外耳炎の治し方を紹介!症状によって変わる治療方法とは?

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耳の病気にもいろいろありますが、皆さんは「外耳炎」を知っていますか?聞きなれない方もいるかと思いますが、耳の穴から鼓膜までの部分を外耳道と言い、この部分に炎症が起きる外耳の感染症のことを外耳炎と言います。

誰でも外耳炎を発症する可能性があるくらい日常生活とかかわりがありますのでぜひ知っていてほしい病気です。特に耳の皮膚の敏感な子供は外耳道による問題になりやすくなっています。子供を持っている親御さんは是非外耳炎の症状や対処法、また外耳道になってしまう主な原因について知って問題につながらないように対処していきましょう。

それでは外耳炎について詳しく説明していきましょう。

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外耳炎の種類と原因

耳の中の音

外耳炎には様々な種類があるので、どのようなものがあるのかを知っておきましょう。自分や患者にどの様な種類の外耳道が発生してしまってるのかを知って正しく対処できるようにしていきましょう。

それぞれに引き起こる症状やその炎症が引き起こる原因を紹介していきます。

①限局性外耳道炎

ついつい気持ちよくてやりすぎてしまう耳かきですが、耳かきや爪で引っ掻いて傷つけてしまったことにより、傷ついた部分がばい菌に感染し発症します。

限局性外耳道炎は発生する場所が限られていて耳孔の軟骨付近の耳の孔の入口付近の部分が傷ついてしまったことにより発生する炎症になります。孔の開口部分が腫れたり何かが触れることで痛みを発生させます。

抗生物質さえ飲んで炎症を抑えながら安静にいじらない様にしていれば1週間〜10日ほどで事前に完治していきます。膿も出て臭いを発したり汁が垂れてしまうこともありますが、膿が出ていればそのうち腫れが引いていきますので安心しましょう。耳鼻科などで抗生物質を処方してもらうといいでしょう。市販のものでも有効な点耳薬なども売ってありますので、病院に行けない時はそれで様子を見てもいいでしょう。

この外耳道炎は特に夏場にプールに入る時期に発生しやすい傾向があります。また耳垢が粘り気の強いタイプの湿性耳垢の人も外耳道炎になりやすい傾向があります。湿った粘膜で皮膚が傷つきやすくなっているので、その影響で傷から菌が侵入し炎症が起きてしまいます。

もし、耳垢が湿性耳垢でプールなどに入ってこの炎症が起きてしまいやすい傾向がある場合は耳鼻科の医師に相談して対策法や患者に適した耳掃除の頻度や方法についてアドバイスをもらうのもいいでしょう。

②びまん性外耳道炎

整髪料やヘアカラー、汚水、湿疹などが原因で炎症が外耳道全体に広がっている状態です。びまん性とは、病変が広範囲に広がっている状態を言います。

限局性外耳道炎に比べて範囲が広くなっていること以外は基本的には症状は同じになります。耳介や外耳道全体に炎症が起き、腫れてしまう症状も強く出ることから、痛みも大きくなり耳も聞こえにくくなる症状が出ます。

上記の外耳道と同じように痒いからと行って耳介や耳孔を強く掻いたり、耳掃除を行いすぎるとなりやすい傾向があります。また耳垢が湿性耳垢の場合や一時的に水が耳の中に入るなどの事で耳垢の質感が変質している状態を放置していると問題につながりやすくなります。

異物が入ってしまってと感じた場合は速やかに綿棒などで取り除くようにし、外耳の中には水などを入れないようにすることが予防法として有効になります。耳に水が溜まってしまったと感じる場合はしっかり頭を振って出すようにしましょう。

③悪性外耳道炎

悪性外耳道炎は元々外耳のみの炎症の症状であった問題から症状が進行し、中耳や内耳を含む広域に炎症が広がり頭蓋骨にまで到達してしまっている症状のことです。

主に免疫力の低下している患者に発生しやすく、HIV患者や糖尿病などの問題を抱えている人、更に乳幼児や幼児などの小さい年齢のお子さんに外耳炎が発生してしまった場合に注意が必要です。

緑膿菌感染を発端に問題が発生し最終的には髄膜炎にまで繋がって最悪の場合はこれが原因で死に至ることもあります。主な症状としては痛みが強く広範囲に現れて、耳垂れがよくでます。

この問題にまで発展してしまう人は、免疫力が低下しているために再発しやすい傾向があります。再発を繰り返し、耳の細胞が壊死してしまうと非常に治療が困難になる病気でもあります。この場合は外耳道炎だけで無く、身体全身の治療を行っていく必要があります。

外耳炎の症状

外耳炎になると、耳が詰まったような感じで強い痛みがでます。耳たぶを引っ張ったり、耳の周辺を押したりするとさらに痛みが増します。また食事をしたり飲み物を飲んだりすると、顎が動くため痛みを強く感じます。痛みが酷くなると顎が動かせないくらいになってしまいます。

その他、ヒリヒリしたりかゆみがでることもありますが、酷い場合はリンパ腺が腫れて耳だれがでることもあります。また、悪性になると骨にまで広がり内臓や体内の組織にまで影響しますので早めの治療が必要です。

