自由に生きるためには何が必要?働き方やするべきことを知ろう!

昨今、表現の自由などと、ことさらに自由や個性が強調される時代になりました。しかし、わたしたちは毎日仕事に追われ、休みの日は家族の用事、家事や買い物、人間関係など、日々の生活で本当に自由になれる瞬間というのは非常に少ないかも知れません。

何かに追われている時、わたしたちはついつい「自由になりたい」と思ってしまいがちですよね。しかし、自由になる、自由に生きるとはどういうことなのでしょうか?今日は、自由の意味やその難しさなど、「自由とは何か」ということについてお話していきます。

自由人とは

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「自由になりたい」とか「自由に生きる」と一言で言っても、そもそも自由とは?という問題にぶつかります。

自由に生きるとはどういうことなのか、世間的に言われている「自由人」について見ていきましょう。具体的に、どんなところが自由なのでしょうか?

思いのままに行動する

自由人は、自分の思ったままに行動を取ります。これが何よりの特徴と言えるでしょう。通常であれば、相手の立場や気持ちを考え、周りとの協調性を考えて、なかなか思った通りの行動は取れないものです。

思いのままに行動するというのは、ある意味では自己中心的とも言えますし、行動力のある人だ、信念のある人だと言えることもあるでしょう。

集団行動を嫌う

自由人は自分の好きなことをしていたいのですから、集団行動を嫌います。会社に所属してチームで何かをしたり、学生時代であれば、学校のサークルなどでイベントを開催したり、参加したりするのも嫌うでしょう。

これは、束縛を嫌うことにも通じています。常識や人間関係などに縛られるのが嫌いなので、他人から指図を受けるのはもちろん、叱られたり、協力を求められたりしても応じなかったりするでしょう。それは恋愛に関しても同じでしょうから、もしも付き合っている相手が自由人タイプだと感じたなら、接し方には注意が必要です。

人の意見に流されない

自由人は自分の考えを中心に行動するので、周りに流されることがありません。人に合わせないので、協調性がないと思われることも多いでしょう。

生活スタイルにしても、仕事にしても、ファッションにしても、みんながこうしているからこう、などという考えはなく、自分のこだわりに忠実に生きているのです。

自由人チェックリスト

さて、自分の意思が強く、自己中心的だとか、変わっているとか言われる人はそれなりにいるものです。以下に自由人のチェックリストを用意しましたので、どれだけ当てはまっているか、確認してみてください。多くの項目に当てはまるようなら、あなたも自由人タイプかもしれません。

  1. 周りの意見を気にしない
  2. 流行のスタイルより、自分が着たいものを着る
  3. 集団でいるより、一人で過ごすほうが楽だ
  4. 「空気が読めていない」と言われることがある
  5. やりたいと思ったことを、やらずにはいられない
  6. 待ち合わせ時間に遅刻することがある
  7. 周りからの視線は気にならない
  8. 自分に自信がある
  9. 自分の判断を信じることができる
  10. 自分が好きだ

引用元:自由人かどうか診断できるチェック項目|自由人の仕事のやり方

いかがだったでしょうか?

もしあなたが自由人、または自由人になりたいなら、そのためには自由に行動できる基盤作りが必要です。それはなんなのか?次の項目でご紹介しましょう。

自由に生きるためにすべきこと

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自由になりたいと言っても、いきなり何もかも捨てて自由なることは難しいですよね。

まずは、自由な生活を始めるための準備が必要です。

お金を貯える

自由になるということは、これまで気づいてきた社会的ステータスや年収なども捨てることになります。すべての責任を自分自身で負わなければならなくなるため、何を置いても外せないのが金銭関係ですよね。

自由になると言って仕事を辞めたとしても、お金がなくてはやっていけません。お金があれば万事解決するわけではありませんが、お金が亡ければ自由になることもできません。

いざ自由になりたいと思っても、結局のところお金の問題があるから、仕方なく仕事をしている、という人たちもいることでしょう。

人間関係を整理する

自由を求めるということは、煩わしい人間関係からも離れる、ということです。当然、いきなりいなくなったら大事ですから、自由になると決めたのなら、まずは人間関係をきちんと整理しておきましょう。

世の中には、長年付き合っていきたいと心から思える人だけではないものです。義理の付き合いや仕事上の付き合いなど、社会に出ればしがらみはたくさんありますよね。ましてや企業に勤めていれば、立場もありますから、さらに人間関係は複雑です。

対人関係は心の不自由を感じる大きな原因にもなりますから、これをすっきり整理するだけでも、なかり自由になった感覚を味わえるでしょう。

生きる環境を変える

生きる環境を変えるとなれば、生活圏や生活リズムなども変わりますから、自由になった!という体感が大きいでしょうね。最も身近で簡単な方法として、引っ越しがあります。人によっては、人生で何度も体験する人も多いでしょう。

