風邪の時のお風呂の入り方について!入っていい基準は?

あなたは少しの寒気や微熱、風邪をひいてしまったかな?と思ったときに、お風呂に入りますか?少し前まで日本では風邪の時にはお風呂に入ってはいけないといわれてきましたが、今は風邪の時でもお風呂に入ったほうがよいことがわかってきました。

どんな時に入ってよいのか?入ってはいけないときはあるのか?風邪の時のお風呂についてまとめてみました。

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風邪とは?

つらい女の子

普通一般的に風邪といわれているものの正式名称はかぜ症候群というものです。

このかぜ症候群の中には一般的な風邪の症状の普通感冒のほか、インフルエンザ感冒、咽頭炎や気管支炎などの急性炎症疾患も含まれます。

また原因の8割から9割はウィルスによるもので、潜伏期間はおよそ1週間程度です。普通感冒の症状はくしゃみや鼻水、鼻づまりや喉の痛み、腫れなどです。また発熱などを伴うことも多く、頭痛や全身の倦怠感などの症状があります。

一方インフルエンザは急激な症状悪化が特徴で、潜伏期間は3日から1週間程度で最初に38度から高いときは40度の高熱がでて、悪寒や全身の倦怠感や筋肉痛に似た症状、頭痛や関節痛などの症状が急激にでてきます。そのほかに普通感冒のように鼻水や鼻づまり、喉の痛みや腫れなどの症状もあります。ウィルスが原因で発症し、症状は10日ほどで回復に向かいます。

ただし急激な症状悪化によってさらに免疫機能が落ちて細菌に感染する二次感染の可能性もあり、お年寄りや乳幼児などは肺炎や脳炎を併発することがあります。そのため治療・経過観察にも注意が必要です。

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風邪の時にお風呂に入っていいの?

インフルエンザ お風呂

では、一般的に風邪の時にお風呂に入るのはどうなのでしょうか?海外と日本では特にこの考え方には大きな違いがあるようです。ただ民間療法として言われているだけでなく、海外の医師がそのように推奨している方法な様で、日本とはその考え方の違いに驚くかもしれません。

海外と日本での風邪を引いたときの対処法の違いを紹介します。

海外では

海外では、入浴には身体を温めるだけでなく、血行促進から筋肉の緊張をほぐしたり、血管を拡張させて血液の流れをよりスムーズにし、老廃物を排出するという考えがあり、昔から風邪をひいたときにはお風呂に入るのが一般的でした。

また海外では家にレンガや石を使い保温性を考えて造ってあることが多く、またお風呂上りにはガウンや毛布など、暖かいもので身体を覆う習慣がありました。そのため風邪をひいたときに入っても湯冷めの心配はありませんでした。

なので海外では風呂に入る、と言うよりアメリカやフランスなどでは身体を冷ます為に、ぬるま湯のシャワーを浴びたり、場合によっては水風呂に入ることもあるそうです。

また、運動で汗をかくことも推奨されていて、風邪を引いた引き始めの時はジョギングやランニングをして汗をかくことが効果的とされているようです。なのでその運動によって掻いた汗を洗い流すためにもシャワーなどを利用するのが一般的なようです。

日本では

日本では、少し前まで風邪をひいたらお風呂に入ってはいけないといわれ続けてきました。海外とは反対ですね。なぜなのでしょうか?

