alpが低い原因は?症状や病気の可能性について!

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ALP(アルカリフォスファターゼ)とは、聞き慣れない言葉ですが、健康診断や人間ドックを受けた事がある方なら1度は耳にした事がある言葉ではないでしょうか?

また、もしかしたら「ALP低め」という結果を見ながら、「何がどう悪いんだ?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

今日は、健康診断などで目にする機会のあるALP(アルカリフォスファターゼ)の概要とその効果をご紹介していこうと思います。

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ALP(アルカリフォスファターゼ)とは

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まず始めにALP(アルカリフォスファターゼ)とは何なのか?その説明からしていきたいと思います。何を示す数字で、正常な数値はどこなのか、なんの臓器に異常が発生しているのかなど基本的な情報について知っていきましょう。

ALP(アルカリフォスファターゼ)とは

ALP(アルカリフォスファターゼ)とは、実に多くの臓器の中の細胞に含まれている酵素のことで、血中にも微量に放出されている物質です。

ALP(アルカリフォスファターゼ)は、基本的には肝臓で作られた後、胆汁の一部の成分として胆管を通り、胆のうに貯蔵されたあとに十二指腸に排出される物質です。しかし、多くの臓器に含まれる成分ですので、体のどこかの臓器に異常があると、普段は血液の中に少量放出されるだけだったALP(アルカリフォスファターゼ)が、急に増えてしまうのです。

ですので、ALP(アルカリフォスファターゼ)の数値が正常値でない場合は、肝臓、胆嚢、十二指腸といった消化機能を支える重要な臓器に異常がある可能性が高くなるのです。

一般的には、健康診断でALP(アルカリフォスファターゼ)が高くなると、臓器のどこかに異常があり危険だと簡単に判断してしまいがちです。しかし、実は低すぎる事でも危険な問題となるのです。

ALPの働き

ALPの基本的な働きは体内中に入ってきたリン酸エステル化合物など、食物に含まれているリン酸化合物という毒素を分解する働きを持っています。

更に小腸での脂肪の吸収を助ける効果もあります。骨盤や骨の中にもALPは含まれていて、消化器官だけでなく、骨の石灰化をする働きもあります。

ALPの正常値

ALPには検査方法によって求められる値が変わってきます。それぞれの検査方法での基準値について紹介します。

P-NP法・・・58~200IU/L

ベッシーローリー法・・・0.8~2.9BLU

GSCC準拠法・・・60~240(IU/l)

キンド・キング法・・・3.0~10.0KAU

など様々な検査方法がありますので、その検査方法によっての数値を検索することが重要になります。食後にはこの数値が上昇しやすく、検査は空腹時に行うことが推奨されます。

女性は数値が低く、男性の場合は高い傾向が統計の結果明らかになっています。

ALP(アルカリフォスファターゼ)が低いと何が起こる?

ALPが低いことで、重大な病気を示唆していることは少ないですが、一例として、骨の形成不全や骨折、歯の早期脱落、腎障害などが発生する可能性のある「遺伝性低ALP血症」という病気の可能性があります。

もし、ALPが低めという結果が出た場合は、一度医師に相談するのが良さそうです。

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ALP(アルカリフォスファターゼ)が低くなる原因

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一般的には肝臓、胆嚢、十二指腸といった臓器に何らかのトラブルがあり、ALPの数値が高くなる事の方が多そうですが、逆にALPが低くなってしまう原因は何があるのでしょうか。

過度なダイエットや食事制限

ALPが減少してしまっている原因として、一番に考えられる状態としては、まず栄養失調状態があります。食事による栄養の摂取が不足し、分解酵素が十分に生成できないため、ALP自体の数値も下がってしまうというものです。

例えば、過度なダイエットや食事制限といった、急激な減量を行っている場合などに低い数値を示すことがあります。

特に足りていない栄養素としては亜鉛でしょう。亜鉛欠乏症による問題が考えられます。

ALPの数値に異常が発生してしまうと、逆に体重が増えてしまったり、食欲が増えてしまう問題に繋がってしまう可能性もあります。ダイエットとしては弊害になってしまう問題になりますので、注意しましょう。特に関連してしまうものでは甲状腺機能亢進症などの症状がります。

自律神経系の疾患

自律神経のバランスが崩れたり、ホルモンバランスの乱れによって正常に代謝機能が働かなくなっている場合などでも、数値が減少することもあるのです。特に疲労や睡眠不足や体調部量などの問題が発生しているときの検査では、異常値が認められやすい傾向があります。

基本的にALP値が低下している状態が確認されるのは稀な事になります。なので低下の症状が出ている場合は早く体を休め、自律神経を正常にしてくようにしましょう。

アルコールによる影響

アルコールは肝臓に影響を与えてしまうものになります。基本はアルコールや中性脂肪が多くなってしまうとALPの数値が高くなってしまうのですが、一時的に肝臓の働きが悪くなり、数値が下がってしまうこともあります。

