朝風呂の効果とは!?体に良いの?悪いの?徹底解析します!

仕事が終わるのが遅くて、いつも朝風呂をしていませんか?

夜になるとお風呂に入るのが面倒になって、朝シャワーをしてから仕事に向かっている、なんていう日もあるのではないでしょうか。

一昔前には、朝風呂ダイエットなんていうのも流行りました。と思えば夜にお風呂に入った方が絶対に体には良いなんていう声もあります。

朝風呂って体にとって良いの?悪いの?と混乱してしまいます。実際のところの効果はどうなのでしょうか?

今回は朝風呂についての記事を書きたいと思います。朝風呂についての事と、メリットやデメリットについて紹介するので、朝風呂についての知識を持ちましょう!

朝風呂のメリット

早起き コツ

まずは朝風呂をすることで、どのような良いことがあるか紹介します。朝風呂をすることによって得られるメリットを知って、効果を確認していきましょう。

メリットを意識して朝風呂を行うことでより明確に効果を得られることが出来るでしょう。

自分の知らなかったメリットが隠されていないかチェックしてみてください。

①体を活動しやすい状態にできる

朝からスッキリしたいために、朝風呂をしているという人も少なくないはずです。

寝起きというのは、まだ体が覚醒してない状態でありリラックスしている状態をなかなか抜け出せません。副交感神経が優位な状態にあり、交感神経が活発になっていない状態ではいつまでも二度寝がしたくなる気持ちから抜け出せない事になります。

しかしシャワーをすることで皮膚に刺激を与えたり、体温が上がってくることで交感神経のスイッチが入ります。そうなると、すぐに活動しやすい状態を迎えることができます。

脳が活性化して、糖分などを欲し目を覚ますことが出来ます。

また気分がさっぱりすることで、1日の始まりが快適になるという面もメリットかもしれません。

②ダイエットしやすくなる

少し前に流行ったもの、ダイエットに効果的という理由からです。

朝風呂をすると、体温が上がり汗をかいて新陳代謝が良くなります。1日のスタートを代謝が良い状態で迎えられるため、脂肪を燃焼しやすくエネルギーの消費も活発になります。さらに無駄な脂肪を溜め込みにくくなるのです。

朝にかいている汗を流すことで、わずかに乾燥してしまうので、それを補うために脂肪を代謝して皮脂を分泌します。これも代謝効率アップのきっかけになります。

また新陳代謝が良いと、寝ている間に溜まった老廃物も排出しやすいために、むくみを軽減できるというのもメリットだといえます。

③体の匂いを軽減できる

これも朝風呂をする人が多い理由の一つかもしれません。

寝ている間に汗をかいて体臭がきつくなってしまっても、朝シャワーを浴びることで匂いの原因となる汗を流すことができるます。

特に夏場などは大量の汗をかくため、匂いもきつくなりやすくジメジメして気持ち悪いので朝シャワーを浴びたいと考える人が多いようです。

④寝癖を完全に落とせる

朝の面倒な作業の中に寝癖を治すと言う作業がありますよね。豪快に寝てしまうとそれはもう芸術的な寝癖がついてしまうこともあります。

頑固な寝癖は霧吹きや手に付けた水程度では、中々落とせないものもあって朝の貴重な時間を奪われてしまいます。

朝風呂に入れば、完全に根元から髪の毛を濡らしてしまうので完全に髪の毛を最良の状態に持っていくことが出来ます。

どうしても、寝癖が少しでも残っていたり、皮脂によって髪の毛に重みが残ってしまっていると、疲れてしまっている感じや不衛生な印象が僅かに残ってしまいます。

しかし朝にシャワーですべてを洗い流してしまえば、完全にそれらを解消できるのでそこはかなりメリットになるでしょう。

朝風呂のデメリット

お風呂

次に朝風呂に入ることで起きる良くないことを紹介します。様々なデメリットを知ると朝風呂を止めようと思う人もいるのではないでしょうか。

メリットも確かに存在しますが、この様なデメリットも存在することを知っておきましょう。

①睡眠の質が低くなる

夜にきっちり入浴をしていないと睡眠の質が下がってしまう恐れがあります。

夜にきっちり入浴をすると、体温がほど良く調整され眠りを誘ってくれます。そのため入眠時間も短く済み質の高い睡眠を得やすくなります。

睡眠の質が低いと、疲れが完全に取りきれない・ストレスがたまる・血行不良になってしまう等、体にとってはあまり良いものではありません。

時間がなく睡眠時間を確保したいからといって、朝風呂にしようとするとかえって疲れがたまってしまいます。睡眠の時間を長くするのではなく、質を高めることを意識しましょう。

