夏ももうすぐ終わりですね。海やアウトドアレジャーなど、野外で過ごす機会が多い季節ですが、ついつい日焼けをしすぎてお肌がヒリヒリしてしまった経験はありませんか?日焼けしてしまった身体のケアはもちろん大切ですが、実は頭皮も同じように日焼けしています。
今回は頭皮の日焼けについて記事を書いています。お肌のケアはもちろんですが頭皮もキチンとケアをしないと、薄毛の原因にもなってしまいます。是非、記事を読んで日焼けを恐れずに夏を最後まで楽しみましょう!
日焼けの種類は実は二種類ある
最初に、日焼けについて書いていきたいと思います。夏の日差しの中、小麦色の肌の方を見ると健康的に見えますよね。みなさんは夏の通勤や外出などで、いつの間にか日焼けをしていた経験はありませんか?痛みも痒みもなく、気がつかないうちに日焼けして肌が小麦色になっている状態です。
逆に、海に遊びに行って日焼け止めを塗りなおすことを忘れて遊んでいるうちに、身体中が真っ赤になってしまい、痛くてヒリヒリして眠れない!と、いった日焼けをしてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日焼けして真っ赤になってしまった肌の方を見ると、痛々しく思う方もいるのではないかと思います。ジワジワと痛みのない日焼けと、短時間で真っ赤に焼けて痛みを伴う日焼け。どちらも同じ日焼けですが、日焼けの種類が違うことはご存知ですか?
・サンタン
まずは、ジワジワと痛みのない小麦色になる日焼けですが、この状態を【サンタン】といいます。
UV-A波の紫外線が原因で起こり、エネルギーはそれほど大きくないのですが、波長が長い紫外線で皮膚の真皮まで届きます。
紫外線を受けた肌は、皮膚を守ろうと防御反応が起こりメラニン色素をどんどん生成します。そのために肌が小麦色になります。その後は、日々の新陳代謝によってメラニン色素が排出され、徐々に元の肌の色に戻ります。
・サンバーン
次に、真っ赤に焼けて痛みも伴ってしまう日焼けですが、この状態を【サンバーン】といいます。
UV-B波が原因で起こり波長はUV-A波よりも短いのですが、エネルギーは大きく皮膚の表面の細胞を壊してしまいます。細胞の破壊が酷くなると、その傷を回復するために身体が反応を起こします。
そのため、真っ赤になったやけどのような状態になります。その後は日が経つにつれて落ち着き、皮膚が剥がれ治っていきます。
・どちらが危険なのか?
サンタンもサンバーンも同じ日焼けですが、危険度が全く変わります。サンバーンはキチンとケアをしなければ、細胞が破壊されているため将来的にシミや皮膚の異常につながってしまいます。
今回はサンバーンにスポットを当てていきたいと思います。
サンバーン状態の時、みなさんは真っ赤になっている部分は冷やしたり保湿したり、ケアを行いますよね。ここで見落としがちになるのが、頭皮のケアです。
頭皮は身体で一番高い場所にあり、紫外線の影響を受けやすい場所です。日焼けのケアは日焼け直後が肝心なので、当日どんなケアをするかで変わってきます。
今まで海やアウトドアレジャーをしても頭皮に日焼けをした経験がない方は、去年の写真や一昨年の写真と、今の写真で髪の量を比べてみましょう。
頭皮の日焼けは薄毛につながります。髪の量が減っていたり、年々パサパサになり赤茶けてきている方は頭皮が紫外線の影響を受けています。
頭皮をケアする3つのステップ
では、3つのステップに分けて頭皮の日焼けのケアをご紹介します。
ステップ1【頭皮の状態を確認する】
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日焼けの後の頭皮の状態を確認します。赤み、痛み、痒み、をチェックしましょう。
・真っ赤に焼けていて、我慢できないほどの痛みがあり腫れて汁がでている場合
→自宅でのケアは行わず小僕をして皮膚科へ行くことをオススメします。
・真っ赤ではあるが、痛みや痒みは少しだけの場合
→しっかり自宅でケアをしましょう。
頭皮の状態を確認したら、次のステップに進みます。
ステップ2【とにかく冷やす】
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日焼けはやけどをしている状態なので、とにかく冷やして熱を冷ますことが非常に大切です。痛みをそれほど伴わない場合でも、ヤケドはヤケドです。痛みや痒みが軽減するまでひたすらに冷やします。
