おへそを手入れしたことありますか?昔からおへそはいじらない方が良いと言われて、一度も手入れしたことがない方も、おられるのではないでしょうか?ボディケアはするけれど、おへそのお手入れまでする人は、余りいない様に思います。
しかしおへそも皮膚です。放置しているとおへそ臭い原因となって、雑菌が繁殖し炎症を起こすかもしれません。おへそが臭い原因は、おへそに垢や皮脂、埃、汚れなどが溜まって、細菌が繁殖しているからなのです。おへそ臭い対処方法はあるのか見てみました。
おへそが臭い(くさい)原因
おへその臭い原因は一体何なのでしょうか?
臭くなる仕組み
おへその臭いや、汗のにおいは何故起こるのでしょう?それは皮膚が高温多湿状態にあるため、細菌の住みかになっているからなのです。汗は本来は臭いません。しかし汗を掻いて臭いと感じる人は、皮脂、角質が汗と混じって、皮膚の常在菌が増殖・分解するために、臭いニオイがでるのです。また裸でいるときは、それほど臭いにおいはしませんが、洋服など着ているときは、臭いにおいが強いと思います。
それは繊維に繁殖した雑菌がうつり、その中で繁殖し続けるからなのです。
細菌がおへそを住処にして、垢、皮脂、埃、石鹸のカスなどを餌にして、繁殖して臭いを出しています。小さいころから「余りおへそを触ると、良くない」ということをきかされて、おへそは余り手入れをしない方が、多いのではないでしょうか?その言葉にも一理あります。
汚れた汚い指でおへそを触ると、そこから雑菌が入り色々な、おへその病気になって痛みが出てくるのを、防ぐための理由だったかも知れません。
おへそ臭い理由
おへそ臭いのは、おへそのケアをしていない事です。
おはそは肌ですので、皮脂や汚れや垢、埃などが溜まります。皮膚の新陳代謝は通常28にです。ですからおへそにはそのような老廃物が溜まりまので、それを住みかとしている細菌が繁殖しておへそ臭くなります。
へそごま
臍石(さいせき)と呼ばれるヘソゴマから採取される細菌は、約4100倍の120万個/gのトイレの便器の水より汚いと言われ、まさに細菌の住みかとなっています。へそごまを放置していると、悪臭を放つだけでなく、炎症を引き起こす可能性があると言われています。
またこのヘソゴマには、2368種類の細菌が住んでいるようです。これはノースカロライナ州のノースカロライナ自然科学博物館の、共同研究グループによる研究で複数の人の、おへそから検出されたと発表されています。
へその臭い(におい)とワキガ
アポクリン汗腺から放たれる臭いには、ワキガがあります。このアポクリン汗腺は、へその周辺にもあるので、ワキガの臭いと同じにおいを、おへそから出しているのかも知れません。
これをすそわきがと呼びます。すそわきが出ない方は、へそごまが乾燥しているからです。すそわきがの場合は、水っぽくねっとりしています。これはアポクリン汗腺によって、へそごまが汗で水分を含んだことにより、すそわきがの場合は汁が粘っこくなります。
おへそのごまをとるとお腹が痛くなる
確かにおへそのごまを取った時に、すごく痛くなることがありますよね。あれはいったい何なのでしょう。別に乱暴に刺激を与えてなくても、痛くなる時があります。
その理由はおへその下には、皮下脂肪も腹筋もありません。腹膜というお腹の臓器を包んでいる膜ですが、腹膜が刺激されて、痛みを感じる事があります。腹膜は薄いので敏感に神経が刺激を受ける場所です。
ですのでおへそのケアの方法としては、おへそを優しく手入れすることが必要です。おへそのゴマを取らないほうが良いというのは、腹痛を起こしてまで取る必要はないと言うことでしょう。
へそゴマの下は皮膚でその下は腹直筋、その下に薄い腹膜、そして瘢痕組織となっています。内臓を覆っている腹膜の神経は過敏で、へその約5mm下が瘢痕組織なので、刺激を受けると痛みを伴い、まして雑菌など侵入すると、臍炎を起こしたりもします。
おへそが臭い(くさい)のは病気かも?