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中耳炎と内耳炎との違い

耳の構造

外耳炎が鼓膜から外側の部分の炎症であるならば、中耳炎と内耳炎は鼓膜から内側の部分に起きる炎症ということになりますが、違いは何でしょうか?簡単に説明します。

中耳は鼓膜、耳小骨、中耳腔から成っており音を伝える働きがあります。中耳炎になる原因は、風邪やインフルエンザなどの菌によるものです。

内耳は中耳の奥の部分で、三半規管や蝸牛と呼ばれる聴覚を司る感覚器官があります。内耳炎の原因は、中耳炎の炎症が内耳にまで及んでしまった場合と、インフルエンザやはしかのウイルスから感染して起こる場合があります。

中耳炎や内耳炎の原因が、自分ではコントロールできない風邪菌などによるものなのに対し、外耳炎は耳掃除のやりすぎが原因ということは…そう、耳掃除の回数を少なくしたりやりすぎなければ防げるものなのです。

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外耳炎の治療法

耳垢が取れない

では、外耳炎になった場合はどのようにして対処するのが良いかを紹介します。自然治癒から市販薬を使用しての治療法や病院で行われる治療法、また危険な症状の場合の対処法や注意点なども合わせて紹介していきます。

自分の症状をよく見極めて症状が悪化しないように有効な対処法で早く炎症を改善していきましょう。

自然治癒

軽い症状の場合、放置していても自然に治ります。耳に刺激を与えないようにしていれば、2日程度で痛みや耳だれも自然に治まります。触らないことが一番の治療法なんですね。

人間の指は思っている以上に汚れているため、症状が治まったからといって耳かきを再開したり指で患部を触るなど絶対NGです!3日以上症状が続くようであれば必ず耳鼻科へ行きましょう。

中には自分で患部を消毒しようと綿棒で消毒薬を塗る人がいますが、絶対にやってはいけません!外耳の皮膚は思っている以上に薄いため、綿棒を擦りつけるだけで傷だらけになってしまうのです。そのせいで痛みが酷くなることもありますので、十分に注意してください。

また、お風呂に入るときには耳に水やシャンプーなどが入らないように耳栓を使うことをお勧めします。プールも同様です。外耳炎はプールで泳いだ後に多く発症することから「スイマーズイヤー」とも呼ばれています。

ですから、完治しないうちに汚れた水で患部が刺激されると、炎症が酷くなる可能性が高いので入らないのが一番良いといえます。どうしても入る場合は水泳用の耳栓を使うなど耳を守るようにしてください。なるべく耳を乾燥した状態で保つことが大切です。

ただ、耳栓も清潔にしていないと外耳炎を悪化させてしまうため、こまめにお手入れをしたり新しいものと取り替えるようにしてください。耳に負担をかけないよう、自分の耳に合った耳栓を選ぶようにしましょう。

耳鼻科での治療

最初に吸引機などで外耳の分泌物を取り除きます。これだけで詰まった感じや炎症が治まることもあるため治ったと勘違いすることが多いのですが、ここからが治療の始まりです。

次に患部をステロイド薬で消毒し、薬を塗ります。抗生物質の入った薬を処方してもらい、経過を見ます。一度の治療で、炎症が治まったのを完治したと勘違いする人も多くいます。そのため、治りかけの状態で耳かきを再開してしまい、さらに悪化させてしまうのです。

外耳炎は原因によっては治癒までに時間がかかるケースがありますので、慢性化しないよう十分注意が必要です。

頭皮に問題がある場合

頭皮に湿疹があったり、大量のフケやかゆみがある場合、頭皮に発生しているばい菌が外耳に入り込み炎症を起こしている可能性があります。

この状態では外耳炎の治療だけを行っても完治しませんので、皮膚科に行って頭皮の問題を解消する必要があります。顔や頭皮と耳は非常に近い位置関係になっていて、影響しあって問題を引き起こしやすいので問題がそれぞれに起こった場合は早めに対処していきましょう。

フケなどの問題が発生している場合は皮膚科での治療の他に、シャンプーの変更やシャンプー方法の改善などが有効になります。しっかり洗い流すことや、アミノ酸系洗浄成分のシャンプーや抗菌作用のあるシャンプーなど頭皮のフケの原因に合った商品を使用するようにしましょう。

誤った性質のシャンプーを使用していると、フケなどの問題につながりやすくなります。この問題も早めに対策することで慢性化を防げて、外耳炎に繋がりにくくするポイントになりますのでしっかり対策していきましょう。

膿が出ている場合

外耳炎が進行している状態です。切開して膿をすべて取り除く必要があります。少量の膿の場合には抗生物質の湿布で徐々に良好に回復していくので問題ありません。

もし膿が出ている場合は早めに病院での検査を受けるようにしましょう。膿はほっておくと硬くなって耳の中に入り込んでしまったり、耳を塞いでしまうことがあるので外に出すようにしましょう。綿棒などで傷つけないように優しく取り除いていきましょう。

