TFCC損傷を詳しく知ろう!治療のための手術や原因、症状を細かく紹介!

TFCC損傷、あまり聞き慣れない言葉です。けれど、腱鞘炎という言葉ならどなたでもご存知だと思います。TFCCとは”Triangular Fibrocartilage Complex”日本語で三角線繊維軟骨複合体(三角繊維軟骨複合体)のことをいいます。三角線繊維軟骨複合体とは、手の関節の小指側にある、関節円板、靭帯、半月板類似体の総称です。

この部分は、とても大切な役割をしているのです。ここが損傷するとどうなるのでしょうか。どんなことに気をつけるとよいのでしょうか。一緒に見てゆきましょう。

TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷とは

手レントゲン

以前はこの部位の損傷は腱鞘炎と一緒にされていましたが、この部位の構造がわかってくるにつれて、この部位だけに発症する病気が明確になったために腱鞘炎とは区別することになり、三角線繊維軟骨複合体損傷という病名となりました。手関節捻挫のなかの症状の一つとも言われます。

日本語だと長いので、TFCC損傷と表示されることが多いようです。普段はあまり気にしない、手のこの部分、実はとても重要な役割を持っています。この部分の損傷について、詳しく見てみましょう。

三角線維軟骨複合体とは

近年、この部分の構造が詳しくわかりました。

おおまかには手首の小指側に沿った三角形を形作る部分を指しますが、主に尺骨三角骨靭帯、尺骨月状骨靭帯、掌側橈尺靭帯、背側橈尺靭帯、関節円板、尺側側副靭帯、三角靭帯の7つを指します。尺骨頭と尺側手根骨の間にある三角線維軟骨などの複合体で以後、この三角線維軟骨複合体をTFCCと表記します。

腕の骨と手首と手のひら

腕には橈骨(とうこつ)尺骨(しゃっこつ)と呼ばれる平行した2本の太い骨とやや細い骨がはしっています。

鶏の手羽を食べたとき、手羽中(手羽先料理で言うと、先っぽの3角形の部分(本来の手羽先)ではなく、身の多い部分が手羽中です)には太い骨と細い骨があって、間の肉を食べるのにめんどうだと思った経験はありませんか。あの太い骨と細い骨と同じです。あれらの両端には骨の先をくるむように軟骨がありますよね。

ここで、手首にさわってみてください。小指側に足のくるぶしのように飛び出ている骨がありますね。これが尺骨(しゃっこつ)の先端です。手首の親指側にも少し出ている骨があります。これを橈骨(とうこつ)の先端です。鶏の骨と同じように、この部分には軟骨があり、手の指の骨へとつながる土台になっています。この小指側に、TFCCはあります。

TFCC(三角線維軟骨複合体)の大事な役割

手のひらと腕をつなぐ手首ですが、普段はあまり意識しないかもしれません。しかし手首はとても複雑な動きが出来るようになっています。野球選手で投手が球を投げる時、手首の動き次第でストレート、カーブ、フォークボールなど操作できるほどです。

この手首の関節は、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)が作っている軟骨の土台のような上に、8つの小さな骨、手根骨(しゅこんこつ)が組み合わさり出来ています。この腕の骨と手根骨をうまく結びつけて手首の動きをスムーズにするために欠かせない靭帯のようなものが、TFCCなのです。

手首小指側に位置する手首の手関節部の線維軟骨になります。

TFCCを損傷するということはどういうことか

この大事な役割をもつTFCCが、何らかの原因で傷ついた場合には炎症がおきます。しかし、軟骨なのでレントゲン写真には写りません。「手首のねん挫」と診断されることもあるようです。

しかし、ねん挫くらいと医者にもかからず放置してしまうと、関節炎に進展してしまったり、普段よく使う部分だけに、手首がうまく動かなくなる、動作が制限されるなど、日常生活に支障をきたすこともあるのです。

試しに、手首の小指側のでっぱりにふれた状態で、手首を回転させてみてください。尺骨がでっぱったり、ひっこんだりしましたか?この動きをスムーズにするのが、TFCCの役目ですが、TFCCを損傷すると、こういう動きが出来なくなるほか、ひどい場合には手首から先、つまり掌がだらりとして使えなくなってしまうこともあるのです。

