目が覚めたらなぜか腕の付け根がいたいと言うことはないでしょうか?そういった突然お変化は、かなり驚きますし、腕はよく使う部位でもあるので、日頃の生活にかなり支障がでてしまいますよね。
腕の付け根と言っても肩関節や肩甲骨周辺、三角筋や腱板部分など、様々な箇所がありますよね。肩周りが痛いのか、背中や肘の方が痛いのかによって、セルフケアや、体操解消法も変わってきます。
この記事では、腕の付け根が痛いのにはどういった原因が考えられるのか、ご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
腕の付け根が痛いのって一体何が原因だといえるの?
腕の付け根が痛くなるというのには、いくつかの原因が考えられます。また、病気ということができなくても、それ以前に何らかの習慣などによって、腕の付け根が痛くなってしまっている可能性もあります。
そういった腕の付け根が痛くなったことによって、痛みの原因を見直すことができなければ、ずっと慢性的に痛みが続いてしまいます。まずは、どういった理由で腕の付け根が痛くなるのかを見ていきましょう。
首や肩などに大きな負担がかかってしまっているから
デスクワークが多いと、首や肩に大きな負担がかかってしまいますよね。また、元々肩がこりやすいと言う方もいるかと思います。デスクワークなどは、意識していないかもしれませんが、実は毎日大きな負担がかかっています。
得に、首をしたに向けるという動作は無理な姿勢でもあるので、無意識の内にかなり負担がかかってしまっています。また、これは首から、肩にかけての負担です。これらが貯まることによって、腕の付け根にも影響がでてしまいます。
特に、こういったものは整体やマッサージなどで一時的に解決することができますが、根本的に解決するためにはまずは首や肩に負担をかけている原因を取り除いたり、改善することだといえます。
普段から暴飲暴食をしており肝臓に負担がかかってしまっているから
普段から暴飲暴食をしてしまっている心当たりはないでしょうか。夜に揚げ物を食べたり、お酒をたくさん飲んだ後にラーメンなどを食べてしまったり。ついつい食べすぎてしまったり飲みすぎてしまいますよね。
もちろんそれらがストレス発散に繋がるのかも知れませんが、実は肝臓に大きな負担がかかっています。こうした長年の負担はつもりつもって体の他の部分に影響をもたらします。肝臓が疲労してしまうと、その近くに位置している右肩や、右の肩甲骨にも影響が出てしまいます。
こういった右の肩の周辺が痛いという場合には、もしかすると暴飲暴食が原因で、肝臓に負担がかかってしまっているからかもしれませんよ。
無理な姿勢で眠ってしまい寝違えてしまったから
首が寝違えてしまうということはよくありますよね。しかし、それと同時に肩なども寝違えやすいと言われています。寝違えというのは、寝た姿勢が悪かったりすることで起こります。
人によっては腕が上がらなかったりすることもありますが、これは首の捻挫が起こってしまっている状態だと考える事ができます。しかし、首に無理やりマッサージなどをするのではなく、まずは湿布などをはるようにしましょう。
それと一緒に、ストレッチをすることが大切です。首は非常に繊細な場所なので、無理に触ったりするのではなく、ゆっくりと改善するようにしましょう。また、何かをしながら寝落ちするのではなく、きちんと寝る準備をしてから寝るようにしましょう。
無理に激しい運動をしており筋肉疲労を起こしているから
普段から激しい運動をしていたり、突然腕をたくさん使ったりしなかったでしょうか。引っ越しなどは重い荷物をたくさん持つので、次の日は体中が痛いですよね。また、こういった激しい運動ではなくても、長時間のパソコンなども腕には疲労が溜まってしまいます。
腕の筋肉が少ない人ほど、そこまで大したことがない運動であっても、筋肉疲労を起こしやすいと言えます。もし、自分が筋肉が少ないと自覚しているのであればそれが原因かもしれません。
スポーツを激しくする方の場合は、筋長頭腱炎や肩関節周囲炎などといった肩関節付近が炎症を起こしている可能性もあります。
腕の付け根が痛い時に考えられる病気ってどういったものなの?
