邪魔なイボとおさらば!〜原因と治療方法について〜

小さい時はコンプレックスにもなるイボという存在。特に目立つ場所にあると気になってしょうがないですよね。取り除いても気がついたらまた同じところに出来てしまったりして癖になてしまったりします。

なかなか完治しないイボを抱えてしまいもう一生このままなのだろうか。なんてお悩みの方も多いと思います。イボの種類にもよりますが、治療することはもちろん可能です。イボが出来る原因を知って、治療方法を学びましょう。

イボが出来る原因

いぼ

そもそもイボが出来る原因を知らないという人も多いとおもいます。イボは明確な原因があって出来るものなので、まずはイボが出来る原因を知りましょう。

自分にできてしまっているイボがどのような原因で出来ているのか調べて置きましょう。自分で調べるのには限界がありますし、原因を誤って治療を行ってしまうと逆に治療が長引いてしまったり、逆に悪化させてしまうこともあります。その期間の薬剤費も過さんでしまいますので病院でしっかり検査してもらいましょう。

①ウイルス

ウイルス性疣贅と呼ばれるもので、イボの原因は大半がウイルスということをご存知ですか?「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスに感染することでイボが出来るケースがほとんどです。ヒト乳頭腫ウイルスには様々な種類があるため、イボの出来る大きさや場所が違ってくるのです。
普通の健康な状態であれば感染することはないのですが、傷を負っていたりすると、皮膚の一番底の部分である基底層という部分までウイルスが侵入してしまいイボをつくってしまうのです。ウイルスに感染された基底層の細胞は、細胞分裂を過剰に繰り返すことで他の細胞を押しのけて、表皮の部分まで細胞分裂を繰り返すので、イボとして現れてしまうのです。
そのため、傷を負いやすい手足にイボがある場合が多くなります。特に幼少期は傷を負っていても、知らずに様々なモノを触るためイボができやすいといえます。健康な状態の皮膚で触るとうつることはありませんが、傷を負った手で他人のイボを触るとごく稀ですが、うつることもありますので注意してください。

②老化

個人差はありますが、人は年がたつにつれてイボが出来てきます。これを「老人性イボ」といいます。主に皮脂腺が多くある、首周りや顔、背中などにできやすいとされています。黒い色の小さめなイボができるのが特徴で、皮膚の色と近いような場合もあります。触ると少しざわつきがあります。ウイルス性のイボとは違い人から人へとうつることはありません。
老人性イボはできたとしても小さいため、あまり気にならず放置している人もたくさんいます。普段の生活に邪魔にならないようなら取り除く必要もないかと思います。

③紫外線

首に小さいイボがポツポツできるイボ。これは紫外線を浴びることで20代の人でも多く発生する老人性イボの一種です。このタイプのイボは「アクロコルドン」と言われているものです。
紫外線を浴びることで表皮の部分でメラニン色素が分泌され、底皮層まで届くのを防いでくれます。このメラニン色素はターンオーバー機能によって体外に排出されるのですが、新陳代謝が悪かったり、多量の紫外線を浴びると全てを排出しきれず、少しづつ貯まっていきシミになります。これを老人性色素斑といい、これが膨らみイボとなってしまうというわけです。特に衣服で紫外線を防ぐことができない首周りにできやすいとされています。日差しの強い日に外出される際は日焼け止めを塗りましょう。

④肥満体質

普通の人と比べて肥満体質の人はイボができやすい傾向にあります。肥満体質の人は新陳代謝が良くないため、メラニン色素が体内に貯まりやすいといえます。さらに皮がたるんでいるため皮同士の摩擦が増えてしまい、皮膚に負担がかかることが多いのも原因になります。
またイボは柔らかい皮にできやすいのですが、肥満体質の人は脇周りなどの湿度が高くなりがちなので、脇にイボができることが多くあります。さらに偏食の人も多く血行不良を起こして老廃物を上手く排出できていないのも原因の一つと言えます。

