心臓の違和感の原因は?不整脈やストレスとの関係について

心臓は私達の生命に大きく関わる臓器であり、これが不調をきたすと生命の危機もありえます。そのため心臓に違和感があると、心筋梗塞や心臓病ではないかと心配になってしまいます。

心臓の病気には軽い前兆といえる様々なサインがあり、心臓の違和感もその一つである可能性があります。心臓の違和感があった時にどのような病気を疑うべきかや、改善、予防の方法についてまとめました。

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心臓とは

ハート

そもそも心臓は、思ったよりも中央にあります。左側にあるという話を多く聞いたような気がしますが、実際には二つの肺の間にあり、心臓自体のフォルムのせいでやや左によっているように見えているだけなのです。

心臓は筋肉できた器官で、拡張と収縮を繰り返す事で血液を体中に送り込んでいます。この拡張と収縮のタイミングは電気刺激によるもので、心臓内の経路に沿って調節された速度で刺激が送られて心臓を動かしています。電気刺激が非常に高度に調節されているために心臓は非常に規則正しく収縮する事ができます。

これらの流れのどこかでおきた異常が心臓の違和感として感じられているのです。

心臓は止める事ができないため、長年外科治療が難しいとされてきましたが、近年では人工心肺装置の開発や移植の技術も向上したため、心臓病の治療は大きく発展しました。しかし、やはりなによりも重要な臓器である事には変わりなく、今でも治療の難しい病気です。

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初期症状として心臓に違和感が出る病気

心電図

心臓の違和感は、様々な病気の初期症状である可能性があります。

心臓以外が原因のもの

違和感が心臓の以上に由来していない場合があります。

◆自律神経失調症

精神的なストレスや環境のストレスにより発症する病気です。交感神経が活発になり興奮状態が続くと心臓が必要以上に働き、心臓に負担が掛かり、症状として心臓の違和感を示す事があります。

自律神経による心臓の違和感の特徴は、

  • どきどき感
  • 焦燥感

です。

また、自律神経失調症の症状の一つに心臓神経症と呼ばれるものがあります。心臓には病気がないにも関わらず、心臓の以上が起こるもので、

  • 動悸や息切れ
  • ちくちくした痛み

が特徴です。運動している時よりも安静時に痛みが現れる傾向があり、手で押さえたり、さすると痛みが和らぐ症状が特徴です。

心臓が原因のもの

◆不整脈・心房細動

不整脈は病名というよりは起こっている状況を指しており、電気信号の乱れによって脈がゆっくり打つ・速く打つ・不規則に打つものを指しています。脈拍が50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈と呼びます。

  • 心臓がバクバクするなど、一瞬の胸騒ぎを感じた
  • 脈がとんだような感覚
  • 数十秒間胸がドキドキし、すぐ止まった

といった特徴があります。

多くの場合(走った場合や精神的に興奮した場合に起こる脈の早まりなど)は無害ですが、意識消失や失神を伴う場合や突然動悸が始まる場合などは心臓にダメージがある可能性があり、注意が必要です。不整脈については、不整脈の原因とは?症状や治療方法も合わせて紹介!のを読んでおきましょう。

心房細動は不整脈の一種で、脈がバラバラになり一分間に150~200回以上の非常に早い状態になるため強い動悸が感じられます。心房細動が直接の死因になる事はありませんが、心房細動の起きた状態が長引くと血栓が出来やすくなり、脳などに血栓が飛んでしまうので注意すべき症状です。

◆狭心症

狭心症は血管が狭くなる事によって心筋に充分な酸素や血液が届かなくなり、胸の痛みや圧迫感を感じる病気です。糖尿病や高脂血症、動脈硬化などを原因としている場合があります。

狭窄が起こっている場所や状態によっては心筋梗塞へ進展する可能性があるため、早めの対策が不可欠な病気です。狭心症のうちに治療ができれば突然死の原因となる心筋梗塞を回避できるので、早めに気が付きたい病気です。