腕の付け根が少し位痛くてもあまり気にはなりませんが、突然強い痛みを感じたり、腕を上げることができないようになってしまったら、一体自分は何の病気になってしまっているのか、心配になりますよね。
また、そういった病気ではないにせよ、腕の付け根が痛いとどういった可能性があるのかを分かっているだけで安心することが出来るのではないでしょうか。ひとえに可能性があるとしかいえませんが、知識を身に付けることで余計な心配をする必要もありません。
また、少しでも理解しておくことで、もし自分が発症した時に焦る必要もありません。ぜひ読んでみてくださいね。
四十肩や五十肩を発症してしまっている
まずは、よく聞く四十肩や五十肩です。これは、どういった状態かというと、肩の筋肉や、関節周辺で炎症が起こってしまっている状態のことを言います。特に、四十代、五十代に多いことからこう呼ばれています。
自然に一ヶ月以内に治る人もいますが、人によってはなかなか治らず、一年ほど苦しんでしまう可能性もあります。この症状は年をとったことであったり、ストレスや、ホルモンバランスなど様々な条件によって発症しやすくなります。
そのため、もし痛みがなかなかひかないようであれば、すぐに病院に行くことをおすすめします。長引かせてしまう前に、原因を明確にしてすぐに完治することが出来るようにしましょう。
更年期を迎えた女性が発症しやすい石灰沈着性腱板炎
いきなり腕が痛くなってしまったのならば、もしかすると石灰沈着性腱板炎かもしれません。ホルモンバランスが狂い、カルシウムが減っていくことによって発症しやすいと言われており、そのため、更年期を迎えた女性が起こりやすいようです。
見た目にも、赤く腫れ上がってしまうので、かなり痛々しく、腕が思うように動かせないほど強い痛みを感じることが多いようです。人によって痛みの周期は違いますが、ある日突然痛くなったのであれば可能性が高いです。
もし、強い痛みを感じたり、その後も腕が上手く動かせなくなってしまうのであれば、病院に行くようにしましょう。放置をしていたら更に悪化する可能性があります。
球技系のスポーツ選手に起こりやすいインピンジメント症候群
腕をよく使うような球技のスポーツ選手は、肩がだんだん発達していきますよね。しかし、筋肉が発達することで骨の間に滑液包などが潜り込んでしまったり、圧迫されてしまいます。それにより、出血をしたり、むくんでしまうことで、痛みを感じるようになります。
こうなってしまうと、まずは安静にすることが大切です。無理にスポーツを続けてしまうと、腱板の部分が切れてしまったり、骨の棘ができてしまうなど、今後のスポーツ人生に影響が出てしまいます。
まずは安静にして、症状の進行を抑えるようにしましょう。単純な筋肉痛などと違い、体の内側に無理な力がかかっているので、手術の必要がある場合もあります。
リンパ腺に異常がある乳がん
最後に見ていきたいのが、腕の付け根のあたりに痛みを感じるのはリンパにがん細胞ができている可能性があります。特に、リンパ腺に異常がでると、腕の付け根の痛み以外にも、わきの下にしこりができたり、肩こりを感じたり、乳房の辺りに痛みを感じるなどの症状が出てきます。
こういった症状を感じつつ、腕の付け根も痛むと行った場合には、乳がんの可能性が考えられます。また、がんといっても、乳がんは女性の16人に1人が発症すると言われており、発症率は高いと考える事ができます。
もし少しでも不安に感じたら、受診し、検査をしてみましょう。もちろん異常がなければ安心することができますし、早期発見は完治率を上げることにもなりますよ。
腕の付け根が上がらない時に気をつけておきたいことは?
腕の付け根が痛いと行っても、様々な症状がありますよね。決まった側しか痛くないと言うこともあれば、他に何かしらの症状が併発して出ているということもあるかもしれません。
これが判断基準になるとはいえませんが、自分で判断するというより、医師に相談する際に、より分かりやすいと言う点で、自分の痛みを理解しておくことは非常に重要です。ただ痛いことを伝えるよりも診断がしやすくなります。
それでは一体どういった症状だと、どこに原因が考えられるのか、みていきましょう。
左腕の付け根が特に痛いならば心臓に何か異変があるかもしれない
心臓はほぼ真ん中についていますが、その中でも、特に左寄りだというのは皆知っていますよね。腕の付け根が痛いと感じている場合には、実は心臓の強い痛みだったと言う場合もあります。
特に、痛みなんてだいたいなので、本当に自分が痛い場所なんてよく分からないですよね。また、押してみたりしてもよく分からず、とりあえず痛いと左腕の付け根だろうと思ってしまいます。
しかし、もしかすると、それは心臓に痛みが感じてしまっており、心臓系の病気が発症している可能性があります。付け根が痛い際に、左腕の付け根だけが痛いと伝えることで、こういった病気は早期発見しやすくなります。
右腕の付け根が特に痛いならば肝臓に何か異変があるかもしれない
左腕の付け根の痛みは心臓ですが、右腕の付け根の痛みは肝臓が悪くなっていると考えられます。肝臓の痛みが生じているというより、肝臓が悪い時に、痛みとして、右腕周辺に痛みが生じています。
