悪寒戦慄の原因は?考えられる病気や症状について

悪寒戦慄(おかんせんりつ)と言われて、症状がすぐに思い浮かびますか?随分と恐ろしい字面ですが、恐らく誰もが経験したことのある、とても身近な症状の一つです。

しかし意外なところに原因が隠れていることもある悪寒戦慄、よくあることだからと言って放っておくのも良くないかもしれませんし、逆に気にしない方がいいこともあります。今回はこの悪寒戦慄について紹介します。

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そもそも悪寒戦慄とは?

悪寒

悪寒戦慄の一般的な症状と、誰もが経験しているであろうと言い切れるほどによくある原因が以下です。

悪寒戦慄の症状、ただの悪寒と何が違うの?

一気に悪寒戦慄と言ってしまうと分かりづらいかもしれませんが、「悪寒」だけだとその症状はすぐに思い浮かぶでしょう。気温の低下から来るそれとは明らかに違う、病的な寒気のことです。

悪寒戦慄と言うのは悪寒の症状が震えや身震いを併発することです。そもそも震えるという行動は寒さを感じた時に筋肉を震わせ、熱を生み出して体を温めようとする自然な作用なのです。ですから病気であるかないかに関わらず、体が寒いと感じたら震えが起こるということになりますね。

悪寒戦慄の代表的な原因は、あっぱりあの病気!

まず考えられるのがやはり風邪、もしくはインフルエンザでしょう。風邪やインフルエンザののひき始めに、悪寒戦慄が発症したことの無い人の方が少ないのではないかと思われます。

ただし風邪の症状は、咳や喉の痛みが中心で体温もあまり高温にはならないため、インフルエンザに比べて悪寒戦慄が起こることは少ないです。インフルエンザは風邪とは違い、特殊な症状を多く持っています。代表的な例が「悪寒戦慄の後の急激な体温上昇」でしょう。

大体39℃以上、人によっては40度を超えることもあります。また、全身の関節痛や筋肉痛を伴う場合も風邪ではなくインフルエンザの可能性が高いです。この季節で最も怖い病気なので、悪寒戦慄の他に急な体温の上昇や体の痛みなどを確認したら、早めにお医者さんに相談しましょう。

この時期は特に警戒!風邪やインフルエンザの予防方法

特にこの季節は、風邪やインフルエンザを警戒している方が多いでしょう。風邪にしてもインフルエンザにしても感染症で人から人にうつるものです。極力人混みは避け、風邪やインフルエンザの感染者に近づかないようにしましょう。

特に、インフルエンザについては長期間の休養が義務付けられてしまうので、インフルエンザに感染してしまったら自分のためにも他人のためにも外出は控えるようにして下さい。ウィルスは空気中に飛散しているのでマスクの着用は効果的ですし、感染差の触れたつり革などに付着していることもありますので手洗いは必須です。基本的なことですが、甘く考えずにきちんと意識していきたいところです。

また、インフルエンザに感染したら一刻も早く薬を処方して貰いたいと思うかもしれませんが、ウィルスが増殖した12時間後以降でないと正確な結果が得られないそうです。タミフルなどを処方してもらえない可能性がありますので注意して下さい。

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熱が出てないのに悪寒戦慄が現れる原因は?

更年期

風邪やインフルエンザ以外で悪寒戦慄を引き起こす、最も意外な例を紹介します。

風邪でもないのに寒くて震えるのは自律神経の問題かも

熱が無い時に悪寒戦慄が起こった場合、まず疑われるのが自律神経失調症です。自律神経の働きには交感神経と副交感神経という2つの神経が関わっていて、通常なら人間の活動を担う交感神経は昼間に優位になり、休息を担う副交感神経は夜に活発になります。

これらの神経のバランスが崩れてしまうと、活動するはずの昼間に副交感神経が優位になって「寝ても寝たりない」と言った症状を引き起こしたり、逆に休養するはずの夜間に交感神経が優位になって不眠を引き起こしたりと、あべこべな状態になります。

寒くないのに寒気がして震えるという症状も、なんとなく似ていますね。また、自律神経失調症には悪寒戦慄の他に頭痛や手足の痺れ、疲れやすい、落ち込みやすい、悪寒戦慄とは逆に暑くもないのに顔が火照ると言うような症状も見られます。自律神経が乱れる主な原因は不規則な生活や仕事などによるストレスで、症状を気にしすぎると悪化してしまう可能性もあります。

更年期の自律神経の乱れは、特に悪寒戦慄を引き起こしやすい

熱が無い時の悪寒戦慄は自律神経の乱れが関わっていると説明しましたが、中でも更年期における自律神経の乱れは特に悪寒戦慄を引き起こしやすいと言われています。

更年期を迎えたら手や足が冷えるようになった、顔が火照るようになったと言うことは無いでしょうか。更年期になるとホルモンバランスが崩れることにより自律神経が乱れ、血の巡りが悪くなり、体温の調節が難しくなります。その結果、悪寒戦慄を引き起こすのです。

悪寒戦慄が不安を引き起こす…どうすればいいの?

