血行を促進するための7つの方法!今日から健康な生活を!

人間の体を血が巡ることを血行と言います。食べ物から摂取した栄養分を運んだり、体に溜まった老廃物を排出したりする役割があり、健康な生活を送るためには血行が良いことが大前提だといえます。

血液の状態を見れば身体の状態も分かるというくらい、血液は身体にとって欠かせないものであり、常に良い状態にしておきたいものです。

しかし現代社会において、血液の流れが悪くなるような生活を送っている人は多くいます。血行不良は様々な害や病気のきっかけとなる場合もあり、改善したほうがよいでしょう。

今回は、今日からでも始めたい血行を促進する方法を紹介します。血行促進することで、健康で快適な生活を送ることができるので、ぜひとも読んでみてください。

血行を促進するための方法

鉄欠乏性貧血

ではどのようにすれば血行を促進できるのか紹介します。血流を促進して栄養や酸素を体中にしっかり運搬させて、細胞を活性化させ健康な体作りをしていきましょう。

血行が良くなることで体の調子が良くなるだけではなく、代謝力も上がって肥満になりにくくなったり、集中力も向上して作業効率の上昇にも繋がります。

どの様な方法があるのかを知っていきましょう。

①食事から促進する

血行を促進する効果のあるものを食べて、血の流れを活性化しましょう。

血行を促進する効果のある成分は、血液をサラサラにする効果のある「ビタミンC」、血行のスムーズな状態を保つ「ビタミンE」、赤血球の成分である「鉄分」、サラサラの血液をつくる「ドコサヘキサエン酸」、血液を固まりにくくする「エイコサペンタエン酸」、血液を健康にする「ポリフェノール」の6つの成分です。

(ビタミンC)     パセリ・いちご・ピーマン・アセロラ・キウイetc

(ビタミンE)     あん肝・いくら・明太子・モロヘイヤ・あゆetc

(鉄分)         レバー・しじみ・ホッキ貝・センマイ・いわしetc

(ドコサヘキサエン酸) サバ・ぶり・まぐろ・ハマチ・さんまetc

(エイコサペンタエン酸)すじこ・さば・いくら・鮭・ほっけetc

(ポリフェノール)    赤ワイン・コーヒー・緑茶・紅茶・ごぼうetc

以上が6つの成分を多く含む食材です。これらの食材を偏りがなく、バランスよく食べましょう。

また揚げ物や肉類ばかりを食べていると、コレステロールや脂質の働きで血の流れが悪くなりどんどんドロドロになってしまうのでなるべく控えるようにしましょう。

ビタミンをしっかり摂取しないと血管が硬くなってしまったり、ドロドロになった血が血管の中で固まって血栓を作ってしまい、病気に繋がりますので、注意しましょう。

②運動をする

運動不足の人は血行不良になってしまいがちです。日常であまり動くことが少ない人は、少しづつ筋肉量が低下していきます。そうなると心臓から全身に血液を送り出す際に、勢いがなくなってしまって血の流れが悪くなってしまいがちになるのです。

運動といっても、そんなにハードな運動をする必要はありません。夕食後などに、15分〜30分くらいのウォーキングを取り入れるだけで、かなり違ってきます。

また普段の歩き方も意識するだけで、変えることができます。いつもはゆっくりな場面も歩くスピードを上げたり、歩幅を大きくしたりすることで、下半身を動かしていることをイメージしながら歩きましょう。

無酸素運動ではなく、有酸素運動での運動を行っていくことがポイントになります。

このように日々の生活の中で体を動かすということは、とても大切なことであり健康維持には欠かせない行動だといえます。

③入浴する

忙しいことを理由に、シャワーだけで済ませてはいませんか?入浴をすることで、血行を促進することができて、新陳代謝を上げることも可能になります。

湯船を張って湯につかることで、体温が上昇することで血の流れが活発になるのです。入浴する際は40℃以下のぬるま湯にじっくり浸かって、体の芯から体温を上げることでより効果的な血行促進を行うことができます。

また、朝にシャワーを浴びる人は少し高めの41℃〜43℃にしましょう。首の裏にシャワーを当てることで交感神経を刺激して、血行を促進することができます。

また、入浴中やシャワー中に頭皮や足先などの末端の毛細血管の血の巡りが悪くなりやすいところの血をしっかりマッサージして流してあげることで、相乗効果で血の巡りが良くなり、嬉しい効果が期待できます。

特に頭皮マッサージでは皮脂が毛穴から押し出されて洗浄効果を向上させられますし、血流の向上により育毛効果も得ることが出来ます。

薄毛などが気になっている人は頭皮マッサージをして毛母細胞に働きかけて育毛効果をUPさせていきましょう。

④睡眠をしっかりとる

仕事などにより睡眠時間が短かったり、寝る時間が不規則だという人は血行不良に陥りやすくなってしまいます。

睡眠不足の状態だと血管が縮んでしまって、血液の流れが悪くなります。しかし、しっかりと睡眠をとることができれば、副交感神経が優位になるので血管が膨張して、血液の流れがよくなります。