  • 胸が押される、締め付けられるような違和感がある
  • 数分〜30分位の不調を感じる
  • 強いストレスがあった日に起こりやすい

等の特徴があり、背中の痛みや喉の痛み、左肩のしびれが同時に起こる事があります。

◆心筋梗塞

心臓の違和感を感じた時に一番怖いのは心筋梗塞かと思います。心筋梗塞は心臓の血管が血栓で詰まってしまい起こるもので、血液が届かなくなると心筋が壊死してしまうため素早い治療をしないと死に至る場合があります。

発症すると3割が死亡するとも言われる恐ろしい病気です。心筋梗塞の前兆で起こる心臓の違和感の特徴としては、

  • 胸、みぞおちを突然圧迫するような痛みがある
  • 心臓にもやもや感、ざわざわした感じ(痛い程ではない感覚)がある

というものがあります。また、左肩、背中の痛みや左手小指の痛み、歯の痛みが同時に起こる事もあります。

ストレスが多い人や高血圧の人だと心筋梗塞を起こしやすく、糖尿病のある人は痛みに気が付かないため早期発見が遅れがちであるという問題点があります。心筋梗塞については、心筋梗塞の前兆は?症状を知って適切な処置を!を参考にしてください。

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心臓の違和感が気になったらどうすればよいか

寝てる子

横になると心臓に一気に血が戻るため、苦しさや違和感が起こる場合があります。横になって違和感を感じた場合は上半身を少し起こして休むようにしましょう。

また、めまいや失神を起こすようになっている場合、症状が重くなっている事が考えられます。このような場合は早めに医療機関で診察を受けましょう。

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心臓を健康に保つには

心電図と手

心臓に違和感を感じる場合、交感神経が活発になりすぎている事が原因である場合があります。これを抑えるためには副交感神経を優位にする方法をとる事が有効です。

また、心臓の病気は不健康な生活習慣を原因として起こっている事があります。特に狭心症、心筋梗塞は心臓の血管の障害により起こるもので、血管がもろくなったり硬くなったりする事をそもそもの発端としている事が多いのです。

心臓の病気を予防するためのポイントをまとめました。

肥満を防ぐ

肥満は生活習慣だけでなく心臓病の危険因子となります。バランスよく食事を採り、適正体重を意識するようにしましょう。

脂肪、塩分、糖分の取り過ぎを防ぐ

身体の中で中性脂肪に変化する脂質や糖分は、血液の中に蓄積されて心臓に負担を掛ける事になります。味付けの濃いものを避けるようにする事と、これらの成分を多く含む外食はほどほどに控えるようにする事が大切です。

血管を丈夫にする

動脈硬化を予防するためには、血中のコレステロールの酸化を防ぐ事が大切です。

おすすめの食材は

  • あじ・さば・さんまなどの青魚
  • いか、貝類
  • にんにく・玉ねぎ・トマト・カリフラワー・チコリ
  • 大豆

などです。バランスの良い食事を心がけながら積極的に採るようにしましょう。

血をさらさらにする

血管を丈夫にする事に加え、流れる血液がさらさらである事も心臓の健康のポイントです。

  • ごま
  • きのこ
  • 魚類

など、血液中のコレステロール値を下げる食材、コレステロールを排出する食材を採ると効果的です。

食物繊維を採る

余分な脂質、塩分、糖分、コレステロールの排出を促すためには、食物繊維が必要です。一日に30g程度の食物繊維を取る事が奨励されています。

30gの食物繊維は、生野菜だと両手に山盛り一杯分くらいとされていますが、きのこや海草にも含まれているので組み合わせてとっても構いません。

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まとめ

心臓の違和感は様々な病気のサインとして起こります。必ずしも心臓の病気から来ているとは限りませんが、心臓に原因がある場合は早めに対策を練らないと心筋梗塞などの大きな病気につながる場合があります。

生活習慣が乱れがちでストレスも多い現代では、若くして心筋梗塞を発症する方も多いため、若いからといって油断はできません。普段から規則正しい生活や食事を心がけ、おかしいなと思ったら循環器内科で診察を受けましょう。

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