後鼻漏(こうびろう)あるいは後鼻漏症候群という言葉を聞いたことがあるでしょうか?後鼻漏とは鼻水が喉のほうに流れてしまう状態のことで、後鼻漏症候群とは後鼻漏によって現れる様々な症状のことです。
しかしながら、後鼻漏や後鼻漏症候群についてご存知の人は多くなく、違和感を感じつつも放置している人もいるかもしれません。
そこで今回は、後鼻漏とそれに伴う後鼻漏症候群について、その症状や原因、そして治療法・対処法などを、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。
後鼻漏とは?
そもそも後鼻漏とは、どのような状態のことなのでしょうか?まずは、後鼻漏の定義と鼻の仕組みについての基礎知識を、おさらいして確認したいと思います。
鼻漏とは?
鼻漏は、鼻水を意味する医学用語です。いわゆる鼻水は、くしゃみ・鼻づまりと並んで良く見られる鼻症状の一つですが、原因となる病気によって鼻水の性質は異なります。
漿液性鼻漏(しょうえきせいびろう)は、サラサラした水っぽい鼻水のことで、アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎・急性鼻炎などで現れます。
粘液性鼻漏や膿性鼻漏は、粘り気のある鼻水や黄色く膿のような鼻水のことで、副鼻腔炎・慢性鼻炎・急性鼻炎の後期などで現れます。
血性鼻漏は、血の混じった鼻水のことで、急性鼻炎・上顎癌(上顎洞癌)などで現れます。
後鼻漏と後鼻漏症候群
後鼻漏とは、簡単に言ってしまいますと、鼻水が後方の喉(のど)側に流れて喉を通過する状態のことです。
人間は、鼻・口・喉で唾液や鼻水など多くの分泌液を分泌していて、多くが喉を通過していきます。ですから、鼻で分泌された液体が喉を通過して無意識的に飲み込んでいても、それは健康であれば通常の生理現象ですので問題になることはありません。
しかしながら、何らかの理由により、喉を流れる鼻水の量が増えたり、粘液性鼻漏・膿性鼻漏が喉を流れることがあります。すると、様々な症状が現れることがあり、後鼻漏によって現れる症状を総称して後鼻漏症候群と呼びます。
ちなみに、後鼻漏に対して、鼻水が鼻の穴から前方に流れ出すことを前鼻漏と言います。
鼻の仕組み
鼻は、口とともに呼吸の際の空気の通り道ですので、非常に重要な器官です。
鼻の穴(鼻孔)を入ると、鼻前庭と呼ばれる鼻毛の生える部位があり、鼻毛が空気に含まれる埃などゴミを絡め取ります。この鼻前庭が鼻腔の入口にあたり、鼻腔は粘膜で覆われていて、鼻前庭をすり抜けた細菌やウイルスなどの異物を体内に侵入させないようにするとともに、取り入れた空気を加湿したりや温めます。
鼻腔の奥の突き当りの部分が、咽頭の中でも上咽頭と呼ばれる部位です。言い換えると、上咽頭とは、鼻腔と口腔が合流する口蓋から鼻腔に続く部分のことです。
また、鼻腔の周囲には、副鼻腔と呼ばれる空洞が存在します。副鼻腔とは、鼻腔に隣接する骨の内部にできた空洞です。前頭洞・篩骨洞・蝶形洞・上顎洞という4つの空洞を総称して、副鼻腔と言います。
まゆげ・おでこのあたりに前頭洞があり、鼻の付け根付近に篩骨洞と蝶形洞があり、両目の下で鼻の両脇の頬あたりに上顎洞があります。副鼻腔内は、鼻腔と同様に粘膜に覆われていて、わずかな開口部で鼻腔と繋がっています。
後鼻漏症候群の症状
それでは、後鼻漏症候群が生じると、どのような症状が現れるのでしょうか?後鼻漏症候群によって現れる症状を、ご紹介したいと思います。
漿液性鼻漏の量が増えた場合
漿液性鼻漏、いわゆるサラサラと水っぽい鼻水が、喉側に流れる量が増えると次のような症状が現れることがあります。
喉に流れる鼻水の量が多くなり違和感を感じる
喉に流れる鼻水の量が多くなりますから、どうしても違和感を感じます。違和感から、集中力が低下して、日常生活に影響を及ぼすことも考えられます。
吐き気
大量の鼻水が、喉を通って胃へと向かいます。そのため、吐き気を催したり、胃に不快感が現れることがあります。
息苦しさ・不眠症状
夜間に仰向けに寝ると、鼻水が上咽頭のあたりに流れ出て胃に向かうことなく貯留してしまいます。つまり、喉に鼻水が溜まってしまうため、寝ていても息苦しさを覚えたり、イビキの原因になったり、酷い場合には不眠症状を呈することになります。
このような睡眠不足や不眠症状で疲労がとれずにいると、鼻をかむ時にいきむことで首や肩が緊張することと相まって、首痛や肩こりにつながることもあります。
