ヘルパンギーナに大人が発症したときの症状は?対策も紹介!

夏に風邪を引いてしまって口内炎はできるし高熱は出るし、といういわゆる夏風邪の症状は、もしかしたらウイルスによる感染症かもしれません。乳幼児、子供の間で夏に流行するヘルパンギーナですが、実はこの病気は大人にも感染する可能性があります。

さらに大人が罹ると重い症状が出やすいという体験談もあり、感染力も高い病気です。どのような症状が出るのか、予防策はあるのかについてまとめました。

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ヘルパンギーナとは

のど

まずはヘルパンギーナについて知っておきましょう。

特徴的な症状

ヘルパンギーナとは、急性のウイルス性咽頭炎の事で、

  • 夏場に流行
  • 前触れのない高熱
  • 口腔粘膜に現れる発疹

の3点を特徴としています。

一般的には乳幼児の間で流行する夏風邪の一種であり、38~40度の高熱が2日から3日続きます。ウイルスの潜伏期間は2~5日といわれています。

喉の奥、扁桃腺の上部に小さな水泡が数個〜10数個でき、赤くただれたりつぶれて潰瘍になったりします。痛みが強いのが特徴で、ひどい場合は唾液を飲む事も難しくなります。

口の中に水泡ができるという点は乳幼児の間で夏に流行する手足口病に似ていますが、ヘルパンギーナの場合はより熱が高く、口の中に水泡が出来る一方で手足には水泡が現れないという相違点があります。手足口病については、手足口病はうつるの?症状や潜伏期間についての記事を参考にしてください。

ヘルパンギーナの原因

ヘルパンギーナの主な病原は、エンテロウイルス属というウイルスです。聞き慣れない名称ですが、エンテロという言葉は腸管の事を指し、腸管で増殖するウイルスです。エンテロウイルスの中には、ポリオ・コクサッキー・エコーなどの種類があり、ヘルパンギーナの大部分はコクサッキーウイルスの感染を原因としています。

腸管にウイルスが留まっていれば無症状で終わり、免疫を獲得して感染が終了しますが、感染が進みウイルスが体内に波及すると様々な症状が出ます。

感染経路は経口感染、飛沫感染、接触感染で、くしゃみや咳から感染します。また、コクサッキーウイルスには複数の種類があるので、一度かかって免疫ができていても別の種類のウイルスに再度罹患する事があり、注意すべきとされています。

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大人のヘルパンギーナとは

ウイルス

子供が発症することの多いヘルパンギーナですが、大人が発症するとどうなるのかを紹介します。

大人に感染する経路

冒頭で述べた通りヘルパンギーナは夏に流行する乳幼児、子供の病気という感覚が一般的ですが、大人もかかる事があります。

大人は一般的には子供よりも免疫力、体力がありますが、ストレスや疲労等、大人特有の原因で免疫力が下がっているところにヘルパンギーナのウイルス感染を起こしてしまうと、子供が罹った時と同様の症状が出てしまうのです。

主な経路はやはりお子さんからという事が多く、看病をしているうちに大人に感染してしまう事があります。咳やくしゃみ、糞便からも感染する事があるため、おむつ交換やタオルの共有により家庭内で感染が拡大する可能性も高いといえます。

大人特有の症状

大人が感染した場合、子供の場合よりも高熱が出やすい傾向や、発疹が重症化しやすい傾向があるようです。症状がピークの時には強い倦怠感、関節痛を併発する場合もあります。また、免疫力が低い状態でかかっている事や、複数のウイルスに罹る可能性も高い事から罹患を繰り返してしまう傾向があります。

特に気をつけるべきなのは、出産直前の妊婦さんがヘルパンギーナにかかった場合です。胎内の子供への感染や、重症の場合は死亡してしまうケースもあるため、出産直前の方のお家でヘルパンギーナを発症した方が出た場合は、念のためできるだけ離れて暮らすのが良いでしょう。

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ヘルパンギーナに罹ったら

くすり

ヘルパンギーナを治す薬は存在しないため、罹ってしまった場合は体力を消耗しないようにしながら対処する事しかできません。熱が下がるまでには数日、口の中の炎症が収まるまでは一週間程度とされていますが、ひどい場合は水や食べ物を飲み込む事が困難になります。