アルコールは肝臓で毒素を分解するので飲みすぎてしまうと最も影響を受けてしまいます。アルコールの飲み過ぎには注意しましょう。

遺伝の問題

ALP遺伝子の問題で過剰にALPが発生してしまったり、減少してしまう問題があります。難病にも指定されている問題で染色体異常などが確認される場合もあります。

病気に関して詳しい発病のメカニズムに関してはまだ明らかになっていないもので、患者数は100人程度と非常に少ない確率で発生してしまう問題になります。

骨のくる病変化、多尿、四肢短縮、頭囲の拡大、低石灰化、痙攣、病的骨折などの症状が確認されています。軽度、中度、重度の症状にわけられていて最重度の場合は死に至ることもあるものになります。

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ALPが低いと疑われる疾患

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ALP値が高いと、重要な役割を担う臓器に異常を来たし、重大な病気に繋がるのではないかと考えられていますが、実は、ALP値が低いほど、実は重大な疾患である可能性があるのです。

低アルカリフォスファターゼ血症

低アルカリフォスファターゼ血症とは、骨の石灰化(骨の形成過程に関する)などに関係する酵素(通常ALP)が、遺伝性で生まれつき体内で作られなかったり、非常に少ないために、骨の形成や生成に異常が出る疾患です。

そのため、骨が成長せずに、逆にどんどん薄くなり、成長障害、頭蓋骨の癒合症、肋軟骨の拡大と言った症状が引き起こされます。また、人体の成長とともに肺が成長しても、肋骨の成長や骨成長が追いつかないため、肺炎呼吸困難などを起こしやすく、 人工呼吸器などによる呼吸管理が必要になる場合があります。

ALPは成人の場合、一般的には80~350位(乳児期、成長期は成人の3~4倍)となりますが、この遺伝性の疾患の場合では、このALP値が非常に低くなります。

低アルカリフォスファターゼ血症は遺伝性の疾患で、発症率は非常に低いと言われており、現在は10万人に1人程度の割合で発症すると言われています。

指定難病としても登録されていて、まだ全てが明らかになっていない病気でもあります。なるべく大きな病院での検査、治療を受けるようにしましょう。

甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、甲状腺機能が低下することで、全身の代謝が低下し、体のさまざまな機能が低下してしまう疾患です。この、様々な機能というところが問題なのです。精神機能が低下してしまう場合には、眠気、記憶障害、抑うつ、無気力を生じ、全身の倦怠感が強く出ます。また、記憶力や計算力の低下もみられます。

さらに、甲状腺ホルモンの分泌が低下する事により、体温が低くなり、皮膚が乾燥し、夏でも汗の分泌が少なくなります。顔はむくみやすくなり、指で押しても跡を残さない程のむくみを生じることもあります。脱毛が促進されることもあります。

顔や手足がむくみやすくなってしまうのは、皮下にムコ多糖類(たとうるい)という成分が溜まってしまう事が原因で、押してもへこまないむくみが起こるようになります。

また、消化管運動の低下により便秘になったり、それにより体重が増えたり便秘や無月経といった症状を引き起こします。心臓機能が活発ではなくなるのでに脈が遅くなったりします。他にも体重が増えたり、寒がり、疲労感がよくみられます。

甲状腺機能亢進症の場合は甲状腺ホルモンを過剰に生産してしまうことで発生してしまう病気になります。

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ALPが低い場合は…

健康な食事

健康診断緒血液検査にて、ALP値が低いと診断された場合は、先天性の疾患を除いては、主には生活習慣を見直す必要がありそうです。

過度なダイエットは今すぐストップ

食事による栄養の摂取が不足し、栄養失調状態になると、分解酵素が十分に生成できないため、ALP自体の数値も下がってまいます。急激な減量や、過度な食事制限によるダイエットによって、体に栄養が行き渡らなくなる場合に、このような結果が出るようです。ダイエットを行う場合は、まずは規則正しい食事こころがけ、急激なダイエットは避けるようにしましょう。

ストレスを溜め込みすぎない

ストレス、溜め込みすぎてないですか?ストレスが原因で自律神経に不調が出ると、代謝機能がうまく働かず、結果として分解酵素を十分に生成されないためにALP値も低下してしまいます。ストレスは溜め込みすぎず、定期的にリフレッシュするようにしましょう。

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ALPが高くなった場合は

グラフ

ここまで、ALPが低くなってしまった場合の原因と、想定される疾患とその対策をお話ししてきましたが、逆にALPが高くなってしまった場合はどうでしょうか。

ALP高めは危険!考えられる病気

ALPの値が高いと診断された場合には、以下のような肝臓や胆道系の病気が疑われます。しかし、肝機能にとどまらず、骨代謝疾患や妊娠や悪性腫瘍、脂肪摂取過多といった原因で、その他の機能に関する病気も十分に疑われますので注意が必要です。

