血管年齢をチェック!高いと起きる症状や若返らせる方法を紹介!

血液を通して、私たちの身体に酸素や栄養を届けてくれる血管は、生命維持には欠かせない存在です。身体を取り巻く血管すべての長さをつなぎ合わせると、地球2周半ほどの長さになるとも言われています。

そして、私たちの身体に「健康状態」が存在するように、血管にも、良い状態と悪い状態があるのです。それが、最近よく耳にする「血管年齢」と呼ばれるものです。

人間ドックなどで「血管年齢が実際の年齢より高かった」という経験がある人もいるのではないでしょうか?実は、この血管年齢こそ、私たちの健康維持や美容において重要なカギとなるのです。

そこで、ここでは、血管年齢が高いことによって生じるリスクや、健康な血管に改善するための方法などをご紹介いたします。

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血管年齢が高いことで生じるリスク

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血管年齢が高いということは、簡潔に述べると、血管が硬い状態になっていることを示します。血管は、ゴムのようにしなやかで弾力性があるからこそ、栄養素の運搬や老廃物の排出といった血管の機能を果たすことができています。

しかし、年齢を重ねていくと、血管の弾力に大きく影響する、「内皮細胞」と呼ばれる細胞の機能が低下し、血管を硬くしてしまうのです。

これは加齢だけではななく、普段の食生活なども大きく関係してきます。また、内皮細胞は女性ホルモンによって機能が高まるため、男性よりも女性の方が血管年齢は若いと言われていますが、ホルモンの分泌が低下する閉経後は、女性の場合においても注意が必要です。

では、血管年齢が高いと、どのようなリスクが生じるのか、早速見ていきましょう。

肌や髪にハリ・艶がなくなる

血管年齢が高くなると、新陳代謝が悪くなるため、疲労物質や老廃物が正常に体外へ排出されなくなります。すると、肌もハリがなくなり、乾燥しやすくなるため、シワの原因にもなりかねません。

また、髪の状態もその人の健康状態を表すと言われています。髪が傷みやすかったり、ハリ・艶がなくなるのは、血管年齢が高いことが関係している可能性があります。隅々まで栄養素や酸素を送り届けることができなければ、肌細胞や髪も、上手く新しい細胞へ生まれ変わることができなくなってしまうのです。

肩こり・腰痛を引き起こしやすくなる

肩こりや腰痛の大きな原因になるのが、血流の悪さです。それを考えると、血管年齢が高くなることで、肩こりや腰痛を引き起こしやすくなるというのにも、頷けるのではないでしょうか。

とくに、肩こりは、首周りや顔の筋肉も硬直させやすいので、上項目であげた肌の状態にも影響します。くすみやシワ、たるみの原因にもなるので、美容面においても良い影響はないと言えるでしょう。

動脈硬化を引き起こしやすくなる

動脈硬化という言葉は、ある程度の年齢を重ねて健康維持を心がけている人ならば、一度は耳にしたことがあることでしょう。動脈硬化とは、コレステロールなどのいろいろな物質が血管内に蓄積したり、血管が硬くなることによって血流の流れを滞らせる症状を示します。

すなわち、血管年齢が高いということは、それだけ動脈硬化が進行しているということを表しているのです。動脈硬化が進行すると、次項目にあげるような、様々な病気を引き起こす可能性が高まります。

病気を引き起こしやすくなる

動脈硬化が進行すると、心臓や脳の病気を発症する可能性が高くなります。具体的には、脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞、心不全、狭心症など、どれも命に関わる危険な病気ばかりです。

なぜ、このようなリスクが高まるかというと、動脈硬化は「動脈瘤」というこぶを発生させ、血栓ができやすくなることが大きく影響しています。できてしまった血栓が剥がれ落ちると、血液の流れに乗って、脳や心臓の動脈を詰まらせるので、このような病気を引き起こしてしまうのです。

