天然チークといえば聞こえは良いですが、実は気にしている人が多い頬の赤み。赤ら顔とも呼ばれることがあります。
ほっぺが赤くて可愛いのは若いころだけ?大学生の時ならチークなしで行けてラッキーってとこでしょうけど、大人になった今は悩みのタネになってませんか?
頬の赤みだけでなく顎や鼻周辺などが赤くなっている人もいるでしょう。多少の赤らみであれば問題になりませんが、お化粧ではカバーできないくらいの症状の人は大きな悩みになっていることでしょう。
頬の赤みの原因と、解決策をまとめてみました。正しいスキンケア方法を知ってトラブルを解消していきましょう。
頬は何で赤くなるの??
頬に赤みが出る原因はたくさんありますが代表的なものを挙げていきます。自分に当てはまる原因を明らかにしていきましょう。
●生まれつき皮膚が薄い敏感肌
生まれつき皮膚が薄い人は、冬の低い気温や、空気の乾燥が皮膚に強い刺激になり、赤みが出やすいです。
体は寒くなっても暑くなっても一定の体温を維持しようとするので、寒いときは、末端の毛細血管に血液をたくさん流して体温を上げようとします。
皮膚が薄い人は、外気や刺激に皮膚が過敏に反応してしまうので、赤みが出やすくなってしまうんですね。
また過度のピーリング、こするなどの摩擦で皮膚が薄くなっていると、同じように皮膚への刺激に過敏になり赤みが出やすいです。自分が敏感肌であるかどうかは他の原因が全く考えられない場合に該当する原因になります。
また、肌荒れしやすい、乾燥しやすい、などの症状を抱えている事も敏感肌の特徴です。
●ニキビの炎症、脂漏性皮膚炎
ニキビは何歳になっても嫌なものですね。ニキビができると周辺の皮膚も炎症を起こしてしまい、赤くなります。
そして治りが遅かったり、次のニキビができたりすると真皮や皮下組織までダメージがいき、色素が沈着してしまうことがあります。また、脂漏性皮膚炎も赤みをおびた皮膚の炎症です。
皮脂の分泌が過剰になって、肌の上に余分な皮脂が溜ると空気に触れて酸化します。酸化した皮脂と、皮膚の常在菌が反応を起こして炎症が起きてしまい赤くなるんですね。
よく小鼻のあたりが赤くなっている人を見ませんか?鼻周りやおでこなど皮脂が多いところは注意が必要です。
正しいニキビケアを行って、症状の予防と正しい治療が重要です。
●アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、全身にできる皮膚の病気です。顔や首にも多く現れます。
赤みが出る上に強いかゆみを伴い、乾燥してしまうために皮膚の角質層がはがれてきます。かゆみに耐えられず何度も同じ箇所を掻いてしまうことで、余計に肌を傷つけバリア機能を低下させるという悪循環に陥ってしまいます。
アトピーは子供に発生しやすい症状ですが、大人になってからも再発を繰り返すことがあります。大人の症状の方が子供に比べて再発しやすい傾向があります。
これは心因的な要因や身体的な原因がしっかり対策されていないことによる再発が課題になっています。ストレスの影響が大きく肌に反映されやすいので、精神面の対策をしてトラブルの発生を抑えていくことが必要になります。
●アレルギー反応
アレルギー反応で肌に赤みが発生する場合もあります。最もアレルギー症状を抱えている患者が多い花粉やハウスダスト等のアレルゲンでも、人によっては鼻水や目のかゆみの他に、肌の赤らみなどの反応が出る症状を抱えている人が居ます。
特定の季節や状況にいおて症状が発生しやす場合にはアレルギーの可能性が考えられます。
寒冷アレルギー、花粉症、動物タンパク性アレルギー、ハウスダストアレルギー、金属アレルギー、食物アレルギーなどの可能性を疑ってみましょう。
これらのアレルギー反応はアレルゲンとの接触後2時間〜12時間程度で皮膚症状が発生します。
過去に遡って原因となるアレルゲンと接触していないかどうか確認して見ましょう。
●酒さ(しゅさ)
酒さとは、あまり聞きなれないかもしれませんが、原因不明の体質的な病気でびまん性の紅斑がお肌に出ます。お酒が好きな人に多く発生することから、その名が付いたと言われていますが実際はさだかではありません。
気温の変化やお肌に熱がこもること、もしくは精神的ストレスに誘発されて発生します。
ひどくなると、赤くなっている部分にニキビに似たようなぶつぶつができます。
また紅斑部は、熱を持つのでそれによってまた乾燥が進む悪循環に陥ります。ほとんどの人は症状が軽く、ニキビやアトピー性皮膚炎と合併して起こるのであまり知られていません。中高年に起こることが多い病気です。
●紫外線、乾燥、こすれによる色素沈着
お肌は外からの刺激に弱いです。紫外線や、乾燥、洗顔やタオルによる摩擦で炎症が起こります。
一旦炎症を起こし、それが長引いてくるとお肌の奥の方までダメージを受けてしまいます。
真皮の毛細血管が破壊され出血が起きてしまい、血液中に含まれているヘモグロビンが真皮や皮下組織に沈着してしまうことで、赤くくすんで見えてしまいます。
頬が赤くなる原因は、皮膚が薄い状態であること、それから皮膚の上で炎症を起こしていることの2つです!