プリンやゼリーなど、喉ごしの良い物であれば食べられる場合もあるので、脱水症状を起こさないよう注意し、どうしても口から水分を採れない場合は点滴をする必要があります。

発熱による熱性けいれんや、口が痛い事から来る脱水症などが起こる事はあるものの、予後は良好な場合がほとんどです。まれなケースでは無菌性髄膜炎、急性心筋炎を起こす事があり、この場合は入院治療、特に心筋炎が疑われる場合は循環器の専門医による治療が望ましいとされています。

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ヘルパンギーナの予防対策

セキュリティ

出来れば発症させないようにするのがベストです。予防方法や対策方法を紹介します。

感染から身を守る

ヘルパンギーナには前述の通り薬がないので、まずは予防をしっかり心がける事が重要です。具体的には

  • ・うがい
  • ・手洗い
  • ・タオルの共用を避ける
  • ・おむつ替え、看病の際には手袋を着用(特に感染力の強い、発症後の発熱時の人と接触する場合は注意する)
  • ・殺菌成分入りのハンドソープを使う

が挙げられます。咳やくしゃみなどによる飛沫感染は1~2mの距離で感染するので、周囲や間者本人がマスクを着用する事も予防対策となります。

また、前述の通り大人のヘルパンギーナ感染はお子さんからの経路をたどる事が非常に多いといわれています。お子さんの発疹を見てあげる場合は、素手で触りすぎないようにするなどの対策が必要です。

ヘルパンギーナは夏風邪の一種で、6月の下旬から8月、初夏から秋に掛けてが流行の時期です。風邪やインフルエンザなど、冬にはいろいろな対策をするものの夏は忘れがち、という方も多いかと思いますが、ウイルス性の風邪が流行る事があるという点を念頭に置き、予防を心がけましょう。

身体を温める

様々な病気に関して言われるように、ヘルパンギーナの予防についても免疫力を高める事が非常に大切です。まずは身体を温める生活習慣が重要になります。

夏場はエアコンを付けて生活する事が多いですが、エアコンの冷気で身体を冷やす時間が長過ぎると自律神経が乱れ、感染のリスクが高まります。また、猛暑で弱っている所に冷たいものばかり食べてしまい、その結果身体が冷えて免疫力が低下する事もあるので注意しましょう。

気が付きにくい所では、白砂糖や添加物には免疫力を低下させてしまう原因になりやすいため、天然の素材のものを採るようにしましょう。

体を温める方法としては、体を温める方法とは?食べ物や入浴方法を紹介!の記事を読んでおきましょう。

体温調節機能を整える

前項と共通する点もありますが、自分で体温の調整ができるように慣れる事も一つの対策と言われています。エアコンの付け過ぎ等は自分での体温調節機能を鈍らせる事になり、外の暑さに対応できずに夏バテなどの体調不良を引き起こし、その結果ヘルパンギーナの感染を起こす事につながりかねません。

しっかりと食事を採り、身体を動かすようにする事、エアコンの効かせ過ぎをすこし我慢することで免疫力を高める事ができます。無理のない範囲で取り組むようにしましょう。

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まとめ

ヘルパンギーナを引き起こすエンテロウイルスは非常に感染力が高く、幼稚園などで流行しだすとあっという間に広がってしまいます。風邪と同じように、せきやくしゃみが飛び散らないようにする事が大切なのでこの機会にお子さんと一緒に確認するのも良いかもしれません。

また、感染力の高さは家庭内での感染の広がりにも影響しています。コクサッキ—ウイルスはアルコール消毒に耐性を持つ一方で、エタノール、次亜塩素酸ナトリウムには弱い特徴があるため、家庭内で症状のある人が出た場合は手袋、マスクに加えてこれらの対策を取ることがおすすめです。

とはいえ完全に菌を取り除くのは非常に難しいため、やはりまずは予防をしっかりとして、ウイルスを持ち込まないよう注意したい所です。ヘルパンギーナについての知識を持ち、ただの風邪だと侮ってしまうことの無いよう気をつけましょう。

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