脂腺母斑は手術で治す?症状や原因、治療法を紹介!名医の先生がいる病院を知ろう!

赤ちゃんに黄色いあざのようなものがある方はいませんでしょうか?これは、脂腺母斑(しせんぼはん)という皮膚症状で、小さいうちに手術などで除去する事が多いです。

手術をするのも適切な時期などがありますので、脂腺母斑について徹底紹介しようと思います。

脂腺母斑とは?

脂腺母斑とは

脂腺母斑(しせんぼはん)という皮膚の病気になります。

赤ちゃんの頃から皮膚に黄色いあざのようなものができ「思春期」や「大人」になると脂腺が発達し褐色になります。

自然治癒はしないので、手術で除去する必要があり放っておくと悪性の腫瘍になる事もありますので注意が必要です。

脂腺母斑の特徴と原因

脂腺母斑の特徴と原因

脂腺母斑の症状の特徴は、年齢によって変化するところです。主に3つの段階に分けることができます。

  1. 赤ちゃんの頃
    小さい頃は、黄色いあざのような薄いざらつきのあるものが広がっている
  2. 思春期頃
    体が成長するとともに、皮膚が伸びあざが伸びていきます。そして細かいイボのように盛り上がったりし、色も黄色から褐色になっていきます。
  3. 成人~30代以降
    褐色になったあざの上に腫瘍ができたりします。殆どの場合は良性なので気にすることはないのですが、まれに悪性の腫瘍になります。この場合、あざが広がり「表皮母斑症候群」という病気になり神経や骨に異常をきたす合併症になることがあります。

形状・色

色は黄色調です。乳幼児期は、皮膚の表面の色は正常な色調をしています。形状は、平ら~軽度の凹凸です。つまりはこの時期から、いぼ状の脂腺母斑が出来始めるということです。これが、思春期以降になると、徐々に顆粒状に隆起していきます。色調は、加齢するに伴って褐色になっていきます。

脂腺母斑の原因

脂腺母斑の原因と言われているのが、身体の皮脂を分泌するための脂腺は手のひらと足の裏以外の全身にあり、脂腺が異常に増えてしまったところに影響します。

そして、現在の医学ではまだなぜ脂腺が異常に増えてしまったのか医学的に解明されておりません。

脂腺は、全身に存在はしていますが、場所によってできる大きさが異なったりします。特に多く脂腺があるのは頭皮になり次いで顔などに多く存在しております。脂腺母斑は、思春期になると色が変化し濃くなるため顔などに現れると容姿などに影響しますので早めの処置が重要になります。

思春期頃になると身体のホルモンの影響で脂腺が活発化するので、イボ状になってしまったりと身体の成長につれて変化していきます。

母親の体が影響しているのか

脂腺母斑の特徴として、先天性の疾患であり、新生児の1000人に2~3人の割合で発症することから、女性の体に問題があるのではと思い込む人がいますが、これは違います。

脂腺母斑の原因は明確化はされていませんが、妊娠している間に母親が行う行動や、例えば子宮頸がんなどの性器の病気をもっていたとしても、それが原因であるとは言えません。出産後に乳房から栄養を摂ることで母親から何らかの影響を受けて脂腺母斑になるといったことも言えません。

脂腺母斑は頭部にできやすい

脂腺母斑は頭部に発生することが多いと言われており、頭部に発生するとその部分の毛が生えてこなくなります。これを「脱毛斑(だつもうはん)」と呼びます。

自然に治癒することはありませので、体が大きくになるにつれて脂腺母斑も広がっていきますので早めの手術が必要になります。頭部にでき成長するにつれて、表面がザラザラやゴツゴツしてきたりします。

そして年齢が高くなると髪の毛が生えない部分も発生するため、小さいうちに除去するのがいいでしょう。

頭部の皮膚は、特に脂腺が多く分布しているため、脂腺母斑が生じやすく、これによって母斑が隆起していきやすくなります。すると、その部位がハゲてしまうといった状態になります。

