目の周りが乾燥する原因は?保湿効果の高いスキンケア方法を紹介!

目の周りの乾燥が気になる人は多いのではないでしょうか。顔の中でも目の周りは特に皮膚が薄くて皮下組織が薄いので、乾燥やそれに伴うシワやシミなどが発生しやすい部位になります。

空気が乾燥し、寒くて北風が冷たい季節になると、目の周りがカサカサしたり、皮がむけて赤くヒリヒリとした乾燥の症状に悩む時期でもあります。

なぜ目の周りが乾燥するのでしょうか。目の周りの乾燥の対策や、スキンケア、乾燥の予防方法をご紹介します。

目の周りの乾燥に悩んでいる人は是非参考にしてみてください。

肌が乾燥する原因

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一般的に、肌が乾燥する原因は大きく分けて2つあります。これは身体のすべての肌に共通する乾燥の原因になります。

まずは肌が乾燥してしまう原因について理解していきましょう。

皮膚のバリア低下している

皮膚の潤いが逃げていくと、皮膚の表面がめくれてガサガサしたり、粉をふいたように白っぽくなります。

肌のバリア機能とはつまり、皮脂や角質のことです。皮脂は紫外線や汚れなどの影響を最小限に抑えたり、乾燥を防ぐ役割や、肌の表面を弱酸性に保って常在菌などの影響から肌を守っている働きがあります。

角質は角質層と呼ばれる皮膚の表面を覆っている最も外装の部分になります。この細胞が剥がれてしまったり、健康を損ねていると外部刺激が直接内部に浸透してしまったり、内部の水分がそのまま外に排出されやすくなるなどの問題が発生します。

結果的に肌が乾燥しやすくなるというわけです。

ターンオーバーが遅くなっている状態。

皮膚の古い細胞と、新しい細胞が入れ替わることで、健康でみずみずしい肌を保つことができます。ターンオーバーは28日前後が一般的ですが、このサイクルが遅れると、新しい皮膚にならないまま過ごす期間が長くなり、肌荒れが長引いてしまいます。

肌のターンオーバーを行うための栄養やホルモンが不足している、生活習慣が乱れているなどの影響を受けると、上記の重要である肌のバリア機能も同時に失われてしまう事になります。

肌の健康を保つためには、まずこの二つの項目をしっかりクリアにすることが必須なのです。

目の周りが乾燥しやすい人の特徴

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特に目の周りが乾燥するのはなぜなのでしょうか。以下の特徴が自分にも当てはまるかどうか診断してみて、原因をなるべく排除して乾燥を発生させないようしていきましょう。

目の周りは皮膚が薄い

顔の中でも目の周りは特に皮膚が薄く、肌のバリアをしている角質層も薄いです。潤いが逃げやすく、刺激に対してヒリヒリと痛むほどに敏感な部分といえます。

特に目の周囲のみが集中的に乾燥している場合には、この原因が高く考えられます。元々皮膚の薄くなっている人は、通常以上のスキンケアでの対策が必要になります。

まずは自分の皮膚の薄さをよく観察してみましょう。

Tゾーンに比べて皮脂腺が少ない

目の周りは皮脂を分泌する皮脂腺が少ないので、保湿力がとても弱く、乾燥しやすいです。顔の鼻や鼻の下やおでこ、もみあげなどからは汗をかきやすいですが、まぶたや目の周辺からは汗をかきませんよね。

どうしても、皮脂が分泌されない部分は乾燥しやすくなってしまいます。

紫外線の影響を受け易い

外からの刺激物で肌の老化やシミ、シワの原因となるのが紫外線です。

目の周囲は前髪で隠れていない限りは、影響を受けやすい部分です。顔の高い位置に存在している部分ですから頬や鼻、目元は紫外線の影響を受けやすくなっています。

しかし、鼻は皮脂が保護してくれますが、頬や目元は皮脂腺が少ないので紫外線が蓄積しやすくなっています。

ヨーロッパなどでは日光浴は健康とされていますが、日本人ではシミやシワの元になりやすい傾向があります。アメリカでも男性が30年近くトラックの運転をしていて、顔の半分に日光が当たりやすかったことから日光が当たっていた左半分だけが10歳以上老けてしまい、シワやシミが増え、皮膚のたるみなどが発生したというニュースも報道されていました。

間違ったスキンケア

すぐ近くに眼球や粘膜があり、目の周りはケアがしにくい場所でもあります。メイクを落とすときやスキンケアをするときに強くこすってしまったり、マスカラやファンデーションが残っていると、乾燥の原因になることがあります。

スキンケアに使う化粧水、美容液などの商品も正しく使用しないと効果をなさないでしょう。洗顔方法、スキンケア方法についてはしっかり正しい方法で乾燥を招かない様にする必要があります。

涙、目やに、ドライアイ

目がかゆい、涙目、朝起きると目やにが気になる。このような症状は乾燥のサインかもしれません。目をこすったり、涙が出続けていると目じりがヒリヒリ、ピリピリとした強い痛みが出てきます。ドライアイも目じりに涙が溜まります。