  • 胆嚢疾患(胆嚢結石や胆管炎など)
  • 閉塞性黄疸
  • 急性肝炎
  • 薬剤性肝炎
  • 激性肝炎
  • 慢性肝炎
  • 脂肪肝
  • 肝硬変
  • 肝臓がん

ALPが高くなる原因

そもそも、ALPは、臓器の実に多くの細胞に含まれるため、ALP値のみでは、実際にどこが悪いのかを特定する事は容易ではありません。そこで、一般的にはALP値が高い場合は、肝機能を担う臓器はもちろん、骨や小腸の細胞など複数の臓器の再検査が必要になります。

主な原因としては、以下のようなものが考えられます。

・肝臓の機能が衰え胆管疾患や肝臓疾患を来している

・大腸疾患

・胆管のつまり

胆管が詰まるとALPは上昇する

ALPは、小腸、肝臓、腎臓、骨などといった、多くの臓器に含まれている酵素です。このような臓器に障害が発生すると、ALPが血中に漏れだしてしまう可能性が高くなります。

特に、肝臓と胆嚢(たんのう)をつなぐ役目を果たしている「胆管(たんかん)」が詰まってしまうと、胆嚢(たんのう)への胆汁の排出が阻害されてしまいます。そうなると、胆汁中に存在したALPは肝臓を逆流して、血液中に増加してしまいます。

しかし、ALPが肝臓を逆流している間にも、肝臓では盛んにALPが生成されるため、血中にALPが漏れて行き、数値が増え続けてしまいます。この病状が進行すると、血中のALP値は500U/L以上になってしまうようです。

妊娠中にALPは一時的に高くなる!?

ALPは、妊娠後期になると、胎盤からALPを排出するような仕組みになるため、ALPの血中濃度は極端に上昇する場合があります。ですので、妊娠後期の妊婦さんが血液検査を行った際に、ALPの血液検査値が高い数値を示したとしても心配する必要はありません。

しかし一方で、妊娠後期の妊婦さんが病院で血液検査を行った場合でも、肝機能などの臓器がダメージを受けていることによってALPが血中に漏れ出てきてしまっているかどうかを判別する事は非常に困難です。ですので、妊娠後期の妊婦さんの場合は、自覚症状などとあわせて検査を行うことが重要です。

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ALPが高いという診断結果が出たら

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勿論、ALP値が高い場合は、緊急度の高い疾患である可能性も十分にありますので、すぐに医師の診察を受け、精密検査を行う必要があります。ここでは、それ以外に日常生活で取り入れる事ができる対策についてご紹介します。

バランスの良い食事

まずは、バランスの良い食事を心がけましょう。特に脂質は摂取し過ぎに注意しましょう。また、肉より魚を食べるようにし、年齢や性別にあったカロリーを考慮した食生活が必要です。

またアルコールなどを減らして肝臓に負担をかけないようにしていきましょう。

肝臓の機能を回復させるための食事としては牡蠣やチーズやしじみなどの食材が有効とされています。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ静かに自覚症状なしに機能を低下していきます。

病気になっても自覚症状がなかなか出ない臓器になりますので、時折意識して肝臓を労ってあげるようにしましょう。

減量

中性脂肪が多く、太ってしまっている体型は肝臓への負担が多くなってしまっています。なのでダイエットをして体重を減らすことで肝臓の負担を減らし、ALP値を正常にすることが出来ます。

しかし、タンパク質を中心に食べてのダイエットではタンパク質の代謝のために肝臓を使ってしまいます。なので逆に肝臓を休めることが出来ません。

なので運動やバランスの良い食事を軸にダイエットを行うことが望ましいでしょう。

肝機能を良い食生活を

特に肝機能をケアする食生活に変えて行きましょう。まずは、飲酒量に注意が必要です。お酒を飲む方は、できるだけ禁酒し、最低でも週に2日はお酒を控えるよう工夫していましょう。酒量を調整しながら、肝臓に良いとされる成分を含む食事を摂っていくように心がけましょう。

また、肝臓には解毒機能があり、食品添加物や農薬が含まれている場合は、肝臓で解毒作業が必要になり、負担をかけてしまいます。出来る限り食品添加物が含まれないものや、無農薬の野菜をこころがけ、よく洗ってから調理するようにしましょう。

肝臓に良い食べ物については、肝臓に良い食べ物とは?摂取したい成分と効果について!を参考にしてください。

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まとめ

以上、いかがだったでしょうか。ALPは高くても低くても重大な疾患につながる可能性のある病気です。健康診断でALPの数値に異常があった方は、迷わず医師の診断を受け、同時に生活習慣も見直してみましょう。

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