切開をしての膿の除去では痛みを伴う大掛かりなものを想像しますが、おとなしくしていれば痛みを強く感じることはありません。心配せずに病院へ行きましょう。

悪性の場合

悪性外耳道炎は感染症が頭蓋骨にまで広がったもので、命にかかわります。糖尿病の方や免疫力の低下している人に多く見られます。耳垂れが酷く出てくるような症状の場合は早めに病院へ行きましょう。

悪性の場合は深部にまで炎症が及んでいるので自分の力では治療することは出来ません。耳が聞こえない、痛みが大きい場合は病院へ行くことを忘れないようにしましょう。

市販薬を使用するときの注意点

外耳炎の症状はどちらの場合でも市販薬で対策可能ですが、範囲が広く広がってしまっている場合は早めに病院へ行きましょう。3日間市販薬を使用してみて、症状に改善の変化がなければ病院へ行くなどの基準で市販薬を試してみるのがいいでしょう。

外耳炎に効く市販薬としては液状の点耳薬や軟膏タイプで綿棒などを使って外耳道の入口付近に塗るタイプのものの主に2種類が販売されています。

あまり大量に付けすぎると耳の孔を塞いでしまうので少量を入口付近に優しく塗るようにしましょう。奥にまで塗る必要はありません。毎日1〜3回を目安に朝昼晩に時間帯に時間を開けて使用しましょう。

また非常に炎症がひどくなっていて、痒みや痛みが強く出ている場合は早めに病院へ行くようにしましょう。悪化してしまうと切開を行って膿を出す必要が出てくることもあります。

市販の薬は成分が穏やかなものなので、即効性は無く初期症状の症状にしか効果的ではありません。全てを市販薬に頼らないように注意しましょう。

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外耳炎の予防について

耳掃除 コツ

外耳炎の原因は耳を触りすぎること、耳掃除のやりすぎは禁物です。特にお風呂上りに毎日やってしまう方は要注意!

実は耳垢は耳のために大切なものだったんです。耳垢の役割を知ってとり過ぎが問題につながってしまうことを知っていきましょう。また耳掃除の正しいとり方とその頻度を知っておきましょう。

耳垢とは

耳垢には乾燥しているタイプと粘り気のあるタイプがあります。

耳垢は新陳代謝によって皮膚から剥がれ落ちた表皮細胞や、耳垢腺から分泌される分泌液のほか、ゴミ、埃、耳毛などが混ざり合ってできています。

赤ちゃんでも耳垢は溜まります、赤ちゃんの場合はよだれなどが耳に入って耳が臭くなってしまっていることもあります。キレイに拭き取ってあげましょう。

②耳垢の役割

耳垢にも役割があることをご存知ですか?ただ汚れが溜まっているだけではないんです。

耳垢は酸性なので細菌やカビの発生を抑える抗菌作用がある他、含まれている蛋白分解酵素により殺菌効果もあります。また耳垢には脂肪も含まれており、これによって乾燥を防ぎ外耳の表面を守っているのです。

③耳掃除は必要?

耳垢の役割を聞くと耳掃除は不要とも考えられますが、耳掃除をしなければ耳垢が溜まって耳がふさがれてしまうので、やり過ぎない程度にお掃除しましょう。

綿棒で耳掃除をする場合、耳垢を奥に押し込んでしまわないよう注意してください。耳垢を奥に押し込んでしまうと耳垢塞栓という病気になる可能性があります。耳垢が耳の奥に詰まってしまった場合はすぐに病院に行きましょう。

また耳垢は虫が嫌がる匂いを発していて、虫などが就寝中に耳の中に入ってしまうことを防ぐ役割も持っています頻繁に耳掃除を行うと耳の中に虫が侵入してしまう危険性が高まるので2週間〜1月1回くらいのペースに抑えておきましょう。

④耳鼻科で耳掃除

耳垢が奥に詰まってしまった場合や、耳が聞こえ辛くなった場合は耳鼻科で耳掃除をしてもらうとすっきりしますよ。耳もよく聞こえるようになるので行ってみてください。

保険が利くので1,000円くらいでやってもらえます。

赤ちゃんなどの耳かきの場合は耳の形状や外耳道に問題が無いかを確認してもらうついでに耳垢の掃除を行うために耳鼻科に連れて行って初耳かきをしてもらうといいでしょう。

またその場で子供の耳かきのやり方を教わるといいと思います。耳の形はそれぞれ違うので、専門家にしっかり診てもらうことが大切です。

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まとめ

外耳炎の種類

・極限性外耳道炎

・びまん性外耳道炎

・悪性外耳道炎

原因

・耳かきや爪の引っ掻き傷
・整髪料、ヘアカラー、汚水による炎症

症状

・痛みや耳だれ、かゆみ、ひりひり

治療法

・自然治癒
・耳鼻科で治療を受ける
・皮膚科を受診する

以上がまとめになります。

外耳炎を引き起こす原因は日常生活で無意識に行っていることが多くありますので、誰でも発症するリスクがあります。自然治癒するからといって油断せずに痛みや違和感を感じたら耳鼻科に行って診察してもらうことが大切です。

また、外耳炎は再発しやすいので必ず完治するまで通院・治療を続けてください。

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