②頭皮に負担がかかる

朝風呂は、髪の質にも重大な影響を与えます。

まず夜にしっかり汚れを落とせていないまま寝てしまうのが問題です。寝ている間に多く分泌される成長ホルモンにより、頭皮の細胞を新しく入れ替えて老廃物の排出を促します。この時汚れがあると、新しい細胞に入れ替わりにくくなり髪の毛に負担を与えてしまうのです。

朝シャワーを浴びるとハゲるといわれるのは、こういう理由からです。さらに髪がパサパサになったり抜け毛が多くなるといった事も増えてしまいます。

さらに寝起きは毛穴が開いている状態にあります。この時に熱いお湯などを直接、頭に当てることで過剰な負担がかかってしまい頭皮にダメージを与えることになります。

また朝シャワーをする人は、仕事前などに入ることが多く急いでいますよね。急いで髪を洗うと、汚れを完璧に落とせていなかったり、シャンプーやリンスの洗い残しが多くなります。汚れやシャンプーが毛穴にたまると、フケや薄毛の原因になります。

このように朝シャワーを浴びる行動は、髪にとっては絶対にしてはいけないことなのです。特に女性の方などは髪を大事にしたいのであれば避けましょう。

③肌にも負担がかかる

髪だけじゃありません。肌にも悪影響を与えてしまいます。

髪と同じく、肌にたまった汚れや不純物を落とさず寝ると、ターンオーバー機能が働きにくく肌がいつまでたっても古い角質のままになります。そうなると乾燥肌になりやすかったり、ニキビができやすくなってしまうといったことがあります。

また、人間は睡眠中に肌のバリア機能を正常化させています。しかし朝シャンプーや石鹸を使用しての洗浄をしてしまうとせっかく作られたバリアを破壊してしまい、紫外線などのダメージを受けやすい状態になってしまいます。

朝は洗顔用品など使わずに、ぬるま湯でさっと洗顔するくらいがちょうど良いのです。美肌を作るためには朝風呂は避けた方が懸命かもしれません。

④疲れが取れない

夜にしっかり入浴をしていないと、疲れが取りにくくなってしまいます。

1日のうちで、疲れを取ることのできる行動は睡眠と入浴です。上記の①ように睡眠の質も低下してしまう上に、入浴もしないのであれば疲れを取るタイミングがなくなってしまいます。

入浴の効果はとても多く、疲れを取る効果はもちろん、血の流れを良くする・ストレスを発散するといった効果もあります。これらの作用を得ることは、生活の上では必要不可欠です。

朝風呂を続けているとだんだん疲れが蓄積してしまうので、なるべく夜もしっかりと入浴することを心がけましょう。

⑤朝の時間がとれない

お風呂に時間を使ってしまう分、朝に時間の余裕を持てないというのもデメリットのひとつです。

もちろん朝風呂のために早く起きるという人も多いと思います。しかし多くの人は、朝ごはんを食べずにシャワーをし、身なりを整えて仕事に向かっているのではないでしょうか。

朝ご飯を抜くのは健康上あまり良くないことです。朝ご飯は栄養の補給ができ、1日の脳の働きを活発にしてくれます。

朝に余裕があった方が生活リズムも安定しやすいので、朝風呂を夜に回して時間に余裕を持つのも良いのではないでしょうか。

⑥心臓に負担がかかる

冬場などで、浴室と更衣室で温度差が激しいと心臓に負担がかかります。

若い人であれば、多少の温度差でもなんともないのですが、年をとった人で高血圧の症状がある人には大変危険です。短い時間の間に血圧が上がったり下がったりすることを「ヒートショック」といいます。

高齢者がヒートショックで死亡するケースも多くあります。冬は更衣室や脱衣所を温めるなどして、浴室との温度差を失くすようにしましょう。

 朝風呂するときの注意点

長風呂

どうしても朝風呂をしなければならない時に、どのような方法をとれば良いか紹介します。朝風呂の極意を知って、有効な方法で朝風呂を行って朝風呂のいい効果をしっかり得るようにしましょう。