おへそ臭いと病気との関係はどの様なものがあるのでしょう。
おへそから膿が出る場合、臍炎、尿膜管遺残症、臍尿瘻、臍肉芽腫の病気が疑われます。皮膚科で見てもらい、何らかの病気なら泌尿器科に回されますので、膿が出て痛みがある場合は、一度病院の皮膚科でご相談してみてください。
へそから膿が出る場合皮膚科を受診すると、一般的に治療方法は抗生剤の服用と、抗生剤軟膏を患部に塗布して炎症を止めます。その時に尿膜管遺残症と疑われたりすると、泌尿器科に再診するように言われたり、泌尿器科に紹介されたりしますので、病院の指示に従って対処してください。
臍炎(さいえん)
臍炎とはおへそが炎症を起こすことです。強くこすったり、必要以上におへそを触っていて、おへその皮膚が傷ついて細菌が侵入して、腫れや痛み、かゆみなどあり、悪化すると化膿して出血や膿の汁により、おへそから嫌なニオイを放つようになります。臍炎の殆どは、抗生剤の服用や、消毒などで炎症を抑える治療を行います。
新生児がかかり易い病気で、おへその緒(臍帯)がはずれた直後のおへその症状は、最も細菌が侵入しやすくなっています。大人でも同じで、おへその皮膚にできた傷口から、細菌が入り炎症を起こすことがあります。
雑菌が感染しておへその周辺の腹膜で、炎症を起こすことも起こりえますので、腹膜炎を起こすと命に関わる事にもなりますから、注意して予防してください。この対処療法はおへそのケアーしかありません。
尿膜管遺残症
胎児期の赤ちゃんはお腹にいるとき、成人とは違った構造で、尿膜管が腹部の正中のおへそを通り膀胱に管が繋がっていて、いわゆる排尿の為におへそと膀胱を、繋いでいた管のことを尿膜管と言います。この尿膜管は普通は、出生時には退化して閉鎖されるのですが、稀に2%のの赤ちゃんに管として、存在する場合があります。これを尿膜管遺残と言います。
この尿膜管遺残症は、臍尿瘻ともいわれ、尿膜管開存とも言います。尿管から細菌が感染し、腹膜や内臓にまで炎症が起こり、酷くなって膀胱と癒着し、おへそから膿が出たり、尿が漏れ出したりする、感染症を起こすことがあります。
発熱や腹痛もともない、感染症が悪化すると、腹膜炎を起こす可能性があります。この残症の尿膜管遺残症の治療は、膿の排出及び尿管の摘出手術が行われます。
症状は患部が腫れて、激痛が走ったり、体がだるかったり高熱が出たりすることもあります。再発が多いので、尿膜管摘出手術が根本治療となります。
2014年12月30日に緊急入院した男子フィギュアスケートの羽生結弦選手は、この尿膜管遺残症で手術したので、記憶にある方もおられるかもしれません。
酷くなる前に改善策としては、殺菌が入った時に消毒を施し、薬などを飲む対策をすれば予防できます。
臍肉芽腫
赤ちゃん特有の病気で、へその緒が取れた部分が肉が盛り上がり、血や浸出液がでたりして、放置すると細菌感染もしますので、気が付いたら簡単な処置で治りますので、小児科の先生に相談して、赤ちゃんの日々のケアの時に注意することが大切です。
おへその臭い(におい)の対策方法
さてそれではおへそのお手入れ、お掃除について見てみたいと思います。
悪臭を防ぐためには、何時も清潔に保つことが大切です。おへそから悪臭がするのを防ぐのは、やはりおへそも、お手入れが必要となってきます。
ボディーケアはするけど、おへそのお手入れは余りしない方は多いと思います。おへその皮膚は薄く、デリケートな部分なので、お手入れ方法も優しくやらないと、お腹を痛めてしまうことになります。
おへそのお手入れ方法
おへそに汚れが溜まっていても、爪を立てて取ったりすると傷がついて、そこから雑菌が入ることもあり、そのため炎症が起こったりします。
お風呂
おへその掃除方法は、お風呂の湯船につかって行うと、水分で皮脂汚れがふやけて落ちやすくなるので、おへその皮膚を傷めることなく、お手入れできますのでこれはおすすめです。お風呂に入浴して毎日やる必要はなく、頻度は1~2週間に1度ぐらいが良いでしょう。
手入れ法としては、石鹸を良く泡立てて優しく、おへそを洗ってください。ゴシゴシ洗う必要はありません。泡立てて洗えば充分汚れが落ちますので、タオルでごしごしこすらない方が、おへその皮膚を傷めなくて済みます。
入浴の時に石鹸を含んでタオルで優しく2~3回、おへそを洗うだけで汚れは取れますので、おへそをごしごしこすらないことが大切です。その時良く洗い流すことも必要に思います。石鹸カスが残っていると、また新たにへそごまを作ることになります。
湯船につかる
お風呂の湯船につかっている人と、シャワーだけで済ましている人とでは、おへその汚れの取れ方が違ってきます。
湯船につかっている人は、おへその周りも柔らかくなり、汚れが浮かんで取れることがありますが、シャワーだけの人は、意識しておへそを洗わないと、汚れが溜まって臭いが出る事があります。
おへそ臭いの対策としては、お風呂の湯船につかって、優しくおへそもケアすることで、へそゴマがふやけて浮いてくるので、優しくふき取って上げましょう。
オイルと綿棒
またお風呂上がりに、ベビーオイルで綿棒を使って取る方法もあります。おへその中にベビーオイルを数滴たらし、10分程放置して、へそゴマが柔らかくなって浮いてきたら、綿棒や柔らかい布できれいに、ふき取るのも良いと思います。
