突き指が治らない!治療方法や症状、種類を紹介!

もうずいぶん前の突き指なのに、日常の動作でまだ指が痛む・・・こうした状態で悩む人は意外と多いのです。病院で異常がないと言われても、鈍痛が残ると不安が募るものです。

不安を解消して元気に毎日を過ごせるように、まず突き指の知識をしっかり得て、現在の指の状態の見極め方を知りましょう。その上で、受診すべき診療科や治療方法についても紹介しますので、参考にしてみてください。

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突き指についての知識を深める

バレーボール

「突き指しちゃったみたい」「突き指がなかなか治らない」などという話をよく耳にしますが、そもそも突き指とはどのような症状のことを指すのでしょうか。突き指についての知識があいまいなまま、医師の診察を受けず素人判断で「ただの突き指だから大丈夫」と断定することは危険です。

怪我をした当事者となった場合だけでなく、家族や友人、スポーツ仲間が怪我をしたときのためにも、まずは突き指について正しく理解しておきましょう。

「突き指」と呼ばれる状態とは

指先から縦方向に加わる力によって起こるさまざまな外傷の総称のことを、突き指といいます。ねんざ、脱臼(だっきゅう)、腱の断裂、打撲、骨折などもすべて、指先から縦方向に加わった力による怪我は突き指に含まれるのです。意外に思われた人もいるのではないでしょうか?

ただ、骨折や脱臼の場合など深刻な怪我の場合は、突き指とは言わず具体的な状態がわかる名称で呼ぶことが多いのです。「突き指をしてしまった」、と人が思うときに最も多い状態は、槌指(つちゆび)です。

ハンマー指、野球指とも呼ばれる状態のことで、指先にボールが当たるなど衝撃を受けることで指の付け根の骨付近の腱が断裂して、指の関節が伸ばせなくなります。指が曲がったまま変形してしまうので、槌=ハンマーのような指ということでこの名称で呼ばれます。

突き指の原因となるもの

突き指は骨折を伴うことも少なくない、また指の変形を起こす軽視できない怪我の状態であることがわかりました。それでは、突き指はどういった行為や状況で起こることが多いのでしょうか?

突き指の要因で最も多いものは、日常の動作によるものです。物をつかむ所作がずれたときや、急いでドアノブに手をかけたときなど、咄嗟の動きや思わぬことが起きたときの反応で指をぶつけることによって起こる突き指が最も多いといわれます。球技中にボールを強くぶつけることでも突き指は発生しますが、このケースでは指導者がいる場で突き指が起こることが多いため、早期に病院を受診するなど適切な処置がされる傾向にあります。

日常動作で突き指が起こると、「ちょっと指をぶつけただけ」という認識で済ませて放置してしまうことがあるので注意が必要です。日常生活で突き指が起こるときというのは、急いでいたりあわただしくしている最中であることが多いため、気持ちが先走り直後は痛みにも鈍感になっています。指が痛い状態が続いても長いこと放置してきたために、何が原因か本人も忘れてしまったということも少なくありません。

それだけ、些細なことで突き指になるということも念頭に置いておきましょう。

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突き指の怪我の種類と症状について

悩み

突き指にもっとも多い槌指の症状

突き指という名称を使う怪我で最も多いのが、先にも少し説明した槌指です。薬指や小指に発生することが多く、指先に力を入れて伸ばそうとしても完全に伸びなくなります。槌指には2種類あって、指先の関節を伸縮させる腱が切れてしまうケースと、腱が不着している部分の骨折のケースがあります。

槌指かどうかを見極めるポイントは、骨折の場合は第一関節と爪の間の腫れです。また、指先をトントンと叩いてみて怪我をした箇所の痛みが響くようなものであるときも骨折を伴う槌指であることが多いです。指先の腱が切れてしまう槌指は、腫れはあるものの薄く、痛みも少ないですが、指先をまっすぐに伸ばせません。指の第一関節と爪の間に腫れがあり、指先がまっすぐ伸びない場合は、槌指の可能性があります。