また寝ている時に、成長ホルモンという成分を分泌します。成長ホルモンには血液に含まれる脂肪分を燃焼させる効果もあります。血液中の脂肪は血液をドロドロにしてしまう効果があるので、寝不足の人は血行不良の人が多くなるのです。

血行が促進されれば、睡眠の質もあがり成長ホルモンの分泌も増えます。特に夜の10時〜深夜2時までの間は成長ホルモンの分泌が多くなるので、この時間帯に寝られるようにしましょう。

この時間帯はゴールデンタイムと呼ばれていて、昼間に受けたダメージを修復してくれるとっておきの時間帯になります。少なくとも24時までには就寝できているとベストですので、出来る限り生活リズムを調整していきましょう。

⑤ツボを押す

マッサージとよく似ている対策法になりますが、血行促進の効果があるツボを押すことで、体に血液が巡りやすいようにすることが出来ます。今回は体全体の血行を良くするツボを紹介します。

特にこれらのツボは中々心臓に血が戻りづらい足先や手先などの末端の部分にあるツボを刺激することが有効になります。

・三陰交(さんいんこう)

内側のくるびしの位置から、指4本分上に上がったところにあるツボです。冷え性や生理痛にも効果があります。ちょうど骨のあるところと筋肉の境目の部分を刺激していきます。

刺激するときはゆっくり息を吐きながらじんわり押していきます。

3度ほど押すことで効果が現れます。また時間を1時間ほど開けてから刺激してみましょう。

更年期障害や下半身のむくみなどの問題にも効果がありますので、特に女性におすすめのツボになります。ぜひ覚えておいてください。

・合谷(ごうこく)

親指の骨と人差し指の骨が交わっている辺りにあるツボです。頭痛や肩こりなどに効果があり、万能のツボといわれております。

人差し指と親指で挟むように、手の甲側からと手のひら側から、これも息をしっかり吐きながらリラックスして刺激していきましょう。3秒ほど長めに刺激して行きましょう。

合谷は万能なツボでもり、精神的な不安や風邪、下痢、便秘、めまい、生理痛、いびき、花粉症などあらゆる症状の辛さを軽減してくれるツボになります。

手にあるツボですのでいつでも刺激できますし、簡単ですのでぜひ試してみてください。

・湧泉(ゆうせん)

足の裏の土踏まずのやや上にあるツボです。足の裏のちょうど中心あたりにある、足の指を折り曲げた時に最も窪む場所に位置しているツボになります。

主な効果としてはストレスや疲労回復にも効果があります。緩めたり、強く刺激したりを繰り返すことで足の裏の血行が良くなり、温まってきます。

繰り返し刺激していくとちょうど湧泉のツボの部分が温まってきますので、それまで繰り返し刺激していきましょう。

若干の痛みを伴いますので、このときも緊張せずにしっかり体と呼吸を行いながら刺激していきましょう。

・足三里(あしさんり)

膝のお皿の外側から指4本分下にあるツボです。胃の不調や疲労回復に効果があります。

足のスネ側にあるツボでこれも骨と肉の境目あたりを刺激していきましょう。下半身の疲労が蓄積している場合には、筋肉が張ってしまい、指が入らなくなってしまいますのでまずは周囲の筋肉を揉みほぐしてから刺激していくと良いでしょう。

以上が血行促進の効果のあるツボです。入浴した時や寝る前などに時間を見つけては押してみましょう。ツボを押す時はあまり力いっぱい押さずに優しく押してあげてください。

出来るだけツボ押しをするときは締め付けの強い洋服やベルト、靴などのものは脱いでから行ったほうが良いでしょう。でっかく流れている血流が締め付けの強いもののせいでまたせき止められてしまうので効果が半減してしまいます。

リラックスしている状態でツボ押しマッサージを行っていきましょう。

⑥マッサージをする

定期的にマッサージをしてあげることで、血行を促進することができます。

体全体の血行を良くする場合は、ふくらはぎのマッサージを行うと良いでしょう。心臓から送られる血液は、ふくらはぎの筋肉によって押し戻されます。もちろん重力があるため、ふくらはぎの筋力が低下して押し戻す力が弱くなってしまうと、血の流れが悪くなってしまうのです。