●毛細血管が拡張している
どの原因にも精通して言えるのが、毛細血管を通っている赤血球の赤い色素が皮膚を透けて見えているという点です。
炎症や皮膚の薄さなどが関係して、血液の赤い色が表面に浮き出てしまっているので、赤くなってしまうと言うシンプルな原因になります。
●洗顔料や化粧品などの商品が合っていない
特に敏感肌の人に発生しやすい問題で、化粧品や洗顔料などの商品に含まれている洗浄成分や添加物などの成分が炎症や赤ら顔の引き金になっている可能性があります。
これらの商品には製品を長時間長持ちさせるために防腐剤などの添加物が含まれていたり、その他香料や着色料などの成分が含まれています。
これらの何かしらの成分が、肌刺激を与えてしまい、結果として赤らみなどが発生している可能性があります。
敏感肌用の商品などを使用して改善する必要があるでしょう。
頬の赤みの対策法を紹介!
頬の赤みの対策方法を紹介するので、悩みを抱えている人はまず原因を明らかにしてから、症状に合った対策方法を試してみてください!
誤った対策法は逆に症状を一時的にひどくしてしまう可能性がありますので、注意してください。
薄い皮膚を厚くする!
薄い皮膚を厚くするためには3つの方法があります!
①あまり触らない
何よりも皮膚にはまず刺激が大敵!というわけで、極力触らないことです。これがとても大事!顔を触る癖がある人は注意してください。
②洗顔を見直す
洗顔の際、きめ細かい泡で洗っていますか??指先に力ははいっていませんか?
洗顔は、ぬるめのお湯で最初に汚れを落とし、洗顔ネットなどできめ細かい泡を作って洗顔することです。
指の腹を使ってクルクル動かし、触れるか触れないか位の力加減で汚れを落としてください。
洗顔料が残っていては意味がないので、しっかりとぬるいお湯で汚れを流しましょう。
③たんぱく質を多く取る
お肌の生成にはたんぱく質が何より必要です!特に顔は食生活だったり腸内環境が出やすいので、良質のたんぱく質をたっぷり摂りましょう!
たんぱく質は鳥の胸肉や、豚・牛のモモ肉、マグロの赤身や卵に多く含まれています。
どれも食べ応えのあるパワー食品ですね!特に、鳥の胸肉は安価なので食事に取り入れやすいのでおススメです!
皮膚の炎症を抑える!
出来てしまった皮膚の炎症を抑える方法には4つあります。
①低刺激のスキンケアに変える
今使っている化粧品を見直してみるのも1つの手かもしれません。
やはり患部には刺激が大敵なので、炎症が続くようなら今使っている化粧品が合わないことも考えられます。
②生活習慣を改善する
タバコやお酒の習慣はありますか?
嗜好品は刺激が強く肌荒れを悪化させる危険があります。体に優しい食生活へ見直しましょう。また睡眠不足やストレスも、体に負担になり患部の治りを遅くします。
生活習慣全体を見直してみるのもいいでしょう。
③ビタミンCを取る
ビタミンCはお肌の救世主です!お肌のターンオーバーに欠かせない存在なので、炎症があるときには特にオススメの食材です。メラニンの生成も押さえてくれ、できてしまった色素沈着に効果があります。
レモン、アセロラ、ブロッコリー、イチゴ、お茶っぱなどに多く含まれているのでぜひ食事に取り入れてみてください。
④お医者さんで薬をもらう
炎症があまりにひどい場合、続く場合は思い切ってお医者さんへ行きましょう。その炎症の原因が、ニキビなのか、酒さなのか、アトピーなのか、素人判断ではやはり限界があります。安心するためにも、診察してもらい、専門の医薬品に頼りましょう。
化粧水を使用する
頬の赤みを解消する化粧水があります。「白漢 白彩」という商品です。
単に化粧品をしっかり使用して、肌の乾燥を防いで肌の免疫力や防御作用を高めることでも十分効果ありますが、白彩に含まれている海洋性エキスで効率よく肌の防御作用を高めて、赤らみを解消することが出来ます。
1週間の使用で僅かに効果を時間でき、3ヶ月の使用では大幅な改善を実感することが出来たという人が90%を超えたと言う報告あります。
1本(1ヶ月〜2ヶ月分)5600円と高額な商品です。他の化粧水でも十分保湿効果はありますのでそちらの商品だけではどうしても改善されない場合はこの商品を試してみてはいかがでしょうか?