脂腺母斑の注意点

脂腺母斑は悪化することは少ないと言われていますが、注意が必要です。脂腺母斑に痙攣や精神遅延など中枢神経障害を伴うこともあります。

このことを「脂腺母斑症候群」と呼びます。そして目や心血管や骨などに先天異常を伴うこともあるので注意が必要です。

脂腺母斑は皮膚がんなどのリスクが高くなりやすいので、可能な限り若い時に治療しておくことがおすすめされています。

脂腺母斑の再発について

脂腺母斑は再発することもあります。多くの場合手術等で切除するのですがその際に、取り残しなどがあると何年か後に再発することがあります。

ほとんどの脂腺母斑は、良性なのですが成人してからそこに腫瘍ができることがあるので容姿的に再度手術をすることがあります。

脂腺母斑の見分け方

もし生まれてすぐの赤ちゃんの頭部に黄色いあざのようなものがあった場合、脂腺母斑と判断して間違いないと言われています。

そして顔あたりにもできることがあるため見分け方は容易にできます。

脂腺母斑の症状

脂腺母斑の症状はどのようなものがあるのでしょうか?基本的な症状を紹介します。脂腺母斑は段階に応じて症状が変わってきます。肌の質感の変化やどのように進行してくるのか知っていきましょう。

また良性のものと悪性のものがあるのでその症状の違いも見ていきましょう。

症状の経過

多くは単発性となっており、1つ1つの母斑に治療を施術する必要があります。脂腺母斑は、一度発症してしまうと、自然に消退することはなく、加齢に伴って進行していきます。そのため、早期発見と早期治療が必要となります。なお、脂腺母斑は、成長過程につれて第1期から第3期に分類されます。

・第1期

生後から小学生頃の思春期が、これに当たります。色は黄色調、形は平らに隆起し、表面はザラザラとしています。頭部には、脱毛斑(だつもうはん)と言い、ハゲた様な状態になるため、そこで脂腺母斑に気づきます。

生後初期の時期では、黄色調の色調が弱い場合があります。この場合は、ただの脱毛斑の様に見える場合があります。そのため、出生直度では脂腺母斑との鑑別が困難となる可能性があります。これに関しては、その後、症状の経過を観ていくと脂腺母斑との鑑別がつきます。

・第2期

思春期を超えてくると、第1期では平らにザラザラとしていた表面が、徐々に顆粒状やいぼ状に隆起していきます。そのため、毛髪を洗って爪が当たるなど、外的刺激が加わると出血するリスクがあります。また、ハサミが触れて出血する恐れもあるため、散髪が困難となる場合もあります。顆粒状やいぼ状に隆起する原因は、ホルモンバランスが影響して脂腺の働きが活性化するためとされています。

・第3期

成人期以降がこれに当たります。第2期の状態に加えて、全く別の皮膚腫瘍が出現します。この皮膚腫瘍は良性と悪性があります。皮膚良性腫瘍が悪性よりも出現率が高いです。腫瘍の発生予防のために脂腺母斑の切除を施行した方が良いという根拠は確立されていないものも、中年期以降では二次的に腫瘍が発生する可能性は高くなります。

例えば、悪性腫瘍では基底細胞癌や悪性黒色腫、良性では脂漏性角化症といった腫瘍が挙げられます。

悪性腫瘍について

上記に記述したように、成人期以降、特に中年期以降では良性腫瘍や悪性腫瘍が発症する可能性があります。例に挙げた、基底細胞癌や悪性黒色腫、脂漏性角化症にはどういった症状が見られるのか、簡単に説明をしていきます。

・基底細胞癌

表皮細胞由来の皮膚癌の一種です。悪性腫瘍に含まれます。これは、表皮や皮膚の基底細胞に類似した細胞から発症します。黒色の結節が発生し、表面は平滑です。見た目は、透き通った光の入った様な状態です。ホクロとの鑑別も難しく、皮膚科医による検査が必要です。発症部位は、目、口、鼻の周囲と、顔面に生じます。

・悪性黒色腫

悪性黒色腫は、別名「ほくろの癌」とも言われています。転移を起こしやすく、悪性度が極めて高いため、致命的な病気と言えます。早期に適切な診断と治療を行っていく必要があります。悪性黒色腫は、日本人の場合、足に好発しやすいとされています。これは、末端黒子型と言われています。その他に、結節型や表在拡大型、悪性黒子型が挙げられ、顔面に好発するものは悪性黒子型になります。悪性黒色腫の見た目は、形が整っておらず、皮膚と腫瘍の境界が不明瞭、腫瘍の中の色が濃い部分と薄い部分があり、色が整っていない、直径が6㎜以上と大きさが大きいといった特徴が挙げられます。