イボの治療方法

治療

ではイボができてしまったときは、どのように対応すれば良いのか説明します。間違った対応はイボを悪化させる恐れもあるので正しい知識を持ちましょう。

①切らない

イボを自分ので切るという人もいますが、絶対にしてはいけません。病院に行って医者に切ってもらうのは構わないのですが、自分では切らないようにしましょう。自分で切ると血が出たり、他のところにイボができてしまう原因になってしまいます。さらに切った跡が残ってしまい一生消えない場合もあります。どうしても気になるときは医者に相談することを忘れないでください。

②塗り薬

病院行かずに塗り薬でも治療することができる場合があります。サリチル酸の成分が入った「イボコロリ」というイボ専用の治療薬があります。サリチル酸は皮膚の角質を柔らかくして溶かす作用があります。直接塗ることでイボの角質が溶けていき、新たな皮膚の細胞を作ろうとするためイボを除去することができます。一度塗っただけでは角質が溶けきれない可能性があるので、その際は数回試しましょう。

③はと麦茶を飲む

はと麦茶に含まれる「ヨクイニン」という成分が、イボの治療に適しています。ヨクイニンは、肌にとって良いとされる成分がたくさん含まれている他、皮膚の表面の余った水分や老廃粒を取り除いてくれる効果があるため、イボの治療に最適とされています。また新陳代謝を良くする効果や肌を美しくする効果も期待できます。即効性はありませんが、毎日取り込むことで、体の内側からイボを治療することができます。はと麦茶以外だとサプリメントからもヨクイニンは摂取でき、こちらの方がより高い効果を期待できます。ただしウイルス性のイボには、あまり効果を期待できません。老人性イボが気になる方はお試しください!

④レーザー治療

イボを治すためには病院へ行ってレーザー治療を受けるのも一つの手です。炭酸ガスレーザーを使ってイボを除去するのですが、局部麻酔をするためあまり痛みを感じずイボの後も残りにくいのが特長です。ただし保険が効かないため治療代が高くなってしまうのが難点ではあります。ウイルス性のイボと老人性イボどちらのイボにもレーザー治療は効果的です。

⑤液体窒素治療

病院ではレーザー治療の他に、液体窒素を使った治療方法もあります。文字通り液体窒素を布に染み込ませて、イボに直接当てることで皮膚の組織を壊してしまうという方法です。とても激しい痛みを感じるのが欠点ですが、レーザー治療と違って保険が適用されるので、痛みに我慢できる方は液体窒素治療を受けてみましょう。

イボの出来やすい場所

首痩せ

イボは皮膚であれば基本的にはどこにでも発生してしまう厄介なものですが、特にイボが発生しやすい場所が存在します。

どの部分にできやすいのか、また年齢や環境によってもできやすい場所というのが変わってきます。いぼが発生してしまう可能性が高いケースや状況なども一緒に見ていきましょう。

手にできやすい

いぼが特に発生しやすい場所は手になります。手の指や、手の甲、手のひらにも発生してしまいます。

手にいぼが発生しやすいのは、手は様々な物に触れる機会の最も多い場所だからです。基本的に肌の中で常に露出しているところは手になります。よって傷が発生しやすく、さらにウイルスなどによる感染も行われやすい傾向にあります。

紫外線の影響も常に受けてしまいますので、肌の老化も進みやすい皮膚でもあります。結果感染などのリスクが高まりいぼが発生しやすくなります。

また、いぼが出来てしまった手で色んな所に触れてしまうので、家族間などでのウイルス感染も発生しやすくなります。感染経路は接触感染で、感染者の皮膚に傷などが発生していてさらに免疫力が下がってしまっていればいぼが移ってしまう可能性は十分にあります。

水仕事などを頻繁に行う場合は難しいですが、いぼが治るまでは絆創膏やテーピングなどの処置を行っていぼの持っているウイルスを拡散しないように対処しましょう。

足にできやすい

次に発生しやすいのは足のいぼになります。足も同様に足の甲や足の裏や足の指などの部分にいぼが発生します。足に発生するイボの中でも足の裏に出来てしまう事が非常に多くなっています。

