頭皮にできものが出来る5つの原因!痛い時の対処方法とは?

ふと、頭を触っているとできものが出来ている時ってありませんか?頭皮は髪の毛があるので、あまり目立たないからといって放置している人も多くいるのではないでしょうか。

できものが出来るということは、頭皮の状態があまり良くないということです!しかも、触ると痛みが発生する場合もあり、放置していると悪化してしまう可能性もあります。

そうなると脱毛症などに繋がってしまう可能性もありますので早く治した方が良い時もあります。そもそも頭皮のできものは、どういった原因で出来るのでしょうか?

今回は頭皮のできものについての記事を書いています。頭皮にできものが出来て困っている人や、早く治したいとお考えの人はぜひ読んでみてください!

頭皮にできものが出来る原因について

頭皮を確認

頭皮にできものが出来る原因について紹介します。原因を知ることで予防することができるので、心当たりのある方は注意しましょう。

①頭に傷を負った

頭に傷が出来てしまったことが原因で、できものが発生している場合があります。

頭に傷を負ってしまうと、皮膚が炎症を起こしていることになるので、できものが現れるのです。傷跡がカサブタとなっている場合も違和感を感じることがあります。

傷跡ができものになっている場合は、傷が完治すればできものも消えるのであまり心配することはありません。しかし、怪我をした際に脳にダメージを負っていないかを確認するようにしましょう。

また、何かにぶつけてたんこぶが出来てしまうこともあります。その場合はたんこぶの正しい処置について!頭を冷やすべきなのか?の記事を参考にして、適切な処置をとりましょう。

②食生活の偏り

普段の食生活が偏っていることが原因で、頭皮にできものが出来てしまう場合があります。

脂肪分が多いものや甘いものを多く食べていると、皮脂の分泌が活性化されてしまうことが原因になります。皮脂が過剰に分泌されてしまうことで、頭皮の毛穴に詰まりが発生してしまい、できものが現れてしまいます。

偏った食生活をしている人は頭皮だけでなく、顔も脂っこくなってしまう脂性肌になってしまうこともあります。バランスの良い食事を心がけましょう。

③ホルモンバランスの乱れ

体内のホルモンバランスが乱れることで、皮脂が過剰に分泌されてしまい毛穴の詰まりが発生し、できものが現れることがあります。

ホルモンバランスが乱れる原因として、

  • 睡眠不足
  • 起きる時間がバラバラなどの不規則な生活
  • 過度のストレス
  • 運動不足

などが挙げられます。こういった生活を行っていると、頭皮にできものが出来やすい状態になっているので改善していく必要があります。

④シャンプーのし過ぎ

シャンプーを1日に何度も行っている人は、できものが発生しやすいといえます。

シャンプーを何度も行うと、頭皮を過度に刺激してしまうことで皮脂の分泌量も多くなってしまいます。シャンプーをやりすぎると、頭皮が乾燥しやすい状態になってしまうことも皮脂の分泌を促進してしまうことになります。

さらに、シャンプーの洗い残しによって毛穴のつまりが発生する可能性も高くなります。根元付近はしっかりと洗い流さないと、シャンプーが残ってしまうことになるので注意してください。

それらの問題が原因となって、吹き出物などの出来物が発生してしまう事があります。頭皮に発生するアクネ菌などは乾燥が発生している肌や、皮脂が過剰に分泌されている環境で繁殖しやすい菌ですのでこれを防ぐためには適度に頭皮が保湿されている状態をキープする必要があります。

シャンプーで汚れや皮脂を除去するだけでなく、保湿もしっかり行っていきましょう。

⑤紫外線の浴びすぎ

紫外線が強い炎天下などに、頭皮に直接紫外線が当たってしまうとできものが出来やすくなるので気をつけましょう。

髪に守れられているとはいえ、紫外線は頭皮に強い刺激を与えてしまいます。そうなると角質が剥がれてくるので、頭皮が無防備な状態になります。これを守ろうと働くので、皮脂が過剰に分泌されるようになるのです。そして毛穴がふさがってしまうことが、できものの発生へと繋がっていくのです。

紫外線は老化の原因にもなる刺激になります。肌に紫外線が照射された場合には皮膚の中には活性酸素が大量に発生します。活性酸素は免疫力を高めてくれる効果もありますが、過剰に発生している場合では細胞を酸化させてしまう事があるので老化の原因になります。

頭皮は、顔や手足と違って日焼け止めを塗ることが難しいので、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。紫外線を完全に防ぐのは難しいので、ケアをしっかり行う必要があります。

頭皮に発生するできものには何がある?