粘液性鼻漏・膿性鼻漏が喉に流れた場合
粘液性鼻漏や膿性鼻漏、いわゆる粘り気のある鼻水や黄色く膿のような鼻水が、喉側に流れ出ると次のような症状が現れることがあります。
粘性のある鼻水で喉に違和感を感じる
喉に流れる鼻水に粘性があるため、通常無意識的に飲み込んでいる鼻水と異なりますから、どうしても違和感を感じます。違和感から、集中力が低下して、日常生活に影響を及ぼすことも考えられます。
吐き気
喉に流れ出た鼻水には粘性があり、上咽頭などの喉に付着して胃まで流れ落ちないこともあります。そのため、身体の防御反応として粘性のある鼻水を吐き出そうとするため、吐き気を生じることがあります。
息苦しさ・不眠症状
漿液性鼻漏の場合と同様に、夜間に仰向けに寝ると、粘液性の鼻水が上咽頭のあたりに流れ出て貯留してしまいます。ですから、寝ていても息苦しさを覚えたり、イビキの原因となったり、酷い場合には不眠症状を呈することになります。睡眠不足や不眠症状から、首痛や肩こりにつながる可能性も同じです。
痰(たん)や咳(せき)が出る
夜間に仰向けに寝ると、粘液性の鼻水が上咽頭のあたりに流れ出て貯留してしまいます。本来、痰とは肺や気管支で分泌された粘液が異物を絡め取ったものですが、喉に溜まった粘液性の鼻水が痰のようになってしまいます。そして、痰のような鼻水を体外へ吐き出そうとして、咳が生じます。
炎症が生じる
粘液性鼻漏や膿性鼻漏は細菌やウイルスが繁殖しやすく、鼻水が鼻腔の鼻粘膜や上咽頭などの喉に付着して、炎症の原因となる場合があります。上咽頭が炎症を生じた上咽頭炎では鼻の奥に痛みが現れ、中咽頭などで炎症が生じれば喉に痛みが現れます。
口臭がする
粘液性鼻漏や膿性鼻漏は細菌やウイルスが繁殖しやすく、異臭の原因となります。鼻水が鼻腔の鼻粘膜や上咽頭などの喉に付着していると、その異臭が口腔を通じて上がってきて口臭となることがあります。
食欲の低下
喉に流れ出た鼻水には粘性があり、喉に付着することもあります。そのため、食事で食べ物を飲み込む際に不快感を感じたり、その不快感などの影響で食事を美味しいと感じられずに食欲が低下することがあります。
後鼻漏症候群の原因
このように様々な症状が現れる後鼻漏症候群ですが、なぜ喉を流れる鼻水の量が増えたり、粘液性鼻漏・膿性鼻漏が喉を流れたりするのでしょうか?
そこで、後鼻漏症候群の原因を、ご紹介したいと思います。
鼻炎
後鼻漏で喉を流れる鼻水の量が増える原因として考えられるのが鼻炎で、鼻炎は鼻腔の粘膜に炎症が生じる疾患です。
鼻炎には、いくつかの種類がありますが、鼻水の量が増えるのが急性鼻炎・アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎などです。これらの鼻炎では、サラサラした水っぽい鼻水で、湧き出るように鼻水が流れ出します。
急性鼻炎
急性鼻炎は、細菌やウイルスに感染して風邪にかかった際に、鼻腔に炎症を生じる疾患です。急性鼻炎は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが中心的症状で、いわゆる鼻かぜと呼ばれる症状が現れます。
急性鼻炎で生じる鼻水は、基本的にサラサラした水っぽい鼻水ですが、鼻炎の症状が長引くと粘性のある黄色い鼻水に変化する場合もあります。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、身体の免疫システムが過剰反応するアレルギーが原因で生じる鼻腔の炎症のことです。
アレルギー反応の原因となる物質が、ハウスダストやダニなどの場合は通年性のアレルギー性鼻炎となり、花粉などの場合は季節性のアレルギー性鼻炎となります。ですから、花粉症は、アレルギー性鼻炎のうちの一つということになります。
アレルギー性鼻炎も、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが中心的症状で、サラサラした水っぽい漿液性の鼻水が大量に分泌されます。
血管運動性鼻炎
血管運動性鼻炎は、寒暖差が要因となって現れる鼻腔の炎症のことです。例えば、暖かい室内から寒い屋外に出た場合や熱い鍋料理などを食べた場合に、鼻水が大量に分泌される症状が、血管運動性鼻炎にあたります。通称で寒暖差アレルギーと呼ばれたりもします。
血管運動性鼻炎で現れる鼻水も、とてもサラサラしていて水っぽく大量に分泌されます。
