水アレルギーの原因や症状はどんなもの?似ている病気も紹介!

花粉症やハウスダストなど、現代には様々なアレルギーが存在しています。鼻炎や肌のかゆみなど非常につらいものですが、大変めずらしい水アレルギーという症状があります。人間の体の大部分を占め、必要不可欠である水分に対してアレルギーのような反応を示してしまう非常に大変な病気です。

水アレルギーがどのような症状かについて、また、水回りで何か皮膚に炎症が現れた際に疑われるべき他の疾病についてまとめました。

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水アレルギーとは

水滴

水アレルギーは水蕁麻疹とも呼ばれ、水の刺激による蕁麻疹が起きる症状を指しています。

世界で35例程度、二億人に1人程度という非常に珍しい疾病で、水に触れる事で皮膚が晴れ上がり炎症を起こしてしまいます。水がかかった場合15分程するとその部分に症状が出て、2時間程たつと治まります。2時間の間は痛みに耐えるしかなく、かきむしってしまうと傷や痣になってしまいます。また、ひどい場合にはショック症状を起こし死に至る可能性もあります。

起こる症状から便宜上アレルギーと呼ばれていますが、実際にはアレルギーではなく、皮膚が物理的な刺激を受けた場合に出る蕁麻疹です。そのため、体内に含まれる水分は影響しません。しかし、汗や涙、唾液などあらゆる水分が肌への刺激となってしまうため、日常生活に大きな支障をきたします。水に濡れない、雨に濡れないなどの対策が必要なため、レインコートや水を防ぐクリームなどでの対策が不可欠です。

当然、入浴はできないため短時間のシャワーのみで済ます事や、できるだけ汗をかかないようにする等の対策をする必要があります。

食事は基本的にはドライフードを摂取し、しぼったままの牛乳、100%のジュース等であれば多少採る事ができる場合もありますが、水に触れられないというのは非常につらい症状である事は想像に難くありません。

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水アレルギーが起こる原因とは

シャワーを浴びる人

水アレルギーは現在原因や治療法が全くわかっていない病気です。先天性、後天性どちらのパターンもあります。シャワーを浴びていて突然アナフィラキシーショックを受けて発症する、水を飲んでいたら蕁麻疹が出てその後水に触れられなくなったなどの例があり、なぜ起こるのかは分かっていません。

世界的に見ても非常に事例の少ない病気であるため、患者さんは少ない症例と照らし合わせながら生活を送るしかない状況ですが、原因の究明は日々行われています。

例えば後天性の水アレルギーは、水の中に含まれている塩素など、なんらかの化合物が引き金となり皮膚に物理的な刺激が加わっている説や、多量のペニシリン投与によりヒスタミン濃度が変化して起こるようになった説などがあります。色々と推測は行われているもののそのメカニズムは謎のままです。

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水アレルギーに似た症状

お風呂

前述の通り非常に珍しい水アレルギーですが、水アレルギーかも?と疑われる症状についてまとめました。

塩素アレルギー

お風呂やシャワー、プールに入った際に皮膚に炎症がおきる、湿疹が出るという症状がある場合、塩素に反応している場合があります。

水道水には腐敗を防ぐために塩素が含まれています。雑菌の繁殖をおさえ、品質を保つためには含まない訳にはいかず、もちろん体に害のないように量は調節されているものの塩素は体にとってあまり良くない物質です。さらに日本の水道水に含まれている塩素の量は世界的に見ても多いといわれており、アメリカの十倍にもなるという説もあります。

塩素によってタンパク質やビタミンCが破壊されてしまい、肌に炎症が起こります。また、アトピーを引き起こす原因にもなるといわれています。

塩素の影響を押さえるためには

・シャワーヘッドを塩素除去の働きのあるものに変える

・備長炭を水に入れる(お風呂なら入る1~2時間前に入れればよい)

・飲料水の場合は浄水器を付ける

・お風呂の場合は重曹、木酢液を入れる

等の対策が有効です。

寒冷アレルギー

冷たい水に触れると体がかゆくなったり蕁麻疹がでるという場合、寒冷アレルギーの可能性もあります。寒冷アレルギーは温度差が物理的刺激となり自律神経の働きが乱れて不調を引き起こす疾患です。鼻炎やかゆみ、重症の場合は呼吸困難が起きる場合もあります。外用薬、内服薬などで治療します。

寒冷アレルギーの対策としては、

・お風呂に入ったあとに湯冷めしないようしっかりと体を拭く

・お風呂から上がる前に手足に水を掛ける(手足が暖まっていると湯冷めしやすいため)

・暖かい飲み物を飲む

・カミツレやカモミールのクリームを使う(カミツレ、カモミールに対してアレルギーがないかは事前に確認する必要があります)

等の対策を行いましょう。

温熱アレルギー

前項とは逆に、暖かさが刺激となる症状です。お風呂上がりに蕁麻疹、かゆみがあり、かつコタツやストーブの近くでかゆみが出る場合はこちらの可能性があります。寒冷アレルギーとは逆の対策が必要となり、

・温風から遠ざかるように気をつける

・体温が上がると症状が出るので、首周りを冷やす

といった対策が必要となります。

寒冷アレルギーとの見分け方として、2つのビーカーにそれぞれ40度のお湯と5度の氷水を準備し、両手をそれぞれに浸して5分間待ってみるという方法があります。

コリン性蕁麻疹

コリン性蕁麻疹は、水アレルギー程ではないにせよ非常に珍しい症状です。発汗により1~3mm程度の発疹やかゆみが出る場合は、こちらの病気の可能性があります。

他と異なり交感神経の末端である汗腺から分泌されるアセチルコリンという物質が原因となっており、汗をかくと出やすい症状です。

・体を温めないようにする

・汗をかいたらすぐに拭く

・辛いもの、熱いもの等刺激の強い食べ物を避ける

・ストレスをためない

等の対策が必要です。一度しか発症しない人、何度も発症する人など体質によって症状の出方は様々ですが、必ず治る病気といわれているので医療機関で治してもらいましょう。

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予防対策

眠る

水アレルギーは非常に珍しい病気であるため、そのはっきりとした原因や予防策は現状ではわからないというのが正直な所です。

しかし、蕁麻疹全般について言える事として、

・生活リズムを整え、発症する確率を低くする

・疲労や睡眠不足を避ける

・暴飲暴食を避け、便通を整えて皮膚の代謝を促す

・ヒスタミンを多く含有した食品を避ける

・皮膚への圧迫を避ける

・紫外線を避ける

等の対策が挙げられています。

基本的な体調を整える事や、ストレスを溜めない事で蕁麻疹の発症を押さえる事ができるというのが一般的な見解と言えます。

ヒスタミンを多く含む食物は、チョコレートや豚肉、サバやいわし、蟹、海老、たけのこなどがあります。逆にヒスタミンを抑える食品としては苺、ブロッコリー、小松菜、レモン、緑茶などがあります。あまり気にし過ぎてストレスを溜めてしまっては本末転倒ですが、食べ物の偏りには気をつけるべきでしょう。

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まとめ

身近な存在である水にアレルギーが出てしまう病気が水アレルギーです。発症してしまうと日常生活に支障が出てしまい、大変な苦労を強いられてしまいます。

症例があまりに少ないため原因や予防をはっきりさせる事は現時点では難しいですが、基本的な生活習慣を整える事やストレスを溜めない事などが蕁麻疹やアレルギーの対策となるとされています。

また、お風呂などで起こる別の蕁麻疹の症状も多々あるので、何かおかしい事があったらすぐに医療機関を受診しましょう。

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