これは更年期の方にもそれ以外の方にも言えることなのですが、ストレスが自律神経の乱れを助長するため、熱も無いのに悪寒戦慄を引き起こしたことを気にし過ぎると症状が悪化する可能性があります。

悪寒戦慄自体は体に害が無いので、まずは落ち着くようにしましょう。また、更年期の方は血の巡りの悪さから悪寒戦慄が発症している可能性が高いので、まずは体を温めてみましょう。夏であっても暖かい飲み物を飲み、温めのお風呂にしっかりとつかりましょう。ウォーキングなどで適度に汗を流すのも効果的です。

さらに、ストレスでにより自律神経が乱れている可能性のある人は、好きなことをしてストレス発散をする他に、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにすることも大切です。例えば副交感神経が優位になるべき夜であれば、深くゆっくりと呼吸の出来るウォーキングや湯船につかることが効果的になります。ランニングやシャワーは交感神経を刺激するので、こちらは朝の方がおすすめです。

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悪寒戦慄を伴う病について

医者

上記以外にも悪寒戦慄を伴う病気があります。

肺炎

悪寒戦慄以外の症状が発熱や咳など風邪とよく似ているので混同されがちですが、正確には細菌やウィルスが肺に入り込むことによる病気です。風邪と症状が似ているとは言え、症状は風邪より重く、こじらせると死に至る可能性もあります。

インフルエンザにより抵抗力が弱まり併発することも多いですが、肺炎球菌などの原因となる菌は年間を通して存在していることは忘れないで下さい。肺炎について、肺炎はうつるのか?種類によって変わる原因と予防方法の記事を読んでおきましょう。

食中毒

食中毒でも悪寒戦慄が発症することがあります。特にサルモネラ菌に感染した場合は高熱が出るので、悪寒戦慄を引き起こしやすいです。サルモネラ菌の感染源はたまごが多く、ペットとのキスからも感染の可能性があります。

たまごは常に10℃以下で保存し、使った調理器具はしっかりと洗いましょう。ペットを飼っている場合は、調理前に念入りに手を洗うように心がけましょう。食中毒について、食中毒の潜伏期間を紹介!菌やウイルスによって変わる?の記事を読んでおきましょう。

腎盂腎炎

腎臓内で尿を溜める腎盂という場所があるのですが、そこに尿道かリンパ腺を通って、もしくは血液にのって細菌が入り込み、腎臓内に炎症を起こすのが腎盂腎炎です。悪寒戦慄の他に38℃以上の発熱や吐き気などの症状がありますが、これは急性の場合です。

恐ろしいのは慢性腎盂腎炎で、だるさや食欲不振といった症状のために気付かれないことも多いのです。気付かないうちに重くなると危険なので気を付けましょう。

胆嚢炎

胆嚢が炎症を起こした状態ですが、多くの場合は胆石が胆管に詰まって胆汁が詰まってしまうことにより引き起こされます。

原因が細菌の場合でも、胆石が胆嚢に傷をつけることが細菌を侵入させる原因となっているので、いずれにせよ胆石を予防することが胆嚢炎の予防となります。

脂肪分の多い食事は胆石のもとですので気を付けましょう。悪寒戦慄以外の症状はみぞおちの痛み、悪心、黄痘などです。

虫垂炎

一般的には「盲腸」として知られている病気で、盲腸の先の虫垂に炎症が起こる病気です。

悪寒戦慄以上に特徴的な症状は急激な腹痛と発熱で、この発熱が原因で悪寒戦慄が併発する可能性があります。虫垂が直径1cm以上に腫れていると切除手術が必要になります。盲腸について、盲腸の原因とは?ストレスなの?痛みが強い場合は要注意!の記事を読んでおきましょう。

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まとめ

多くの人が身に覚えのあるであろう悪寒戦慄ですが、その原因となる病には放っておけないものも含まれていることがわかりました。

ただの寒さ、ただの震えだと侮り、その結果体の調子を悪くすることの無いよう、少しくらいは気にしておきたい症状なのかもしれません。

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