シャワーを使って冷やすのが、身体の火照りも抑えられるので便利です。シャワーの温度はいつも入浴する時の温度にすると、ますます痛みが増してしまうため、ぬるめか水に近い温度にします。
シャワーを浴び続けていると身体が冷えてしまうため、ある程度痛みが治まったら濡れタオルを頭皮に当てます。なかなか痛みが引かない場合は、濡れタオルの中に保冷剤を挟むようにします。
火照りと痛みが治まってきたらステップ3に移ります。
ステップ3【とにかく保湿する】
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ヤケドしている肌は非常に乾燥しています。乾燥している状態のままにしてしまうと、頭皮の状態も良くなりません。市販されている化粧水を直接頭皮にふりかけるか、コットンに含ませて優しくパッティングします。
しっかり保湿するために、化粧水のあとは乳液も頭皮につけることをオススメします。とにかくたっぷり化粧水を使って徹底的に保湿します。
炎症が気になる方は抗炎症作用のある化粧水やローションをドラッグストアや薬局に販売していますので、そちらを使う方が炎症を起こしている場合には効果があります。
この時、スーッとする爽快感のあるような化粧水やローションを使うと痛みやヒリヒリ感が増しますので
顔用の通常化粧水を選びます。何度も書きますが、日焼けはヤケドをしている状態なので、とにかく保湿することが大切です。
当日のケアまとめ
①痛みがなくなるまでとにかく冷やす。
②化粧水と乳液(ローション)を使ってとにかく保湿する。
この二つを必ず行います。日焼けのケアは当日が一番大切です。痛みや赤みが続く場合は改善されるまで翌日も繰り返しケアします。2~3日で治ってくると思いますので、忘れずに冷却と保湿を行うようにします。
日焼けの後のアフターケアは?
では、頭皮が日焼けした場合のアフターケアについて紹介します。
・シャンプーは?
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まずは当日の洗髪についてですが、日焼けをした当日は刺激になるので、シャンプーは使わずに水洗いにします。
痛みがあるようであれば、翌日も水洗いにすることをオススメします。痛みと赤みが引いたらシャンプーを使うようにします。しかし、トニック系のシャンプーは刺激が強すぎるため控えましょう。
オススメは刺激の弱い成分で出来ているシャンプーです。特に、アミノ酸が入っている低刺激タイプにすると皮膚にも優しく洗うことができます。
ここで注意したいのは、いつもと同じように髪の毛でシャンプーを泡立ててしまうと、頭皮を痛めたり傷つけたりしてしまう恐れがありますので、先に泡立ててから髪の毛につけるようにします。なるべく頭皮を傷つけないように、ゆっくりと丁寧に髪を洗います。
日焼けから守る方法
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次に、頭皮を日焼けから守る方法について紹介します。頭皮や身体が日焼けしている状態の時、更に日焼けをするのは避けたほうが治りが早くなります。
予防法としては、
1、日傘や帽子で紫外線をブロックする。
2、頭皮にも日焼け止めを塗る。
3、3時間に一回は日焼け止めを塗りなおす。
4、分け目を定期的に変える。
この4つを外出する際は気をつけるだけで頭皮の日焼けは予防できます。
・早く治すための食事は?
最後に、日焼けをした際に摂取したほうが良い食品をご紹介します。
・ビタミンB群・・・美肌作りにかかせない栄養素
→肉や魚類、ナッツなど
・ビタミンC・・・メラニン色素の生成を抑える働き
→いちご、アセロラ、キウイなど
・ビタミンE・・・メラニン色素の沈着を抑え美肌に効果的
→アボカド、うなぎなど
まとめ
いかがでしたか?
今回は頭皮の日焼けについて記事を書いています。日焼けのシーズンはもうすぐ終わりですが、
頭皮もしっかりケアをして、いつまでも美しく輝く髪を手に入れましょう!
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