側副靭帯(そくふくじんたい)損傷の症状

突き指で整骨院や接骨院を受診する人が多いのが、この側副靭帯損傷という怪我の場合です。関節を補強するために、関節を左右から締め付けるようにして守っている側副靭帯に起きる損傷です。大部分が損傷した場合には激しい痛みと共に指の変形が見られるため、受診も早い傾向にあります。

一部損傷の場合には腫れや痛みも我慢できる程度のため、自然に治るだろうと思い込んで放置してしまうことがあります。不完全な状態で治ると、指を動かす度に痛みが残ってしまい日常生活に支障を及ぼす可能性があります。側副靭帯損傷を見極めるポイントは、指の関節部分、特に第2関節部分の腫れです。

指先の骨折、指末節骨折の症状

指末節骨折とは、指の末端部分の骨が部分的あるいは完全に損傷している状態をいいます。完全骨折(いわゆる、折れた状態)の場合は激しい痛みを伴い、不全骨折(ひびが入った状態)の場合は痛みは和らぎますが継続的な痛みです。

指末節骨折の原因は、指先にボールが当たるという衝撃よりも、指をドアに挟むといった直接的な力によって起こることが多いです。指末節骨折を見極めるポイントは、何もしなくても指先がじんじんと痛むことです。爪を損傷している場合には化膿が心配なので、できるだけ早く病院を受診してください。

大きなボールによる打撃で起こりやすい掌側板損傷

第2関節を曲げる側についている軟骨(=掌側板)が損傷する怪我を、掌側板損傷(しょうそくばんそんしょう)といいます。この掌側板は、指が反り返らないようにするガードの役割をしています。バスケットボール、バレーボール、サッカーボールなど、大きいボールが強く当たることで起こりやすい怪我です。

骨折を伴わない場合は痛みが激しいわけではないので、放置されてしまうことが多いのですが、これは大変リスクがあります。正しく治さないと、指が曲がらなくなるロッキングフィンガーになる可能性もあるのです。痛みを我慢してスポーツをすることも大変危険です。

掌側板損傷を見分けるポイントは、指が沿ったような状態になっていることと、指を伸ばしたり曲げようとすると痛みを生じることです。この症状がある場合は、できるだけ早く受診して超音波検査を受けましょう。

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突き指の応急処置と治療について

どくたーばっく

突き指は、球技スポーツをしているときだけでなく、日常生活においてどこでも起こり得ます。対処法を知っておくことで、いざというとき自分のためだけでなく怪我をした人にも適切な手助けをすることができます。

応急処置はどの突き指でもほぼ共通

突き指をしてしまったときの応急処置は、スポーツ障害の応急処置方法の基本であるRICE(ライス)処置が基本です。RICE処置とは、休息(Rest)、冷却(Ice)、固定(Compression)、高さを保つ(Elevation)処置を順番に行うことをいいます。この中で突き指の応急処置に最も大切なことは冷却です。固定してしまうと上手く冷却ができなくなりますので、こちらは省いて冷却しながら病院を受診しても構いません。高さを保つのは患部を心臓より上にして、血流が集まりすぎないようにするためですが、突き指の場合は患部が小範囲なためしなくても構いません。

突き指は指関節の損傷であるため、大半が内出血を伴います。突き指をして指が腫れるのも、内出血のためです。突き指をしたら、運動中であればただちに停止し、休息体制をとります。時間に追われているときでも、急いては事を仕損ずると心に留め、応急処置をしてください。できるだけ早くアイシングで冷却処置をとることで、患部への血流の集中を防止します。

血流が患部に集中すると何がいけないのかというと、酸素が血液部分に集中するため、損傷していない他の細胞まで酸欠状態を起こしてしまうからです。こうなってしまうと、完治するまでの期間が長くなり、痛みを感じる範囲も広くなります。アイシングは、ビニールに氷と水を入れて口をしばり、患部に当てて行います。氷はできるだけ砕いてあげるとよいでしょう。アイシングの準備ができるまでは、流水で患部を冷やします。凍傷にならないように、氷で冷やす場合にはときどき様子をみてください。