日本は四季の変化があり、また住宅環境では隙間の多い家、お風呂が外にある家やお風呂がなく、銭湯に通う人もいるなどの条件から、お風呂に入った後、体力が消耗している上に、外気にさらされ、湯冷めしてしまうことが多かったため、風邪を悪化させてしまうと考えられ、お風呂に入ってはいけないといわれ続けてきました。

しかし現在では住環境も変わり、隙間の多い家から密閉性の高い住宅が増え、さらにお風呂の中と外の温度変化も少ないことから、湯上りの湯冷めも気にする必要がなくなりました。

今では、お風呂に入ることは、風邪のウィルスを湿気と熱により弱らせることが出来ることや、お風呂で汗を流すことは身体の汚れを落とし、気持ちのリフレッシュや身体を温めることで血管を拡張させ、血流をよくし、さらに免疫力をあげることができるということもわかり、風邪の時でもお風呂にはいってよいという理解が広まってきました。しかし、風邪といっても、どんな時でもお風呂に入っていいわけではありません。

また間違った入浴法で風邪を悪化させてしまう恐れもあります。どんな時に入浴してよいのか?また風邪の時にはどのように入浴すればよいのか、見ていきましょう。

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風邪の時にお風呂に入るメリット

風呂

風邪の時にお風呂に入ることで得られるメリットがいくつかあります。考えられるそのメリットを紹介していきましょう。

免疫機能の改善や免疫効果UP

そもそも私たちの身体には、侵入してきたウィルスや細菌など異物に対して自分で治そうとする力が備わっています。これを免疫機能といいます。この免疫機能は、およそ自分の体温近くの温度の時にきちんと機能することができ、これより体温が下がってしまうと免疫機能が弱まるといわれています。

反対に38度前後の温度になると、免疫機能はよりUPするといわれているので、ウィルスを弱らせ、早く風邪を治すため、全身の温度をあげるには、お風呂が一番効果的な方法なのです。

しかし、のぼせてしまうほどの長時間の入浴は逆に倦怠感や体温が高温になりすぎることによって体力が消耗してしまう可能性があるので入浴時間や浸かるお湯の温度には十分注意しましょう。

ウィルスの死滅

体温が38.5度以上になるとウィルスや細菌は死滅するといわれています。またウィルスは高温多湿に弱いことから、お風呂に入ることで、ウィルスを弱らせたり、数を減らすことが期待できます。

また、細菌やウィルスが死滅してから体温を緩やかに下げてくれるので、解熱剤などで熱を下げることよりも身体への負担が少なくなると考えられます。

喉や鼻の不快感の解消

お風呂場の湿気や温度などによって、喉には保湿効果や痛みの緩和作用などが期待され、鼻にとっては新陳代謝や全身の血流の活性化などによって鼻づまりの解消によいといわれています。

特に鼻風邪や喉に症状が現れている風邪の場合は入浴が効果的です。熱がない風邪の場合は入浴することが有効に働くでしょう。

また、浴室が離れていない一人暮らしのワンルームの部屋などに住んでいる方だと、お風呂にお湯を溜めることで室内の湿度を高めることも出来ます。基本的に風邪は乾燥した冬に引きやすいので室内の湿度を高めることでウイルスの増加を防ぐことが出来るでしょう。

衛生環境の改善

風邪をひいているときには、熱などによって汗をかくことがあります。寝ていても寝汗をかくので、汗をそのままにしておくことは、皮膚の汚れがそのままになり、不衛生になります。またその汗が引くときに身体が冷え、症状を悪化させてしまうこともあります。

皮膚や汗腺などを綺麗にしておくことで新しく汗をかくなどの新陳代謝も促進することが出来ます。

お風呂に入ることで、皮膚の汚れを取り、身体を清潔にすると共に、必要な発汗をスムーズにし、筋肉の緊張をほぐし、血流を良くする、また気持ちもリラックスしたり、リフレッシュすることで症状の改善が望めます。

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風邪の時にお風呂に入れるかどうかの基準は?

風呂

風邪をひいたときにお風呂に入って良いかどうかの基準はあるのでしょうか?