TFCC損傷の症状

テニスプレイ01

TFCC損傷における基本的な症状を紹介します。

痛み

主な症状は痛みを感じることがほとんどです。この痛みはじっとしていれば感じないことがほとんどですが、大体は、そのままスポーツなりを継続しているケースが多いようです。この痛みを我慢していることで悪化し、症状も重くなってしまいます。

痛みはある程度決まった方向に手を動かすことや回旋運動を行うことで起きます。手の甲側へ曲げる時と、小指側に手首を動かす時です。また、手の平に力を入れて、握ることでも痛みを感じます。握る際に痛む時は、物をつかむ時も痛みますし、スポーツをする際のラケットを握る時なども辛くなります。

腫れ

よく見ないと気付きにくい腫れです。左右の手を比べてみることにより、判明することが多いようです。手の甲側から見ると小指側の手首の上の出っ張っている骨の上がもっこりとしています。腫れがひどいと出っ張っている骨が手とつながっているようにもなります。

後遺障害

慢性的な症状の現れにより、完治後も障害が現れる場合があります。主には手首の動きに制限が生まれてしまう後遺症が残ります。

痛かった方向への手首の運動が怪我をしていない側の手に比べて半分の可動範囲しか行えなかったりします。2/3〜1/2程の可動域に限定されてしまうなどの後遺障害が残る可能性があります。

その他にも神経痛などの痛みが残ってしまう場合もあります。長期間痛みを感じていたことによりこの様な神経痛が残る可能性があります。また、雨がふることで痛みがひどくなる事もあります。

TFCC損傷の主な原因

手

原因は大きくわけて3つ考えられます。

怪我による損傷

交通事故や転倒したときなどに思わず手をついた時に、外傷によりTFCCを傷つけてしまうことがあります。一度に大きな負荷がかかること、または変なひねり方をしてしまうことで、TFCCが耐えきれずに傷ついてしまいます。

車での事故でも、ハンドルを握っていた手が衝撃をうけ、TFCCが損傷することもあるようです。スポーツ時だけではないのです。

過労による損傷

TFCC部分を酷使することで、傷ついてしまうものです。手首を使うスポーツの選手に多く、野球、ゴルフ、テニスなど手首に負荷のかかる動作を長く続けていることで、まわりの筋肉や関係する筋肉、筋の負荷も関連して、TFCCが傷つきやすくなっているところへ、さらに手首に負荷のかかる動作でTFCCを損傷してしまった、というケースが多いようです。

同じような負荷が繰り返されますので、TFCC損傷を繰り返し慢性化してしまうケースも多いようです。スポーツ障害だけでなく、手首を酷使するお仕事や生活でも、起こり得ます。

年齢(加齢)による損傷

加齢とともに、手首だけでなく体の細胞も筋肉も能力は低下してゆくものです。また、骨がもろくなることや、筋の柔軟性がなくなること、軟骨が削れてゆくことなどで、TFCCが傷ついてしまいます。手首は日常生活でもよく使う場所ですので、高齢者の膝の痛みと同じように骨を支える周りの筋力の著しい低下が主な原因となります。

尺骨突き上げ症候群の場合

TFCCは腕の橈骨と尺骨の土台の上にあると言いましたが、このうちの尺骨が橈骨より長くなってしまう場合があります。生まれつきの場合もありますが、腕の骨の骨折で尺骨が長くなる場合や、骨や筋肉の老化によって尺骨が長くなってしまう場合です。

こうなると、手首の手根骨とぶつかるようになり、間をつないでいるTFCCや手首全体に痛みを覚えることがあります。これが原因でTFCCを損傷してしまうケースもあります。

TFCC損傷かどうか知るには

蓋をあける

自覚症状

手首が痛いのはもちろんですが、特に小指側が痛いのが特徴です。また、他にもよく聞かれる自覚症状をあげてみると、

  • 腕の尺骨に沿った筋肉が凝り固まっている(柔軟性がない)
  • 尺骨(手首の小指側の骨)の出っ張りが、異常に飛び出している
  • 手首を動かしたときに疝痛がある
  • 後ろでに手をついたときに痛みがある
  • ドアのノブを回す、瓶のふたを回すなどの動作で痛みを覚える

