耳が詰まった感じがする原因は?ストレスや病気が関係?

耳が詰まった感じになることはよくある症状なので、経験したことがあるかもしれません。耳に水が入ったり、鼻をかんだり、疲労や寝不足などでも、耳が詰まったような感じになることがあります。

一時的な症状ならそれほど問題はありませんが、しばらく続いているのであれば、耳の中や神経になんらかの異常がおきているかもしれません。耳が詰まった感じの治し方や日常生活の注意点などを調べました。

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耳について

耳1

耳は、音を聞くための器官であり、身体のバランス感覚や平衡感覚を保つ役割も担っています。

外耳(がいじ)

顔の横についている耳(耳介・じかい)から鼓膜までの穴(外耳道)を外耳といいます。周囲の音を集めるのが耳介、その音を増幅させて鼓膜を振動させるのが外耳道です。外耳道では耳垢が作られ、異物が入らないように耳を守っています。

中耳

中耳は鼓膜、耳小骨、耳管で構成される中耳腔のことをいいます。鼓膜の先は空間になっています。音の振動が鼓膜に伝わると、耳小骨という骨に当たって振動をさらに増幅させます。振動は耳管を通ってさらに奥へと進みます。耳管は鼻と喉に繋がっています。

内耳

耳のいちばん奥にある蝸牛に音の振動が伝わると、その振動を電気信号に変換して脳に届けます。平衡感覚やバランス感覚を司る前庭と三半規管もここにあり、体の回転や上下の判断をしています。

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耳が詰まった感じの原因

耳2

耳が詰まった感じを耳閉感(じへいかん)といいます。日常生活の中でも珍しいことではありません。それだけに、身近な習慣が原因になることも多いので、できる限り気をつけるようにしましょう。

耳垢栓塞(じこうせんそく)

耳垢が詰まっている状態です。耳の穴が完全に塞がってしまったり、鼓膜にべったりと張り付いてしまうこともあります。耳の違和感や難聴、聞こえにくいなどの自覚症状が現れてきます。

耳垢は異物の侵入を防いでいるので、取りすぎは禁物です。綿棒は扱い方が難しく、耳垢を奥に押し込んでしまうことがあります。詰まった耳垢を無理に取ろうとすると、耳の内側や鼓膜を傷つけてしまうかもしれないので、必ず耳鼻科に行きましょう。

風邪、鼻のかみすぎ

風邪の菌やウイルスなどが耳の粘膜にも感染することがあります。耳の奥が鼻や喉につながっていて、そこから侵入する可能性があるからです。炎症がひどくなると中耳炎を起こしてしまうこともあります。

鼻を強くかむと、鼻とつながっている耳や鼓膜にも圧力がかかります。一日に何度も繰り返していると、耳が詰まった感じや違和感が出てきてしまいます。鼻水を強くかんだり、すすったりすると鼻水そのものが耳に入ってしまうこともあるので、気をつけなければいけません。

肩こり、疲労

肩こり、首のこりや歪み、疲労の蓄積などで耳の神経を圧迫してしまうことがあります。特に首と耳は近い場所にあって、耳に影響を及ぼす可能性があります。

耳への血流が滞ると、突発性難聴などを引き起こします。肩こりや頭痛などがある場合は、耳鼻科だけでなく整形外科で診てもらうといいかもしれません。

気圧の変化

鼓膜の内側も外側も普通は同じ気圧になっています。高い山に登ったり、飛行機やエレベーターに乗ったりすると、気圧が急激に変化して、耳がキーンとしたり、耳が詰まったような感じがします。耳の中と外の気圧が変わって、鼓膜が押されるからです。

長い時間押されていると痛くなってしまうこともあります。山登りなどに行くときは、飴を用意しておいたり、痛くなる前からこまめに耳抜きをしておくといいでしょう。

水や虫が入った

耳に水が入ると、音が聞こえにくかったり、詰まったような違和感があります。片足ケンケンで水を出しましょう。

それで出なくても、安静にしていたり、水が入った側の耳を下にして寝ていると、自然に流れ出ていきます。我慢するのは気持ちが悪いのですが、いずれは蒸発するので、綿棒やコヨリで水を取ろうとするのはやめましょう。

耳垢には水を弾いて侵入させない働きもあります。水や虫が入った時に、耳の内側が傷ついていると、そこからばい菌が入って外耳炎を起こす原因になります。必要以上に耳掃除することはかえってよくありません。

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耳が詰まった感じの疾患

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耳が詰まった感じがする疾患は次のようなものが考えられます。

中耳炎、外耳炎

耳の中で炎症が起きて、痛んだり、聞こえが悪くなったりします。鼓膜の内側の中耳で炎症が起きると中耳炎、鼓膜より外側の外耳で炎症が起こると外耳炎といいます。

中耳炎については、中耳炎が大人に現れるとどんな症状?治療方法も紹介!
外耳炎については、外耳炎の治し方を紹介!症状によって変わる治療方法とは?

