頭痛を左側に感じる原因を紹介!ズキズキするのはなぜ?

頭痛は誰でも経験しているものですが、頭痛の症状や現れる場所は様々です。頭は人間にとってとても大事な部分ですし、少しの頭痛も心配になってしまいますよね。

軽い頭痛でも特に気にする事のないものや、危険な病気で起きているものもあるので頭痛の種類は把握しておきたいものです。今回は頭の左側に症状が出る頭痛について見ていきましょう。

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脳について

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そもそも脳はどんな働きをしているのでしょうか。

脳の構造

一括りに脳と言っても、頭の中には色々な脳が詰まっています。大きく分けて「大脳」「間脳」「小脳」「脳幹」に分けられています。

●大脳

大脳は脳の中で一番重要な部分です。大脳には「前頭葉」「側頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」に分けられ、大脳の表面部分を大脳皮質と呼びます。この大脳皮質という部分がしわしわになっていて、しわしわが多いほど頭が良いなど言われていますが関連性が無い事がわかっています。

前頭葉

人間の思考や理性を制御している部分で、言葉を話したり体を動かしたりする時に指令する場所です。この部分に何かしらの影響が発生すると、我慢が出来なくなり本能のままに行動してしまいます。また、うまく喋る事が出来なくなったり運動機能に問題が出ます。

頭頂葉

感覚を制御している部分で、痛い・冷たい・硬いという認識を行っている部分です。この部分に何かしらの影響が発生すると、感覚がわからなくなったり体が痺れるという問題が出ます。

側頭葉

記憶・聴覚・嗅覚を制御している部分です。この部分に何かしらの影響が発生すると、昔の記憶やつい最近の出来事が思い出せなくなったり、物覚えが悪くなります。また、音や匂いは感じ取る事が出来るがそれが何かを理解する事が出来なくなるという問題が出ます。

後頭葉

視覚を制御している部分です。この部分に何かしらの影響が発生すると、目には異常が無くても見えなくなったり、ぼんやりと見える程度になってしまうという問題が出ます。

●間脳

間脳には視床と視床下部があります。全身でとらえた感覚の情報が視床部分に集めれて、大脳に伝える働きをしています。また、食事をしたいという気持ちや寝たいという気持ちなどの本能的な行動を起こす部分が視床下部になり、自律神経や分泌に関係してきます。

●小脳

小脳は平衡感覚・姿勢反射・随意運動など、運動全般を制御している部分です。ですので、小脳に何かしらの影響が発生すると、運動障害を起こす問題が出ます。

●脳幹

脳幹には「中脳」「橋」「延髄」の3つに分かれています。

中脳

大脳皮質と小脳、脊髄を結び付けている重要な部分です。運動・聴覚・眼球運動などを制御しています。

小脳と大脳を繋げている連絡路部分です。これがある事によってお互い連絡が出来ますが、もしこれがなくなってしまうと小脳との連絡が取れなくなります。

延髄

呼吸と循環を制御している部分です。生命に関わる重要な部分になるので外からの衝撃が伝わらないように奥の方に存在していますが、激しい衝撃があった場合は異常が起きる場合もあります。

右脳と左脳

脳は右と左の2つに分かれています。面白い事に右脳は体の左半分を制御し、左脳は体右半分を制御しています。

  • 右脳は視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚の五感を司る動物的な脳
  • 左脳は文字や言葉を認識する思考や論理を司る人間的な脳

と言われています。

左脳の働きはパソコンのようにプログラムを利用して論理的に分析するような働きがあるようです。読んだり書いたり話したり計算したりする行為は左脳の役割になるので、「言語脳」「論理脳」とも呼ばれています。左脳には記憶するエリアが少なく、容量がいっぱいになると古くなったものから上書き保存をしてしまうので、昔聞いた事を暫く思い出していないと忘れてしまいます。

右脳の働きは形や映像の認識・空間の認識・イメージの記憶・直感などがあります。ですので、絵を描いたり音楽を演奏したりという作業は右脳で行われます。左脳に比べて記憶する容量が大きいので、多くの情報を記憶する事が出来ます。見た事は覚えるので、一度行った場所や一度会った事がある人の事を見た事はあるという事があると思いますが、これは右脳の機能です。

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頭部左側に頭痛が起こる原因

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では、頭の左側に頭痛が起きる原因を紹介します。

片頭痛

片頭痛は頭の片側に起こるのが特徴的で脈打つような痛みや嘔吐が特徴的です。ズキンズキンとした痛みが発生してから4~72時間ほど継続して起こります。症状としては頭痛の他に吐き気や嘔吐や音声恐怖などが見られます。

人によっては片側だけでなく頭全体が痛む事もあれば痛む場所が移動するという事もあります。頭痛の発生頻度も人それぞれで毎週起こる人もいれば月に1回程度の人もいます。

片頭痛の原因としては、頭の中の血管が拡張して周りの神経を圧迫してしまう事による炎症と言われています。セロトニンという神経伝達物質が増えると頭の中の血管が収縮を始め、分解されると収縮した血管が広がり炎症を起こします。このセロトニンはホルモンバランスの変化も関係していて、男性よりも女性に多くみられます。頭痛だけでなく視覚・臭覚・聴覚にも症状が出るのは、その部分を制御している三叉神経という部分が圧迫される為です。