そういった場合には、最近肝臓になにかストレスを与えるような習慣をしていなかったか見直してみてください。もしかすると、最近の生活において、バランスが崩れていたりしているかもしれません。
病院に行った時には、右腕のみの付け根に痛みを感じ、最近生活習慣が良くないと言うことを伝えるといいかもしれませんね。
付け根の痛みより両腕が上がりにくいならば肩に問題があるかもしれない
付け根が痛んでいる時に、両腕をあげて見る動作をしてみてください。付け根の痛みより、両腕が上がりにくいのならば、肩に異常が出ている可能性が高いです。肩に炎症が起きているため、付け根も痛いように感じてしまいます。
しかし、いくらうでの付け根を治療しても、肩の治療をしなければ意味がありません。肩の疲労などであればまだ治りやすいですが、関節炎などである四十肩や五十肩であれば、地道な治療が必要です。
無理にセルフチェックで痛い時に上げる必要はありませんが、自分なりの治療でも効果がでにくく、両腕にも異変が感じるのであれば、もしかすると方に問題があるのかもしれません。
脇の下にしこりを感じられるならばリンパ腫などができているかもしれない
最後に、脇の下に手を入れて、しこりがあるかどうか確認してみてください。脇の下というのは、リンパ線があり、そこにしこりがあるということはリンパに何かしらの異常が起こっていると言うことでもあります。
癌だけではなく、リンパに何かしらの影響が考えられるので、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。湿布などの処置だけでは、リンパの治療に繋がらないので、早期治療を心がけるようにしましょう。
痛みが起こった時に自宅でできる対処法って?
痛みが起こったとしても、病気ではなく、単純に寝違えてしまっていたり、筋肉疲労の場合がありますよね。そういった場合には自分でセルフ治療をすることで痛みを軽減させることができます。
しかし、やり方を分かっていなければ、かえって悪化させてしまいます。確認する意味でも、どういったやり方が良いのかを最後に見ていきましょう。
それでは早速、自宅で出来る腕の付け根の治療法とはどういったものがあるのか見ていきましょう。
まずは湿布を貼るなどして患部を冷やしてみる
まずは、湿布を貼るなどして患部をひやしてみましょう。患部が痛みを感じる時に、腫れていたり、熱を持っていたりすればまずは冷やすことが大切です。また、人によっては温湿布の方が良いかもしれません。
あまりにも張っていて痛みを感じると考えられる時には、冷湿布より温湿布をはり、温めることで張りを少しでも緩和させてあげるようにしましょう。
湿布は、こまめにとりかえるようにして、むれたり、かぶれたりすることがないように最低でもお風呂のときなどにはとりかえるように心がけましょう。
ストレッチをして凝り固まった患部を緩めてあげる
次に、ストレッチをしましょう。あまり肩や首周りのストレッチをすることってないですよね。しかし、実際にやってみると思いの外凝っているのではないでしょうか。この時に自分なりにマッサージをするよりも、ストレッチの方が効果があります。
最近では、YouTubeなどでもたくさんのストレッチ動画などが上がっているので参考にしてみましょう。また、ヨガなどを定期的に行うように習慣化して柔軟性を高めるのもいいかもしれませんよ。
ストレッチをする時には、無理に患部を伸ばすというよりも、凝り固まった患部をゆっくりと伸ばし、血行をよくすることで温めてあげることを意識するようにしましょう。
無理にマッサージなどをせずに整体などにいく
次に、セルフマッサージなどが苦手であれば、行きつけの整体などにいきましょう。そういった場所で体の歪みを取り除くことで、他にも痛みを発症することを防止することができます。
何度も整体に行くことは大変かもしれませんが、月に1回など回数をきめて、定期的に通うことによって返って予防につながります。体の不調が気になるようなら行きつけの場所を見つけてみるのもいいかもしれませんよ。
痛みがひかないようならばすぐに病院を受診する
最後に、自己流に治療をしてみてもなかなか痛みがひかないようであれば、もしかすると違うことが原因かもしれません。その場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。
下手に自分一人で工夫をしてみても、悪化していくだけです。もし心配であればまずは電話をするなどして確認をしてみましょう。それでも行くことをおすすめされたら、行ってみるのがおすすめですよ。
まとめ
腕の付け根に痛みを感じると、日常生活でもかなり気になってしまいますよね。また、痛みに気をとられて他のことをするのが困難になってしまいます。そうならないためにも、まずは腕の痛みというのはどういったものがあるのかを理解するようにしましょう。
また、どのような症状だとどういった病気を発症しやすいのかを理解することによって、心づもりもできますし、他の知識に左右されません。また、普段から防止することが出来るように、自分なりに筋肉をつけたり、激しい運動の後はケアを忘れないようにしてくださいね。
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