特に足の裏の皮膚は厚く硬くなっており治りにくいこともあります。液体窒素を使用する凍結療法や炭酸ガスレーザーで行う電気焼灼での治療法などの治療もありますが非常に完治が困難で痛みを伴います。また、患部には大きく瘢痕が残ってしまうケースもあります。

足の裏に出来た場合は足底疣贅(そくていゆうぜい)と呼ばれ、タイルのようにいぼが押しつぶされて陥没しているような状態になり、歩くたびに痛みを伴うことも少なくありません。

初期症状では角質のように見えて発見が遅れていしまう事も治療が行いにくくなる大きな原因でもあります。気づいたときにはかなり大きくなってしまっている事があり、長期的に治療を行っていくことになることが多いでしょう。

足の裏は傷つきやすいですし蒸れやすく菌やウイルスなどが繁殖しやすい点でもなるべく小まめに足の裏の掃除を行ったり、何か異常がないか確認するようにしましょう。

顔や首にできやすいいぼ

一般的な手や足にできやすいイボは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と言う種類のいぼになりますが、首や顔などに発生するイボは老化によるイボの可能性が非常に高いでしょう。老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)と呼ばれる種類のイボになります。

このイボは加齢とともに増加していくイボになります。手や足のイボに比べれば良性のイボで、糸状イボとも呼ばれます。細長く発生するのが特徴で取っても取っても再発生するのが特徴です。

皮膚の老化現象によって発生してしまうもので別名脂漏性角化症とも呼ばれます。顔や首以外にも手や足の皮膚以外であれば背中や胸などの皮膚にも発生します。

1mm〜2mm程の小さいものが沢山出来る傾向があり周囲の皮膚の色も黒や茶色に変色してしまうこともあり、非常に目立ちます。

このイボは基本的には良性のものですが、稀にメラノーマなどの悪性の皮膚症状なども混ざっている場合がありますので、もし短期間で急激に黒く色が変色し拡大しているものや皮膚の深部まで進行している症状を発見したら病院での検査を行いましょう。

老人性のイボは30代を超えたあたりから加齢とともに発生件数は増えてきます。皮膚の抗酸化作用や老化防止作用の効果があるビタミンEや亜鉛、またビタミンB、Cなどの栄養素をしっかり摂りイボの発生を予防していきましょう。

若い人にもイボは出来る

青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)と言う名前の付けられたイボの種類があります。このイボは老化により多発するようになる他の一般的なイボに比べて、20代の前後で発症が特に認められ、その後の年齢ではほとんど発症しなし稀なイボになります。

発症者は特に女性に多く認められます。顔にできやすいウィルス性のイボで1〜2週間ほどの期間で自然消滅してしまうことの多いものになりますが、たまに長期的にいぼが残ってしまったり、刺激によりいぼの成分が広範囲に広がってしまったケースもありますので注意が必要です。

顔にできるいぼは特に目立ちますし、悪化してしまうと大きなストレスになり、さらにいぼが広がりやすい状況が発生してしまいます。素人判断で治療を行うことは危険ですので、顔にいぼが発生した場合は早めに医者にかかるようにしましょう。皮膚科での治療が行なえますのでいぼに詳しい専門性の高い医者を探してかかるようにしましょう。

見た目をより重視する場合は美容皮膚科などの病院やクリニックを探してみてもいいでしょう。

まとめ

イボが出来る原因

  • ウイルス性いぼ
  • 老化によるもの
  • 紫外線によるもの
  • 肥満体質

イボの治療方法

  • 自分で切らないようにする
  • サリチル酸が含まれているクリームを塗る
  • はと麦茶からヨクイニンを摂取する
  • 病院でレーザー治療をする
  • 病院で液体窒素治療をする

以上が今回の記事のまとめになります。イボには種類があり、ウイルス性は自分で治すことも可能ですが、なかなか難しいものではあるので病院へ行くのが最適だと思われます。逆に老人性イボはクリームを塗ったり普段の食事からヨクイニンを摂取することで少しずつ改善することができます。どちらのイボも自分では切らないようにするのだけは忘れないでください。

予防法などもしっかり行いいぼの発生をあらかじめ予防していくことも大切です。

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