気がついたらため息をついてしまう、やりがいがあると思っていたことであっても、どうしてもやる気がでなくなってしまった、朝起きてもすっきりしないでいつも疲れている、等と最近元気がなくなっているな、と感じている方も多いのではないでしょうか。
様々なストレスを受ける現代社会において、頑張っているあなたが疲れてしまうのは仕方のないことです。
しかし、疲れていくのは仕方のないことでもどうにかして元気になりたいですよね。日々を一生懸命改善していきたいのに、どうしても元気ややる気がでなくなってしまった、そんな人も多いのではないでしょうか。
そんな方に、この記事では元気がなくなってしまう理由と、それを改善するためにはどうしていけばいいか、また元気になった後もその環境を維持するためにはどうしていけばいいのかをご紹介していきたいと思います。
元気が出ない理由って一体どうしてなの?
朝起きた時はとっても元気だったのに、なんだか気がついたら疲れ切っている、家にすぐ帰りたくなってしまう方も多いかと思います。
プラス思考を持ちたいのに、人生についての重大な悩みや結婚についての心配事、人間関係や、友人についてなど、様々な事柄に対して色々な可能性を考えてしまい、モヤモヤしてしまって解決策も思い浮かずにいる状態だという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
お腹がすく原因や、眠くなってしまう原因のように、実は、悩み事を持って元気がなくなるのにもいくつかの原因があると言われています。
元気を出すためにも、まずは、その元気がなくなる原因とは一体どういったものなのかを見ていきましょう。
社会的に拒絶されていると感じているから
『You Are Not So Smart』の著者であるDavid McRaneyさんのブログによると、学生グループを集めある研究を行ったと言っています。
その研究は、学生グループの中で誰と一緒に働きたいかをそれぞれ紙に書いてもらって、その紙に書いてある内容を反映することなく、半分の被験者には選ばれた、それ以外の被験者には誰も選ばなかったと伝えたといいます。
それによると、誰からも選ばれなかったといわれた被験者たちは落ち込み、あきらかにパフォーマンスが下がったという結果になったと言われています。
これは、他人に拒絶された際は、その人だけに限らずあらゆる人に自分の存在が軽んじられており、誰も自分のことなんて気に留めていないと感じるようになります。
その為、自分がどんなに結果を出しても結局は気にされないと思ってしまうため、自然と仕事や行動に対してのやる気が減っていってしまうと言われています。
もしかしたら、最近恋人と別れたり、上司や先生に突然叱られたと言う事が、自然と自信を失わせて元気を失わせている原因かもしれません。
身体的な要求を無視しているから
食事を毎日バランス良く摂ることができないと、体内のグルコースが欠乏すると言われています。
特に忙しい生活や仕事の方は、なかなか決まった時間帯に食事をすることもできずに、疲れてしまって睡眠を優先し、食事は適当に済ませてしまうという方も多いのではないでしょうか。
しかし、健康を維持するためではなく、正しい食生活はグルコースを吸収してくれます。このグルコースは思考能力を導いてくれる働きを持っているため、もし十分な食事ができなくなってしまうと、激しい頭痛に襲われたり、横にならないといけないくらい苦しさを感じたりなどの症状を引き起こすと言われています。
食事は決して自分がしたいと思うものではなく、体にはなくてはならないものであり、重要な欲望の一つです。その為、規則正しく食事を摂るように、きちんと心がけることがとても大切です。
この欲求を無視すると、体が行動するエネルギー不足だけではなく、精神的にも落ち込んでいってしまいます。その為、身体的にも、精神的にも元気がなくなってしまう原因になってしまいます。
もしかしたら、最近元気が無いのは規則正しく食事を摂っていないからかもしれませんよ。普通の食生活に戻し、正しく水分を取っていったら改善するかもしれません。
決断することが多すぎるから
いつもは優秀な人であっても、突然怒り出したり、買い物に行ったら何も考えずにたくさん買い物を始めたりすることがあります。
これは、突然なんだかおかしくなってしまったのではなく、決断疲れしてしまったために、自分の中で上手く考えることができずに考えずにすむ方法を選択しているだけです。
あまり運動をしていない人が運動をすると疲れ切ってしまうように、脳みそを使いすぎると疲れ切ってしまうと言われています。その時は体が休息を欲するように、脳も休息を欲します。そうなると選択をすることは難しくなり、何も考えられないようになってしまいます。
日常は、小さな決断をたくさんしないと行けないと言われています。しかし、一旦疲れてしまうと、今日は夕ご飯をパンにするか、お米にするかといったことも上手く決められなくなってしまいます。
その為、上手く自分が決断をできないときには素直に疲れ切っているんだと受け入れてしまって衝動や気分に流されて過ごしたりすることで脳みそを休憩させてあげることが大切です。
元気になる為に変えてみたい考え方とは?