・脂漏性角化症

脂漏性角化症は、表皮細胞由来の良性腫瘍です。皮膚の加齢によって生じます。症状は、皮膚のカサツキと、皮膚が少し隆起することが挙げられます。良性腫瘍であるため、基本的には手術の必要性は低いです。気になる人は、皮膚科医に相談しましょう。

脂腺母斑症候群

脂腺母斑に合併症として、精神遅滞、中枢神経障害、痙攣などが挙げられ、眼系や口腔系、血管系、心疾患系、整形系(骨や関節)などのあらゆる組織に先天性の病気を伴う可能性があります。

脂腺母斑の治療方法

治療方法

脂腺母斑の治療方法は、時期も大切になってきます。

頭部や顔に黄色調のあざが出現した場合、早急に皮膚科や形成外科に受診するようにしましょう。受診し、予防的切除を行うか、または腫瘍が出現してから患部の切除を行うかを検討していく必要があります。いずれにしても、手遅れになる前に早期の受診をする必要があります。

脂腺母斑の手術時期について

脂腺母斑は脂腺母斑ができた場所に腫瘍ができる可能性が高いため、手術で除去することが多いです。脂腺母斑を完全に手術で除去することができれば、成長しても腫瘍となることがなくなります。

脂腺母斑を赤ちゃんの時に発見することはできるのですが、すぐに手術をすることはできません。その理由は、手術をするのに全身麻酔か局部麻酔をおこないますので局部麻酔の場合、赤ちゃんが暴れる可能性もあるためなのと、全身麻酔による呼吸困難などが起こる可能性があるため専門医師のもとに行わなければなりません。

全身麻酔は体への負担が大きいため赤ちゃんの時期の手術は避けるといいでしょう。

そのため、一般的には小学校に入学する前頃におこなうように指示することが多いです。思春期になると皮膚分泌が活発かし臭いがしたり、頭部に脂腺母斑がある場合その部分には毛が生えないため、容姿に影響したり体が成長しきってから手術をすると傷跡が残ってしまったりガンになるリスクも高まりので、綺麗に治すには小さい頃の皮膚が柔らかいうち手術をしたほうが良いため、小学校に入学する前がベストな時期になります。

脂腺母斑の手術方法について

脂腺母斑の手術は主に原因となる場所を切除し皮膚の縫合ができる場合は、そのまま縫縮という切除した部分を塞いでしまう方法を行います。

しかし手術する範囲が広い場合は、自分の体の他の部分から皮膚を移植する植皮術やその周囲の皮膚を利用した手術が行われます。

手術後はその形跡が残ってしまうため顔など容姿に関わるため手術の方法も考えながら行います。頭部の切除方法では最小限にする手術が望ましいとされており、「ティッシュー・エキスパンダー(シリコン製バッグによる組織伸展器)」が使われ手術箇所周囲の頭皮や皮膚を拡張することで瘢痕を最小限にする方法もあります。

ティッシュー・エキスパンダーについて

ティッシュー・エキスパンダーは、シリコン製の風船を皮膚の下に入れ、そこに生理食塩水を少しずつ入れることでシリコンを膨らませます。

その後皮膚が伸び傷口がくっつきます。ティッシュー・エキスパンダーが入っていてもほとんど自覚はなく、運動等も普通に行うことができますが、シリコンを入れた後は感染症が最も気をつける必要があるため、しっかりと消毒をする必要があります。

頭部の髪を剃ることについて

頭部に脂腺母斑ができると髪の毛を剃らなくてはなりません。女性ですと髪を剃ることについて抵抗があると思いますが、脂腺母斑で影響が出ている皮膚の周りを少し剃る程度なので、剃った後はそれほど気になりません。

手術後は2日間はネットなどで傷を覆った状態になりますが、3日目から通常取り髪を洗うことができ剃った周りを他の髪の毛で隠すこともできますので、それほど外見には目立たない手術になります。