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血管年齢が高くなる原因

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それでは、どのようなことが原因で血管年齢が高くなるのでしょうか?原因を見ることで、血管年齢を若返らせるヒントが見つかるかもしれません。それでは早速、見ていきましょう。

高血圧

高血圧になると、血管内を血液が流れる勢いが増します。そのため、血管に絶えず負荷がかかった状態になっています。すると、長年使用し、伸びきって硬くなったゴムホースのように血管が硬くなり、コレステロールなどを溜めやすくさせてしまうのです。

また、勢いよく血液が流れることで、血管壁に傷がついてしまうことも関係しています。血管壁に傷がつくと、怪我をしたらかさぶたができるように、血管壁にも傷を修復しようとかさぶたのようなものを作ろうとします。

その上からさらに絶えず血液が流れるため、再度傷がつく…の繰り返しで、細胞レベルの異常が生じ、動脈硬化を進行させます。

高血圧については、高血圧の症状とは?めまいやしびれに注意!治療法も紹介!を読んでおきましょう。

糖尿病・高血糖

糖尿病は、血管の病気であるとも言われています。体内の余分な糖分は、血管や尿に溶け出します。これは水に砂糖を加えたときと同じような状態です。砂糖水は、触るとベタベタするのを想像してみてください。これと同じことが血管内でも起こっているのです。

ドロドロでベタベタになった血液は、血管壁に張りつき、AGEという終末糖化産物に変化します。水飴が血管壁に張りついた状態と同様です。

このように、糖尿病や高血糖によって、血中の糖分が増えると、AGEが発生し、血管壁が損傷するため、血管年齢が高くなってしまうのです。

コレステロール・中性脂肪

コレステロールには、善玉と悪玉の2種類が存在するのは、ご存知のことでしょう。コレステロールは多すぎると問題ですが、少なすぎても身体には良くありません。なぜならば、善玉コレステロールは、悪玉コレステロールを減らしてくれる役割があるからです。

しかし、コレステロールが増えすぎることによって、悪玉コレステロールが増加すると、先にも述べたように血管壁に付着・蓄積するため、動脈硬化を引き起こす可能性を高めます。

一方、中性脂肪が増加しすぎると、善玉コレステロールを減少させてしまうため、悪玉コレステロールが増加するという悪循環を招いてしまうのです。

運動不足

運動不足は血管だけでなく、身体も老化させてしまいます。筋肉や骨を動かすということは、心臓が働き、血液を身体の隅々まで送り届けているということにつながります。

しかし、運動不足が続くと、血行が悪くなったり、肥満を招いたりと、血管年齢を高める要因を生み出してしまうのです。

ストレス

ストレスを溜めると高血圧になりやすくなります。ストレスは「肉体的ストレス」と「心理的ストレス」の2種類に分類されますが、とくに心理的ストレスが大きく影響していると考えられています。

心理的ストレスによって、脳から分泌された副腎ホルモンが、アドレナリンを分泌し、心拍数を高めます。同時に交感神経の末端からは血管を収縮させる、ノルアドレナリンが分泌されるため、結果的に血圧が上昇してしまうのです。

喫煙

喫煙は百害あって一理なしとは、まさにこのことでしょう。喫煙で血管が収縮すると、血圧が上昇するため高血圧を引き起こしやすくなります。

それだけに留まらず、タバコに含まれるニコチンは、血管を傷つけたり、コレステロールを酸化させてしまいます。悪玉コレステロールが酸化すると、「超悪玉コレステロール」と呼ばれるほど、危険因子になることが最近の研究で明確になっているのです。

血管年齢チェックリスト

血管年齢は、人間ドックや健康診断、専用の測定器などで測定することもできますが、以下のようなチェックリストでも血管年齢の大まかな目安を把握することができます。

  • 疲れが取れにくい、または疲れやすい
  • 目覚めが悪い
  • 顔色が悪い、くすんでいる
  • 身体の芯から冷えている気がする
  • 肌荒れしやすい
  • いつもだるい
  • むくみやすい
  • 肩こりがある
  • 元気が出ない
  • 手足などの身体の末端が冷えやすい
  • 髪に艶がない

4つ以上当てはまった人は、実際の血管年齢より5歳~10歳高い可能性があります。

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血管年齢を若返らせよう!

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このように、血管年齢が高いことで生じるリスクには、いろいろなものがあります。しかし、血管年齢は食生活や生活習慣の改善で、若返らせることが可能です。しなやかで弾力のある若々しい血管を取り戻す方法には、どのようなものがあるのでしょうか?

食生活の改善

血管年齢を若返らせるための大きなポイントは、“血液の質を改善すること”であると考えられます。ドロドロな血液をサラサラにするには、まずは、切っても切り離せない食生活から改善していく必要があると言えるでしょう。

血液をサラサラにする食べ物には、以下のような食材があげられます。

<ネギ類>

野菜は身体に良い食べ物の代表とも言えますが、なかでも長ネギや玉ねぎなどのネギ類には、アリシンという成分が含まれており、血小板が凝固するのを防いだり、老廃物を排出して血液をサラサラにしてくれる効果があります。

さらに、玉ねぎには、それらに加えて強力な抗酸化作用を持つ、ケルセチンという成分を含んでいるため、活性酸素によるダメージからも防いでくれるのです。

<食物繊維>

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。なかでも水溶性食物繊維には、コレステロール値を下げる効果があると言われています。

さらに、水溶性食物繊維は、血糖値が急激に上昇するのを抑制する働きがあるため、結果的にインスリンの分泌を抑えてくれる作用もあるのです。これは肥満防止にも、非常に効果的な作用であると言えます。

<青魚>

イワシやアジ、サンマなどの青魚と呼ばれる魚は、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸を多く含んでいます。なかでもEPAには、赤血球の膜を柔軟にし、変形しやすくさせる効果があるため、血液がサラサラになり、隅々まで血液を送り届けることができるようになるのです。

<納豆>

納豆菌に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素には、血栓を溶解しやすくさせる働きがあります。さらに、コレステロール値を下げる効果もあるため、高血圧や動脈硬化を予防するよう働きかけます。

これら以外の食材にも、血液をサラサラにしてくれる食材は豊富にあります。また、食材選びだけではなく、料理の味付けをする際に、塩分量にも気をつける必要があります。

過度な塩分は、高血圧を招いてしまうので、普段から濃い味付けに慣れている人は、スパイスや酢などを使用して、工夫しながら、薄味に慣れるよう心がけましょう。

適度な運動

適度な運動は、血管年齢を若返らせるためには欠かせません。身体を動かすことに慣れていない人は、最初は寝る前のストレッチなどから挑戦して、身体を動かすことを習慣づけましょう。

太ももや、お尻の筋肉をじっくりと伸ばしていくストレッチは、血管を若返らせるのに効果的だと言われています。

さらに、慣れてきたら、エレベーターより階段を使う、車よりも徒歩や電車を選択するというように、日常生活の中で身体を動かす時間を取り入れると、継続させやすいのでおすすめです。

禁煙

先にも述べたように、タバコは健康に悪影響しか及ぼさないといっても過言ではありません。血管年齢を若返らせるためには、禁煙は、基本中の基本と言えるでしょう。

最近では、様々な禁煙グッズや本、禁煙を専門とした医療機関(禁煙外来)などもあります。タバコをやめると、身体が楽になるだけではなく、肌にも良いことがたくさん待っています。自分が本来持っている、きれいな肌と血管を取り戻しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。血管年齢が、私たちの健康や美容に大きく影響しているということを、ご理解いただけたのではないでしょうか。

血管年齢が若くなると、冷え性やむくみ、肌荒れなども改善してきます。いつも身体に酸素や栄養を運んでくれる血管を労わることは、身も心も軽やかで、健康的な日常生活につながるのです。

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