骨盤が痛い!痛みの原因は内臓や筋肉にある?妊娠との関係や似ている病気を知ろう!

骨盤に痛みがある…日常のふとした動作をしたとき、どうも骨盤に違和感や痛みを感じることってありませんか?この違和感の原因は様々な考えられます。

最初はその違和感も小さかったけども、日が経つごとに大きくなっていく。そして、いよいよ体を動かすのが難しくなってきた。そうなってしまうと自分ではなかなか治すことは難しいでしょう。

では、骨盤に痛みが起こる原因としてどんなことが考えられるのでしょうか。また、痛みを解決する方法・対処法として、どんなことをすればいいのでしょうか。こういったことについてみていくことにしましょう。

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骨盤の痛みの原因

骨盤

骨盤は上半身と下半身を繋ぐ重要な役割を持っています。背骨と大腿骨をつなぎ、体のバランスを保っています。一方で骨盤に不調が起きると、その影響は全身に渡ることがあります。

さて、そんな骨盤が痛むのは大きく3つの原因が考えられます。それは具体的に以下のことが考えられます。

1:骨盤自体に異常がある

骨盤そのものに異常があるケースです。骨盤は先に述べたように上半身と下半身を繋ぐ骨ですが、様々な負担がかかる場所でもあります。長期的な負荷を受けることで、異常が起きてしまうのですね。

例えば骨盤は腸骨と仙骨があり、仙腸関節で接続されています。この関節がずれていたり、歪んでいたりすると、それは痛み(仙腸関節痛)となって起こります。

特に仙骨の異常は腰痛などを発症することがあります。これを仙腸関節障害や仙腸関節炎と呼ぶことがあります。この部位は神経が集中しており、ちょっとした刺激で痛みを感じることがあります。

また、骨盤には腰仙関節という関節もあります。非常に上部な関節なのですが、荷重が加わることが多く、椎間板ヘルニアを発症することがあります。それを骨盤の痛みとして認識することもあるでしょう。

関節のズレは普段の姿勢や体型が原因であることが多いです。治療ではズレを治すことも大切ですが、運動をしたり食事改善をするというような体型改善も1つのポイントといえるでしょう。

2:内臓に異常がある

骨盤の周囲には様々な内臓が存在します。生殖器や腸は骨盤に守られる形で位置していて、これら内臓に異常が起こると痛みを発症することがあります。

例えば男性であれば前立腺の炎症が骨盤の痛みとなることがあります。女性であれば子宮内膜症などの子宮に関係する婦人科疾患が痛みの原因になることがあるでしょう。ストレスが多い人では、過敏性腸症候群なんかが考えられます。

詳しいことは検査をしなければわかりませんか、内臓に異常があるのであれば早急な治療が必要です。継続的に痛みが出ているようであれば要注意ですよ。

3:骨盤周辺の筋肉に異常がある

骨盤の周りには内臓のほか、腰筋や腸骨筋といった様々な筋肉が存在します。大腰筋、小腰筋、腸骨筋の3つを合わせて腸腰筋といいます。この筋肉に異常があると痛みを発症することがあります。

例えば普段使わない筋肉を急な運動をして使うと、筋肉痛を発症しますよね。最近、激しい運動をしたということに心当たりがあれば、筋肉が傷んでいるのかもしれませんね。

一方でそのような心当たりがないようであれば、先にあげた原因の可能性があるでしょう。その場合は、原因をきちんと見極める必要がありますから、検査を受けるようにしてくださいね。

では、次はそれぞれの原因で起こる具体的な症状についてみていくことにしましょう。

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骨盤そのものに異常があると…

腰痛

骨盤に痛みを感じる原因は主に3つでした。では、具体的にどのような症状を発症するのでしょうか。

まずは、骨盤そのものに異常があるケースについてみていくことにしましょう。

体が歪むことで起こる症状

骨盤そのものの異常。具体的には体の歪みを引き起こします。

骨盤は体全体を支える役割がありますから、関節のずれや歪みは時として目に見える形で起こることがあります。具体的には以下の症状がみられます。

左右で腰の高さが異なる

骨盤に異常がある人が直立で立った時、左右の骨盤のズレが目に見えてわかります。どちらか一方が下がり、一方が上がる。このようなケースでは、伴って片方のみ痛みを感じます。

また、体全体の傾きが起きているため、関節に無理な負荷がかかることがあります。そのため、体の別のところに関節痛を発症することもあり、体の調子がおかしくなってしまうこともあります。

座っている時に痛む

体の歪みが起こると体にかかる負担が骨盤の一方に集中することがあります。このため、座っているとき上半身の体重を支えるのですが、特定の部位が痛むという症状が起こります。

長時間、同じ姿勢でいることができない

骨盤の歪み、ひいては体の歪みを越していると、一点に荷重が集中しているため、痛みを発症させます。そして、長時間同じ姿勢でいることが難しくなります。立っていること、座っていることが長時間できなくなります。

症状が悪化すると…

骨盤の痛みが軽度であったり、長い時間同じ姿勢でいられるのであれば、まだ症状は初期の段階です。しかし、症状が進行するほど、痛みは大きく、また安静時にも痛むことがあります。

この段階では椅子から立ち上がったり、日常動作をするにも痛みを感じることがあるかもしれません。それは生活全体に悪影響を与えることがあるので、注意が必要でしょう。

どうして骨盤が歪む?

