冬場など寒い季節になると、肌がカサカサに・・・。ひどい症状だと手がきれてしまって痛むし、化粧のノリも悪い。できればカサカサ肌の悩みから抜け出したい!なんて悩みを抱えてはいませんか?
肌がカサカサになるにはもちろん原因があります。しっかりと対策を練ってカサカサ肌とおさらばしましょう。
乾燥肌になる原因
乾燥肌になる原因をしっかり把握して自分がどれに当てはまるかをチェックしてみてください!
①偏食によるもの
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食生活が乱れていると、積み重なって徐々に乾燥肌の原因になります。
肉類やインスタント食品が多い人は、脂肪分や糖分が多く新陳代謝が悪くなってしまいます。新陳代謝は健康な肌を作るためには重大な要素となってきます。また、糖分は体内のビタミンを奪っていく作用があり、ツヤ肌をつくる要素であるビタミンが足りなくなるためカサカサ肌になるといえます。
また、肌に必要な栄養分が不足してしまうと肌の状態は悪化する一方なので、偏った食事は避けましょう。
②入浴
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入浴は肌にとって良いものではありませが、しっかりとしたケアをしていないと肌にダメージを与えてしまうことになり乾燥肌の原因になります。長くお風呂に入ってしまうと、肌の保湿成分や最低限の皮脂さえも失ってしまいます。特に寒い時期に熱めのお風呂にいると、時間がそんなに長くなくても保湿成分がなくなってしまうため乾燥肌になってしまいます。お風呂には程よい温度で入るのが肌に良いとされているので、長風呂や熱い湯船につかっている人は注意してください。また、シャワーをする際に直接顔に当てている人は、シャワーの勢いにより皮脂を流してしまう恐れがあるのでやめるようにしましょう。
③間違ったスキンケアによるもの
肌の状態を良くしようとスキンケアをしている人は多くいると思います。しかし間違ったスキンケアは逆効果になります。特に効果を求めて1日に何度も洗顔をしている人は気をつけて下さい。しっとりした肌に必要な細胞間物質や天然保湿因子を、洗顔のしすぎによって流されている可能性があります。
いつも肌のケアはしているのに乾燥肌になるのはどうしてだろうと思っている人は、過度なスキンケアにより乾燥肌になっている可能性があるといえます。また、寝ている間に肌をダメージから守る成分を回復させているのですが、朝に過度な洗顔をすることでその成分を流してしまっている可能性があるので、朝はぬるま湯で一度洗うくらいがちょうど良いでしょう。
男性に多いのですが、洗顔をするときに力を目一杯入れて擦ってはいませんか?実は力をいれすぎると、肌の角質層に負担がかかり、乾燥肌の原因になるだけでなくシミが出来る原因になりますので注意してください。
④紫外線
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紫外線を浴びると、肌の水分を奪われて乾燥肌になります。しかし肌の状態が良ければ角質層が多く、紫外線を上手くはじくことができるのですが、肌の状態が悪い人はそれができずさらに負担になってしまうのです。夏は紫外線を防ぐクリームあどを塗ってる人が多いのですが、冬にも紫外線は存在しています。乾燥肌の人は冬にも紫外線を防止するクリームを塗ると効果があります。
⑤ストレス
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ストレスって肌荒れには関係ありそうだけど、乾燥肌にもあるの?
なんて思う人も多いかもしれませんが、ストレスが乾燥肌の原因となっている可能性は大いにあります。
人はストレスを溜めると、活性酸素という物質が体で作られてしまいます。この活性酸素は肌の潤い成分である、エラスチンやコラーゲンを奪っていってしまい、乾燥肌の要因になります。また、肌のシミや肌荒れも生み出す原因になりますので、なるべくストレスは溜めないようにしましょう。
乾燥肌の対策方法
では今乾燥肌の人は、どうすれば潤いのある肌になれるのかを紹介します。
①正しい洗顔とスキンケア
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しっかりとした洗顔と正しいスキンケアすることで、乾燥肌も改善し徐々に肌の状態を良くしていくことができます。
まず、原因の③でも述べたように朝の洗顔は最低限の皮脂を流してしまう可能性があるので、洗顔は夜にするようにしてください。ポイントとしては、あまり強く擦らないようにすることです。また、ペースト状のものより、泡状のタイプの方が肌の奥まで浸透しやすいのでオススメです。ペースト状のタイプの洗顔料を使っている人はしっかりと泡立てるようにしてください。あと、顔の水分をふき取る時も同じで強く擦らないように優しくふきとってください。
洗顔を終えた後は、化粧水をつけましょう。乾燥肌の人はグリコール酸という成分を含んでいる化粧水をオススメします。グリコール酸は古い角質を新しい角質ものへと変えてくれる「ターンオーンオーバー」という機能が正しく作用してくれるように促してくれる成分です。乾燥肌の人はターンオーバーが上手く働いていない可能性があります。ちなみに、化粧水は、布ではなく手で優しく押すように浸透させるイメージでつけるのが良しとされています。
その後、油分をプラスするためのクリームなどを塗りましょう。乾燥肌の人は肌の油分が不足している可能性が高いためクリームなどで補ってあげると効果的です。