では簡単にできるマッサージの方法を紹介します。

1、足首から膝に向かって、ふくらはぎを5往復揉みます。

2、足首から膝までを5往復ほどさすってあげます。

3、両手でふくらはぎを持って、絞るようにマッサージします。

4、手をグーにして、優しく叩くようにマッサージします。

以上がふくらはぎのマッサージ方法です。これにより血液が巡りやすくなります。入浴後や就寝前などにマッサージしましょう。

⑦生活習慣を正しくする

普段の生活習慣が悪いと、血行不良を起こしやすくます。正しい生活リズムで生活することを心がけましょう。

早寝早起きは、血行促進の基本となる行動です。休みの日などにダラダラいつまでも寝てしまうのは、あまり良いことではありません。

また食事も就寝の2時間前までに済ますようにしましょう。寝ている時に胃に負担がかかると、消化の方に血液を必要としてしまい、しっかり寝ても血行促進されない場合があります。

また喫煙者は、タバコを辞めるか減煙するようにしましょう。タバコは、血行不良を引き起こす一番の原因といっても過言ではありません。

このように規則正しい生活を送ることこそが、血行促進には一番大切なのかもしれません。

血行が悪くなってしまう原因は?

血液

いくら対策法を施したところで、血行が悪くなってしまう問題となる行為を繰り返してしまっていては、いつまでたっても血行や血流が悪いことによる症状が改善することはありません。

一時的に改善していても、再び血行が悪くなってしまうのでは意味がありません。

血行が悪くなってしまう原因を把握してこの問題についても一緒に改善していきましょう。

ストレスを溜め込んでいる

高ストレス状態である問題が長期的に続いていると、交感神経が優位になりすぎて、血管を収縮させて血のめぐる量が数なくなります。その結果体の温度調節が乱れてしまい、冷えや急激な温度上昇など、体温調節機能が正常に働かなくなる問題が発生し、体調不良が発生します。

大量に分泌された皮脂などが冷やされると同時に最終的には血管が収縮し血行が悪くなってしまい、血圧は上昇します。

その結果高血圧症や自律神経失調症などに繋がり、更に体調不良が発生しやすい状態になります。

高ストレス状態では血中に活性酸素なども大量に発生し老化などの原因になる物質を生み出してしまうので、できるだけ小まめにストレスを発散するようにしましょう。

体を冷やしてしまっている

昔に比べて生活が便利になったことで、自分の体で体温調節をしなくとも、エアコンや扇風機などの力で効率よく体温を調節出来るようになりました。

しかし、逆にそのせいで人間は体温調節が苦手になってしまった。という問題もあります。年々平均体温が下がってきていることがデータとしてわかってきています。

1度近く平均体温が低下してしまっていて、基本免疫力がかなり下がってきてしまっています。

また、冷たいもののとり過ぎや、部屋の冷やし過ぎで体が冷えてしまい、血行が悪くなってしまっているケースもあります。

水分補給はなるべく常温のものから摂取するようにしたり、部屋の温度は熱中症にならない程度に最低限に利用することが重要でしょう。

筋肉の凝り

筋肉が凝ってしまうことでも血行が悪くなってしまいます。

例えば肩や首が凝ってしまえば、更にその上に存在する頭皮が一緒に血行不良になってしまいます。血行不良になってしまうと、体温が低下する他にも、酸素不足になる、栄養が運搬されずに栄養不足になる。などの問題にも繋がります。

心臓と目的地までの中間の筋肉が凝っているとそこで大幅に血行はせき止められてしまうので、出来るだけ体の筋肉をバランスよく使いながら、筋肉の凝りを最小限に抑えていくことが重要です。

また運動不足によっても筋肉が硬くなってしまう問題が発生しますので、適度に運動をして筋肉が固くならないようにしていきましょう。

低血圧・貧血

血行が悪くなってしまうのではなく、血が元々少ないことで発生している問題です。

特に生理がある女性に発生しやすい問題になります。月経が発生しているタイミングには特に出血によって貧血になりやすく、それに伴い血管も収縮してしまい、低血圧になりやすくなります。

もし朝に低血圧で体温も低く、元気が出ないときには朝にしっかり水分補給をして熱めのシャワーを浴びるなどをして、交感神経を優位にして、細胞や神経を活性化させていきましょう。

食事内容でも1日100g程度のレバーを摂取していると、鉄分やビタミンが十分に摂取できて、血の生成を促すことが出来ます。

野菜から鉄分を摂取する場合は単体で摂取すると、吸収されにくい性質がありますので、ビタミンCと一緒に摂取して吸収率をあげましょう。

まとめ

血行を促進する方法

  • 血行促進の成分を食事から摂取する
  • 運動をして筋力の低下を防ぐ
  • 入浴をして体温を高めて、血行を促進する
  • 睡眠をとって副交感神経を優位にする
  • ツボを押してみる
  • ふくらはぎのマッサージをする
  • 生活リズムを整える

血行が悪くなる原因

  • ストレスが溜まっている
  • 体の冷え
  • 筋肉の凝り
  • 低血圧・貧血

以上が今回の記事のまとめになります。血行を促進することは、健康な生活を送る上では欠かせないことです。普段の食事や歩き方などは、意識すれば変えられるものばかりなので、今日からすぐに始めてみましょう!

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