粉瘤が臭い原因や対策方法について紹介!出来やすい場所は?

皮膚の下に、ぽっこりとした袋状のしこりのようなものが出来る時があります。それは本来なら体外に排出される老廃物や垢が凝り固まったもので「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれています。

人によっては、皮脂の固まりやニキビなどと間違えて潰してしまい、その臭いのきつさにやられたことがあるのではないでしょうか。粉瘤は皮脂の固まりでもなければ、ニキビなどでもありません。

では一体、粉瘤とはなんなのでしょうか?

それでは、粉瘤のしくみと粉瘤をそもそも出来なくする対策や臭いを消す方法を紹介したいと思います。

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粉瘤とは?

粉瘤とは?

粉瘤の見分け方は、皮膚の下に袋状の膨らみがあるかどうかで見分けます。よく観察すれば、ニキビやオデキなどとは違い、袋状になっていることが分かります。そこに老廃物が溜まっていくことで粉瘤となります。

粉瘤の元になる老廃物は、普通に生活していれば新陳代謝の働きとして皮膚から剥がれ落ちてなくなるものですが、何らかの理由によって皮膚の内部に止まってしまい、良性の嚢胞性病変となってしまったものです。

この粉瘤は「とても臭い」ことで嫌われています。本来なら体外に排出されるはずの垢や老廃物の固まりですから、臭いのも頷ける気もしますが、体にくさいデキモノがあるのは、誰もが気になることでしょう。

気づきにくい粉瘤

ぽっこりと膨らんだ感触や独特の臭いとは裏腹に、粉瘤が出来たとしてもほとんどの場合は痛みを訴えるようなことはありません。そのため、場所によっては粉瘤が出来ていることに気がつかず、長期間放置したままでいる場合もあります。

人によっては数年以上も気づかないこともある

大きな粉瘤があったとしても、とくに痛みを生じないために、人によってはイボや皮脂などと思って、とくに対処などせず、数年から十数年そのままの状態でいたという報告もあります。

しかし、いくら良性の嚢胞性病変とはいっても、ニキビなどと違って自然消滅することがないため、出来た場所や大きさによってはその後ガンなどに発展しまてしまうケースもありますので放置せず、できるだけ処置するようにしましょう。

粉瘤の臭いの原因は?

粉瘤の内部では炎症が起きてしまっているわけですが、嫌気性のバクテリアなどが活発に活動しているとされています。嫌気性のバクテリアの特徴のひとつとして、増殖する際に独特の臭いを発生させることが分かっています。

そのために、粉瘤もくさい独特の臭いを発生させるというわけです。

粉瘤は潰さない

さらにこの粉瘤の小さな穴から、ドロドロした膿のような液体が浸潤してくることがあります。人によっては、潰したくなるでしょう。しかし、もしもニキビのような感覚で粉瘤を潰してしまうと臭いがひどくなるばかりか、細菌感染を広げることとなり炎症も重傷化してしまいます。

小さいし気にならないからと放置したとしても、潰すことは避けなければなりません。もし潰して中の膿のような液体を外に押し出したとしても、すべてを押し出せなければ、皮膚の下の袋の中で再発してしまいます。

それを繰り返してしまうと、良性だとはいえゆくゆくは悪化してしまうことになります。

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粉瘤のできやすい場所

粉瘤

粉瘤はどういった場所に出来るのでしょうか。

それでは粉瘤の出来やすい部位を紹介しましょう。

脇の下

汗が溜まりやすく、皮膚が常にすれるために垢や老廃物が溜まりやすい環境になっています。

脇の下のデキモノは、一般的に独特の臭いを出す場合が多く、なかでも粉瘤が脇の下に出来てしまうと気になる人が多いようです。

耳の裏

耳に裏は皮脂が出て汚れやすい場所です。また汗をかいたあとの通り道になりやすく、やはり粉瘤も出来やすいことが分かっています。

メガネをかけている人にとって、粉瘤が出来てしまうとメガネをかけたり取ったりするたびに粉瘤を刺激して気になってしまうでしょう。

背中

背中はニキビや吹き出物が出来やすい代表的な部位だといえるでしょう。粉瘤もまた背中に出来ることがあります。

寝ている時、生活のなかでの動きの中で傷ついてしまったり、破れてしまったりすることもあります。

お尻

お尻は汗をかきやすく衣服ですれたり、立ったり座ったりの動作の中でやはり皮膚がこすれて剥がれ落ちたり、老廃物が溜まりやすい傾向にあります。

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粉瘤のできにくい体にする

食事

そもそも粉瘤のできにくい体にすれば、粉瘤が出来てから悩むこともありません。なるべく粉瘤のできにくい体にするためには、何より体を清潔に保つことです。

人はどうしても汗をかきますから、汗をかいたあとで汗がたまったり、垢がたまらないようにきちんとタオルで拭くこと、また汗をかきやすい人の場合には小まめにシャワーを浴びるなどして、老廃物を溜めたままにしないことが大切です。