などが自覚症状としてあげられます。

検査を受ける

小指側が痛く、上記のような自覚症状がある場合には、整形外科をたずねましょう。まずはレントゲン検査となりますが、TFCCは軟骨ですので、レントゲンにはうつりません。しかし、TFCC以外の原因がある場合、ここでわかりますので、レントゲンを撮ることで、TFCCの可能性を絞り込むのです。

また、手首を曲げたり、曲げて回転させたりというテストをうけ、その時の痛み方などで診断されます。

TFCCの可能性が高い場合には、さらにMRI検査や関節の造影検査(手首に造影剤を注射してから撮影し、造影剤のもれがあるかないかを見ます)などが行われます。それでも判断が難しい場合には関節鏡検査も受けられます。関節内部に小さな内視鏡をいれて、直接確認をすることで、どこが損傷しているか判明します。

TFCC損傷の治療法

お医者さん

痛みがひどい場合には、痛み止めを服用すると同時に炎症を抑えるような薬の服薬が考えられますが、根本治療にはなりません。

症状が軽いうちに一番いいのは、しばらく固定して負荷をかけないようにすることですが、日常生活で手首をどうしても使わなければならない職業の人もいますよね。生活にあった治療法を医師と相談することをお勧めします。

保存療法ですむ場合

安静を保ち、現状を維持するために、患部を固定します。固定の方法は症状の重さによってさまざまです。

軽い場合

  • テーピングで固定する
  • サポーターで固定する

などの外固定を行い痛みの軽減を図ります。外傷性の場合は3〜4週間ほどの外固定を行います。

重症の場合

重症な場合や、テーピングなどでも症状がなかなか回復しない場合には、ギプスでの固定をする場合もあります。およそ3か月ほど、安静にするわけです。ギプスの固定では日常生活に不便を感じますし、また、固定期間が長いと固定された部分の筋力なども弱まりますので、治療後のリハビリも重要になってきます。

痛み止め

症状の重さによらず痛みが強い場合は消炎鎮痛剤の服用や、炎症をおさえるために湿布などが使われます。これらの痛みどめをしながら、手首に負荷をかけないよう注意して生活することで、損傷がひどくない場合には回復することも出来ます。

また、上記のような外用薬ではなく、注射をすることもあります。関節内に直接注射する場合には、炎症や痛みを抑える目的で、局所麻酔薬やステロイド、摩擦を少なくし痛みを抑える目的でヒアルロン酸の注射などが行われます。しかしステロイド剤は副作用も起きやすいので、充分に医師と話し合い、説明をうけることが必要です。

外科手術が必要な場合

たいていの場合は回復までの期間の差はあれ、上記の方法を併用することで徐々に回復してゆくものです。しかし、重症の場合で3か月固定しても痛みがとれないなど改善がみられない場合などには、手術をすることが考えられます。

関節鏡視下手術

多く使われる方法で、他の関節炎の場合にも使われています。内視鏡を関節部に入れて、その映像を目で確認しながら行う手術です。局部を切開する必要がないため、他の組織を傷つけにくいことから、体への負担も少なく術後の回復が早いとされています。

切開手術

最近では関節炎では関節鏡視下手術が主流となってきたためにあまり行われない手術ですが、関節鏡視下手術には医師の技術の高さが鍵を握っているため、どちらを選ぶかは病院の医師とじっくり相談して施術するのがよいでしょう。

尺骨短縮術

TFCC損傷の原因が、尺骨が突き上げてくる尺骨突き上げ症候群である場合に行われる手術です。尺骨をけずって短くすることで、橈骨とのバランスをとり、骨同士の先端の衝突をさけたり、TFCCへの衝突を回避する方法です。

橈骨と尺骨はレントゲンにうつりますから、尺骨突き上げ症候群の可能性がある、あるいは尺骨が長いとわかっている場合には、日頃から手首への負担を軽くする努力をするのも有効な手立てだと思われます。