片頭痛が起こる時に前兆がある場合と無い場合があります。前兆がある片頭痛は30%程で、チカチカとフラッシュのようなものが見え、視界が見えにくくなる症状が出ます。この症状は15~30分程で収まりますが、その後激しい頭痛が襲ってきます。

群発頭痛

群発性頭痛は目の奥にある内頚動脈が何らかの原因で拡張して起こります。この頭痛の特徴としては主に眼窩部に集中して激痛が起こり、1日に何回も繰り返し起こる事です。この頭痛は決まって片側に現れ、とても激しい痛みなので日常生活に支障をきたします。

頭痛の他に「鼻が詰まる」「鼻水が出る」「涙が出る」「まぶたが腫れる」といった症状がみられます。この頭痛は女性よりも20~40代の男性に多くみられる症状で原因は詳しくはわかっていません。ただ、アルコールが深く関係しているようで、飲酒してから1時間ほど経った頃に発作が現れやすいと言われています。

脳血管障害

脳血管障害は大きく2つに分類されていて、脳出血と脳梗塞に分けられます。

●脳出血

脳出血にも脳内出血とくも膜下出血があります。

脳内出血

何らかの原因で敗れてしまい、脳の中が出血した状態の事を言います。脳が制御している働きが麻痺してしまい、意識障害・感覚障害・運動麻痺などの症状が起こります。原因は主に高血圧によるもので、動脈硬化の進んだ血管は壁がもろくなっているので血圧が高くなると破けやすくなってしまうのです。高血圧の他の原因には脳動脈瘤や脳動静脈奇形といった先天性の原因もあります。

頭の左半分に出血が見られると体の右半分に症状が出て、右半分に出血が見られると体の左半分に症状が出ます。頭痛の場合は出血している部分が痛みます。

くも膜下出血

脳を覆っている膜が3層あり、2層目のくも膜と3層目の軟膜の間に存在しているくも膜腔部分に出血が起きて、脳脊髄液に血液がまじってしまう状態の事を言います。原因は脳動脈瘤の破裂によるものがほとんどになります。

脳動脈瘤とは脳の血管の一部が膨らんで瘤が出来たものです。症状としてはハンマーで殴られたようなとても激しい痛みが起こります。それと一緒に吐き気や嘔吐が伴います。

くも膜下出血については、くも膜下出血の前兆をチェック!頭痛に要注意?を参考にしてください。

●脳梗塞

動脈が詰まったり何らかの原因で血流が悪くなり、脳の組織が酸素不足・栄養不足になった状態が暫く続いた状態の事を言います。「脳梗塞はアテローム血栓性脳梗塞」「心原性脳塞栓症」「ラクナ梗塞」の3つに分類されます。

症状としては突然強い頭痛が起きます。脳の左側に脳梗塞が出来た場合、体の右半分が麻痺して運動障害や感覚障害が出てしまったり、視界の半分が見えなくなるという症状も出ます。

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左側の頭痛の予防や対策

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予防方法や対策方法を紹介します。

高血圧にならないようにする

高血圧は体の中でも特に脳に悪影響を与えます。脳に異常が来たせば頭痛が発生するので、高血圧にならないように日常生活で気を付ける必要があります。高血圧になる原因は乱れた日常生活です。

  • 偏った物や塩分大めな食事をしている
  • 喫煙している
  • アルコールを過剰摂取している
  • 運動不足
  • 睡眠時間がバラバラ

このような生活を送っていると高血圧になる可能性が高くなります。特に塩分を沢山摂取していると高血圧のリスクが一番高くなるので、気を付けて下さい。

頭痛が起きてしまったら?

●薬を服用する

気を付けていても頭痛が起きてしまう事もあるので、発生してしまったらそれが酷くならないように薬を服用して頭痛を抑えることが大切になります。特に片頭痛に関してはトリプトタン系薬剤が開発されているのでそれがとても有効になります。

頭痛が起きてから早めに服用する事で効果が発揮されます。ですのでいつ頭痛が起きるかわからないのでいつも持ち歩いて、いつでも飲めるようにしておきましょう。

●頭を冷やす

これは片頭痛の場合ですが、後頭部から首に掛けて冷やす事で広がっている血管を抑えてくれます。

片頭痛は血管の拡張が原因なので温めてマッサージをすると更に血管が広がり刺激をしてしまうので間違えないようにして下さい。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。頭痛は色々な原因で起きるので、その頭痛が心配あるものか心配無いかを自己判断するという事はとても難しいです。ここで紹介した物は代表的な物ですので参考程度に頭に入れておくと良いでしょう。

ただし、確実な判断をするには病院で検査を受ける事に限りますので、軽い頭痛だからといって放置はせずに受診しましょう。

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