引っ越しだけでなく、人間関係も清算したいのならば、転職などをして職場環境を変えるのもおすすめです。就活が必要になりますが、それもまた新たな刺激になります。

やりたいことをする

自分が心からやりたいことをするというのも、実際には難しいことですよね。

自分の個性が活かせなかったり、価値観が合わなかったりして、長所よりも短所ばかりが目立ってしまう人もいるかも知れません。しょっちゅう怒られて、やりがいを感じられないこともあるでしょう。自由になるには、こうした望まない状況や環境から脱却する必要があります。

そして、自由を得るためには、他人の反対に負けず、自分の意思を通すことも重要です。コレまでの辛い時期は、自由になり、好きなことをとことん追求できるようになるまでの成長過程だったと思って、強く出ましょう。自由になるからには、生半可な覚悟ではダメなのです。

周りに振り回されない

社会の中で生きていると、どうしても周りに振り回されがちですよね。

多くの人の中で生活するのですから、これは仕方のないことです。他人の目が気になったり、目標達成や成功を掴むことができずにもどかしい思いをすることもあるでしょう。特に、人間関係の中では、他人の言葉やに振り回されてしまうことがよくあります。

自分の意思と違うことを言ってしまったり、本位でないのに合わせてしまったりするのは、社会生活の中では必要ですが、本当に自由になるには、こうした関係性からも解き放たれ、人は人、自分は自分と割り切れる強さも必要なのです。

自由に生きる方法

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さて、ここまで自由に生きるための方法をご紹介しましたが、ここからは実際に自由に生きていくための話をしていきましょう。

自由に生きるということは、誰にも頼らないことにもつながりますから、生き方や自分の磨き方を知ることも重要になってきますよ。

ポジティブ思考を心がける

自由に生きたいという思いは誰にでもあります。

しかし、実際にはほとんどの人が、会社に縛られ、人間関係に縛られて生きていきますよね。それはなぜかと言えば、自由に生きるためにはリスクがあるためです。人間誰しも「失敗したらどうしよう」という思いがつきまとい、本当に自由を選べる人は少ないものです。

しかし、リスクを恐れていては、いつまで経っても自由を得ることはできません。「なるようになる」というポジティブ思考も時には必要ですよ。

期待に応えない

周りの期待に応えたいという思いは、人間誰しもありますよね。がっかりされたくない、評価されたいと思えばこそ、どうしても期待に応えようと無理をしてしまうことはあります。

特に今は、高校を卒業したら大学を出て就職し、結婚するというのが一般的ですから、どうしても人と同じ道を期待されがちですよね。

しかし、それが自分の夢や目標と違っているのならば、無理に期待に応えようとしないことです。自分が本当にやりたいことをやれているか、時には振り返ってみることも忘れないようにしましょう。

他人の基準に合わせない

生きていく上で、何をするにしても「常識」というものが基準になりますよね。

それは当然のことなのですが、自由に生きたいのなら、他人が作った基準に合わせる必要はありません。常識に縛られている内は、本当の意味での自由にはなれません。そして、自由に生きるからには、物事を判断する基準は自分で作らなければならないのです。

常識は正しいもの、というイメージがあるかも知れませんが、時には常識が間違っていたり、判断の邪魔になったりすることもありますよね。まずは常識や当たり前を疑い、自分基準で物事を判断できる力を身につけましょう。

他人の評価に縛られない

自由に生きている人とそうでない人との違いは、他人評価を気にするかどうか、というところもポイントになってきます。誰しも、人の目は気になるものですが、独自の考えを持って、自分の経験を信じて生きている人にとっては、他人の評価など取るに足らないものです。他人の評価は、その人の人となりや仕事ぶり、性格や素行、人間性など、あらゆるところで現れますよね。

多くの人と関わって生きている生活の中では、嫌でも他人の評価が気になってしまいます。悪く思われたくないとか、信頼を失いたくないとか、そうした考えは大切ですし、生きていく上で必要なものですが、自由に生きるには捨てるべきです。

例えば、会社の人、友達、結婚しているならば妻や子どもなど、家族からの評価もあります。そういうものに縛られている内は、やはり自由になるのは難しいでしょう。自由になりたいなら、他人の評価など気にしたいようにしましょう。

人生設計をしない

生きていく上で、人生設計をすることは賢い方法ですが、人生を先々まで見通してしまうと、自由な行動は取りにくくなります。自由に生きるということは、その時々で選択肢を変え、都度都度判断をしていくということです。先を見通していては、どうしても決まり切った考えから抜け出すのは厳しくなるでしょう。

先を考えない人生は自由で、その分不安もつきまといます。しかしそれさえも受け入れるほどの大きな心を持ってこそ、本当に自由な生活を手にできるのではないでしょうか?

