そば湯を飲むことで得られる成分や効能とは?3つの飲み方も知っておこう!

関西はうどん文化が盛んですが、関東ではそばが昔からよく食べられています。その蕎麦に大体ついてくるそば湯。食文化の違いで関西や九州などの西日本の方々にはあまり見慣れない習慣だそうです。

ただのそばを茹でたあとの茹で汁と思っている方は多いのではないでしょうか?間違ってはいませんが、そば湯は実はもっと重要で粋な存在だったということを皆さんにお伝えします。

そば湯の効能や飲み方などについて紹介していきます。

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そもそもそば湯とは?

そば

お店でざるそばやせいろそばなどの冷たいそばを注文すると一緒に必ず出てくるそば湯。白く濁っていて、少しとろみがある液体です。よく赤い桶に入って出てくることが多いのではないでしょうか?

もしかしたら関西の方はまだ見たこともなく、その存在を知らないなんてこともあるくらい、東と西ではそばの文化が違います。そば文化の関東では親しみの深いそば湯。そのそば湯の各店舗ごとの違いやそば湯のルーツなどを紹介していきます。

お店によって異なるそば湯の作りかた

そば湯はお店によって出し方が異なます。そばを茹でたそば釜から茹で汁をそのまますくって出したり、その風味をより楽しんでもらうためにお湯にそば粉を適量溶かしたものを提供したりとそれぞれに特徴があります。

もともとはそば茹でられた釜から茹で汁を取ったものをそば湯として出したのが始まりだと言われています。

長野発祥の文化

今では関東では当たり前の食習慣として親しまれているそば湯ですが、その始まりは江戸時代の信州、今で言う長野県が発祥の地だったようです。そばの名産地として有名だった信州では、そば湯が胃腸の調子を整える効能があるとして、風習として飲まれ続けていたそうです。

その頃の江戸ではそばを食べる文化はありましたが、そば湯は飲んでいませんでした。いつか、江戸から信州に旅をしていた人が胃腸に良いと言う話を聞き、その文化が江戸へ伝わったといいます。

その文化が今まで受け継がれてきて、ようやくTVなどでも紹介され関西にも伝わっているということでしょう。関東の人間からすると、西日本の人がそば湯を知らないというのは驚きのようです。

そば湯の入れ物

そば湯が入れられてある赤い容器、皆さんは御存知でしょうか?そば湯を入れるものとして特別に作られたあの容器の名前を関東の人もご存じないのではないでしょうか?

急須に似ているためそのように呼んでしまいそうですが、あれは湯桶(ゆとう)と言います。お店で急須といって恥をかかないように覚えておきましょう。

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そば湯の飲み方

飲む

そば湯を初めて出されたときどのようにして飲むのかわからなかったひとはいるのではないでしょうか?普段からそばをあまり食べない方やカップ麺やコンビニ弁当でしかそばを食さないひとなんかは無縁の存在ですよね。

そば湯の正しい飲み方を知って、より美味しくそばを食べ、そば通のみちを歩みましょう。

そば湯の3通りの飲み方を紹介していきます。

そのまま飲む

湯呑みやそば猪口をもらい、そのまま飲む方法です。冷たいそばをすすった後のお腹をあたたかいそば湯が身体の内部から温めてくれます。

そば屋によって提供方法が異なり、そば専門店や高級店などだと、そば粉を多めに溶かした、より濃いとろとろっとしたそば湯が提供されます。それだけでもそば特有のそば風味が強く楽しめるので、足を運んだ際は是非ストレートで飲むことをおすすめします。

つゆに割って飲む

恐らく、この飲み方が最もおおく見られる飲み方ではないでしょうか。基本的にそばつゆで割ってのむ方法を想定しているため蕎麦屋では、そば湯用の器は提供されたお盆には用意されていないことが多いです。

そばを食べた後の残ったつゆにそば湯を入れて、余った薬味なども入れて飲みます。つゆが余ってもったいないこともなくお好みの濃度にして飲むことができます。塩分を多少多く摂取することになるので、高血圧で塩分を気になさる方はストレートで飲む方法をおすすめします。