レーザーで治療することも可能

一部医療機関では、脂腺母斑をレーザーで治療することができます。レーザーですと手術跡も残りにくく素早くおこなうことができますので話題となってきています。

母斑にも色々な種類があり、青アザ・黒アザ・茶アザ・赤アザ・白アザ等に分類されこれらの母斑の多くは最新レーザーを使うことて完治させることも可能になっています。今のところ日本で有名な皮膚科は「美容皮膚科シロノクリニック」になります。

予防的切除

切除手術を施行するものは、腫瘍です。思春期以降に出現するとされる腫瘍は、二次的に出現するものであり、良性であるケースが多いです。そのため、予防的切除で腫瘍切除を進んで積極的に行おうとする医師は少ないです。

このように言ったとしても、第3期の成人の時期まで待つと、頭部や顔の皮膚の緊張が高くなり、皮膚が硬く、可動性が低くなります。つまり、切除手術によって小さな幅を切除したとしても、皮膚の縫合が困難となる可能性があります。また、その手術によって大きな瘢痕や皮膚の引きつり、可動性の制限が出てくる可能性も考えられます。このようになると、顔の表情を出す際にも悪影響が出てしまい、上手く表情を作ることができなくなる場合もあります。

第3期の成人の時期に比べ、第1期、第2期といった幼少期から思春期にかけては、頭部や顔の皮膚が軟らかく、可動性もあります。そのため、切除手術後の皮膚の方向は行いやすく、これによって術後の瘢痕も小さなものですみます。また、皮膚の引きつりも起きず、可動性が確保されるため、表情にも悪影響が見られにくいです。但し、子供の年齢が若年齢の場合は、短時間の手術であっても全身麻酔が必要となります。全身麻酔を利用する場合は、数日間の入院が必要となります。小学生では、局所麻酔や外来通院での治療で治癒が可能な可能性があります。

皮膚移植

術後のリスクとしては、植皮した部分の色素沈着や拘縮(創部が固くなり、皮膚が縮こまって動きが悪くなること)、植皮のために用いた採皮部に瘢痕が残ることが挙げられます。また、全身麻酔で行うため、その人の状態によっては後遺症が残る可能性もありますが、麻酔科の専門家が麻酔を施すため、滅多にそういったことは起きません。

脂腺母斑の手術費用について

脂腺母斑の手術は保険が効きます。手術範囲によって費用は変わりますが1万円でできたという事例もあります。手術時間も30分ほどで終わる感じです。手術後は白いネットを2日間ほど被りますので、少し人目が気になるかもしれませんので帽子などで対策してもいいかもしれません。

保険適用の有無

治療にかかる費用は、治療内容によって異なりますが、全額で数万円にはなります。そこから、保険が適用されて30%負担となります。数万円の治療費は、高額医療費の対象となり、書類の申請を行うことで医療費が返ってきます。これは、自身で送付しなければいけないため、一度病院に相談すると良いでしょう。大きい病院であれば、病院側が教えてくれることができ、書類も渡してもらうことができます。

また、自身が加入している生命保険の内容によっては、保険金を生命保険会社から受け取ることができます。治療を受けた場合は自身の加入している生命保険会社に連絡を取りましょう。自ら連絡を取らなければ、保険金を受け取ることはできません。但し、この病気が発覚するよりも前に、その保険に加入していなければ保険金を受け取ることはできません。発覚してから、脂腺母斑あるいは、腫瘍が見つかったため、それに適応する保険に入りたい、と訴えても、そこから加入することはできず、保険金を受け取ることもできないため、その点は注意が必要です。

腫瘍の切除にはお金がかかるため、保険の支払い額が少し高くなったとしても、体のことを考慮して加入をしておくと良いでしょう。会社によっては、腫瘍のstage別に細かく分けている会社もあるため、細かいところまで事前に確認をしておきましょう。

脂腺母斑の治療に関しのおすすめの病院

病院

脂腺母斑は皮膚科であれば治療することは可能ですが全身麻酔など大きな手術にもなる可能性があるため、どこの病院が良いのか調べてみました。

  • 東京都
    国家公務員共済組合連合会虎の門病院
  • 大阪府
    大阪市立大学医学部附属病院
  • 北海道
    KKR札幌医療センター斗南病院
  • 神奈川
    医療法人 沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院
  • 大分
    大分医師会立 アルメイダ病院
  • 愛知
    愛知医科大学病院
  • 岩手
    岩手医科大学附属病院
  • 愛媛
    愛媛大学医学部附属病院

