カプサイシンの効果とは?成分や上手く取り入れる方法を紹介!

カプサイシンという言葉を聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。これは辛味成分の一種で唐辛子なんかに含まれています。舌がヒリヒリするのはこのせいなのですね。

カプサイシンは身近な成分である一方、体に様々な効果・効能をもたらすことがあります。では、このカプサイシンがもたらす体への影響や副作用といったことについてみていくことにしましょう。

カプサイシンとはどんな成分?

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カプサイシンは冒頭でも述べたように辛味成分の一種です。唐辛子などを食べると辛いと感じますが、カプサイシンの作用によるものです。この辛味が好きという人も多いでしょう。

カプサイシンという物質は感覚神経に刺激を伝える成分で、食べた時に感じる辛みは味ではなく、痛覚に作用するものです。つまり、刺激成分でもあり、神経が実際に痛みを感じているのですね。

激辛の食べ物を食べると舌や口がヒリヒリするというのは本当に痛みを感じ、細胞が傷ついているとも考えられます。痛みは重要な感覚ですが、こういった作用もあるのです。

これは神経にある受容体「TRPV1」に作用することで起こります。受容体のことをイオンチャネルともいいます。カプサイシンはこのイオンチャネルに刺激をあたえることがわかっています。

その独特の辛味から料理のスパイスとして使用されることが多いですよね。身近なものであれば麻婆豆腐なんかにトウガラシは入ってします。中華料理では欠かせない食材です。では、カプサイシンは具体的にどのような効果があるのでしょうか。

カプサイシンの効果とは

カプサイシンを摂取すると、大なり小なり体に作用を及ぼすことがあります。それは人によって良いこともあれば悪いこともあるので注意が必要です。具体的には次の作用があります。

発汗作用

カプサイシンを摂取、つまり辛いものを食べると汗をかくという人も多いでしょう。これもカプサイシンの働きの1つです。これには次のような理由があります。

カプサイシンを摂取するとアドレナリンというホルモンの分泌が促されます。アドレナリンは体が興奮や緊張状態になったときに分泌される成分で、血管拡張作用があります。

発汗作用はアドレナリンの分泌・活性化によって血液量が増え、体が火照っていることが原因と考えられます。辛いものを食べると体が熱く、汗をかくのにはこういった理由があったのです。

冷え性の改善

血行が良くなると体に血液が循環するようになります。そのため、体温が上昇しやすくなり、冷え性改善に効果があります。冬場に靴下を何枚も重ねてしまうという人はオススメの食材といえるでしょう。

体が冷えてしまうと外敵に対する免疫力が下がります。風邪をひきやすくなるなど、体調を崩しやすくなってしまうのですね。唐辛子を食べることもそうですが、なるべく体を温めて過ごすことは体調管理においてとても重要です。

食欲増進作用

唐辛子を食べると口の中がヒリヒリしますよね。口内に刺激を受けると唾液の分泌が促進されます。これによって食欲増進効果があります。また、口内だけではなく胃腸も刺激されるので、より食べ物が食べられるようになります。

ただ、いくら食欲が湧いたからといって、食べ過ぎには注意したいもの。体の量に合わない食事量は、体に負担をかけ、体調不良の原因になるのでほどほどにしてくださいね。

発毛・育毛効果

カプサイシンの意外な効果として発毛・育毛の効果があります。カプサイシンが頭皮の発毛因子を刺激し、発毛が促進されるというのです。年齢を重ね、頭皮に一抹の不安がある人は意識して食べてみるといいかもしれませんね。

アドレナリンの分泌機序

余談ですが、カプサイシンを摂取するとどのようにしてアドレナリンが分泌されるのかについてお話しします。唐辛子を摂取すると含まれているカプサイシンは胃腸で吸収されます。その後、血流にのって末梢神経を刺激。その信号が脳へ送られます。

そして、中枢神経を介して副腎髄質というところに信号が伝わり、アドレナリンが分泌されます。副腎髄質は腎臓の上部にあり副腎の一部で、体に必要なホルモンを分泌する臓器です。

カプサイシンと本当の効果とは

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カプサイシンを摂取すると体がほてり、汗がでてきます。血行が良くなり、なんだか体の調子が良くなったようにも思えます。

しかし、一方で期待した効果がそれほどでてこないケースもあります。具体的には以下のことがあげられます。

カプサイシンとダイエット効果

辛いものを食べると汗をかく、という理由からカプサイシンには体脂肪を燃やしダイエット効果があるといわれています。しかし、この事実に関しては信憑性が低いというのがあらゆる方面での研究結果のようです。

事実、食と栄養に関して研究している国立健康・栄養研究所の記載によると、カプサイシンの摂取によって脂肪の燃焼の効果が認められた文献・該当文書は見当たらないとしています。

汗をかくから痩せるというのは、単に体の水分量が抜けて、一時的に体重が減ったためで、喉が渇いて水を飲んでしまえば体重は元どおりになってしまうでしょう。

このため、ダイエット効果を期待して唐辛子を食べるというのは、あまり意味のないことだと思います。脂肪の燃焼効果に関しては期待しないほうがいいでしょう。

カプサイシンと代謝向上効果

代謝とは日々の体の活動エネルギー消費量のことです。内臓を動かしたり、筋肉を収縮させたり。こういった何をしなくても消費されるエネルギーのことをいいます。

カプサイシンを摂取することでこのような代謝が向上するといわれていますが、これに関しても懐疑的な部分があります。これも健康・栄養研究所の記載にあるように、研究結果が見つからないとされています。