お酒に割って飲む

以外に思うかもしれませんが、関東ではお酒に割って飲む方法も有名です。芋焼酎や麦焼酎を蕎麦湯で割って温かく飲みます。そば焼酎があるくらいですからそば湯との相性は抜群です。

栄養も豊富ですし、寒い冬にはおすすめです。

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そば湯を飲んで得られる効果

走る

そばは非常に栄養効果の高い食品です。そのそばの栄養成分が余すことなく溶け出しているのがそば湯。日本食として18世紀から親しまれ、現代まで飲まれ続けている理由は何なのか。それを飲むことで一体どんな効果が得られるのか?

実際の経験談や成分研究の成果からそば湯を飲むことによって得られるメリットを紹介していきます。

ダイエット効果

そばとそば湯には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。さらにそばの実に含まれているビタミンB2は脂肪や糖質の燃焼を促進させる効果があるため、ダイエットに最適です。しかもビタミンB群の中に含まれているコリンという物質は肝臓内に脂肪成分が溜まるのを防ぐ働きがあり、内蔵肥満のかたにもおすすめの食材です。

またそば自体のカロリーも低く、小麦をたくさん使用する他の麺類やお米に比べて大変ヘルシーです。

そばを食べるつゆに含まれているカツオの出汁には満腹効果を情動を抑える効果があり、食欲を抑える働きもしてくれ、さらにカツオと同時に食事を行うことによって胃に長く食料が残り腹持ちが良くなったという研究結果が出ています。様々なレシピと一緒にこれらを摂取しましょう。

美容効果

そばに含まれるビタミンB1には疲労回復効果、ビタミンB2には肌や髪、粘膜などの調子を正常にしてくれる働きがあるため美容にも効果があります。

またビタミンB群だけでなく、ビタミンEも含まれていて、これには抗酸化作用があり老化の防止の材料となり効果につながります。さらにナイアシンには血行の改善や肌の新陳代謝を高める効果もあります。

また韃靼そばに限っては、普通のそばにはあまり含まれていないシスウンベル酸という栄養価が含まれており、これがメラニン色素になるチロシナーゼ酵素の働きを阻害する働きがある。という研究結果からシミやそばかすの予防にもなり、美白肌効果が期待できます。

二日酔いに効く

ナイアシンは血行や肌の代謝を良くする他、脳細胞に直接働きかける効果もあります。同じくコリンにも脳細胞に働きかける効果があり、この2つが頭痛の原因であるアセトアルデヒドの分解を助けるため二日酔いに効果があります。

高血圧の予防

そばは生活習慣病予防に有効です。そばに含まれるルチンやコリン、カテキンといった成分が有効に働きかけてくれます。中でも高血圧予防効果にはルチンが有効です。この成分には、血液をサラサラにしたり、血圧を抑える効果があります。

またコリンにも血圧を抑える効果がある他、肝硬変を予防したり、記憶力を高める効果もあります。ポリフェノールも含まれていてこれには脳細胞が死滅するのを防止する働きがあるため、アルツハイマーや認知症の予防にもなるといえるでしょう。

ガンの予防

そばにはビタミンB1やビタミンB2、ビタミンEの他にたんぱく質、カリウム、鉄など様々な成分が含まれていて栄養豊富です。この豊富な栄養が体調を整えてくれるため、生活習慣病の予防に最適だと言われている理由です。

中でもルチンは、穀類の中ではそばに最も多く含まれている栄養素で、体中の毛細血管を
健康にし、高血圧や動脈硬化や脳内出血などの予防に非常に効果があります。

ルチンはビタミンP群に含まれ、主にビタミンCと一緒に体内で活動します。ビタミンCの吸収を助ける効果もあるため効果的にビタミンを体内に吸収することができます。

また、パントテン酸と呼ばれる成分がガンの予防に有効に働きかけてくれます。

便秘の改善

そばには便秘解消効果が期待できます。そばには一玉につきおよそ4g~6gの食物繊維が含まれています。この食物繊維は水溶性なため、水に溶けやすい性質があります。その為、そば湯によってそれが摂取できるのはうれしいですね。一日20gほどの食物摂取が体調ガンの予防になるとも言われており、便秘にも大腸の健康を助けてくれます。