上記の病院が脂腺母斑の治療実績も豊富で有名です。

脂腺母斑は他の病気と間違いやすい

病気

脂腺母斑は「円形脱毛症」「乳頭状汗管嚢胞腺腫」「若年性黄色肉芽腫」「先天性皮膚欠損症」などと間違えることもありますので、上記の病気について説明したいと思います。

円形脱毛症について

円形脱毛症はよく聞く症状として有名です。頭部に丸いコインのように脱毛している状態です。ひとつに限らす多発的にできることもあり、時には全身の毛が抜ける場合もあります。

円形脱毛症になる原因は成長期にあります。成長期に毛包がリンパ球の攻撃を受け壊されてしまうからとも言われており、リンパ球の攻撃を凌ぐことができれば元通りに髪が生えてきます。

詳しくは、円形脱毛症は完治するの?原因や治療方法についてwお読んでおきましょう。

乳頭状汗管嚢胞腺腫について

乳頭状汗管嚢胞腺腫は汗器官の腫瘍になります。

乳頭状汗管嚢胞腺腫の30~40%の確率で頭部や顔の皮膚に好発する脂腺母斑との合併が報告されていますので、脂腺母斑とよく聞く病名になります。

若年性黄色肉芽腫

生後6ヶ月頃に顔や頭部など全身でる腫瘍になります。ほとんどの場合自然治癒するので放置でも問題ありません。単発性でときには、多発するのですが5~6歳で自然治癒します。

もし気になるようでしたら顔など容姿に関わる部分は、レーザー治療などで除去してもいいと思います。

先天性皮膚欠損症

先天性皮膚欠損症は頭部によくみられる病気になります。そのため脂腺母斑と認識してしまうこともあります。先天性皮膚欠損症は、表皮・真皮・皮下組織、時に筋肉や骨が欠如する先天性疾患になり、体のあらゆる部分に発生しますが、頭部の確率が70%と非常に高いのが特徴的です。

どの病気も頭部にできやすく、手術で処置するのが一般的ですがどうしても傷跡が残ってしまったり、自分の子供でしたら将来の容姿が気になったりすると思います。そこで、頭部の傷を隠せる方法をご紹介したいと思います。

赤あざ

赤あざは、苺状血管腫や単純性血管腫とも呼ばれます。この病気の症状は、皮膚の血管が異常に拡張したり増殖することで起きます。同じ赤あざの症状でも、苺状血管腫は、目の周囲に発生し、視力低下といった眼科の障害を合併する可能性があります。サーモンパッチは、顔の額の中心部や眼瞼の内側に赤あざが見られる状態です。スタージウエーバー症候群は、顔面の半分に赤あざが生じる症状です。それぞれ異なります。

治療法としては、赤あざの色素に対してレーザー治療や放射線治療を施行する方法が一般的に挙げられます。大きくなるとその分、治療が困難になるため、早期の治療が必要です。なお、苺状血管腫に関しては、副腎皮質ステロイド剤が治療に適応される場合もあります。

頭部の傷を隠す方法

頭部を隠す方法

頭部の傷は髪の毛が生えなかったりと、男女ともに容姿にかなり関わってきます。そんな悩みを解決する方法をご紹介したいと思います。

医療用ウィッグで隠す

医療用ウィッグ(かつら)があることはご存知でしょうか?通常の「かつら」とは違い様々な配慮がなされています。

医療用ウィッグの特徴

医療用ウィッグは、頭部に傷がある方に多く使われており、頭皮が敏感になっているため肌に優し素材を使用しています。通気性が良かったり長時間使用していても外れなかったりと、とても利便性が高い設計になっています。

最近までは医療用ウィッグの品質にバラつきがあったのですが、2015年4月に経済産業省が、医療用ウィッグやその附属品についての外観、性能、試験方法などを定めたJIS規格を定めました。これにより、品質がかなり上がっておりとても使いやすいのが特徴的です。