乾燥がひどくなると、涙を拭くことすら目の周りを刺激し、目じりが切れてしまうことがあります。こうなる前に、眼科や皮膚科に行って治療するようにしましょう。

目やにについては、目やにが多い5つの原因とは?病気の可能性についての記事を参考にしてください。

化粧品の影響

目元は最もお化粧をする上で女性が力を入れる部分。ついついアイメイクが濃くなってしまうという人もいらっしゃるでしょう。

化粧を濃くしてしまうと、それだけアイメイクを落とすために洗顔やクレンジングなどに手間がかかりますし皮膚の負担も大きくなります。

化粧品には防腐剤や着色料などの添加物が含まれていますので、それらが長時間皮膚に乗っていることも問題になります。バリア機能を低下させてしまう原因になります。

目の周りが乾燥する季節ごとの原因

冬

季節の変わり目は肌のトラブルが多くなります。気温や湿度の変化が肌に影響するからです。

冬は気温も湿度もとても低く、肌が乾燥しやすい季節です。室内にいても、暖房を入れると部屋の湿度が下がります。加湿や水分補給を欠かさないようにしましょう。

夏は、汗を拭くときに顔を擦すってしまったり、汗と一緒に皮脂のバリアが流れてしまい、肌が弱っています。エアコンで空気も乾燥するので、夏場も肌にとっては厳しい季節です。紫外線の刺激も見逃せません。

春や秋は、花粉に気をつけましょう。肌が弱い人は皮膚についた花粉で肌荒れを起こしてしまうことがあります。優しく洗い流して肌を清潔に保ち、目の周りに負担をかけないように気をつけましょう。

乾燥による肌のトラブル

笑顔 二重

不快な乾燥肌の症状が現れたら注意が必要です。乾燥は肌からの危険信号です。以下の症状を感じたときは肌の乾燥の徴候があります。

つっぱり感

乾燥肌の症状として多いのが、肌のつっぱり感です。洗顔後のケアを行った後もつっぱった感じがあるなら、乾燥が進んでいるといえます。肌が粉なっぽくなったり、皮がむけて肌荒れすると、化粧ノリが悪くなります。

小じわ、たるみ

加齢によるものとわかっていても、なんとか避けたい肌のトラブルの一つです。顔の皮膚は他の場所に比べて薄いため、乾燥しやすい傾向にあります。皮膚の薄さを補うために、目の周りは特に念入りなケアをしたい場所でもあります。

肌の潤いがなくなって、ハリやツヤなどが失われてくると、しわやたるみが出てきて、年齢を感じさせる印象になります。目の周りのたるみやくすみ、しわなどが気になってきたら、保水や保湿が十分か、日頃のケアを見直してみてもいいかもしれません。

皮脂減少性皮膚炎(乾燥肌)

敏感肌や乾燥肌がさらに悪化すると、赤みや湿疹、かゆみが現れます。皮がむけてカサカサしたり、目の周りはヒリヒリとした痛みを伴なうことがあります。目の周りの他に、フェイスラインや口の周り、髪の生え際などにもよくあらわれます。

接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎

接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎が発生しやすい人は、皮膚のバリア機能が元々低い人に発生しやすい傾向があるので、乾燥と密接に関係している症状となります。

接触性皮膚炎は肌への刺激や、アレルゲンとの接触によって発生するアレルギー皮膚炎のことです。金属やゴムなどが影響して発生することが多く、メガネフレームの接触部のゴムや金属などが原因となって目元に皮膚炎の症状が発生する場合があります。

アトピー性皮膚炎は、皮が剥けたり強いかゆみや湿疹などを突発的に発生させる炎症です。特にアレルゲンなどが関わっているわけではありませんが、アレルギーを持っている人や乾燥しやすい人、肌のバリア機能が低い人に発生しやすい皮膚炎です。

顔全体、首、脇などの皮膚の薄い箇所に発生しやすい症状ですので、目元に発生させている人は多く居ます。再発もしやすい症状ですので、とにかく免疫力を高く保って、ストレスなどを溜めてしまわないことが重要です。

目の周りの乾燥対策

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目の周りの乾燥は、日頃からのケアが大切です。正しいスキンケア方法や、皮膚のバリア機能を高めるために出来る対策方法などを紹介します。

しっかり行って改善していきましょう。

保水、保湿

洗顔後やお風呂上がりは必ず保水と保湿を十分に行いましょう。目じりやまぶたのくぼみなどにも塗りムラがないようにケアすることが大切です。

特に乾燥が気になる場所は、化粧水を含ませたコットンを2~3分貼り付けてから、保湿クリームで蓋をします。保水と保湿の両方が必要です。

ただし、目の周りには使えない化粧品などもあるので、用量や用法を守って使用してください。

化粧水などを選ぶ場合はセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの有効な保湿成分が含まれるものを選択すると保湿効果は高くなります。

ヒアルロン酸やコラーゲンは皮膚の細胞に水分を含ませるタイプになりますが、セラミドは皮膚の細胞の間に水分を浸透させる成分ですのでコラーゲンなどよりも効果の高い保湿効果があります。

保湿を行う方法

保湿を行うときは少量ずつ肌に浸透させ、手についている化粧水が肌に染み込まなくなるまで繰り返し行なってください。1回で沢山の量を肌に乗せても肌の内部に浸透せずに表面で乾燥してしまうだけです。

4〜5回ほど2〜3滴の量を時間をかけてシミこせてください。また、入浴後すぐに肌が乾燥しない内に保湿することも大切です。

化粧を落とす時に出来るだけ摩擦を与えない

化粧品を洗顔だけで落としている人なんていませんよね?