・入浴ではなく温度が高いシャワー

朝ゆっくり入浴している人は、なるべくシャワーだけ浴びるようにしましょう。

入浴とシャワーではでデメリットの数が違います。さらにシャワーの温度を高くすることで、メリットにでも紹介した活動しやすい状態になります。

温度を上げる時に、いきなり熱い温度のシャワーを浴びると体に負担がかかるので、ぬるま湯から徐々に温めてようにしてください。

最も効果としてメリットのある血管を拡張し、血行促進をして血流を良くすることで得られる代謝の向上、交感神経の活発化などの効果をこれでしっかり高めることが出来ます。これで眠気は完全に解消されるでしょう。

元々血圧が高い人は注意して血圧を上げすぎないようにしてください。この効果は朝に低血圧で体が重いという症状を抱えいている人に特におすすめの方法になります。

・短時間でササッと

さらに長々と時間をかけず、すぐにでるようにしましょう。

デメリットにも書いたように、肌や髪へ負担をかけてしまう時間が長くなってしまいます。朝の余裕も生まれると思うので、洗い終わったらすぐにでて準備をしましょう。

できれば、シャンプーなどは行わず熱めのお湯で汗などをしっかり落とすだけで、また帰ってきた時にしっかりお風呂に入ることをおすすめします。

シャンプーや石鹸を使用しなくても6割以上の汚れや皮脂は熱いお湯だけで除去できてしまいます。臭いが気になる場合には石鹸などを使用した方がいいでしょうが、臭いがきつくない場合には湯シャンで済ませるのが良いでしょう。

夜のお風呂でも湯シャンのみで済ませてる著名人などは多く存在します。美肌や美髪効果としても認知されている方法で、実際に海外でも毎日シャンプーなどを使用して洗浄している人は少ないので、あまり皮脂などを落としすぎないようにしながら朝シャンも行っていくといいでしょう。

・こするという作業はしない

デメリットにも書いていますが、肌をこする行為は避けましょう。

肌を外部の刺激から守る機能を、こすることで落としてしまいます。また皮脂を落としてしまうことで、足りなくなった皮脂を増やそうと過剰に皮脂を分泌して脂性肌になる原因にもなります。

なるべく刺激を与えないように優しく洗うようにしてください。

・しっかりと乾かす

時間がないからといって半乾きのままで準備するのはやめましょう。

髪を半乾きのままにしておくと菌が増えやすくなってしまい、髪にダメージを与えたり、頭皮から悪臭がしてしまう原因になります。

時間に余裕がないならシャワーの時間を縮めて、髪を乾かす時間を設けましょう。

ドライヤーを使用して乾燥させて、出来れば冷風に切り替えて水分が残っていないかをしっかり確認する時間もかけられるくらいにしておくといいでしょう。

・脱水症状に注意

朝は夜のうちに沢山書いている汗の効果で体の中の水分量がかなり少なくなっています。

ですので、いきなり朝風呂に入ると脱水症状で倒れてしまったり、血圧が上昇しやすくなってしまいます。デメリットでも記載しましたが、朝風呂は心臓の弱い人や血圧が高い人にとっては非常に負担が高くなってしまうものになります。

血管に血栓ができやすく、最悪の場合には心筋梗塞や脳梗塞などの問題を発生させるきっかけにもなります。

朝風呂に入る前には水分補給をしっかり行ってから行うようにしましょう。コップ1杯の量の水分を摂取するだけでも十分効果があり、リスクを軽減することが出来るので、特に暑くて汗をかきやすい夏場はしっかり水分補給を行ってください。

まとめ

朝風呂のメリット

  • 体を活性化し、活動モードに切り替えられる
  • 新陳代謝を良くし、ダイエット効果がある
  • 体臭を軽減できる
  • 寝癖を完全に解消できる

朝風呂のデメリット

  • 睡眠の質が低下する
  • 頭皮に負担がかかる
  • 肌に負担がかかる
  • 疲れが取れにくくなる
  • 朝に時間がとれず忙しくなる
  • 心臓に負担がかかる

朝風呂するときの方法

  • 入浴は避けてシャワーにする
  • 時間をかけないようにする
  • こすらないようにする
  • しっかりと乾かす
  • 水分補給を事前に行う

以上が今回の記事のまとめになります。朝風呂はメリットよりデメリットの方が多いような気がします。どうしても朝浴びたい人は夜しっかりと入浴をした上で、朝にシャワーで体をさっと温めるのが良いかと思います。自分にとって一番良い選択をするようにしましょう。

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