薬・注射

薬だけでは治癒しませんが、痛みと腫れを抑えるには有効です。この場合は動かさないということも合わせることが重要です。

一方、TFCC損傷がトリガーポイントでの影響で痛みを起こしている場合もあります。トリガーポイントとは、その幹部より離れたところにコリなどがあり、その影響で別の所に痛みが発症してしまうことです。

この場合は専門医の診断と見極めが重要なのですが、トリガーポイント注射をすることで改善することがあります。つまりトリガーポイント注射とは、患部とはべつの痛みの引き金になっているところに注射をし、コリや血流を良くし、患部の痛みを治める方法です。

これと似たようなものにブロック注射というものもあります。これらは、腕のみならず、腰痛や肩痛などの全身いたるところにトリガーポイントがあり、その対処法を試してみる価値はあると思います。

なお、このトリガーポイント注射は副作用がないことが特徴でもありますが、万人に有効かというと何とも言えない部分ではあります。

TFCC損傷にならないために

手汗

手首に過剰な負荷が加わる、あるいは負荷が長年かかりつづけることでTFCCは損傷する危険にさらされます。

しかし、手首は日常よく使われる部分でもありますし、テニスや野球、バドミントンの選手に負荷をかけるなといっても無理でしょう。TFCC損傷を防ぐには、手首の骨、腕の骨そしてTFCCのまわりの筋や筋肉を鍛え、柔軟性を持たせることが予防の鍵となります。

筋力の低下をふせぎ柔軟性を身につけよう

グロインペイン症候群や半月板損傷のところでも紹介いたしましたが、骨を包む筋肉と筋(あるいは腱)が適度な弾力と筋力をもち、骨を支えることで、骨は守られます。その骨と骨をつなぐクッションであるTFCCは、骨が丈夫でかつ、しっかり筋力に守られていれば、擦り減りや損傷を免れる可能性が高くなるのです。

手首そのものは鍛えることが難しいとされていますが、腕の筋肉を鍛え、手首の柔軟性を身につけることで、TFCC損傷や腱鞘炎にもなりにくくしたいですね。

筋力トレーニングの効果(鍛える)

  1. 筋肉や骨や靭帯などの組織を丈夫にし、手首の骨(手根骨)を支える力が強くなることでTFCCも損傷しにくくなります。それによって、TFCC損傷だけでなく腱鞘炎などの手首の痛みを起こす病気の高い予防効果が期待できます。
  2. また、既に痛みがある場合には、手首の保護が一番ですが、軽い、問題ない程度の負荷をかけておく(日常生活の軽い動作程度)ことで、回復後の筋力トレーニングやリハビリへの移行がスムーズです。ただし、既に痛みがある場合は必ず医師の診断をうけ、完全に安静が必要な場合はそれを守ってください。また、痛みがある場合の運動は医師やトレーナーの指示のもとに行なってください。
  3. 筋肉の量が増えると血行が良くなるので、筋肉をつかったことによる痛みや疲れがとれやすくなります。また、基礎代謝の量も増えてゆきますから、太りにくくなるという効果もあるのです。

ストレッチの効果(柔軟性を高める)

  1. 強い筋肉や骨を動かすには、柔軟さが必要です。この柔軟性を高めてくれます。
  2. 手首のストレッチだけでも、体全体の血行がよくなります
  3. スポーツの前に行えば、思わぬ事故の際の怪我の防止にもなります
  4. リラックス効果で体のストレス解消になります

*いずれも、痛みがある場合は医師やトレーナーの診断や指示に従ってケアしてくださいね

日常気をつけられること

手首はとても複雑で重要な働きをし、かつ日常では本当によく使われる部分です。動くのがあたりまえのようになってしまっていて、痛みが出るまで手首を酷使していることに気がつきにくいものです。

ここでは、TFCC損傷にならないために、日常生活で気をつけられることをあげてみました。

日常生活の中で”鍛え”と”柔軟性”を

特別な運動をするときには、運動前の準備運動やストレッチ、そしてもっと重要なのが運動後のストレッチですよね。これらは、急に負荷をかけることを避け、また疲労した筋肉を休憩方向へもってゆく効果があるのです。