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そば湯の成分

フラスコ

栄養面でもそば湯にはそばから溶け出したたくさんの成分が含まれています。ビタミンや食物繊維は水溶性のものが多いため、そばゆも最後にきちんと飲むことによってそばの栄養素を余すことなく摂取しましょう。

また一緒につゆの栄養素も取れるので一石二鳥ですね。

ここでは蕎麦湯に溶け出している栄養分についてその中からいくつか紹介します。

デンプン

そば粉と小麦粉の栄養の主成分となるのがこのデンプンです。この中には、カリウムやリン、カルシウムなどが含まれており、栄養が豊富です。とうもろこしや米、タピオカなどにデンプンは多く含まれています。かなり一般的な栄養分で、近年の食生活ではデンプンが不足することはなくなっています。

むしろ近年では米や麺などの過剰摂取のほうが危惧されているので、そこは注意しましょう。

ビタミンB群

そばには主にビタミンB1、B2が多く含まれます。ビタミンB群には疲労回復や肌の調子を良くしたり、粘膜を正常に分泌させる効果があります。また、ビタミンB群は人間の身体を動かす大事なエネルギーを作る役割を担っていて体作りには欠かせない栄養素です。

ビタミンB群は一つではうまく体内で機能しません。いくつかの束になって身体の中で機能しています。なので偏ることなくバランスの良い摂取を心がけましょう。

レバーやうなぎ、納豆やカツオなどにも多く含まれています。

アミノ酸

私たちはアミノ酸を体内で生成する分だけでは、正常に臓器を活動させることはできません。そのため必須アミノ酸と言って、食事によってアミノ酸を摂取する必要があります。

そばに含まれるアミノ酸はリジンとトリプトファンの2つです。ほかにも、ロイシン、バリン、スレオニン、フェニルアラニン、メチオニン、イソロイシン、ヒスチジンなどがあります。

これらが含まれている食材をバランス良く摂って健康を維持しましょう。

ナイアシン

ナイアシンは水溶性のビタミンのため、その栄養分がそばからそば湯に溶け出しています。

ナイアシンは脂質の代謝を促進させ、多くの酵素反応を助け、アルコール分解作用もありと体内でたくさんの仕事をしてくれる成分です。

また、抗酸化作用があり肌の老化を防いでくれます。さらに、肌にとって重要なコラーゲンの合成を助ける働きもあるため、ナイアシンは美容にいい成分であるといえます。

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そば湯のカロリー

カロリー

ここまでで、そばの栄養効能について紹介してきました。そばが美容と健康に大きな成果を上げてくれることがわかりましたね。またダイエットにもいいとされているそば。

次はそばやそば湯に含まれるカロリーって一体どれくらいなのか?その数値をしょうかいしていきます。

そばとそば湯のカロリー

茹でられたそばのカロリーは100gあたりおよそ132カロリーです。そば一皿がだいたい250〜300gなのでおよそ350カロリーほどとなりますね。大変ヘルシーです。ちなみにうどんはいくつかというと、100gあたりおよそ270カロリーなのでカロリーは1/2ということになりますね。

そば湯は仮にそばの成分が10%溶け出してと仮定すると、カロリーは13カロリーになります。大変低カロリーでダイエットにはもってこいですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?様々な分野でそば湯が有効であるということ、体にいいそば湯の効能について理解していただけたでしょうか?

そば湯は古来から飲まれていたというだけあって、それだけ美味しく、また我々の身体を良くする働きがあったということですね。

家でもそば粉を買って飲んでみるのもいいかもしれませんね。初めての人も通の人も、そば湯を飲んで健康になってください。

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