予防に役立ちます。

バイパス手術

これは、血管が細くなり、血流が悪くなった血管に、別の血管をつなぐことで血流を改善させる方法です。

ただし、バイパス手術をきちんと行える医師は限られているため、事前にしっかりと調べておくことが大切です。

慢性脳梗塞の注意点

脳梗塞の中でも、慢性になると起こる症状に、層状壊死というものがあります。大脳皮質は6つの層から形成されており、第3層に次いで第5層、6層が障害を受けることで、層状の壊死巣が現れます。

層状壊死が起こるのは、脳梗塞の発症からおよそ2週間以降で、梗塞巣の皮質に沿うように、高信号域が確認できるようになります。また、層状壊死は主幹動脈間の境界である分水嶺領域、中でも頭頂後頭葉で強く現れる傾向にあります。

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まとめ

wakimi

脳梗塞は怖い病気ですが、一口に脳梗塞と言っても、実に多様なタイプがあることが分かりましたね。また、脳梗塞のタイプによって、出血性梗塞を引き起こしやすさも違います。特に心原性脳梗塞は注意が必要ですね。

脳の血管が詰まって血が行き届かなくなる脳梗塞は、それだけでも十分にリスクの高い病気ですが、脳内で出血を起こす出血性梗塞も、非常に怖い病気でした。脳は頭蓋骨によってしっかりと守られているからこそ、脳が腫れてしまうと力の逃げ道がなく、自らの圧力で死の危険を招く、非常に危険な症状です。

脳梗塞や出血性梗塞を治療する方法はいくつかありますが、どちらにせよ、重い後遺症が出るリスクは非常に高いですから、まずはしっかり予防に力を入れることが大切なのです。

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