一口に風邪をひくといっても、その症状は人それぞれ、症状の重さもそれぞれ個人によって違います。では、どのようなときならお風呂に入ってもよいのでしょうか?一般的な症状の具合いよって入って良いときを紹介します。

38度以下の時で体力がある

風邪のひきはじめや、一日を通してもこの熱以下のときで、体力があり、気持ち的にも入りたいと思うのなら、入っても大丈夫だといわれています。

無理してお風呂や湯船に入っても症状が劇的に良くなるわけではないので、体調が優れないようなら無理にシャワーや入浴をする必要はないでしょう。それよりも体調が悪い時はそれなりに栄養を取り、薬を飲んで寝ることが一番です。

高齢者や乳幼児以外

高齢者や乳幼児は、風邪などでも体力が消耗しやすく、熱も上がりやすい、また症状の変化も激しいことから、風邪の時の入浴には不向きといわれています。もし衛生環境上、どうしてもの必要があれば、お湯でぬらした布巾などで身体を拭くなどで対処しましょう。

嘔吐や下痢などの症状がない

風邪の症状でも、嘔吐や下痢の症状があるときは、いくら体力があってもオススメしません。嘔吐や下痢の症状は、水分不足や体力の低下、場合によっては意識の低下も考えられるので、お風呂はやめましょう。

入浴時にこのような症状が現れた場合対処できないですし、浴室を汚してしまう可能性もあります。このような症状が出ている時は安静にして、いつ下痢や吐き気が襲ってきても対処できる状態にしておくほうが良いでしょう。

食欲があり、ひどい悪寒も無く、身体も関節も痛くない

よくウィルス性の風邪ではひどい悪寒や関節痛などの症状がでます。そのようなときはこれから熱の上がる可能性があるので、お風呂は避けたほうがよいでしょう。それ以外であれば入浴は問題ないでしょう。

風邪のひき始めや治りかけの時

風邪のひき始めや治りかけは、高熱でもなく、体力もあるので、お風呂に入ってもよいでしょう。なるべく体調が悪くなりきる前に、先にお風呂に入っておくほうが良いかもしれません。

頭痛の症状がない時

風邪や高熱と同時に頭痛の症状が出ている時は入浴を避けたほうが良いかもしれません。それらの症状がない場合は、入浴OKです。頭痛の症状がある場合は、入浴によって血行を良くすることで頭痛の症状が悪化する可能性がります。

特に熱いお湯での入浴は避け、お風呂に入ったとしてもシャワーで汗や汚れを落とす程度に留めましょう。以上のように頭痛の症状がない時には入浴が可能です。

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風邪の時の正しいお風呂の入り方

お風呂女性

では、風邪の時の正しいお風呂の入り方はあるのでしょうか?

まず、風邪の時はただでさえ体力が落ちています。身体を温め、免疫力を上げても、体力が必要以上に消耗されてしまっては、回復に影響がでてきます。長湯はせず、早めに切り上げ、身体を温めることを基本とし、できるだけ体力を消耗させないことを念頭に入れ、次のようなことに気をつけてお風呂に入りましょう。

・入浴剤の使用

入浴剤にはその香りでリラックス効果を高めてくれたり、湯冷めを防ぐ効果を持っていたりするのでより入浴の効果を高める事ができます。リラックス効果で副交感神経を高めて、交感神経を休めることでより効果を上げることが出来るでしょう。

・お湯の温度

40度前後のややぬるめのお湯に10分から20分程度肩までゆっくりとつかって、身体の芯から温めましょう。

40から41度のお湯では副交感神経が優位に働くといわれています。そのため、腸のぜん動運動も活発になり、血行が促進されるほか、リラックス作用や保温効果で免疫力もUPされるといわれています。

反対に42度以上の高温のお湯になると、交感神経のほうが優位に働き、身体の緊張につながります。血圧も上昇し、心臓の負担も増え、アドレナリンもでてきます。興奮作用のほうが勝ってしまうので、入浴後も寝つきが悪くなるなどの支障がでてきます。そして熱すぎるお湯は体力を奪います。気をつけましょう。