骨盤のゆがみは先に述べたように普段の日常生活の姿勢が大きく関わっています。例えば足を組んで座る、体に合っていない椅子に長時間座る、などのことが考えられます。

また、肥満も1つの原因と考えられています。腹部についた脂肪が原因で骨盤の歪みを起こしてしまうのですね。脂肪がついていればいるほど、骨盤に負担がかかりますから注意が必要でしょう。

そのほか、運動不足、室内にこもることが多いというのも注意が必要でしょう。歩く動作は骨盤を正しい位置に戻すサポートをしてくれます。それをしていなければ、やはり体はどんどん歪んでいってしまうのです。

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内臓に異常があると…

内臓

骨盤はその周囲にある内臓を守る役割をしています。その内臓に異常が起こると、骨盤に痛みがあるように思ってしまうこともあるでしょう。

具体的には以下の病気や症状が考えられます。

虫垂の病気

小腸から大腸へ繋がる盲腸の先端に存在するのが虫垂です。この部位に炎症ができることを虫垂炎といいます。厳密には異なりますが、しばし盲腸と呼ぶこともありますよね。

症状としてはみぞおちの痛みや嘔吐から始まり、徐々に右下腹部に関連痛を感じます。骨盤に痛みを感じることもあり、その区別にはきちんとした検査が必要でしょう。

ポイントは右下腹部ということ。ちょうど盲腸はその位置にあるため、この部位が痛むようであれば、虫垂炎の可能性があるでしょう。放置していても治ることはないので、早めに治療をしてしまうようにしましょう。

骨盤内炎症性疾患

骨盤内に収められている子宮や卵巣、卵管部に炎症が起きる疾患です。主に性に活発とされる20代の女性に発病が集中します。感染症の一種で性交時、パートナーから感染することが主です。性器出血がみられることもあります。

子宮では子宮内膜症、卵巣では卵巣炎、卵管では卵管炎や膿を作ってしまうこともあります。不妊の原因になることもあり、早急な対応が必要でしょう。

症状としては生理の数日前からおりものの増加、強い生理痛、異臭を発症します。そして、骨盤の痛みとも間違えるような下腹部痛を発症します。発熱、嘔吐なども発症することもあります。生理に関して異常が起きていたり、いつも生理が異常に重い。こういったことがあるようでしたら一度検査を受けた方がいいかもしれません。

炎症性腸疾患

腸に深刻な炎症症状を招く病気です。クローン病と潰瘍性大腸炎という病気があります。どちらも難病指定を受けている病気で、その原因は不明です。

詳しくは、クローン病の症状とは?原因や遺伝との関係も紹介!潰瘍性大腸炎は完治するの?原因や治療方法を紹介!をそれぞれ読んでおきましょう。

泌尿器関係の病気

骨盤の周辺には泌尿器があります。尿道、膀胱、尿管、腎臓などですね。これらに関して病気や感染症が起こると痛みを発症することがあります。具体的には以下のことが考えられます。

膀胱炎

主に女性に多い病気です。尿道から侵入した細菌が膀胱内で繁殖し、炎症を発症させます。腹痛のほか、排尿痛、頻尿などが起こります。トイレの数が多くなったり、尿を出す時痛みがあるときは膀胱炎を疑ってみてください。

膀胱炎のように尿路感染症は女性に多い病気です。尿道が短いこと、そして肛門が近いことが原因です。尿路の病気は放置すると深刻な症状を招くことがあり、また癖になりやすいので初期対応が重要です。

詳しくは、膀胱炎の症状が女性にでやすいのは何故?対処方法も紹介!を読んでおきましょう。

腎盂尿管がん

腎盂は腎臓内に存在し、尿を尿管へ流します。この部位にがんができてしまうと癌性の骨盤に痛みを発症することがあります。そのほかの症状として腰痛、血尿がみられます。がんの原因は喫煙や遺伝的要素が考えられます。

重度の便秘が原因のことも

腸内に長期間便がたまることでも骨盤に痛みを感じることがあります。特に左下腹部にあるS状結腸に弁がたまると、強い腹痛を感じることがあります。

便秘の原因は体質的なこともありますが、偏った食生活による腸内環境の悪化が考えられます。錠剤などで排便を促すこともできますが、なるべく自然な形で解決していったほうが体に優しいでしょう。

更年期障害でも痛みが起こる

閉経に伴い、ホルモンのバランスが崩れることで起こる更年期障害。この病気でもしばし、下腹部の痛みを発症することがあります。骨盤周辺に痛みを発症し、発症者を苦しめます。