ちなみに、寒暖差アレルギーは自律神経の誤作動で生じると考えられています。
副鼻腔炎
後鼻漏で粘液性鼻漏・膿性鼻漏が喉を流れる最大の原因と考えられるのが、副鼻腔炎です。副鼻腔炎には、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があり、粘液性の鼻水や膿性の鼻水が現れるのは、特に慢性副鼻腔炎です。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、急性鼻炎やアレルギー性鼻炎が原因となって発症する副鼻腔の炎症です。その症状は、鼻水・鼻づまりなどの鼻症状と副鼻腔付近の鈍痛・頭痛・頭が重く感じる頭重感などが現れます。
副鼻腔炎は、急性鼻炎やアレルギー性鼻炎の炎症が、副鼻腔にも波及することで併発する傾向があります。
慢性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が慢性化することで、粘膜の炎症部から膿が発生してしまい膿が副鼻腔に溜まってしまう疾患です。ですから、慢性副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれます。
慢性副鼻腔炎になると、急性副鼻腔炎の症状に加えて、粘液性の鼻水に膿が混じり黄色くなるので、膿性鼻漏が現れます。
好酸球性副鼻腔炎
好酸球性副鼻腔炎は、原因や発生メカニズムが未だ解明されていない難治性の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のことです。
好酸球性副鼻腔炎では、とても粘り気のある膿性の鼻水が現れ、においを感じる嗅覚細胞(嗅細胞・嗅神経)を鼻水が覆ってしまうことで嗅覚が機能低下して嗅覚障害も現れます。また、好酸球性副鼻腔炎で特徴的なのが、鼻茸とも呼ばれる鼻ポリープです。鼻ポリープは、鼻炎や慢性副鼻腔炎などでも発生することがありますが、好酸球性副鼻腔炎では多発的に現れます。
鼻ポリープ自体は、粘膜のむくみが厚くなったもので腫瘍ではありませんが、発生すると鼻水の流れをせき止めるので後鼻漏になりやすく、鼻づまりで呼吸が苦しくなることもあります。
喉や食道の炎症
喉や食道の炎症が原因で、後鼻漏のような症状を感じる場合もあります。具体的には、上咽頭炎と逆流性食道炎が挙げられます。
上咽頭炎
上咽頭炎は、細菌やウイルスに感染して風邪にかかった際に、上咽頭に炎症を生じる疾患です。上咽頭炎は、風邪の際に急性鼻炎などに続いて生じることがあります。
上咽頭炎になると、上咽頭の粘膜が腫れたり、上咽頭の粘膜に粘液性の分泌物が付着することがあります。これらが、痰のようになり喉に落ちると後鼻漏のように感じられます。
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃液や消化途中の食べ物が、胃から食道まで逆流して上がってくることで、食道の粘膜に炎症を生じる疾患です。逆流性食道炎の症状は、主に胸焼け・胸の痛み・酸っぱいものがこみ上げる呑酸ですが、逆流物が食道に留まり付着したものが落ちると後鼻漏のように感じられます。
自律神経の乱れ
鼻水の分泌には、自律神経が関わっています。自律神経は、胃腸の消化液の分泌など、身体のあらゆる分泌物に関与していて、自律神経が乱れると当然ながら分泌液のコントロールにも不調をきたします。
ですから、自律神経失調症など自律神経の調子が悪い場合は、鼻水の分泌量の調節ができなくなり、鼻水の分泌量が多くなる場合があります。
後鼻漏症候群の治療方法
このように後鼻漏症候群では様々な発生原因によって、様々な症状が現れます。
では、後鼻漏症候群の症状が現れた場合、どのような方法で治療するのでしょうか?後鼻漏症候群の治療法を、ご紹介したいと思います。
耳鼻咽喉科の受診と検査
呼吸をするには、鼻呼吸と口呼吸の両方をバランス良く使えなければなりません。ですから、呼吸に必要不可欠な鼻に異常を感じる場合は、早急に耳鼻咽喉科を受診して、医師の診断を受けることが大切です。
後鼻漏症候群は、基本的に原因となる病気・疾患を治療しなければ、症状の改善ができません。したがって、病院では鼻鏡検査・内視鏡検査・レントゲン検査・CT検査・鼻汁中好酸球検査などの検査を実施して、後鼻漏症候群の原因となる病因を特定します。
鼻炎が原因の場合
急性鼻炎が後鼻漏症候群の原因である場合、細菌性の風邪に対しては抗生物質と抗炎症剤の投与を行い、ウイルス性の風邪に対しては抗生物質の効果が期待できないので抗炎症剤で炎症をコントロールします。