・脱衣場は温めておく

お風呂から上がってすぐの脱衣場が冷えていると、その寒暖差で体力が奪われてしまいます。しっかり身体を温めた状態なら問題ないですが、シャワーのみのお風呂などですと、脱衣場が寒いことが湯冷めの原因になります。脱衣場でも使える小さなヒーターなどを購入するのもいいでしょう。

寒い冬などは特にこの寒暖差で健康なときでもヒートショック現象などを引き起こす可能性もあります。年間で17000人近くの患者がこのヒートショック現象で亡くなって居ることも覚えておきましょう。

・入浴後はすぐに水分をふき取る

水分をそのままにしておくと、身体が冷えてしまいます。また洗髪後の髪の毛は完全に乾かしましょう。

基本的にはお風呂から出たら、身体についた水分をすぐにふき取り、脱水予防のために常温の水分を補給して、湯冷めをしないうちにすぐに寝ることをオススメします。

風邪をひいて体力が落ちているところに入浴することで身体は思った以上に体力を消耗しています。まずは身体を休めましょう。

・入浴後は水分補給をしましょう

入浴後は冷たいものを飲みたいところでしょうが、かぜの時はせっかく温めた身体が冷えてしまわないように常温のものを飲むようにしましょう。また入浴前にもコップ1杯の水を飲んでから入浴することで、汗をかきやすくする、入浴中の脱水症状を防ぐなどの予防にもなります。

風邪の時などは特に新陳代謝が高まる為に多くの水分が消費されます。体温も高くなっている場合は特に脱水症状の危険性があるため水分補給はこまめに行うようにしましょう。

・注意点

・半身浴

汗をかくことで有名な半身浴ですが、風邪の時はやめましょう。身体全体が温まるまでに時間がかかったり、浴室が暖まっていないと、かえって身体を冷やしてしまうからです。

・タオルの共有

感染者と健康な人との家族間などで入浴後のタオルや風呂桶などから接触感染してしまう可能性が考えられます。風呂桶などはシャワーの水などで菌が洗い流せますが、タオルには直接粘膜などが付着する可能性があります。

感染対策として感染者とのタオルの共有は避けましょう。

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こんなときはお風呂に入ってはいけません

警告

下記のようなときはお風呂に入るのはやめましょう。

①38度以上の熱があるとき

②ひどい悪寒、全身の倦怠感がある

③吐き気や嘔吐、下痢などの症状がある

④インフルエンザで、解熱剤使用中

インフルエンザに罹っていて、解熱剤で熱を下げているときは、また熱が上昇する可能性があるので、お風呂に入るのはやめましょう。

⑤めまいや頭痛などの症状があるとき

入浴途中で、めまいや立ちくらみなどで倒れてしまう可能性があります。危険ですので入浴はやめましょう。

⑥立ち上がったり、起きていることもつらいと感じるとき

また、子供などでは、下記のことに注意してください。

  • 下痢の続く風邪の時、乳幼児ではオムツかぶれも気になるでしょう。お風呂に入れなくても、お尻だけでも洗ってあげると、かぶれが出来にくくなります。
  • 喘息持ちの子供を風邪の時に入浴させるときは特に気をつけましょう。発作寸前だったり、辛そうだと感じたら、入浴できそうな状況でもやめておきましょう。
  • アトピーや皮膚湿疹などの皮膚の疾患の出来やすい子供は、風邪の時にお風呂に入らないことで皮膚の疾患が悪化することがあります。入浴できなくても皮膚や患部周りをできるだけこまめに清潔に保つように心がけましょう。
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まとめ

いかがでしたか?

風邪の時はお風呂に入ってはいけないといわれていましたが、お風呂に入ることで、身体の中の体温が上がり、心身ともにリラックスし、病気と闘うための免疫力が格段に上がることがわかりました。熱もあまり無く、体力があり、元気のあるときは、きちんと入浴したほうが風邪も早く回復します。

入浴後は身体の水分をきちんととり、入浴で失われた水分を補給し、早めに寝ることで早く回復できます。まずは心身共に休養することを心がけましょう。

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