腕の湿疹の5つの原因とは?かゆみがあるのは病気?

腕に湿疹が出来てしまい、ついポリポリと掻いてしまったことはありませんか?また、その部分を掻きすぎてお風呂に入るときにしみて痛いと感じたことはありませんか?

人というのは、緊張を感じてしまいますと皮膚の脂の分泌するはたらきが活発になって汗をかきやすくなるのです。

その汗によって、首や顔など、皮膚の脂が多く出てしまうところに湿疹が出来やすくなります。

また、自律神経にバランスを崩してしまい、湿疹を起こし首のまわりや腕などまで広がってきてしまうということもあります。緊張というのは、湿疹以外にもいろいろな異常を起こしてしまうこともあります。

その緊張を取り除いていくことで湿疹は治まってきますが、なるべくならストレスを溜めない暮らしを送ることが健康のためにも良い方法になるでしょう。

そんな腕に出来る湿疹の原因や解消法について紹介していきます。

湿疹の原因について

湿疹①

湿疹が出来る原因としては、いろいろなものがあります。

しかし、何度も頻繁に腕に湿疹が出来るなというようなときは何かしらの影響があるのかと心配になってしまいますよね。

湿疹の原因として一般的に浮かんでくるものといえばあせもになります。

汗をかいたのに、何も対処をせずに放っておくと皮膚がかゆくなってしまい、掻いたら掻いた分湿疹がひどくなってしまい、痛みも出てきてしまいます。

あせもが原因だというときは、市販でもムヒやかゆみ止めなどが売られていますので、それでも対処ができますね。

他にも原因はいろいろあります。

あせも

汗をかいて放っておいてしまうと、首のまわりや腕などの関節部分などに汗疹が出来てしまいます。

そういうときは汗をしっかりと拭くということが治すための大前提とし、症状がひどいなというときは、着替えをすると良いでしょう。

特に赤ちゃんの場合ですと、ぶくぶくと肉つきがよくなってきますので、関節部分が隠れてしまっていることが多いですし、肌が大人よりもデリケートなのであせもをかきやすいです。

衣類の繊維

自分の肌に合わない洋服を着るとかゆくなってくるという方もいるでしょう。また、毛糸などもそうなのです。

人によっては肌がとても敏感な人もいますので、少しでも肌に合わない生地の洋服が肌に触れただけで湿疹が出来てしまうでしょう。

洋服は自分の好きなデザインや雰囲気のものを選んでしまいがちですが、腕に湿疹が出来やすいという人は洋服の素材から選ぶようにした方が良いです。

肌にやさしい素材というのは、シルクや綿などの生地になります。化学繊維のアクリルなどは肌にはとても刺激があるので、気をつけましょう。

ストレス

ストレスでも湿疹の原因になるのです。

ストレスというのは精神的な面ではもちろんですが、体調不良までも引き起こしてしまうことがありますよね。

ニキビや頭痛、倦怠感など、実は湿疹についてもそのうちの1つなのです。

血液とリンパの流れが悪くなってしまうことが原因なのですが、それによって皮膚の粘膜にもダメージを受けてしまいますので、湿疹が出来てしまうのです。

ダニ、毛虫などの虫刺され

腕にできる湿疹の原因の1つとしてダニからくるものあります。家庭で犬や猫などのペットを飼われている人は特に注意が必要になります。

しかし、ペットを飼われていなくても、どんなに清潔にしていたとしてもダニがいない、ということはまずありえませんので、ダニからくるものでしたら防ぐのも難しいですよね。

