統合失調症の特徴を紹介!治療するために必要なことは?

統合失調症という病気をご存じですか?自分の考えがまとまりにくく幻聴や妄想が起こり日常生活に支障がでる病気です。早期発見、治療を行えば社会復帰は充分可能ですが「自分がおかしい」と認知することが困難になるのも1つの特徴で、放置してしまうと最悪自殺など結果を招きかねません。

約100人に1人がかかると言われている決して珍しくはない誰にでも起こりうる病気です。その特徴と家族が統合失調症になってしまったらどうすべきか一般的な治療方法をご紹介します。

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統合失調症の主な症状

統合失調症の主な症状

統合失調症には大きく分けて2つの特徴があります。

陽性症状

幻聴、幻覚、妄想など、主に前兆期~急性期に現れる症状で一般的に知られる統合失調症の代表的な症状です。

・誰かが自分の悪口を言っている

・脳内の思考がテレビを通じて全世界に流れてしまっている

・誰かに操られているなど現実ではありえない事を強く信じていたり、現実に無いものを見たり聞いたりしたと錯覚してしまう

といた症状が挙げられます。

家族がどんなに説得しても信じません。この統合失調症は病識の欠如も大きな特徴で、自分が病気であるという自覚がほとんどありません。そのため幻聴に従って行動してしまう場合もあります。

陰性症状

消耗期(休息期)に起こるともので、意欲や思考力が低下したり、疲れやすかったり、うつ病やひきこもりに似た症状が現れます。自分の感情をどのように表現したら良いかわからず、表情を無くしていくのも特徴です。

また、これらは相手の感情についても同様で、他人がどう思うかなどを考えることが難しく、人との関わりを拒絶したりします。

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統合失調症の経過

統合失調症の経過

統合失調症は一般的に前駆期、急性期、消耗期、回復期という4つの段階を経ます。

前駆期(数年単位)

病気の始まりの時期です。不眠や焦燥感があったり、なんとなくやる気がしないと自室に閉じこもりがちになったり、うつ病やひきこもりに似た症状が現れます。

10代という思春期に現れることが多いので別の病名を診断されてしまうことも多く、この時期の症状だけでの診断は難しいのですが、この時期に適切な治療を行えば予後は大変良く急性期への発症も防げます。

急性期(数週間単位)

数年間の前駆期を経て急性期へと移行していきます。

この急性期の症状は幻聴や妄想が激しく現れたり、独りで何かブツブツと話したり、支離滅裂な発言をして、家族や周りの人間を巻き込んだりします。日常生活に大きく支障が出るため入院治療が必要なこともあります。

消耗期(数週間~数か月単位)

急性期の激しい症状が治まりエネルギーが切れて空っぽになったような状態です。眠気が多かったり、身体がだるかったり、やる気が出なかったりします。

一見治ったかのように見えますが、まだまだ不安定なためちょっとしたことで急性期に逆戻りすることもあります。この時期は焦らず十分に休息を取ることが必要です。

回復期(数か月~数年単位)

徐々に無気力から脱出し病識を認知できるようになり、意欲を取り戻し何かに取り組みたいと思うようになってきます。

この時期のリハビリで適切な治療を行う事で、社会復帰が可能になっていきます。急性期や消耗期の症状が残る場合もありますので、根気よく焦らず治療していくことが大切です。

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統合失調症の原因と治療方法

統合失調症の原因と治療方法

統合失調症の発病原因はなんでしょう。発病してしまった場合はどのように治療していくのでしょうか。

発症原因はさまざま

統合失調症の正確な原因は不明です。さまざまな要因が組み合わさり発症すると言われていますが、現在もっとも有力とされている原因の1つはドーパミンやセトロニンという神経伝達物質の異常です。

このドーパミンやセロトニンが脳内の神経細胞内で過剰放出されたり不足したりすると症状が現れると考えられており、これらの異常に加えて遺伝的要因、ストレスへの脆弱性、環境など様々な悪条件が重なり発病します。

具体的な治療方法

統合失調症の主な治療は薬物療法です。中心となる症状を抑える「抗精神病薬」が多く使われ、幻聴や妄想などの陽性症状には薬物療法の効果が大変期待できます。これらは症状を抑えるためだけでなく再発防止にも大きく役立ちます。

また、病状によって抗精神病薬以外の薬も使用しますので、副作用などが現れたりもします。あまりにも辛い場合などは医師に相談しましょう。薬を飲み忘れたり、自己判断で中断してしまうなど薬物治療がうまく行かないと、社会復帰に時間がかかったり再発を繰り返したりします。

一方で陰性症状に対しては薬物療法が効きにくく、休息や心理社会療法が必要となります。社会復帰を目指すためには規則正しい生活を送ることもリハビリの1つとされています。自分が病気であるという自覚が無い場合が多いため、病識を意識させる援助し治療意識の向上をさせることも良いとされています。そのためにデイケアやグループホームなどを使用したりします。

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家族が統合失調症になったら

家族が統合失調症になったら

数年、あるいは一生付き合っていかなければならない統合失調症に家族がなってしまったらどうすれば良いのでしょうか。できることはなんでしょうか。

適度な距離感をもつ

統合失調症の治療は数年単位にも及ぶ長い期間が必要です。

幻覚や妄想の症状が激しい時期は家族をも巻き込み心身共に疲弊してしまうと思いますが、特に批判的、敵意のある発言は患者を苦しめ、再発のリスクを高めます。再発は繰り返すと重症化していく事が多く、社会復帰がどんどん困難になっていきますので、なるべく中立な立場を心がけることが大切です。受け入れられないと診療を中断したり、家族を自宅に閉じ込めるなどは絶対に避けるべきです。

全国には家族会と言われる精神に障がいのある方の家族が結成した団体があります。家族だけではどうにもならない場合に他人の力を借りることは悪いことではありません。精神保健福祉センター等で自分達に合った施設を探してみるもの1つの方法です。

家族会に参加してみよう

先にも述べたように、全国には統合失調症やうつ病や躁うつ病などの精神疾患の家族が集まり結成した家族会という団体があります。同じ悩みを共有したり、支えあったりする場所です。社会支援など統合失調症に必要な情報交換もしており、大変心強い存在かと思います。同じ境遇だからこそいえることも多いのではないでしょうか。

また、家族会は社会的運動を行っている所も多く、正しい病気の知識を広めようと講演会を開催したり、医療制度や福祉制度の改善や新たな発案などのために署名活動を行ったりもしています。

精神障害者保健福祉手帳の交付や障害者自立支援医療制度の利用

統合失調症は長期にわたり治療が必要な精神疾患です。その治療費も一体いつまでかかるのかと不安になることと思います。統合失調症と診断を受けたら精神障害者保健福祉手帳や障害者自立支援医療制度の申請をしてみましょう。

これによって、医療費が軽減されたり、税金や公共料金が控除・減免されたり、公共機関の割引を受けられたりします。また地域によって手当の支給があったり。公営住宅への優先入居も可能な場合もあります。

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まとめ

統合失調症まとめ

統合失調症は原因やメカニズムのわからない病気ですが、不治の病ではありません。正しい薬物治療とリハビリ、そして充分な休息を行えば、一般人と変わらない生活を送ることができます。長期治療が必要ですが焦りは禁物です。

不安は医師に相談したり家族会を利用して1人またはご家族だけで抱え込まず、ゆっくりと時間をかけて治していきましょう。

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