アレルギー性鼻炎が原因の場合は、抗アレルギー剤を用いる薬物療法、鼻粘膜をレーザーで焼いてしまう手術療法などがあります。
このように鼻炎が後鼻漏症候群の原因である場合は、基本的に鼻炎の治療を実施して鼻炎が抑制されれば鼻水の分泌も正常に戻り、後鼻漏も正常に戻ります。
副鼻腔炎が原因の場合
副鼻腔炎が後鼻漏症候群の原因である場合、まずは鼻から副鼻腔に存在する鼻水を吸い取ることが、治療の第一歩です。その上で、抗生物質が含まれる霧状の治療薬を、細霧吸入器によって鼻や口から吸入するネプライザー治療を行います。
また、内服薬も処方されます。内服薬は主に、熱や痛みを抑制する解熱鎮痛剤、鼻水の粘りを解消する消炎酵素薬、細菌による膿の発生を抑制する抗生物質・抗生剤などが症状に応じて処方されます。副鼻腔炎では、症状に応じた漢方薬が処方されることもあります。
そして、副鼻腔炎が治れば、後鼻漏も治まるのが通常です。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)が原因の場合
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の場合も、上記の治療が基本となりますが、治療期間はより長くなる傾向にあります。というのも、慢性副鼻腔炎では、鼻粘膜粘液線毛輸送機能(鼻粘膜粘液繊毛輸送機能)が低下しているため、この機能を正常に回復させるのにやや時間が必要だからです。
鼻粘膜粘液線毛輸送機能とは、鼻粘膜の細胞に存在する微細な毛が粘液と一緒にベルトコンベヤーのように異物を捕まえて排除する働きのことです。この鼻粘膜の線毛運動機能(繊毛運動機能)を回復させるために近年注目されているのが、吸入療法です。
吸入療法は、細霧吸入器で生理食塩水を温めてミスト状にして噴霧することで、線毛運動機能の改善を促すものです。音波温熱吸入器・スチーム吸入器・ミスト吸入器など家庭用吸入器も市販されていて、患者が自宅でケアすることも可能です。
この他に、患部の粘膜にピンポイントで薬剤を注射して粘膜の正常化を促す粘膜注射療法や内視鏡を用いて手術する鼻内内視鏡手術が選択されることがあります。
好酸球性副鼻腔炎が原因の場合
好酸球性副鼻腔炎は、難治性の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)ですので、現時点で根治する治療法が存在しません。
ですから、薬物療法・手術療法・ネプライザー治療などの鼻洗浄処置を組み合わて、症状に応じて対処していくことになります。
上咽頭炎が原因の場合
上咽頭炎が後鼻漏症候群の原因である場合、塩化亜鉛(消毒薬)を患部に綿棒で直接塗布するBスポット療法を実施します。
その後に、ネプライザー治療を実施することもあります。
逆流性食道炎が原因の場合
逆流性食道炎が後鼻漏症候群の原因である場合、内科・胃腸科・消化器科の病院を紹介してもらい、逆流性食道炎の治療を行う必要があります。
自律神経の乱れが原因の場合
自律神経の乱れが後鼻漏症候群の原因である場合、疲労・睡眠不足・ストレスなどが影響しているかもしれませんので、生活習慣を見直して心身ともに休ませる必要があるでしょう。
また、自律神経失調症の場合は、精神科医や臨床心理士などのカウンセリングも必要かもしれません。
自分でできる予防法
自分でできる対策や予防法は、マスクをして鼻や喉を保湿して、細菌などの感染を防ぐことが第一でしょう。
また、手洗いやうがいも、急性鼻炎や上咽頭炎を防ぐことになりますので、意識して実施すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?後鼻漏と後鼻漏症候群の症状や原因、そして治療法などについて、ご理解いただけたでしょうか?
後鼻漏症候群の症状の一つ一つは大した症状ではないかもしれませんが、その不快な症状によって睡眠不足に陥ると、日常生活にも影響を及ぼします。それに加えて、後鼻漏をもたらす原因となる病気は、いずれも放置していると深刻な影響が現れる可能性があります。
鼻は呼吸に必要不可欠な重要な器官ですから、鼻に異常を感じた場合は早急に耳鼻咽喉科の病院を受診して医師の診断を仰いでください。
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