またベビーオイルや綿棒を使って取っても良いです。おへその中にベビーオイルを数滴たらし、10分程放置して、へそのゴマが柔らかくなって浮いてくるので、綿棒や柔らかい布できれいにふき取ると良いと思います。
この時ベビーオイルだけでなく油(オリーブオイル、ワセリン、乳液、グリセリン等)の入っているものなら、おへその肌を傷めることもないと思います。この様なものをおへそに垂らして取り除くか、綿棒に付けて取り除くと良いと思います。間違っても爪でへそごまを取り除かないように、おへそは敏感な繊細な肌ですので、目の周りのケアと同じように優しく取り除いてくださいね。
お掃除キット
現在は何でも売っていますね。おへそお掃除キットなるものが販売されています。おへそ臭い改善策としては、このおへそお掃除キットなるものは、おすすめできるかも知れません。
ベビーオイルやオリーブオイルで作られたもので、綿棒に付けておへそを掃除すると、ヘソゴマが取れます。垢がゴマになっているので、ベビーオイルやオリーブオイルなら、肌を傷めずに取り除くことが出来ますね。おへそのケア方法としては、おすすめですね。
おへそが臭い(くさい)のを予防する方法
おへその臭いを予防する方法を紹介します。
食生活の改善
おへそだけでなく、体臭や口臭の臭いは、食生活と大きく関係があります。食事の改善方法の対策として、ジャンクフードや香辛料、脂質、乳製品、卵などは極力控えると良いでしょう。体臭は食事内容が、肉や乳製品を多量に摂取すると、おへそ臭い症状が出てきますので、魚や野菜を多くとることで、体臭改善ができます。
脂質の多い食生活になると、体臭が強くなります。揚げ物や肉料理ばかり食べていると肥満の原因となって、おへそ臭いが酷くなります。
おへそ臭い改善方法としましては、食生活の見直しで肉などの、脂質の多い食事は避けて、魚や野菜中心の食生活を行うと、おへそのにおいは違ってきます。肉やチーズなどの脂質の多い食事をしていると、加齢臭もひどくなります。おへそ臭いだけではなく、体全体の体臭も臭くなりますので、食生活の改善はおへそ臭い人にとってはとても大事だと思います。
ダイエット
おへそ臭いを減らすには、太らないことも大切です。太り気味の人がダイエットすることで、皮下脂肪を減らすと、皮脂腺やアポクリン汗腺の機能が弱められて、においが和らぐ効果があります。
肥満の人は汗を掻く人が多く、汗や皮脂の分泌が多いので、汚れやすい体質になります。痩せる事がおへそ臭い症状を、緩和することになります。太ってくるとどうしてもおへそが蒸れて、またおへその手入れ法も、余りきれいにできないので、どうしても細菌が繁殖しやすくなります。
ストレスを回避する
精神的なストレスは、交感神経を刺激するので、汗の量が増えたり、内臓の機能が低下することで、体内に嫌なにおいのガスが溜まり、アンモニア臭等の臭いとなりますので、おへそも当然そのような臭いとなります。
精神的にリラックスして、ストレスを回避すると、アポクリン汗腺や、皮脂腺の働きが弱くなりますので、おへその臭いも気にならなくなります。
適度な運動
汗を普段書かない人は汗腺が鈍るため、におい安い汗が分泌されますので、適度な運動をすることで、自然な汗を掻くこともできるようになります。汗腺をを鍛えることが出来ますから、汗臭の改善をすることが大事になります。
おへその形
おへその形によって汚れが溜まりやすいのと、溜まりにくいのがあります。横に長くなって深くゆがんでいるおへそは、ゴミが中に溜まりやすいです。
形が悪いと奥のごみがケアーしていても取れなくて、表面上の汚れだけしか取れないそうです。ですから形の悪い人は特に予防として、定期的な手入れが必要となります。
まとめ
如何でしたでしょうか?余り普段気を付けてない場所ですが、おへそ臭いということは余り褒められたものでもありません。早速私も試してみました。
ここ3ヶ月ほど皮膚科に通っていまして、先生が毎日のケアに石鹸を使わないでください。と言われはじめとても信じられませんでした。
しかし一度試してみようと思い、(私は何事も試すのが好きで、一度やってみて良いか悪いか判断してやめることが多いので)数日試してみました。ところが本当に驚くほど肌の調子が良いのです。
今まで高い石鹸を購入して、時間をかけ泡を作りそれで顔を洗っていました。それでも悪くはなかったのですが、病院で「石鹸を使うな」と言われてやってみたら本当に肌はしっとりとして、石鹸で洗ったときのすぐ乾燥する感覚がなくなりました。
それで先生はとにかく頭、顔、体全て石鹸を使わないとのことでしたので、最初顔から始まり、身体、頭とやっていきましたら、顔もとってもしっとりしてきて、身体も前は乾燥肌でしたが、今の乾燥している時期でも、かゆみがなくなりました。そして頭は髪の毛が歳とともに寝てきていたのが、根本が立ってきたのです。その代わり石鹸を使わないだけ、とても丁寧に洗っていますのでもう少し続けてみたいと思います。
そこでおへそに戻りますが、おへそも全くケアしていなかった割に、可なり奥まで掃除しましたが、へそゴマは余り取れてきませんでした。本当に驚いています。
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