ダニが目に見えるなら簡単に殺処分など出来ますが、そう簡単には見えないものです。

ダニが原因で腕に湿疹が出来てしまったという人は、薬を塗るなどしてかゆみを引かせるしかありません。

ダニに噛まれるととてもかゆくなってしまい、たまりませんよね。そういうときはファブリーズなどをかけて掃除機でベッドやその周辺を掃除しましょう。

また、ダニがいるところでダニを駆除するということは大切ですが、スプレーや薬をまいたり、掃除をよりマメにしていくことも大切になっていきます。

合成界面活性剤からの刺激

腕に湿疹が発生している問題が、手のひらなどから続いてきてしまっている場合があります。これは洗剤や石鹸やシャンプーなどに含まれている合成界面活性剤の影響によるもので、手に必要な皮脂まで汚れと一緒に洗い流してしまって乾燥が引き起こってしまうことで炎症を起こし、湿疹が発生し広がってしまう症状になります。

初めは手のひらや指先、手の甲などに発生していたものがどんどん広がっていく事で腕に湿疹が発生してしまうものです。

主に洗い物や水仕事を行う人に発生しやすく、主婦や美容師、調理師などに多い症状になります。

また界面活性剤からだけでなく、お湯による乾燥も問題に繋がることもあります。

腕にストレスで湿疹が出来てしまったときは

湿疹②

ストレスが原因で腕にストレス性皮膚炎の湿疹が出来てしまうことがあります。

ストレスが原因のとき、そのストレスになっている原因の出来ごとがなくなってしまうと、湿疹に悩まされたことがウソかのように治ってしまう、ということもあるでしょう。

ストレスというのは、湿疹だけではなくほかにもいろいろな影響を体へ与えてしまいますので、少しだし大丈夫だと軽い判断をしてしまい、放っておいたら危険です。ストレスを感じると、血管が縮んで硬くなってしまいます。そうすると、体の組織へ栄養が行き届かなくなってしまうのです。

また、それだけではなく老廃物なども溜まってしまうことにもなります。

皮膚の免疫力が少なくなっていくことで、腕などに湿疹が出来てしまうことがあるのです。

血液とリンパも流れが悪くなっていきますので、皮膚の粘膜へのダメージも受けてしまうということになります。

また、吹き出物や湿疹が出来るのです。

湿疹ができたことがある人はなんで湿疹が出来てしまうのだろうかと悩んだことはありませんか?

もし、ストレスからくるなと思った人は、まず、規則正しい生活をして、食べ物の好き嫌いをなるべくならせずに、運動も少しはして、ストレスをなくしていくことが大事になっていきます。

腕のかゆみからくる湿疹

湿疹⑤

腕がかゆいなと感じたとき、湿疹ができていることがあるという人もいるでしょう。こういう湿疹はどうして出来てしまうのでしょうか。

特に女性は痕が残らないようにするために、その原因にあった対処法で治していく必要がありますね。

腕がかゆくなるうえに湿疹まで起きてしまうと、その原因は一体何なんだろうと気になってしまい、心配になってしまいますよね。

この原因としては、はっきりとしたものがあると良いのですが、いろいろな原因が考えられることもありますので、もし、かゆみや湿疹が気になるなという人は病院へ行って診察を受けてみると良いでしょう。

腕がかゆくなる湿疹ができたときに大事なことは、かゆくなってもなるべくならその部分を掻いたりしないことです。

1度でも掻いてしまいますと、ずっと掻いてしまうことにもなりかねます。また、その部分をずっと掻いているとかゆさがさらに増してかゆくなり、痛がゆくもなることもあるでしょう。