ストレスをためないバランス良い食事をする

また、人によってはストレスがたまると皮膚の状態が悪くなりやすいという人もあって、ストレスをためないこと、また肉ばかり食べるのではなくて野菜もしっかりとるようなバランスのよい食事をすすめる人もいます。

さらに、早寝早起きといったように生活習慣をちゃんとして、偏りのない生活を心掛けてみましょう。

漢方薬を飲む

皮膚上に炎症が起きやすい体質の人や、ニキビやオデキなどが常にあるような人の場合、たとえば「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」「荊艾蓮翹湯(けいがいれんぎょうとう)」などを服用することで体質改善の手助けが出来る場合もあります。

「十味敗毒湯」や「荊艾蓮翹湯」は、皮膚の下にたまった膿などを表層に押し出す作用がある漢方薬です。毒を表に出しきってから炎症をなくすため、服用した初期段階では一時的に症状が悪化したように見えますが、その段階を過ぎれば皮膚はきれいな状態になります。

※漢方薬を服用する場合には、医師や薬剤師に相談の上服用して下さい。

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粉瘤が出来てしまった時の対策

粉瘤の対処法

それでは粉瘤が出来ていることが分かった後で、私たちはどのように対応すればいいのでしょうか。

抗生物質を服用する

病院にかかると、粉瘤の進行具合をみたり炎症を抑えるために抗生物質の服用を勧められるでしょう。外科的な処置をするためにも、まずは炎症を抑えてから処置することが多いようです。何より感染が広がって重傷化させないためにも、進行を止めることが優先されるというわけです。

外科的処置

もっとも安全で安心の出来る方法は、皮膚科専門病院にかかって外科的な処置をしてもらうことです。粉瘤を取り除く処置は簡単なもので、おおよそ1~2万円前後で処理が出来るとされているようです。

外科的な処置では、粉瘤の袋にたまった膿やバクテリアを完全に除去してしまいます。一度外科的処置をしてもらうと、粉瘤は同じ場所に再発することはほぼないと言われています。
手で潰したりして何度も粉瘤が同じ場所に発生したりする場合には、皮膚科にかかって専門的な処置の相談をしてみるのもいいかもしれません。

オイルなどを粉瘤に塗りケアをする

粉瘤の悩む人たちの間でちょっと話題になっているオイルがあります。そのなかのひとつが、TEATREE(ティーツリー)と呼ばれる天然オイルです。

これはいわゆる民間療法の部類に入るものですが、オーストラリア地方では昔からティーツリーを使って、細菌などを殺菌して皮膚上のトラブルを解決してきたとされています。
ティーツリーには細菌などを除去する力はありますが、植物由来なのでほとんど害はないと言われています。人の皮膚に悪さをするような毒性は低いためオーストラリアの先住民であるアボリジニーたちに重宝されてきたと言います。

またいくつかのメーカーがあり、輸入雑貨店やコスメなどで購入することも出来ます。
ティーツリーの多くが天然の成分を中心にしており、刺激の多い添加物は控えられて、肌に優しいケア商品とされているようです。実際に使用する場合には皮膚の状態を観察して、炎症が悪化するような場合には無理せず使用を中止しましょう。

※オイルなど肌に塗るタイプのものは、体質的に合う人、合わない人がいますので、もしも使用する場合には一度薬剤師や医師に相談することをおすすめします。

タコの吸い出しを使う

昔ながらの皮膚疾患の塗り薬です。タコの吸い出しは、その成分を利用して皮膚をとにかく柔らかい状態にして、中の膿などの老廃物を体外に排出しようとします。

これはいわゆる皮膚を溶かすので、広く患部に塗り広げるのではなく、粉瘤のある部分だけ、小さな範囲をガーゼなどに盛り、それを押しつけておきます。一日に二回ほど取り替えて繰り返すと、個人差がありますが、数日から二週間程度で徐々にしぼんでいき、粉瘤が破裂して中のドロドロした膿が完全にすべて外に出るのを待ちます。

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まとめ

粉瘤は即座に体に害があるわけでもなく、小さい分には気がつかずに何年も放置したままの人もいます。外科的処置以外では、まだはっきりとした具体的な対処方法もないため、わざわざこの大きさのものを手術するのは気が引けるという人も多いでしょう。

しかし、粉瘤の中のバクテリアが繁殖して炎症が拡大すると、粉瘤の袋の状態もだんだんと大きくなってしまい、そのまま放置し続ければ、ガン化の進行も考えられます。

そもそも粉瘤の出来ない体にするためには、日頃から体を清潔にしてとくに粉瘤の出来やすい脇の下、耳の裏側、背中、お尻をきれいにするように心がけましょう。

粉瘤から漂う独特の臭いは、粉瘤そのものの臭いというわけではなく、そこにいるバクテリアなどが繁殖をする際に出てくる臭いです。つまりバクテリアが繁殖出来ない、住み心地の悪い場所に変えてしまえばいいわけです(つまり清潔にする)。

もしも粉瘤が出来てしまった場合には適切に対応します。指で潰したりするのを避けるのはもちろんのこと、出来るだけ積極的に病院にかかって適切な処置をしてもらうのが良いでしょう。

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