お風呂から出た直後などは保湿因子が少なくなっているため、こういったスキンケアをなるべくしてあげることが乾燥肌の改善の第一歩です。
②セラミドとたんぱく質を摂取する
セラミドは肌を保湿するのに必要不可欠な成分といわれています。化粧水などに含まれているのですが、実は食べ物からも摂取することができます。
・セラミドが多く含まれる食品
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こんにゃく・わかめ・ごぼう・しらたき・ごぼう・ひじきetc
これらの食品を多めに食べると、体の内側からセラミドを作り出すことができます。また、牛乳からもセラミドを生み出すことができ、このセラミドは食品から摂れるセラミドより吸収されやすくオススメです。
たんぱく質が不足すると、ターンオーンオーバーの周期がずれてしまいます。またたんぱく質を摂取すると、体の中でコラーゲンを生み出すことができます。コラーゲンは肌を新鮮な状態に保つ重要な成分です。
・肌に良いたんぱく質を含む食物
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卵・納豆・するめ・かつおぶし・煮干し・たらこ・いくらetc
もちろん肉にも多くのたんぱく質が含まれています。しかし肉は食べすぎると皮脂が余分につくられたりするので、過剰な摂取は控えましょう。
③適度な運動をする
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運動することにより、新陳代謝が良くなる効果があります。それにより肌のターンオーバーが正しくなり乾燥肌の改善ができます。さらに、運動することで血の流れが良くなり角質層が上手く働いてくれるようになり乾燥肌の改善につながっていきます。
また、運動で流す汗は岩盤浴などで流す汗と違って体の不純物も一緒に外に流してくれます。岩盤浴で流す汗の成分のほとんどは水分なのです。運動することで皮脂線の働きを促して、肌の老廃物も汗と一緒に外にだすことが乾燥肌対策にもなります。
あまり激しい運動をする必要はありません。ウォーキングやジョキングなどの有酸素運動を程よく取り入れるようにしましょう。運動後は水分補給することも覚えておいてください。
④部屋の湿度を正しくする
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乾燥肌にとって大事なのは湿度です。特に冬場などは、暖房器具などで部屋が乾燥している状態になっている人は多くいると思います。加湿器や濡れたタオルなどを置くことで、部屋の湿度を正しくしましょう。正しい部屋の湿度は、60%前後です。これより高いとカビが発生しやすい湿度ですので注意してくだい。
乾燥していない部屋で寝ることで、乾燥肌の改善と予防の両方ができるといえます。また、寝起きの喉のイガイガ防止や、風邪をひきにくくなるなどの利点もあるので、なるべく部屋の湿度は正しくしましょう。
乾燥肌の症状のある病気
ただの乾燥肌だと思っていたら、実は病気の前兆だったなんていう場合もあるので乾燥肌が症状としてある病気を紹介します。病気が原因の場合はいくら対策をしても、病気が治らない限りは乾燥肌は治りませんので、ご注意ください。
①甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが足りなくなっている病気です。
症状としては、肌が乾燥する・むくみ・気怠さ・食欲不振など様々なものがみられます。女性が発症しやすく、特に高齢者の人がなりやすいとされています。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンを補ってくれる薬を飲むことで治療することができます。急に乾燥肌になったり、体のむくみを感じたりした人はすぐに病院に行きましょう。
②シェーグレン症候群
シェーグレン症候群は、肌や目、口など様々な場所が乾くといった症状をもたらす難病です。他の症状として、関節痛・気怠さなどがあります。この病気は、発症したことに気づかない人が多いのが特徴です。中年女性がなりやすい病気で、シェーグレン症候群が発症する詳しい原因は未だにわかっておりません。そのためはっきりとした治療方法も発見されておりませんが、症状の改善などは可能です。肌が急に乾燥したり、口の乾きを感じることがあれば、シェーグレン症候群の可能性を疑ってください。
③脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、皮脂の量が多い髪や鼻などに起こりやすい炎症です。脂漏性皮膚炎はカビが原因で発症します。症状としては炎症部分がカサカサになり、かゆみを感じたりフケがたくさんでるといったような症状がみられます。発症してもすぐに気づきにくいのですが、カビが原因なので薬での治療が必要となってきます。治療が遅れると慢性化する恐れがあるので、急なかゆみや、かさつきを感じたらなるべき早く病院に行くようにしてください。
まとめ
乾燥肌になる原因
・偏食によるもの
・入浴により保湿因子を失ってしまったため
・間違ったスキンケアで肌に負担がかかったため
・紫外線の浴びすぎ
・ストレスによってできた活性酸素
乾燥肌の対策
・正しい洗顔とスキンケアをする
・セラミドとたんぱく質を効率よく摂取する
・適度な運動をする
・部屋の湿度を正しくする
乾燥肌が症状の病気
・甲状腺機能低下症
・シェーグレン症候群
・脂漏性皮膚炎
以上が今回の記事のまとめになります。乾燥肌になるには様々な原因があり、一つ一つ対処していけばカサカサ肌とおさらばして、潤いのある肌を手に入れましょう!