なるべくなら掻かないで我慢をしていたほうが治りも早くなります。

腕のかゆみと湿疹を引き起こす皮膚炎

頭をかかえる女性

腕のかゆみや湿疹には2つの原因があります。

これから紹介していきますので、参考にしてみてください。

接触性皮膚炎

腕にできる湿疹の原因の1つとして、接触性皮膚炎ということが挙げられます。

接触性皮膚炎というのは、皮膚に何かしらが触れてしまうことで、その刺激によって湿疹ができたりかゆくなってしまったりなどの皮膚炎になります。

接触性皮膚炎を起こしてしまう原因のモノとしては、みなさんがお使いになっている化粧品や医薬品、腕時計などの金属系のもの、洋服の生地などがあります。

腕というのは体の中でももっともダメージを受けやすい皮膚の部分になりますので、湿疹が出来やすいのです。

この接触性皮膚炎が原因で湿疹ができたというときは、原因となっているモノが何なのかを確認し、理解をすることが大切になります。

その原因が分かったら、そのモノを除去してあげることで、湿疹はおさまってくることでしょう。

皮脂欠乏性皮膚炎

皮脂欠乏性皮膚炎というのは、皮膚の脂が少なくなってきてしまい起きるものになります。肌が炎症を起こしてしまう原因として一番挙げられるものは乾燥になります。

肌が乾燥してしまうことによってでてきたかゆさに耐えられないと、炎症が起きてしまい湿疹が出来てしまうことがあるのです。

軽い症状であればただ保湿をしてあげれば良いですが、症状が悪くなってきたら薬を塗っていくと良いでしょう。

乾燥していて、かゆくなったり湿疹が出来てしまったというときは、肌を保湿してあげることはもちろんですが、お部屋に加湿器や濡れたタオルなどを干したりするなどして、お部屋の湿度を保ってあげると良いでしょう。

アトピー性皮膚炎

皮膚のバリア機能が低下しているもしくは、生まれつきの遺伝の影響により発生しやすい皮膚症状になります。

バリア機能が正常に働いていないために外からの物質の侵入が容易に行われていまい、皮膚トラブルに繋がります。角質細胞間脂質の細胞が免疫機能の過剰反応や外部からの刺激で少なくなってしまい皮膚が乾燥してしまい症状が引き起こります。

左右対称に起きやすい症状で手足や顔などに発生しやすい症状になります。

家族間での遺伝が確認されていて、両親や祖父母にアトピーを抱えている人が居れば遺伝してしまうことが多くあります。正しいスキンケアで肌のバリア機能を正常にすることが重要でしょう。

アレルギー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の症状を持っている人に発生しやすい傾向がるアレルギー性皮膚炎と言う症状もあります。

アレルギーとなる物質を摂取してしまうことや金属などのアレルギー物質に長時間触れることでその刺激によってアレルギー反応は発生し湿疹がでてきます。

主に、植物からの分泌される成分や金属ではニッケルやコバルトやクロムなどの金属への反応が多く確認されています。どの物質に触れることでこの症状を発してしまうのかは人によって異なるため、原因となってる物質を明確にしてアレルゲンを排除することが重要になります。

アレルギー反応は自己免疫疾患によるもので、自己免疫疾患の病気の治療は現段階ではまだ発展途上になります。触れることで発生する症状は原因物質に触れてから1〜2日の時間を置いてから現れ、3〜4日目になり症状のピークを迎えます。症状の重症度にも個人差がありますので、症状がひどい場合は早めに病院でアレルギー検査などを行うことをおすすめします。

腕にできやすい湿疹について

頭をかかえる

腕というのは、他の肌よりもとても敏感ですので、肌トラブルが起きやすい部分になります。腕にみられます湿疹の1つに、毛孔性菩癬というものがあります。

これにつきましては、角質が増えることで起きてしまうものなので、特に放っておいたとしても問題はありません。

しかし、肌を露出するような洋服を楽しみたいけど見た目に良くないという点でコンプレックスになっている人もいるのです。

最近では、医学も進んできていて治療法もありますので、皮膚科へ行って診察を受けて、治療してもらい治していくことも出来ます。

もし、悩んでいるという方は、一度診察を受けてみることをおすすめします。そして、腕に湿疹ができたときはいろいろな原因が考えられます。何かでかぶれてしまったことによって湿疹ができてしまうこともあるのです。

腕というのは、着ている洋服に触れているところでもありますので、洋服を洗濯して、洋服に残った洗剤が原因のときや、洋服の繊維で刺激されるときなどが原因で湿疹ができてしまうことがあります。