の記事を、それぞれ参考にして下さい。

音響外傷

コンサートやライブ、工事現場など大きな音を聞いた後に耳が痛くなることがあります。耳がキーンとして音が聞こえにくかったり、小さく聞こえるような感じがします。一時的なものであれば心配はありません。しばらくしても痛みや違和感、耳鳴りが取れないようなら耳鼻科を受診しましょう。

ヘッドホン難聴

スマホや携帯電話の普及で、移動中も音楽が聴きやすくなったことや、バッテリーの持ちがよくなったことで、長時間ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く機会が増えました。

それに伴って、若い人たちの間で難聴になるケースが増えています。電車の中は騒音で音楽が聞こえにくいので、音量を大きくしがちです。症状はゆっくりと進行するので、気が付いたら聞こえにくくなっていたということがあります。

メニエール病

メニエール病は耳閉感のほかに、めまいや耳鳴り、難聴をともなう耳の症状です。目がぐるぐる回ったり、まっすぐ立っていられない感じがします。

発作が起きると吐き気や動悸、冷や汗をかいて起き上がれない、座っていられないなどの特徴があります。耳鼻咽喉科に行き、きちんと診断を受けて、早期に治療を始めることが大切です。

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耳が詰まった感じの対策

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耳を痛めないようにして、いい状態を保つようにしましょう。毎日の心がけが大切です。

耳を傷つけないようにする

耳の中の皮膚はとても薄く、繊細です。耳垢の効果を十分発揮するには、耳掃除のしすぎをやめればいいのです。耳垢は、自然と耳の外に出るようになっているので、過剰に掃除する必要はありません。

ストレスを解消する

強い不安やイライラは身体のどんな症状にとっても、いいことはありません。症状の悪化だけでなく、精神的にも肉体的にも負担がかかります。不眠や食欲不振などさまざまなトラブルの原因にもなりえます。

心因性難聴といって、ストレスから難聴になってしまうこともあります。耳の異常だけなく、プレッシャーや心配事を抱えていないか振り返ってみてください。

生活習慣を改善する

疲れが溜まっていたり、寝不足や不規則な生活が続いていると、自律神経のバランスが崩れてきます。肩こりや頭痛、だるいといった慢性疲労や身体の免疫力の低下などで体調は悪化する一方です。

身体が弱っていると、ちょっとした症状でも不快に感じ、悪化することもあります。十分な睡眠やバランスの良い食事を心がけて規則正しい生活を送りましょう。

風邪を予防する

風邪を引くと、感染した細菌やウイルスが耳で炎症を起こす可能性があります。中耳炎になってしまうと、風邪が治っても痛みだけが残ることもあるので、風邪を予防することはとても大切です。風邪やインフルエンザが流行する時期は、念入りにうがい手洗いを行いましょう。

石鹸はよく泡立てて十分にすすぎます。緑茶に殺菌作用があることから、「お茶うがい」の効果も期待されています。

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まとめ

耳が詰まった感じについて、最後にまとめておきます。

耳が詰まった感じは、耳垢が詰まっていたり、水などが入ると起こります。
気圧の変化が鼓膜を刺激して耳に違和感を感じさせることもあります。
血流や神経が圧迫されて耳が正常に働かないこともあります。
ヘッドホンやイヤホンを長時間使うことで、若い人でも難聴になる人が増えています。
ストレスなどの精神的な影響が難聴の原因になることがあります。

耳の中の皮膚はとても繊細で、綿棒を使っても傷つけてしまうことがあります。風邪やインフルエンザが流行している時期は、ぜひ耳かきにも注意してみてください。またシャワーを浴びたり、お風呂に入ったくらいでも耳に水が入るようなときは、耳垢を取りすぎているかもしれません。明らかに耳垢が詰まっているときは、必ず病院で処置してもらいましょう。

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