敏感肌の為の正しい洗顔方法
毎日行う洗顔。お化粧などをしている人は必ず洗顔で仕上げにお化粧の油分などを落としますよね。
洗顔は肌の状態を改善する上では最も重要な項目になります。正しい洗顔方法をも身に着けて、トラブルを予防していきましょう。
まずは洗顔料選びから
洗顔料は角栓や毛穴に詰まっている汚れをしっかり洗浄することを目的に行うもの。
ですので、出来るだけ洗浄力がしっかりしているもの、しっかり油分を落とせるものを選択していくと良いでしょう。
弱酸性の商品とアルカリ性の商品については肌との相性にもよりますが、特に問題がない場合はあ弱アルカリ性の商品をおすすめします。なぜなら弱酸性の商品は油分をしっかり落とすことに特化しておらず、汚れなどが残りやすいからです。
これでは洗顔をしっかり行うことは出来ません。そうなると、赤らみの原因となる炎症や、ニキビの発生の他にも、シミやシワの原因となります。
ですので、しっかりと洗浄力があるものを選択して、洗顔方法と保湿化粧水などを別で使用して乾燥などの問題を対処していきましょう。
正しい洗顔方法
洗顔料を決定したら、次は洗顔方法です。幾つかのポイントを抑えて、乾燥などの問題を予防しつつ、しっかりと汚れを落としていきましょう。
洗顔回数
肌がオイリー肌の人は1日3回でも問題ありませんが、通常の場合は1日朝と夜の2回が適切です。
乾燥肌の人の場合は1日1回程度、夜に行うことが適切でしょう。自分の肌の乾燥具合を考慮して洗顔回数を調整しましょう。
洗顔の前に化粧をクレンジングして落とす
洗顔は汚れを落とすもの、クレンジングは化粧を落とすものになります。
水性のお化粧品であれば、洗顔だけでの十分に落とすことは可能ですが、最近はウォータープルーフ(防水)の商品なども販売されているので、洗顔では落ちないものも存在します。
ですので、クレンジングでしっかり油性の汚れを洗顔の前に落とす必要があります。
クレンジングオイルやクリームなどを使用して洗顔前にしっかり化粧を落としてから洗顔に入りましょう。
正しい洗顔の手順
洗顔を行う上での重要なポイントを紹介します。
- きめ細かい泡を作る
- たっぷりの泡で洗顔する
- 擦らない
- アイメイクやグロスなど、化粧が濃く乗っていた場所から流していく
- 温度30〜33度のぬるま湯で行う
以上が洗顔を行う上でしっかり抑えておきたいポイントになります。きめの細かい泡を作るためには、泡立てネットなどを購入して使用すると簡単に作ることが出来ます。
作った泡を2〜3回、再度ネットにかけて揉み込むことでかなりきめの細かい泡が作れます。密度の高い泡を作ることが洗顔の質を高める最も重要な項目になりますので、泡づくりは入念に行いましょう。
まとめ
●頬は何で赤くなるの??
- 生まれつき皮膚が薄い
- ニキビの炎症、脂漏性皮膚炎
- アレルギー性の炎症
- アトピー性皮膚炎
- 毛細血管から血が透けて見えている
- 酒さ
- 紫外線、乾燥、こすれによる色素沈着
- 化粧品、洗顔料が合っていない
●薄い皮膚を厚くする!
- あまり触らない
- 洗顔を見直す
- たんぱく質を多く取る
●皮膚の炎症を抑える!
- 低刺激のスキンケアに変える
- 生活習慣を改善する
- ビタミンCを取る
- お医者さんで薬をもらう
- 化粧水を使用する
●正しい洗顔方法
- 洗顔料の選び方について
- 正しい洗顔方法について
以上、今回は頬の赤みについてまとめてみました。
ちょっとした皮膚の炎症は、身近な問題ですよね!原因を理解してしっかり対策することで、赤らみを改善することが出来ます。
まずはどうして頬の赤らみが発生しているのかについての原因を正確に把握して対策をしていきましょう。
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