元気がなくなってしまう原因がわかったところで、今度は自分が元気になるためには一体どうすればいいのかが気になっていきますよね。
アドバイスをしてくれるような相談者が身近にいればいいものも、中々難しいですよね。
元気が出ないのは、精神的な問題ではありますが、心と体はつながっています。その為、元気がなくなってしまうと、体もなんだか疲れてしまうように、心が元気になると段々色々な事がうまくいくと言われています。
それでは一体、心を元気にするポイントとはどういったものなのでしょうか。
元気じゃないことが普通だと発想を変えてみる
ついついネガティブ思考になってしまうと、悩んでいる方は、ネガティブ思考はよいことではなく、悪いことだと考えがちの方だと思います。
しかし、ネガティブ思考は決して悪いことだけではありません。殆どの人はネガティブ思考だとも言われています。
ネガティブ思考が多いからこそ、ポジティブ思考がすごいことであると言われています。しかし、全ての物事に対してしっかりと現実的に捉えるためには、時にはネガティブ思考であることもいいことかもしれません。
又、ネガティブ思考の方が無理にポジティブ思考に変えようとするよりも、そのままでいたほうが楽な場合もあります。その為、自分がネガティブ思考であることを否定するのは一度やめてみるのがおすすめです。
自分がやり遂げられる理由を7個以上考えてみる
元気が出ないのは、今時分が行っていることに対して、あまりにも自分が自信がないのが原因かもしれません。確かに、突然自分の経験がないほど難しいことなどを任されたら、困ってしまいますよね。
うまい解決方法を思い浮かずに検索をしkたり、コツを調べて解決できるのならば問題がありませんが、目標をもてずにどんどん引き伸ばしてしまう。
そんな時は、困ったあまりに自分ができない理由をあげて周りの人に愚痴ったり、なんとか変わってもらったりしてしまうと思います。
しかし、そんなことをしないで元気を出す方法があります。それが、自分がその物事に足してできる理由を7個考えるというものです。
人間は、7個以上の事を同時に考えることができないといわれています。その為、もし今から7個自分ができる理由を考えると、自然に自分ができない理由を忘れてしまい、いつのまにかはれやかな気分になってしまうでしょう。
もし、ついつい自分ができない理由ばかりを考えて段々元気がなくなってしまう場合にはこの方法を試してみてくださいね。
記憶空間を活用し、自分で感情をコントロールする
脳の中で情報は平面的ではなく、空間的に配置されていると言われています。これは人によって配置は異なっているのですが、空間ごとに自分の感情が整理されているため、その空間を利用することで感情もコントロールできると言われています。
例えば、人によっては嫌なことを思い出す時には右上を見たり、楽しいことを考える時には自然と左下を見てしまったりといった無意識な癖があります。
これらを知った上で、自分は辛いときにどの方向を見ているのかを確認して、改善していくのがおすすめです。これは無意識なものですが、自分がついつい元気がなくなってしまっているときにどの方向を向いて話しがちなのかを意識して、自分なりのルールを決めて改善してみるのもおすすめです。
自分だけはいくら失敗しても、自分自身を否定しない
どんなに努力して挑戦しても、頑張っても結果がでなかったり、失恋したりといったどうにもならないような失敗のときには誰であっても気分が落ち込んで、元気がなくなってしまいますよね。
そこからすぐに立ち直ればいいのですが、なかなか立ち直ることが難しい方もいるかと思います。しかし、そこで引きずってしまうと体調に影響がでたり、うつ病などにもつながります。
実は、すぐに立ち直るのが難しい人の場合、結果が失敗に終わってしまったときに、自分の行動を否定して、自分の能力が足らなかったせいであったり、自分自身の人格が駄目なせいだと否定するようになってしまいます。
しかし、決して結果が悪いことと、能力や魅力がないことはつながっているわけではありません。特に、まじめな人ほどこの思考に陥りやすいのですが、これは間違っています。
失敗してしまったときに落ち込んでしまっても、そのときに自分自身を否定することがなく、その時のタイミングなどを反省して、また一から頑張ろうと気持ちを上手く切り替えていってくださいね。
少し落ち着いた音楽を聞いてリラックスしたり、新しい自分磨きをはじめてみたり、どうしても元気が出なければ、カウンセリングを受けてみるのもいいかもしれません。
自分が安心することができる安全圏を確保する
自分がどこでも心から安心することができる場所がないと、自己肯定感が低くなってしまうと言われています。これは、常に安心できずに不安を感じていると、自分の未来に対して明るい未来を想像することができなくなってしまうからです。
場所だけではなく、自分が心から安心できる時間がもつことができないと、常に気持ちが張り詰めてストレスがどんどん溜まっていってしまいます。
どこであっても構いませんが、自分がここにいると安心することができるという場所を作り、短い時間であっても自分の疲れを回復させるのがおすすめです。
小さな成功をたくさん積み重ねてみる
人間の本能は、社会的には大きな成功であっても小さな成功でも変わりがないと言われています。その為、どんな成功であっても、気分は上がるといわれています。
元気がなんだかでないときは、すごいことを成し遂げなくても構いません。家族に少しお礼を言われるようなことをやってみたり、会社の同僚に優しく接してみるだけでも、褒められたり、感謝されたりして気分は高揚すると思います。
もちろん何も言われなかったとしても、自分で自分を褒めてあげたり、恋人や家族に思いっきり褒めてほしいと甘えてみるのもいいかもしれません。
ささいなことではありますが、気分はかなり元気になると思いますよ。
普段話している言葉から環境を変化させる方法とは?