ただ、腹痛が更年期障害なのか、それ以外の病気なのかはきちんと検査をしなければわかりません。継続的に痛みが続くようであればきちんと検査を受けるようにしましょう。

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骨盤の周辺筋肉に異常がある

下半身の筋肉

骨盤の周辺には大小さまざまな筋肉が存在します。この筋肉に異常をきたしてしまうと、痛みを発症することがあります。身近な例では急な運動をしてしまうことで起こる筋肉痛でしょう。

筋肉は普段使われていないと、硬く緊張してしまいます。それは日常生活における長時間の座った姿勢なんかが原因として考えられます。

特に現代社会はデスクワークが主ですから、伴って運動不足が加速してしまいますよね。そんなときこそ、骨盤の痛み、もしくは周辺の異常が起こってしまうのです。

スポーツをしている人に多い痛み

スポーツをしていると、骨盤の周辺、つまり足の付け根の筋肉をよく動かします。このとき、準備運動が不十分だったり、過度な力が加わると筋を痛めてしまうことがあります。

例えば梨状筋という筋肉は股関節を繋ぐ筋肉の1つですが、しばしこの筋肉が傷んでしまうとお尻から足の付け根のくぼみまで痛みを感じます。運動時の障害になることがあり、注意が必要でしょう。

筋肉の痛みを解消するためにできること

筋肉の緊張を解くためには基本的にリラックスさせることが大切です。リラックスするためにできることは、温めることと、運動があげられます。

温めるというのは具体的には入浴が良いでしょう。シャワーではなく、湯船に浸かって下腹部を温める。これが緊張を解くシンプルな対処方法です。

運動はウォーキングなど、股関節の動きを意識することが大切です。大股で歩き、背筋を伸ばす。そう意識するだけで、骨盤の使い方が変わってくるでしょう。

普段から意識したい骨盤

体は動かさなければどんどん錆びついていってしまいます。関節が動かしにくくなったり、筋を痛めてしまったり。それは普段の運動不足が原因にほかならないでしょう。

デスクワークをしていても、合間で体を動かしてみたり、ストレッチ・エクササイズをしてみるというのもいいかもしれませんね。体の緊張を解き、柔軟性を高めるために大切なことだと思います。

骨盤は体を支える重要な骨です。この部分が固まってしまうと、体全体に不調をきたしてしまうことがあります。普段から意識して動かすようにしてくださいね。

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妊娠と骨盤の痛み

妊娠

骨盤の異常や周囲の臓器の病気ではなく、妊娠がきっかけとなって痛みを発症することがあります。これは仕方のないことなのですが、精神的にとても辛いものがあります。

出産のために体の仕組みが変わり、骨盤に負担がかかることがあります。特に恥骨という部分はその影響を受けやすく、痛みを発症することが多いです。痛みが激しい時は婦人科にいって相談するか、なるべく安静にしている必要があるでしょう。

それ以外の時間ではなるべく体を動かした方がいいこともあります。筋肉が緊張してしまうと、より痛みが強くなることもありますから、適度なストレッチなどを心がけてくださいね。

月経困難症

特に何の病気もないのに、おりものの量が多かったり、骨盤周辺の腹痛や月経痛が強いことがあります。このようなことを月経困難症と言います。原因としては自律神経の乱れや不規則な生活が考えられます。

女性ホルモンのバランスが崩れることから、月経周期が乱れることもあります。このような月経を避けるためには体調に気を配り、規則正しい生活を心がける必要があるでしょう。

異所性妊娠

骨盤の痛みとしてしばし異所性妊娠が原因として考えられることがあります。これは子宮外妊娠とも呼ばれ、子宮外で胚が着床してしまうことをいいます。婦人科系疾患では注意が必要な病気なので、詳しい検査(音波検査など)で調べる必要があるでしょう。

子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍を子宮筋腫といいます。悪さはしませんが、大きくなりすぎると痛みを発症させることがあります。持続性の痛みが出ているようであれば、治療をすることをおすすめします。

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間違えやすい病気「筋筋膜痛症」

お腹

骨盤の痛みは様々な病気の可能性を考えることができます。その中でも間違えられやすい病気が筋筋膜痛症という病気です。これは主におしりや腰に痛みを感じ、コリを発症させる病気です。

コリは触ってみるとぐりぐりとしていて、痛みを感じます。また、これがきっかけとなって脚に痛みが走ることもあります。しばし、歩行が困難になることもあります。

骨盤に原因はないものの、専門家の治療が必要なので、腰・おしり(臀筋)にしこりがあるようでしたら、一度専門の科で受診してみることをおすすめします。

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まとめ

骨盤の痛みが骨盤自身にあるのか、それともそれ以外にあるのか。その判断はなかなか難しいかもしれません。ほかの症状と合わせて総合的に判断する必要があるからです。

病的な原因ではなくとも、骨盤がゆがんでいることは体全体に影響を与えることがあります。姿勢が悪くなると、日々の生活に支障をきたすほど大きな症状を招くこともあります。

もしも、継続的に痛みが出ているようであれば何かしらの異常が考えられます。そして、それは時として深刻な症状を招くことがあります。ただの痛みと放置するのではなく、きちんと対処するようにしてくださいね。

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