突き指をしたときの禁止事項

特に年配の人は、突き指の応急処置について誤った理解をしていることが多いので注意が必要です。突き指をした指を引っ張ることは絶対にいけません。昔は逆に引っ張ることが応急処置といわれたこともありましたが、現在では引っ張る行為はよけいに靭帯を損傷する恐れがあるとされています。

軽い突き指だと思っても、運動を継続してはいけません。また、指が曲がらないから、伸びないからと無理やり動かそうとしてはいけません。患部がさらに悪化したり、のちのち後遺症として残る可能性もあるため、絶対にやめましょう。

病院に行くかどうかの判断基準

突き指をしてしまったとき、素人判断で病院に行かないで様子をみることはリスクを伴います。すぐに適切な医療処置が行われれば早期に完治したものでも、時間が経つと変形が治らなくなってしまったり痛みが長く続く場合が少なくないのです。ただ、病院が遠方であったり、事情があって簡単に病院へ行けないときには下記を判断の目安としてください。

  • 指が変形している。
  • 健康な状態とは異なる方に指が曲がっている、傾いている。
  • 指の関節が全く動かない。
  • 内出血がひどく腫れが強い。

上記の症状がみられるときは、できるだけ早く病院を受診し、医師の判断を仰いでください。また、突き指をしてから2週間経っても痛みが取れない場合も受診をしたほうがよいでしょう。

突き指の治療方法

突き指で病院を受診するときは、整形外科にまず行くとよいでしょう。整骨院や接骨院は継続的な治療には向いていますが、初診の際に必要な検査はできないところが多いからです。整形外科では必要に応じてX線撮影を行い、骨の異常や靭帯損傷の有無を確認します。

保存療法と手術の場合があります。保存療法では体の外から装具やテープで固定を行い、手術では体の内から固定し、さらに外側からも固定をします。固定期間は症状によって異なりますが、骨折の場合は骨が完全に固定されるまで2~3ヶ月といわれます。1ヶ月程度で日常的な動作をするには支障がなくなることが多いです。早く治すために大切なことは、突き指した患部を安静にし、ぐらぐら動かしたりしないことです。

固定治療後はリハビリが必要~早く治すために

突き指を固定して治療した後は、以前よりも関節の可動域が減っています。リハビリによって元の可動域まで戻していく必要があります。このリハビリでは、先述した整骨院や接骨院で保険適用の通院ができます。指は日常的によく動かすことが多いので、子供や若い人はリハビリをしなくとも治癒することもよくあります。

早く元のように自由に指を動かしたいという人は、お風呂で温熱効果を活かしてゆっくりやさしくマッサージするとよいでしょう。通常の動作では指は伸ばす、曲げるといった動きだけなので、自分でリハビリをするときは片方の手で患部の指をもってやさしく関節を回してあげたり、横に倒すなどして可動域を広げていきます。怪我をしていない方の指の動きと比べることで、回復の進み具合を自分で確かめることが簡単にできます。

また、今後突き指をしないために、日頃からお風呂あがりのストレッチや体操をしておくと関節の可動域が広がり、怪我の予防につながります。

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まとめ

なかなか治らない突き指に関する知識を深めてきましたが、いかがでしたか?突き指には軽傷だけでなく、骨折や手術が必要となるような大きな損傷も含まれることがわかりました。

また、突き指の応急処置にはとにかく安静にして冷やすことが一番大切です。なかなか治らないときは、整形外科を受診してレントゲンを取ってもらい、適切な治療を受けるようにしましょう。完全に元の可動域に戻すためのリハビリの重要性と、自分で簡単にできるケア方法もご紹介しました。突き指だから大丈夫、と軽く考えることないようにしましょう。

時には指が動かないロッキングフィンガーになってしまうなど放置する危険性も念頭に、この記事を参考に適切に対処してくださいね。

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