頭皮

出来物といっても症状はいくつかあります。自己治療や自然治療が可能な物から、皮膚科での専門的な治療が必要となるものまで、症状によって治療法は変わってきます。

自分の頭皮に発生している症状からその出来物が何の症状であるのかを診断していきましょう。

吹き出物・にきび

頭皮ニキビ吹き出物が頭皮に出来る可能性として最も可能性の高い症状でしょう。

吹き出物やにきびは呼び名が違うだけで症状としては同一の症状になります。アクネ菌が毛根内に溜まってしまいその中で異常増殖することで出来物になります。

年齢によって言い分けているだけで10代の場合はニキビ、20代以降に出来るものは吹き出物と呼ばれています。

アクネ菌は頭皮の毛穴に溜まっている皮脂や古くなった角質を食べて栄養分として繁殖していきます。最終的に毛穴が完全に詰まってしまい、毛穴の内側で炎症を発生させニキビや吹き出物となります。

痛みを伴っている場合は炎症まで進行してしまっている段階で、刺激を与えると痛みが強くなります。自然治癒も目指せる症状です。

寝具に雑菌が繁殖していたり、ワックスなどの整髪料をしている状態のまま寝てしまっていると発生しやすい問題になります。

粉瘤

粉瘤という皮膚症状を知っているでしょうか?首や顔や背中などに発生しやすい症状です。

皮膚の内側に袋状に細胞が変異してしまい、その袋の中に皮膚の古くなった角質や皮脂などの代謝物が溜まってしまい、出来物のように隆起してしまう症状です。

これは良性の腫瘍で特に手術をしなくても問題ない症状でもあります。しかし、放置しておくとどんどん代謝物が溜まってしまい肥大化していくことや、稀に炎症を引き起こしてしまって、痛みや熱を発生させることもあるので、早めに手術をして除去してしまったほうが良い症状でもあります。

就寝中などに圧力をかけることで内容物が飛び出てきて枕などを汚してしまうこともあります。

触った感じの特徴としてはニキビなどの様にプツッとしている出来物とは違い、大きく膨らんでいる柔らかいたんこぶみたいな症状になります。

その他の皮膚炎

その他の炎症によって頭皮に炎症が発生している場合があります。それぞれの頭皮に出来る可能性のある炎症について紹介します。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は人間の皮膚にとって毒性のある物に触れることや、本来無害なはずなものでもアレルギー性の皮膚炎により炎症が発生してしまう症状になります。

シャンプーからの刺激が特に問題につながりやすいものになります。シャンプーに含まれている界面活性剤が原因で症状が悪化してしまうことがあるでしょう。

また、普段は問題とならないことでも、栄養不足や生活や仕事での疲労から、症状が現れてしまう事もあります。

湿疹の様に沢山ブツブツのできものが発生し、痒みを強く発する症状が特徴的です。

あまり掻きすぎて頭皮を傷つけてしまわないようにしましょう。

アトピー性皮膚炎

元々皮膚のバリア機能が低いために皮膚が簡単に乾燥してしまってアトピー性皮膚炎が発生してしまう問題になります。

接触性皮膚炎同様、外からの刺激によって元々乾燥しやすかった皮膚が更に乾燥してしまって炎症や湿疹が発生します。アトピー性の症状は自己免疫疾患ですので、同様に自己免疫疾患のアレルギー性の症状をかかえている人に発生しやすい症状になります。

乾燥している所から痒みが発生し、掻くことで傷が出来てそこから細菌が侵入して感染症を引き起こしたり皮膚がジュクジュク膿んだようになってしまい、フケなども発生します。

脂漏性皮膚炎

ただのできものと思っていたら、脂漏性皮膚炎になっていたということもあります。

原因としては、

  • ストレス
  • 生活習慣の乱れ
  • 偏った食事
  • 睡眠不足
  • 頭皮の乾燥
  • 皮脂の過剰な分泌

以上が挙げられますが、できものが出来る原因と似ているので対策をしないと慢性的に発生してしまう可能性があります。

脂漏性皮膚炎は、皮脂が多い部分に起きやすい皮膚の炎症です。症状としては、赤い斑点やかさぶたができ、強いかゆみを伴うこともあります。皮膚がボロボロと崩れるので、フケと勘違いして放置する人も多くいます。早く治さないと皮膚が劣化していき、強烈な臭いを放つこともあります。

強いかゆみを伴う場合は、できものではなく脂漏性皮膚炎の可能性が高いといえます。疑いがある場合は、病院へ行くことをオススメします。

頭皮のできものの対策方法について

頭皮マッサージ

頭皮にできものが出来ないようにするには、どのようにすれば良いか紹介します。しっかりと対策ををたてることで、できものが出来ても治りを早くすることができます。

①正しいシャンプー方法

シャンプーを行う際に、正しいシャンプーを行って頭皮に負担をかけないようにしましょう。頭皮に負担をかけないシャンプーの方法を紹介します。

まず必要以上に髪を擦らないようにするために、ブラシで頭皮についた汚れやホコリを落とします。これで根元の汚れを浮かすことができるので、ぬるま湯で流すだけで7割の汚れが取れると言われております。お湯の温度ですが、高すぎると頭皮が乾燥する原因になるので38℃℃以下の温度にするようにして下さい。

頭皮を擦るときは、指の腹の部分を使うことを意識し、爪を立てないようにして下さい。優しく、頭皮に刺激を加えすぎないようにすることを意識してください。すすぎを行うときは、根元部分にシャンプーが残らないように洗い流すことを意識してください。ワックスなどの整髪料を使用した日は念入りに洗わないと、根元に付着している可能性があります。

シャンプーの選び方ですが、洗浄力が強すぎるものは頭皮の乾燥に繋がるので、低刺激のものにしましょう。シャンプーについては、シャンプーの種類が多くて困る!効果や作用などの一覧の紹介!の記事を読んでください!