それ以外にも腕に湿疹ができる原因はいろいろあります。この原因を自分でも理解をするためにも皮膚科へ行き診察を受けて医師から正しい対処法を聞いて治していくと良いでしょう。

腕に湿疹が発生してしまった場合の対処法

腕包帯01

では腕に湿疹の症状が発生してしまった場合に有効な対処方法について見ていきましょう。しっかり正しい対処をしないと症状が悪化してしまったり、慢性化してしまうのが湿疹の症状になります。

慢性化してしまうと、皮膚が肥厚してしまったり更に患部が広範囲に広がってしまったりして見た目にも良くないですし、睡眠障害などにつながってしまうこともあります。

しっかり対処して問題を解決していきましょう。

ベビーパウダーを使う

ベビーパウダーは汗疹に有効な対策になります。

汗疹は特に子供や、皮膚の敏感な人に発生しやすい問題になります。汗疹が発生してしまった場合はベビーパウダーを振って汗をパウダーに吸わせることで汗で皮膚が荒れてしまう問題を防ぎます。

しかし掻いてしまっていて、カサブタや皮膚の表面がジュクジュクしている場合には炎症を拡大してしまい逆効果になってしまう事がありますので、場合によっては有効でない場合もあります。

また、パウダーを使用した状態で皮膚がムレてしまっている状態では、一旦粉と汗を拭き取って新しいパウダーを振り直すなどの対応が必要です。正しく使用しないと逆に湿疹が発生してしまう問題に繋がってしまう可能性がありますので、使用方法は正しく行うようにしましょう。

食事からの栄養摂取

肌のバリア機能を高めるためには食事からの栄養補給が重要にです。バランスの整った食事を行うことが最も重要になりますが、特に意識をして摂取したい栄養素としてはビタミンB群があります。

ビタミンB群は肌の調子を整えるために有効な働きをしてくれるビタミンになります。また抗酸化作用のある栄養素として、ビタミンCやビタミンEや亜鉛などの栄養素も有効になります。肌を酸化から防ぎアンチエイジング作用を高めていきます。

また、ビタミンはあわせて摂ることで吸収力が高まり、より効果的に働く効果があります。なのでバランス良く食事から摂取することが重要なのです。

掻きむしらない

湿疹が発生してしまった場合、特に重要なのは掻きむしらない事になります。掻いてしまうと更なる皮膚への刺激によってヒスタミンが暴れてしまい、痒みが更に強くなっていきます。

痒みが広がったり、汁が健康な皮膚に付着することで湿疹の症状が広がってしまう事があります。なので、痒みを広げないためにはまず掻かない事が最重要になります。

しかし、痒みを何もしない状態で我慢する事には限界があります。なので、抗ヒスタミン剤などを使用して痒みを抑える事が重要になります。

市販薬などでも抗ヒスタミン剤の軟膏やクリームなどが販売していますので、そちらを購入して、かかないようにして行きましょう。また、無意識に就寝中に掻いてしまうことも多くありますので、包帯やサポーターなどをして無意識に掻いてしまわないようにしましょう。

皮膚科に相談

市販の薬では中々良くならない場合は皮膚科に相談するのが最も早い方法でしょう。症状が悪化してきてしまうと、いよいよステロイド剤などを使用しないと炎症を抑えられない場合もあります。

なるべくステロイドや薬剤を使用したくない人はワセリンなども有効ですが、早めに医師に相談し原因を特定し、その原因物質を排除しながら治療をしていきましょう。専門家の話をしっかり聞いて悪化してしまわないようにしましょう。

まとめ

腕にできる湿疹の原因としては、あせもや洋服の生地、ストレス、ダニなど、他にもいろいろとした原因が考えられるということは分かりましたね。

その原因が分かれば、対処法も自然とわかってきます。

しかし、市販で売られているムヒやかゆみ止めを塗ったりしても治らないとか、よりひどくなったということがあれば、なるべく早めに病院へ行き診察を受けてみてください。

正しい治療法で治していきましょう。

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