一時的に元気になっても、また元気がなくなっていってしまう、そんな方はもしかしたら、今いる環境があまりいい環境ではないのかもしれません。
そんな時には、自分から環境を変化させていくのがおすすめです。せっかく元気になったので、ぜひ、その元気を維持することができるように、心がけてみてくださいね。
プラスの言葉を積極的に使ってみる
言葉には言霊があると言われているように、プラスの言葉を言っていると良い方向にいき、マイナスな言葉を言っていると悪い方向にいってしまうとよく言われていますよね。
もちろん、それは分かっていても、なかなか難しいという人におすすめなのが、感情を伴うプラスの言葉を斜め上に向けていってみることです。
下を向いて言うより上を向くだけで、なんだか気分が高揚して来るという方もいるのではないでしょうか。その状況で、嬉しい、楽しい、などといった気分が上がるような言葉を言っていると、自然と気持ちが明るくなっていきます。
もしなんだか元気が出ない場合には、プラスの言葉を積極的に使ってみるのがおすすめです。
思っていることを言葉にして、書き出してみる
ストレスが段々溜まっていってしまうのは、どうしようもないことです。しかし、そのストレスが溜まっていってしまうのは、上手く発散することができないからです。
それでは一体、ストレスを発散するにはどうすればいいのでしょうか?
まずは自分の感情を定期的に書き出してみることです。0秒思考などでも書かれている通り、日々のもやもやした感情を整理して、忘れるためには、そのもやもやしたことが何なのかを正しく把握することが重要です。
その為、頭のなかでもんもん考えているだけではなく、しっかりと書いてみることで、何だかすっきりするかもしれません。人に話してみるのもいいですが、なかなか難しいところもあると思うので、日記などに書いてみるのもおすすめです。
書き出してみることで、自分が些細な事を気にしていたであったり、何かしら原因を見つめ直すことができます。言葉にできない感情であっても、実は朝上手く起きられなかったことがずっともやもやしていただったりと、理解することができます。
書いてみることで、自分がうまくできていないことに対しての反省や対策もできるので、ストレスを貯めて元気をなくすことが少なくなるといえます。
プラスの言葉に感情を込めてたくさん唱えてみる
脳は騙されやすいと言われています。その為、実は私達の行動次第で勘違いしてしまうと言われています。
その為、口角を少し上げてみるだけでなんだかたのしくなってしまうようなこともあります。同じように、プラスの言葉をたくさん言ってみると、なんだか気分が明るくなってくることがあります。
すこし自分が元気がなくなって来たなと思ったら、意識的に前向きな言葉を何回も行ってみるのもいいかもしれません。
嘘であっても本当に変わると信じて行動する
嘘であっても、何回も言っていたら本当のことになるといわれていますが、これは、他人だけではなく、言っている本人も段々そう思ってくるからです。
これは、記憶がとても曖昧で、柔軟なため、繰り返し聴いている情報を勝手に上書きしていくからです。
その為、もしもいい方向に環境をかえたいとおもっているのならば、積極的にそういった言葉を使ってみるのがおすすめです。
気がついたらもしかしたらそういった方向に変わっているかもしれませんよ。
まとめ
どんなに頑張っていても、なかなか結果が出なかったりすると、努力しても無駄なんだと元気がなくなってしまうことがありますよね。元気がなくなってしまうのは仕方のないことですが、そこから、自分の心を見つめ直して、元気を出してまた一から頑張っていくのが大切です。
そのためには、自分がどうして元気がなくなっていってしまうのかを、正しく理解することが大切です。これは、理解することによって何を解決すれば自分が元気が出るのかを自覚できるからです。
もちろん、自覚できても、それに対して行動ができないと意味がありません。もし、元気がなくなってきたら、しっかりと自分の心と向き合って、なんとか元気がでるように少しずつ環境を変えていってみてくださいね。
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