しっかりクレンジングオイルやクリームなどのクレンジング剤を使用してお化粧を落としてください。この時にシートタイプのものなどを使用すると摩擦の影響が大きくなり、肌の角質が傷つき乾燥が発生しやすくなります。

時間が無いときや疲れているときは良いですが、出来るだけ、クリームタイプのものをたっぷり使用して摩擦の力が加わらないようにして化粧を落としていきましょう。

洗顔時の注意点

洗顔を行うときは、クレンジングで落とされているメイクなどが顔についている場合、まずアイメイクやグロスなど油分やメイクの濃い部分から先に流して行きましょう。

これはお皿を洗うとき、バターがついている部分を先に落とすことと同じで、油分や化粧を他の部分に伸ばして落としづらくしないようにすることと同じです。

そして、洗顔料もたっぷり使用し、泡立てネットなどを使用し、手では作るのが難しいキメの細かい泡を作って洗顔時にも擦らないように泡の力で汚れを落とすようにしましょう。

流すときのお湯はぬるま湯の30〜33℃ほどの温度に設定して、毛穴を広げて乾燥を引き起こさないようにしましょう。

食事

スキンケアも大切ですが、体の中からも積極的に栄養を補うようにしましょう。バランスのよい食事を心がけ、便秘をしないようにします。

肉、魚、大豆などのタンパク質、野菜や海藻からビタミンとミネラルを満遍なく摂ることが大切です。極端な食事制限やダイエット、油っぽい食事は控えましょう。

基礎代謝を上げる

老廃物の排出を促し、新しい肌を作り出すには、基礎代謝を上げることが大切です。体を温めて冷えを解消することは、内臓の働きを助け便秘改善につながります。血行が良くなって、新陳代謝が活発になれば、新しい肌がどんどん作られて、古くなった角質層はアカとなって剥がれ落ちます。

体を温めるためにはお風呂でよく温まったり、冷たい飲み物で内臓を冷やさないようにしましょう。軽い運動をしたり、適度な筋肉をつけることも重要です。

紫外線対策

日焼けの対策はとても大切なスキンケアの一つですが、日焼け止めクリームを一日中、または一年中塗っていることは肌によくありません。日焼け止めに入っている紫外線吸収剤や紫外線錯乱剤が、肌を乾燥させることがります。そして、日焼け止めを落とすためのクレンジグは洗浄力が強く、肌のバリアに必要な皮脂や水分まで落としてしまいます。

その一方で、紫外線を浴びると体内でビタミンDを生成することがわかっています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、免疫力を高めることがわかっています。健康維持のためにも、青魚やきのこなどの食品から摂取すると同時に、適度な日光浴によってビタミンDを確保しましょう。

睡眠不足を解消する

ベッドの中でもスマホを見ていて、つい夜更かししてしまうことはありませんか?人は睡眠中に疲れを回復したり、悪いところを治したり、体を成長させています。

睡眠時間が少ないとダルさが残ったり、頭がボーっとしてストレスや疲れの解消を妨げます。肌の修復も寝ている間に行われるので、規則正しく、よい睡眠をとるように心がけましょう。

まとめ

  • 最後に、目の周りの乾燥についてまとめておきます。
  • 目の周りの乾燥は皮膚のバリアが弱っているサインです。
  • 目の周りは皮膚が薄いので、優しく顔を洗って、丁寧に保水や保湿をしましょう。
  • 目の周りの乾燥を放置していると、しわやたるみの原因になります。
  • 肌の乾燥を予防するには、バランスのよい食事や規則正しい生活が大切です。
  • ストレスや運動不足を解消して、冷えや便秘をしないように心がけましょう。

最近は、一年中紫外線対策をして、ビタミンD不足になってしまう人が増えています。ビタミンDが不足すると、骨が弱くなったり、高血圧やうつ病などになる可能性が上がると指摘されています。ビタミンDは、サンマ、イワシ、サバなどの青魚や鮭、干し椎茸などに多く含まれます。毎日の食事に積極的に取り入れましょう。体の中からは食品で栄養を補い、代謝を上げて血行をよくし、睡眠をしっかりとって体を回復させて、スキンケアをきちんとして肌の表面から保護する。これが目の周りの乾燥から肌を守るポイントです。美肌をキープして、いつまでも若々しくいたいものですね。

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