ですからこれを応用して、手首の準備運動と1日の終わりの手首のストレッチをすることをお勧めします。ここでは簡単に説明します。手首を使う運動をする方に限らず、わたしたちが一日に手首を使う量はとても多いのですから、”特別な運動”をしたつもりで、試しに少しやってみませんか。

通勤時にできるグー・パー トレーニング

タイミングと回数は参考ですので、ご自身のペースでどうぞ。

  • 手のグー、パーを繰り返します。ゆっくり息を吐きながら5つ数えてグー、そのまま深呼吸して、今度は息を吐きながらパー。ポイントは、パーで力を抜くのではなく、握るとき、開くときともに、力を入れることです。腕の筋力がきたえられ、手首もほぐされます。
  • 他に、グーとパーの間に休みをいれず、速度をはやめて、グー・パー・休み、グー・パー・休み、と3つの動きを1回として20回ほど繰り返します。

ペットボトルでお昼休みに!

ペットボトル(500ml中身のはいったもの)を飲む前についでに運動してしまいましょう。

  1. ペットボトルを持ったら、手を肩の高さで伸ばします。掌は上向きです。
  2. 手首だけをつかって、ペットボトルをカールします。スピードはいりませんので、ご存知の童謡などにあわせてカールすると、楽しくできます。*
  3. 手首から肩は動かないようにするのがポイントです。手首のカールの角度は無理のないところまででいいのです。
  4. 出来る人は、手の甲を上にむけて、同じことをします。

*わたしは「村の鍛冶屋」がお気に入りです。歌詞のはじめの、しばしも で1回(起こして戻す)、休まず で1回としてゆくと、1番が終わるまでに16回できます。でも、ストレッチやトレーニングは休みもいれてやってくださいね。日本のうたは、4拍子が基本ですので、たいていの曲が合います。

ちょっと休憩時に壁どん?

壁どんは冗談ですが、休憩時に壁から少しはなれて立ち、(手を伸ばしてぎりぎり届くくらい)指先を下にして壁に手を突いて、少しずつ壁にもたれるように体重をかけてゆきます。腕は曲げず、また体重をかけすぎないよう、手首の内側から腕の内側が伸びてるな、と感じるくらいでいいのです。数回繰り返してみましょう。

いかがでしょうか。このくらいなら、できそうでしょうか。本来のトレーニングはもっと負荷をかけるべきものですが、日頃頑張ってくれている手首に「お疲れ様」と声をかけるくらいの気持ちで気軽にするだけで、だいぶ違ってきます。

上級者さんは、上記の”壁どん”で手指を下に向け手の甲を壁ついて同じようにしてみましょう。手首が柔らかくなることは、私自身が体験して証明済みです。くれぐれも、いきなり強くせず、少しずつすること、そして「きつい」ところまでせず、気持ちいいところでやめておくのが、長続きさせるコツです。

1日の終わりにマッサージ

お風呂にはいったときに、手の平や腕をマッサージしてあげましょう。特に、腕は小指側からひじの内側への斜めの線にそってやさしく押しながら移動するようにマッサージして、腕の筋肉をほぐしてあげるとよいでしょう。

お風呂の中で体があたたまったところで手をくんで湯船の中で廻すのもよいでしょう。腕を洗うときに、洗う側の手をあちこち動かすのではなく、手首から肘への直線を往復させるだけにして、洗われる側の腕を肩の高さで伸ばして、手首を左右にひねりながら腕(下腕)を洗うという方法もお勧めです。

まとめ

グッジョブ

日頃から適度な運動を行い、栄養バランスのとれた食生活をすることで筋力の低下をふせぎ、ひいては軟骨の損傷を防ぐことが可能です。突発的な事故などは防げない場合も多いですが、日頃鍛えておくことで、障害や損傷の程度が軽くすむこともあるのです。

あまり知られていないTFCC損傷ですが、傷めてしまうと日常生活に直接かかわる手首です。大事にしてあげたいですね。

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