副鼻腔炎による熱の原因は?治療方法や予防方法について

副鼻腔炎は、風邪を引いた後、副鼻腔内が細菌やウイルスに感染することで発症し、またアレルギー性鼻炎や花粉症からも引き起こされると言われています。

さらには苦しい発熱を伴うことも…。そんなつらい症状の原因と治療、日常的に行える予防方法についてご紹介します。

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副鼻腔炎と発熱の原因

副鼻腔とは鼻の骨の内部に存在する空洞部分のことを指します。急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎とに分かれ、急性の場合1~2週間で治る場合が多いのですが、慢性になるとある程度の長期的治療が必要です。

さらに治るまでに発熱、頭痛や顔面痛が併発するケースも多く見られます。副鼻腔炎とそれに伴う発熱について、主な原因をご紹介します。

どうして副鼻腔炎になるの?

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・風邪がきっかけで起こることが多い

副鼻腔炎の多くは風邪の後に発症します。風邪によって生じた鼻の粘膜の炎症が副鼻腔炎まで広がり、症状が引き起こされるのです。

主な症状として、

  • 発熱や頭痛
  • 鼻づまり
  • 黄色く濃い鼻水が多く溜まる
  • 頭がボーッとする
  • 体のだるさを感じる

などがあり症例は人によってさまざまです。症状が続くと注意力や記憶力が低下し、日常生活に影響を及ぼしてしまうこともあります。

また風邪による細菌感染が原因になることも多くあります。細菌にはインフルエンザ菌、肺炎球菌、さらにブドウ球菌などがあり、これらの感染がきっかけで発症すると言われています。
ただの風邪だと放置せず、早めの治療と予防を心がけましょう。

・アレルギー症状からも

アレルギー性の鼻炎や花粉症はかかってしまうと辛い思いをする人が多いですが、なんとそれに続いて副鼻腔炎の発症率も高まってしまうのです。こちらも風邪から発症する場合と同じく、鼻腔内の炎症が副鼻腔内まで広がり症状が引き起こされます。アレルギーによる鼻炎や花粉症は慢性的に続くことが多く、習慣化することで発症する可能性も高くなります。

家周りのハウスダスト、ダニやホコリ、さらにはペットによって起こることも!ハウスダストなどによる通年性のアレルギーは特に若い世代に多くみられ、今では5人に1人がその症状にかかっていると言われています。

さらにアレルギー性鼻炎を持つ人の4割が副鼻腔炎をあわせて発症してしまうとされています。慢性的に副鼻腔内の粘膜が腫れることで、副鼻腔炎に発展する例が多いのです。

アレルギー性によるものかどうかは、医療機関への受診で判断することができます。内視鏡で鼻の中を見たり、レントゲン撮影によって原因を知る方法が一般的です。

・副鼻腔内の気圧の変化

飛行機に乗ったり、潜水したりすると耳がつまり、キーンとすることってありますよね。同じように副鼻腔内の気圧が急激に変化し、調整ができなくなってしまった場合にも副鼻腔炎になることがあります。

・疲労やストレスによる体調の変化

疲労が溜まったり、日常生活でのストレスが多かったりすると、体の抵抗力が低下し副鼻腔炎になりやすい状態となります。また睡眠不足も大敵となり、睡眠時間の減少によって体調が悪化し、症状が出やすくなってしまいます。日頃から体調を管理するよう心がけ、体を労わるようにしましょう。

副鼻腔炎による発熱の原因

副鼻腔炎によって起きる鼻の粘膜の炎症は、目の奥の細胞にまで達してしまう場合があります。頭痛に加え、顔全体の痛みまで起こるのもこのためです。こうした炎症が原因で発熱が引き起こされてしまいます。

ですが発熱が起こるのは、実はあなたの体が炎症と必死に戦っているから!体全体で細菌やウイルスに対抗している証拠でもあります。

しかし解熱効果のある風邪薬などで熱を下げてしまい、発熱に気付かず症状が進行するとさらに悪化してしまうこともあります。また発熱が続き症状が重くなると、髄膜炎にまで発展する場合もあります。症状に気付いたら、早めの対策・治療を心がけましょう。

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副鼻腔炎のによる発熱の治療方法

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では、副鼻腔炎になり発熱にまで発展した場合、どのように治療していけばいいのでしょうか?医師による専門的な治療から、自分でできる治療法まで詳しくご紹介します!

医療機関による治療

鼻腔内の悪臭やひどい鼻づまりが見られる場合、早めに医療機関を受診しましょう。医師の指導・処方を受けることが何よりも早い治癒につながります。

治療としてまずは鼻腔内に溜まった膿の吸引や、薬によって炎症を鎮める処置が行われます。専用の器具を鼻の穴に差し込み、霧状の薬を吸い込むネプライザー治療という方法もあわせて行われることが多いです。

それに続いて、抗菌薬や患部の痛みを和らげる鎮痛剤の処方などがあります。マクロライド系などの抗菌薬を少量ずつ、長期間服用することで大半の症状の治癒が期待できます。

また内服薬に加えて、点鼻薬や点滴など症状に応じて使い分けられる場合も。もちろん解熱鎮痛薬もあり、辛い発熱や顔の痛みに効果的です。

様々な治療をしても改善が見られない場合は手術を行うこともありますが、以前の切開する方法に代わって最近では内視鏡手術も多く行われており、麻酔によって痛みや負担を軽減しながら治療に取り組んでいくことができます。