スヴェンソン社のウィッグ

スヴェンソン社は医療用ウィッグだけではなく、育毛や増毛などに力を入れており「オシャレ」なラインナップも豊富にあるためとても信頼できる会社になります。

特徴としては、つむじ部分に人工皮膚をつかっているので本物と頭皮と見分けがつかなかったり、頭皮に触れるネットなどは汗を素早く吸収・発散させる素材をつかっているため、とても通気性も良いよ評判が高いです。

スヴェンソン社の製品には、「セミオーダーウィッグ」と「フルオーダーウィッグ」と「既製品タイプ」と3種類存在しています。フルオーダーになると価格はかなり高いですが、セミオーダーですと10万円台で購入することができますのでおすすめです。

アデランス

CMでも有名な幅広いユーザー層から信頼されている会社になります。特にアフターケアがユーザーからの評判が良く、購入から2年間はウィッグの定期点検など慣れないことのアフターケアをしっかりしてくれます。

そして、ウィッグを使用し始めてから1年間の保証もありますので破損しても安心して使うことができます。

傷跡に植毛して傷跡を分からないようにする

手術の傷跡などで、髪の毛が生えてこないのでは?と将来の事を心配になることもあると思います。しかし最近の医療技術では傷跡に対して植毛することが可能になっています。

広範囲の場合はウィッグ等で対応するのが良いのですが、小さな範囲などは植毛することで元々生えていたかのようにすることができます。

プロピアのヘアコンタクトで隠す

小さな子どもなどが「かつら」や「ウィッグ」などに抵抗があると思います。そんなときに活用してほしいのが「ヘアコンタクト」になります。ヘアコンタクトは、人工的に毛を植え付けられた0.03mmの薄さのシートを頭皮などに貼り付けることで、簡単に隠すことができます。

それも肉眼では見分けが付かず、そのままお風呂やブラッシング等も可能な画期的なものになります。

プロピアのヘアコンタクトのメリット

・強く引っ張っても剥がれにくい

この製品の一番の特徴として、強力かつ安全な接着剤で頭皮に密着するため、強く引っ張っても剥がれにくいところにあります。時間が経てば経つほど頭皮に馴染んで見た目もより自然になっていきます。もし外したいときがあった場合、専用のスプレーをかけることで簡単に着脱が可能な点が良いです

・シャンプーやブラッシングなどしても問題がない

頭皮にしっかり密着しているため、シャンプーやブラッシング等をしても何の問題もありません。男性や女性でヘアスタイリングしたい場合も問題なく行え、カットして自分の好みの髪型にすることも可能です。

・密着していても通気性は抜群

かつらなどは、長時間利用しているとやはり少しムレたりするときがあります。しかしヘアコンタクトはシートに細かい空気の通り道が無数にあるため、とても通気性がよく頭皮にムレを感じることは少ないです。

プロピアのヘアコンタクトのデメリット

・かつらなどとは違い半永久には使えない。

だいたい数週間から1ヶ月ほどで交換が必要で、少し耐久性に脆い所があります。

・オーダーメイド商品は店頭で装着する

オーダーメイドで作ってもらうと、装着はお店で行う必要があります。ヘアコンタクトを取り扱っているお店がまだ少ないため、気軽には行けない。

・費用がかつらに比べて割高

ヘアコンタクトを維持するのには意外とコストがかかります。半永久的には使えないので、1ヶ月に何回か交換する必要があります。1ヶ月だいたい12万円ほどかかるので、ずっと使い続けるにはそれなりの資金力が必要になります。

しかしヘアコンタクトは、デメリットもありますが見た目を気にする思春期などにはいいかもしれません。長期的に使うのではなく短期的に使う目的として購入するのも手だと思います。

まとめ

脂腺母斑についていかがでしょうか。小さい頃に発症し適切に除去できれば、それほど怖い病気ではないのでお子さんの脂腺母斑について迷っている方は、小学校に上る前などに除去するなど、一度医師と相談しながら決めるといいでしょう。

関連記事として、

赤ちゃんの黄疸の原因を紹介!病気の場合はどんな症状?

赤ちゃんの中耳炎の症状とは?治療方法や対策について

赤ちゃんの痰が絡む!注意点や対処方法は?

これらを読んでおきましょう。

  

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする