欲しいものがない原因は何?その心理や時代の考え方を理解しよう!

現代の世の中で、欲しいものがないという気持ちは、私には良くわかります。余りにもあふれた商品がありすぎて、何が本当に欲しいものか分からなくなります。また情報が氾濫しすぎて、結局振り回されて、夢を見る気分にもなりません。

物がない時代は珍しいものがあれば、興味が湧いたでしょう。その時代もいつしか過ぎ去り、消費が成熟してきているのかも知れません。物欲を手に入れても、それは一瞬の満足感にしかつながりません。欲しいものがないとは、どの様な事なのでしょうか?

欲しいものがない原因は?

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欲しいものがない原因とはどのような事でしょう。欲しいものがないと思う現代の人たちの原因について触れてみます。

満たされないもの

現代若い人も、年寄りも何故ほしいものがないかと言うと、現代の世の中、物を手に入れても満たされないものがあることを、感じ取っているからです。

クリスマスにプレゼントする人も、誕生日にプレゼントをもらう人も、物欲が湧かないのはそれだけ、今の世の中が安定してない事に繋がっています。

将来の不安が先にあって、物欲の感情が湧かないのは当然のことです。物欲は購入した時は満足をえますが、その満足も長くは続かなく、すぐ飽きてしまいます。

物欲で満たされるものは、一瞬の時間であって、長くは続きません。

モノで心は埋められない

心が満たされない

クリスマスや誕生日、記念日にプレゼントを貰っても、モノで心を埋められる時代ではなくなったということで、モノよりももっと大切なものがある事に、みんなが気が付き始めたことを意味します。

モノを買っても心が満たされないのは、将来に対する不安の現れでもあります。またモノを買うことで、不自由さが出てくることもあります。例えば家を購入しました。

近くに汚染処理工場ができて、時々臭いにおいがします。そのような時家を購入していなければ、身軽に引っ越しができるでしょう。しかし家を購入していれば、身軽に引っ越すことはできません。そして心満たされない日々を送る事になります。

物を持たない時代

現代は昔と違って欲しいものが、欲しいと言う時代ではなくなりました。物を持たない生活が増えてきています。これは非正規社員が増えて、収入が目減りする中、このような考えに、みんなが向かっていることは、結局は経済が回らなくなってしまいます。

欲しいものがない理由

そして多くの人々は欲しいものがない、状態に追いやられています。お金のない人は未来が心配で購入できなくて、お金を持っている人は情報に振り回されて、結局ほしいものがなくなってしまっています。

世の中が変革してきました

新しいものを買って捨てる時代は過ぎ去り、良いものを買って長く使う、何も持たない時代に変化しています。

と言うことは資本主義社会の行き詰まりが、見えてきたということでしょう。何も持たない気楽さはありますよね。

物を持たないというのは、とても良い事かも知れません。もしほしいものがあれば、レンタルにして、身軽でいる事はとても気楽です。

欲しいものがない心理

収入

今の世の中暮らしが楽な人が少なくなりつつある現代で、欲しいものがない現実を意識的に作り出す人もいます。

将来の不安

何故若者が消費しないのかと言うと、将来の不安以外にありません。非正規雇用が5割をこえていて、何時首になるかわからない働き方で、消費が増える事はありません。

新自由主義社会

でもそのような新自由主義社会において、車や高級品バッグや高級品などの欲望を、いつの間にかなくすることが当たり前になって、結局自分が欲しいものだけ購入する社会になっているのです。

自己嫌悪

今の若者は生活必需品を買う以外は、後ろめたさを感じる自己嫌悪を感じています。58.5%がお金を使うのに、後ろめたさを感じるとテレビの番組で答えています。

失敗を恐れる

今の若者は高いものを買って、失敗したくないという心理があって、経験させることで、購入意欲が湧くこともあります。今の若者は馬鹿ではないから、失敗を恐れて、物を買わないといっています。大人がどうしたらお金を使うかを考える程、今の若者は失敗をすることを恐れています。

欲求が満たされない

物を欲しがって色々物欲を満たしても、本当に欲しいものが見つからず、欲求が満たされません。その場合は今あるもので我慢して、自分と向き合ってみるのも一つの方法です。

欲しいものを殆ど手に入れても、心の気持ちが埋められないものがあります。欲しいものがあってやっと手に入れても、やはり心が満たされません。

若者は物に対する興味を、仲間と行動を共にするという、精神的な欲求を求めています。ですからFacebook、ラインなどが爆発的に進化しています。

物より大切なもの

色々なものを手に入れ、ふと立ち止まって考えたとき、物よりももっと大切なものが、ある事に気が付きます。人生において物よりも大切なあるものを求めて、何かを探すことで、欲しいものがなくなります。

自分の世界を持っている人は、目的に向かって突き進んでいるため、普通の人が欲しがるものを欲しいとは思わないのです。また流行の物を知らないので、欲しいものがないのです。

消費動向の成熟

消費動向が成熟するとは、物欲で物を所有する事よりも、幸福を満たしてくれる感情や、時間や生活が重要であると考える事です。

現代の若い人たちは、すでに消費動向の成熟した考えをもって、物欲と向き合っていて、彼ら彼女らの消費行動は成熟している証です。

自由な社会だからこそ何事も、自分の頭で十分に考えながら、選択するという能力が今以上に必要となります。

現代はなんと自由で楽しく、自分の頭でしっかりと考え選択するという、自分に全ての責任があるという、恐ろしい時代になってきたのでしょう。

情報疲れ

今は情報がありすぎて、一つの物を購入しようと思って、情報を探すと情報に押しつぶされて疲れてしまい、結局買わない状態になっていることが現代では多いです。情報がありすぎて若者は決められません。

欲しいものがない子供について

子供とシャボン玉

クリスマスプレゼントで、欲しいものを言わない子供が現代はいるのですね。家庭環境によって子供心に気をつかっているのです。

欲しがらない子供

子供は親の苦労を知って、プレゼントは何でも良いと言っています。親が子供の行動をチェックして、子供の欲しそうなゲーム機をプレゼントしたら、泣いて喜んだとのことです。

何か微笑ましいですね。今はおもちゃも高いです。子供達は親の背中をきちんと見ているのですね。親がしっかりと仕事をしていれば、必ず子供はその後姿を見て、自分の生き方を感じることでしょう。

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多くの子供たちは両親、祖父母、叔父、叔母たちがスポンサーとして、何でも日頃買い与えているので、今どきの子供は欲しいものが、クリスマスにないという子供が多いです。

子供のこうした育て方は、子供の活きる力を削いでいます。激動の今の時代を生き抜くために、お金の教育は、子供たちの活きる力を育てる事になります。

プレゼンテーション

子供にプレゼントするときに、子供の活きる力を育てるため、ただ欲しいといったから、買い与えるのではなく、子供に何故そのものが欲しいか?スポンサーと交渉することを身に着けさすと、世の中に出て物を手に入れる大変さを、学ばせることができます。

プレゼンテーションが悪ければ、プレゼントももらえない事にすると、相手に何故それが必要なのか納得させるという、自分の考えや意見を相手に伝える学習になります。

ルール

その時には与える側のルールをきちんと決めておくことです。そして子供が納得するようにすることが大切です。ルールを決めて成功した場合は、欲しいものを与えるというようにすると、子供の生きる力を伸ばすことが出来ます。

子供の成長

何万円もするようなものを、ポイと渡すのは、子供の成長にとって決して良い事ではありません。子供はこれらの経験から、失敗や成功を感じ取り、この経験が大人になった時に正しい判断と、行動ができる人間に成長するのではないでしょうか?

沢山の物があふれ、情報もハイテクのおかげで、容易に集められることが出来ます。こんな豊かな時代だからこそ、子供の成長する機会を知らず知らずに、奪い取っていることを気が付かなくてはいけません。

欲しいものがない時代

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現代の若い人は物理的充足よりも、精神的充足の方が価値があると気が付いてきました。すなわち心が満たされるほうが、価値があると気が付いたのです。物欲よりも精神的欲求が求められる時代になりました。

二つのブログから感じたことについて書いてみたいと思います。

2歳の子供に何万もするものを与える

親が小さなうちから、子供が欲しがるものをそのまま与えていれば、大人になって自分の欲しいものが手に入らない時に、その子供はどうするでしょう。

確かに自分が選んだ物を与えるのは大切かも知れません。しかし金額にもよりますが何万もするようなものを2歳の子供に与えて、父親はその時は我慢させましたが、母親は欲しいというものは、買ってあげたらと次の日に買って与えました。

それで父親も我慢させるより、やはり欲しいという時に、買い与えた方が良いと書いていましたがそうでしょうか?

子供を育てるのに、欲しいものを小さなうちから、何の苦労もなしに買い与えていれば、上にも書きましたが、その子の成長を奪うことになります。人間我慢することもとても大事な事です。社会に出て苦労する気がします。

じゆうちょう

じゆうちょうと言うブログを読んで、とても分かりやすい子供の「欲しいものがない」の心理を読みました。とても面白いブログです。やはりこの様な家庭が多いのではないでしょうか?

このブログの方が友達の子供にプレゼントしようと思い、子供とお母さんと一緒にプレゼントを探しに行ったのですが、子供が欲しがるものを、親が「そんなものほしいの」といって子供の本当に欲しがるものが、買えなかったことが書かれていました。

結果お母さんがいっていたものを買うことになって、それでも子供が喜んで「ありがとう」といっていたとのことですが、子供がなにも欲しくないというのは、親のそのような子供に我慢させているため、なにも欲しいものがないと言わせているのかもしれません。

欲しいものがない時代のお金

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お金は色々な意味で、大切でありますが、しかしお金は使ってこそ生きるものです。

お金が溜まると物欲がなくなる

お金を貯める決心をして、貯金をするようになったら、物欲がなくなったとあるブログで書かれていました。貯金がたまりだして精神的余裕が出てくると、物欲がなくなってきます。

物欲では満足感が得られない。人間の脳は一度手にした幸福感に慣れてしまう傾向があります。最初は輝くかもしれないが、お金の対価で得たものは、興味がだんだん薄れていきます。

お金の接し方

皆様はお金に対してどの様な、イメージをお持ちでしょうか?

お金は今の資本主義の世の中では、無くては困るものです。お金が無くなると不安になる人がいます。私はお金がなくても不安を感じません。だからと言って全くなくなってしまうと、生活が出来なくなってしまいます。お金がなくても幸福な、気持ちになるときがあります。

お金=不安、お金=なくなるものであって、お金が無くなっても不安に感じないのは、欲しいものが無くて、お金を使わなくても生きてはいけるからです。

お金に執着する人のところにはお金は集まります。お金に執着しない人のところには、お金は集まりません。ですから私のところにはお金は集まりません。お金が手のひらに乗ったら、何かしらすぐ出て行ってしまいます。

物欲以外にお金を使う

お金を使うなら教育・旅行・音楽・本・食にお金を使う方が良いです。物欲で笑顔が出せるのは長い人生の中の短い期間です。しかし以下の物にお金を使うことで、笑顔は長く続くことが出来るでしょう。金の輝きを見たときに、一瞬笑顔がでても、それは長くは続かないということです。

教育

教育は例えば外語にお金を使うことで、日本人だけでなく、外国の人と言葉が交わせ、友達を作る事もでき、プログラミンができたり、教育にお金を使うことで、自分のスキルアップができます。

スキルアップすることで、自分の人生が幅広くなってきます。スキルアップすれば仕事にも生かせて、今払う費用は高くても、一生から考えれば安い買い物の方法と思います。

物にお金を使って手に入れるより、学ぶことでお金を使えば、一生の宝物になり自分の生活を支えてくれて、教養というものを身に着けることができます。

旅行に行く

海外旅行することで、異文化に触れ、本当の幸せを気づかせてくれます。高級品を買う代わりにヨーロッパでオーロラ観賞や、ファッションアイテムの服やバックを買う代わりに、アフリカの暮らしを覗くことで、人生観が刺激されます。

海外旅行でなくても旅行することは、思い出を作る方法としては、とても良い方法です。旅行に出かけて、気分を変える事もでき、違う空気に触れて魅力を感じるでしょう。

またミラーレスカメラで行く先々の写真を撮ることで、何時までも記憶に深く刻まれることができます。ミラーレスカメラは、女性の様な写真の素人でも、それなりに綺麗な写真が取れます。高級機のように才能や経験はいりません。

音楽を聴く

音楽を聴いたり、楽器を使っているときは、何も考えず無心になれます。音楽は人の心を穏やかにして、癒してくれます。自分の好きな音楽を聴くことは、明日の活力を与えてくれます。

本を読む

本を読むことは、知識を与えてくれるだけでなく、作者が書いている事に対して、自分なりに想像を膨らますこともできます。そして自分の世界観を作り出し、本で得た知識を生活の中に取り入れる事により、役立たせることが出来ます。そして生活向上の可能性を得る事ができます。

食事

食は人間の活力となるものです。本当に美味しいと思えるものを食べたときは、幸せに感じます。まして家族や友達と食事をすれば、人間関係や家族関係、恋人関係など、他人との関係を築く上で大切になります。

食事をすることで、満たされた気持ちに誰でもがなります。物を買うよりも、人間の肉や骨や血になって、なおかつ人とのコミュニケーションもとることができて、心が満たされた気持ちになります。

まとめ

如何でしたでしょうか?物欲は心が満たされない時代になってきています。欲しいものが無いのは色々な理由が重なりあっていますが、若者が欲しいものが無いのは、持たない自由を楽しんでいるからのように見て取れます。

また物でほしいものが無くても、現代の若者は物よりも価値のあるものを、手に入れるため色々なツールを使って、本当に自分が欲しいものを、手に入れているようにも感じます。欲しいものがないという事は、消費行動の成熟のようにも見て取れます。

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