自分で行える治療法

・とにかく鼻水を溜めないようにする

こまめに鼻をかみ、鼻水が副鼻腔内にずっと溜まった状態を避けることが大切です。
気を付けたいのは、勢いをつけて強く鼻をかんでしまい、細菌が中耳に達して中耳炎を引き起こしてしまう場合です。また、副鼻腔内に鼻水が入り膿が溜まってしまう危険性も孕んでいます。これ以上症状を広げないために、ゆっくりと少しずつ鼻をかむようにしましょう。

・鼻うがいをする

生理食塩水や専用の洗浄液で鼻うがいをするのも効果があります。ウイルスや細菌、鼻に溜まった汚れをしっかり洗い流すことができます。

家で手軽に作れる生理食塩水は、濃度が0.9%の食塩水です。10分以上沸騰させた後、適度に冷ました500ccの水に4.5~5g(小さじ1)の塩を入れて混ぜて作ることができます。容器の熱湯消毒も忘れないようにしましょう。

手間をかけるのが面倒だったら、市販の洗浄液を購入するのも一つの手ですね。くれぐれも真水は避け、また中耳炎になる危険性があるため、鼻から入った液をそのまま飲みこまないように気を付けましょう。

鼻うがいは、片方ずつ行います。頭を後ろに傾け、片方の鼻の穴を押さえながらもう片方の穴にゆっくりと流し込み、口から出てくる洗浄液を吐き出します。反対も同じように行い、最後に軽く鼻をかみましょう。

・患部や体全体を温める

鼻づまりの原因として、血行不良があげられます。蒸しタオルやカイロなどを鼻の上にあて、凝り固まってしまった血管を温めましょう。気持ちよく鼻どおりを改善することができ、症状の緩和につながります。

温かい食べ物や飲み物を摂取し、体全体を温めるのも効果的です。アレルギー性の症状には、甜茶やルイボスティーがおすすめです。

温かいお風呂に入ったり、軽い運動をしたりして体の血行を良くする方法もあります。鼻づまりの改善に加えて、リラックスすることで精神的にも楽になりますね。

・体調管理をしっかりと行い、細菌やウイルスに負けない体を作る

とにかく症状を長引かせないことが大切です。体を労り、調子を整えましょう。特に疲労や栄養不足、睡眠不足、ストレスなどは大敵です。バランスのとれた食事と睡眠をしっかりととり、体を休ませてあげて下さい。日頃から体調に気を配り、丈夫な体作りを心がけましょう。

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副鼻腔炎の発熱を予防するには?

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副鼻腔炎や発熱の症状は様々です。。そんな辛い症状を予防する方法とは?日常生活で気を付けたいポイントや、具体的な対策をまとめました!

風邪や花粉などを予防する

風邪をひかないように日頃から手洗いうがいを心がけましょう。同時に鼻うがいをして副鼻腔内の原因物質を洗い流すとなお良いですね!

季節や花粉が多く飛ぶ季節にはマスクの着用を心がけ、できるだけウイルスや花粉の侵入を防ぐことが大切です。また、花粉症対策の眼鏡やゴーグルなどをかけるのも効果的です。家に入る際には服に付着した花粉を手で払い、室内に持ち込まないようにすると良いでしょう。

着用する服も、ニットやウール素材など花粉が付着しやすいものは避け、ポリエステル素材やダウンジャケットなど、表面がサラサラ・ツルツルしたものを選びましょう。また、静電気防止スプレーを服に噴射することで花粉が付きにくくなるという小技もあります!このように、目や鼻から原因物質が入らないように日頃から対策を怠らないようにするのが大切です。

また、ハウスダストやダニ、ホコリによって起こるアレルギーは、部屋の掃除をこまめに行うことで防止しやすくなります。カーペット敷きなどダニが生息しやすい環境は避けた方が良いでしょう。部屋全体に掃除機をかけ、清潔な室内を保つようにして下さい。

ペットによるアレルギーの場合、室内飼いは避けましょう。外で飼うのが難しい場合は、寝室には入れないようにし、ペット周りの掃除を毎日欠かさず行う必要があります。

鼻炎や花粉症の場合は早めの治療を

発症してからでは治療に時間がかかることが多いため、花粉が飛び始める前に受診することが大切です。花粉による発症の1週間から10日前に薬を服用し始めないと、効果を得ることが難しくなってしまいます。

花粉が多い季節は病院も混雑します。前もって症状に気付けている場合は、余裕を持って早めの治療を行いましょう。

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まとめ

副鼻腔炎と発熱について、原因・治療方法・予防方法の3つについてご紹介してきました。

副鼻腔炎に伴う発熱は、症状がかなり進行していることが予想されるため、早めの受診を心がけるようにしましょう。何よりも怖いのは症状を放置したり、自らの判断で飲んだ薬によって熱を抑えてしまい、気付かないうちに進行してしまう場合です。

早期の医療機関での受診に加え、これまでご紹介した対処法や、日頃から自分で行える予防法を実践してみて下さい。早めに治療をしてしっかりと体調を管理すれば、副鼻腔炎とそれに伴う発熱などの症状は治すことができます。

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