自由に働くフリーランスとは

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ここまで、自由に生きるために必要なことについてお話してきましたが、職業として、フリーランスという自由業があります。日本ではまだ本格的に広まってはいませんが、その名の通り、会社に所属するのではなく、個人で仕事をする職業です。

社会のしがらみや会社の決まりごと、面倒な人間関係から開放されたい人にとっては、夢のような話でしょう。毎日満員電車に乗って仕事に向かい、会社という場所に縛られて仕事をする必要はありません。家からの距離や時間に縛られない働き方というのは理想的ですよね。

しかし、自分1人で仕事をすると言うことは、それだけ責任も大きくなると言うことです。もちろん、それに対して文句を言う他人もいないわけですが、何もかも自分1人でこなさなくてはならないフリーランスには、それなりのリスクもあります。では、フリーランスとして頭に入れておきたいポイントをご紹介しましょう。

セーフティネットが弱い

フリーランスとは言え、最近では福利厚生が充実しつつあります。しかし、一般的な会社員と比較すると、まだまだ十分とは言えないレベルです。

例えば、サラリーマンの場合、労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金に加盟しますが、フリーランスは労災保険と雇用保険に加盟することはできません。なぜなら、フリーランスの場合、本人が雇用主だからです。また、雇用保険や健康保険、厚生年金の負担額は、半分会社が払ってくれるため、実は大分浮いているのです。払っている本人はそれでも出費がきついと感じるでしょうが、実は助かっている部分は多いものです。

さらに、正社員の場合ならば、病気やケガで仕事を休むことになっても、最大で給料の60%まで支給される、休業報償なるものが存在します。つまり、突発的に仕事ができない状況に陥っても、いきなり生活に困ることはない、というわけですね。この点、フリーランスにはそんなものはありませんから、仕事ができなくなれば即収入がストップしてしまいます。

リモートワークだけでは厳しい

リモートワークとは、在宅勤務のことで、オフィスへ通うのではなく、自宅やカフェなどで仕事をする人ですね。時間や場所に縛られないので非常に便利ですが、やはり在宅勤務だけでは収入が不安定です。フリーランスとして生きていくためには、安定した収入が必要ですから、常駐ワークなどを受注した方が安定化を図れるようです。

また、フリーランスのネットワークも必要になります。やはり、すべての仕事に対して専門家ではありませんし、デザイナーやエンジニアなど、請け負う仕事によって別の協力者がいないと難しい場合もありますから、人とのつながりは重要です。

仕事を取ってくるのが大変

フリーランスは仕事も自分で探さなくてはいけません。自分のスケジュールや体調管理など、すべてを考えてた上で、どれだけの仕事を受注するのかも大切ですが、会社のように常に仕事があるわけではないので、常に先を見て、自らクライアントを探し、仕事を取ってこなくては収入は得られないのです。

また、マネジメントも自分でやらなければいけないので、コストがかかりますし、自分の強みを把握し、売りになる情報発信をしていかなければ仕事は来ません。あの人に頼みたい、とクラインを引き寄せるような存在になるには、かなりの努力と工夫が必要です。

成長の限界に達しやすい

会社にいれば、上司がいて、先輩がいて、同僚がいます。そういう人たちと一緒に働くことで、時には叱られながら、時には支えられながら、そうした仲間の間でこそ成長することができるのです。

フリーランスには上司がいないので、誰も叱ってくれませんし、課題や改善点は自分で見つけなくてはなりません。できることだけやっていても、どこにでもいるフリーランスの1人になってしまえば、仕事はもらえませんよね。

やはり、自ら成長して、独創性を育て、仕事の可能性を広げていくことが大切になります。フリーランスとして成功するためには、かなりの覚悟が必要になりそうです。改めて、集団に所属しているありがたさが分かりますよね。

まとめ

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アーティストや小説家などを見ていると、自由に好きなことをやって、プロとして成功しているなあと羨ましく感じることもあるでしょう。しかし。完全に自由に生きるということは、仕事で収入を得て、人間関係の中で生きていくわたしたちにとって、非常に難しいものです。

そして、素人目には自由に生きているように見える人たちも、実はかなりの制約の中で働いているものです。事務所との契約や、請け負いたくない仕事、義理の人間関係もあるでしょう。そいういうものから開放され、自分の力だけで生きていける人間は、ほんの一握りだと言えます。自由になりたいと願うからには、それに見合った代償を支払い、集団に所属して生きているが故の恩恵も捨てる覚悟が必要なのです。やはり、自由とは難しいものですね。

世間で話題にもなった「嫌われる勇気」の著者、アルフレッド・アドラーは、この本で、自由とは何か書いています。日本人の中に根付いている、人から嫌われたくないという思いが、わたちたちを心身共に不自由にし、不幸せにしているのかも知れませんね。

しかし、仕事や人間関係からの開放は難しくても、誰かの期待に応えすぎない、人から嫌われることを恐れないなど、少し考え方を変えれば、精神的な自由は得ることができます。少し意識を変えるだけで、見える世界が変わるかも知れませんよ。

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