②頭皮に効果のある食材を摂取する

できものを予防したり、治りを促進させる効果のあるものを摂取しましょう。頭皮に良い食材は、ターンオーバーを促進させる「ビタミンA」皮脂の分泌を抑える「ビタミンB群」肌の状態を再生させる「ビタミンC」毛穴が詰まるのを防ぐ効果のある「ビタミンE」の4つの成分になります。

  • 「ビタミンA」    人参・キャベツ・うなぎ・ほうれん草etc
  • 「ビタミンB群」   納豆・レバー・さんま・タマゴetc
  • 「ビタミンC」    レモン・アセロラ・じゃがいも・ピーマンetc
  • 「ビタミンE」    アーモンド・かぼちゃ・たらこ・アボガドetc

以上が4つの成分を含む代表的な食材です。これらをバランス良く摂取するようにしましょう。

また、原因にもありましたが脂肪分の多いものなどは、皮脂の分泌を早めるので過剰に摂取するのは控えてください。

③新陳代謝を良くする

新陳代謝を良くすることで、頭皮のできものの予防・改善を行うことができます。

新陳代謝が良くなると、頭皮でターンオーバーが促進されます。ターンオーバーとは、古い細胞と新しい細胞を入れ替える作業になるので、毛穴の詰まりを解消することができ、できものが発生しにくい頭皮になります。

新陳代謝を高める方法としては、

  • シャワーでなく入浴を行う
  • 日常に軽い運動を取り入れる
  • 睡眠の質を高める
  • ストレスを溜めないようにリラックスする

などが挙げられます。特にストレスは新陳代謝の天敵になるので、上手く発散するようにしましょう。

脂漏性皮膚炎の場合

脂漏性皮膚炎担っている場合は、塗り薬を塗ることで症状を改善することができます。

もちろん症状や原因によって処方される薬も変わってくるので、早めに病院へ行くようにしてください。

上記であげた対策方法も、結果的に脂漏性皮膚炎の予防になります。普段から意識することで、できもの・脂漏性皮膚炎の両方を防ぐことができます。

粉瘤(アテローム)の場合

粉瘤の治療方法は皮膚科に行けば受けることが出来ます。

どうしても粉瘤を除去するためには髪の毛が邪魔になってしまうので、周囲の毛を剃ってしまわなくては行けません。

大きくなれば大きくなるほど、広範囲の髪の毛をそらなくてはいけなくなりますので、頭皮に粉瘤が発生してしまった場合には早めに治療を受けることをおすすめします。

更に頭皮の粉瘤腫は症状が進行して毛根が傷ついてしまうと、髪の毛が自然に抜け落ちてしまう場合もあります。

もし毛根が激しく傷ついてしまった場合には髪の毛は二度と生えてこなくなりますのでこれにも注意が必要です。

また、頭皮は出血が多く発生する可能性がありますので、症状の程度によっては日帰りでは行えない病院もありますので早めに相談していきましょう。

皮膚科で納得いく治療が受けられない場合は、脳神経外科や形成外科などを受診してもいいでしょう。

まとめ

頭皮にできものが出来る原因

  • 頭に傷を負っている
  • 食生活が脂肪分など、皮脂の分泌を促すものに偏っている
  • 睡眠不足やストレスにより、ホルモンバランスが乱れている
  • シャンプーを何度も行って頭皮に刺激を与えている
  • 紫外線を浴びすぎている
  • 脂漏性皮膚炎になっている

頭皮のできもの対策方法

  • 正しいシャンプーを行う
  • 頭皮の状態をよくする食生活にする
  • 新陳代謝を良くし、ターンオーバーを活性化させる

以上が、今回の記事のまとめになります。

頭皮にできものが出来る原因は、頭皮への刺激が主な原因となっています。普段のシャンプー方法や食生活などを見直すことで防ぐことができます。

また、できものが出来た場合でも新陳代謝を活性化させることで、治りを早くすることができます。慌てずに適切な処置をとりましょう!

自分で処理できないと判断できたり、長期間症状が発生している場合にはお近くの皮膚科などの病院に掛かり、治療薬をもらって早めに治していきましょう。

慢性的に頭皮に炎症や出来物が発生していると、抜け毛につながって薄毛の原因にもなってしまいます。髪の毛を無駄に失わないためにも、しっかり対策をして出来ものを予防していくことを忘れないでください。

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