確かにカプサイシンを食べると体がほてり、血行が良くなります。だからといって、継続的に代謝が向上するとは考えにくいでしょう。カプサイシンを食べた後に有酸素運動をすれば代謝が上がるという主張もありますが、これも同様です。

カプサイシンと美容効果

カプサイシンは美容効果に関しても良いと主張されることがあります。しかし、美容というのは細胞に栄養を運べるかどうかが鍵になってきます。また、細胞の老化は活性酸素によって起こりますから、体を酸化させる食材を取らないことが1つのポイントです。

血行が促進されることは確かに良いのですが、肝心の食生活に関して問題があるようであれば意味がありませんよね。唐辛子だけを食べるだけで、美容効果があがると決めてしまうのは難しいでしょう。

唐辛子に美容効果を期待するのではなく、健康的な食生活を心がけたり、紫外線になるべく語らないようにするなど、美容のためにできることは他にもたくさんあると思いますよ。

カプサイシンと便秘解消効果

便秘は腸管に長期間、便が止まり、水分が吸収され硬くなってしまう状態です。硬くなった便は押し出すのも力が入り、余計に便秘になってしまうことがあります。

カプサイシンは腸管を刺激し、便秘を解消すると紹介されることがあります。しかし、これも同様にそのような効果を示した具体的な文献や研究データがないのが実情です。

食べてみて体に合うかを考える

唐辛子の様々な効果を期待して食べてみたとしても、その効果が実際に現れるかどうかは個人差があります。汗を大量にかく人もいますが、一滴もかかない人もいますよね。どんな食材でも個人個人、作用が異なるものです。

唐辛子を食べてみたけど、期待したほど効果が現れなかったのであれば、それは体に合っていなかったのでしょう。過度に期待しすぎてしまうのも注意が必要かもしれませんね。

また、カプサイシンを過剰摂取してしまうと、かえって体に悪いことがあります。特に消化器官の負担は大きくなるので注意したいものです。その摂取量や付き合い方には十分用心しましょう。

唐辛子の意外な危険性

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唐辛子を食べると舌がヒリヒリするように、食べ過ぎてしまうと体に悪い影響を与えることがあります。ちょっとした料理に使うのはいいですが、様々な効果を期待して食べ過ぎてしまうのは考えものなのです。

では、具体的にどのような危険性があるのかみていきましょう。

胃腸炎

カプサイシンの過剰な摂取によって、胃腸炎を起こしてしまう可能性があるようです。特にカプサイシンのサプリメントという高濃度の状態で摂取してしまうとリスクが高くなります。薬にも同様の注意が必要でしょう。

一般的にカプサイシン1mgの量は鷹の爪2本に相当するといわれています。料理でこの量を使うのは丁度良いぐらいですよね。しかし、サプリメントではカプサイシンのみを抽出しており、その分量が不明な部分があります。

仮にカプサイシン100mgであれば鷹のツメが200本と同じ量になりますから、胃や腸が弱い人にはかなりの負担となるかもしれません。サプリを使うことは止めませんが、体調が悪くなるようでしたら使用を中止し、必要があれば治療を受けたほうがいいかもしれませんね。

また、微量であっても継続的に使用し続けるのも胃腸に負担をかけます。どのぐらいの期間続けたら異変が起こるかというのは具体的にわかっていないようですが、安全性を確保するために大量で継続的な摂取は控えたほうがいいでしょう。

皮膚炎

こちらは母乳で乳幼児を育てているお母さんが注意すべきことです。お母さんが食べたものは母乳を通して、乳幼児の栄養となります。このとき、お母さんがカプサイシンを摂取すると、乳幼児に皮膚炎が発症することがあります。

お母さんの母乳は乳幼児の健康を左右する重要なものです。辛いものが好きだとしても、刺激性の高い食品であるには変わりはないので、なるべく摂取を控えるほうが無難でしょう。

肝臓や腎臓に悪影響を及ぼすことも…

継続的で高濃度のカプサイシンの摂取は肝臓や腎臓に悪影響を及ぼすという研究結果もあるようです。

どちらも体にとって重要な器官ですから、病気にならないようにしたいものです。

カプサイシンとの付き合い方

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辛み成分であるカプサイシンは摂取すぎると体に悪影響を与えることがあります。先に述べたように人によっては胃腸を悪くしてしまうことがありますから注意が必要でしょう。

では、カプサイシンの効果を理解したところで、どのように付き合っていくのが良いのでしょうか。体に負担がかからず、料理を楽しむという視点でみていくことにしましょう。

まず、ダイエット効果は期待しない

血行促進効果があり、全身の血液の巡りが良くなるカプサイシン。ただ、それだけではダイエット効果を期待するのは難しいです。体がポカポカとはしますが、それは一時的なものだからです。普段から糖質や中性脂肪がたまりやすい脂肪食を食べている人がダイエット効果を期待して食べても、あまり効果が実感できないでしょう。

また、単に汗が出てその分だけ痩せることができますが、一方で食欲増進作用によってより多くの食べ物を食べてしまうなんてことがありますから、ダイエットには向かない食材といえるかもしれませんね。脂肪が分解されることもありませんのでダイエットに大きな効果は期待できないでしょう。

一時的な効果ではなく、継続的に食べれば良いといわれるかもしれませんが、それではやはり胃腸に負担がかかってしまうでしょう。そうであれば、湯船に浸かって血液循環を良くしたほうがいいでしょう。

体の中から健康にすることは大切ですが、悪影響があるのであれば意味がありませんよね。ダイエットを期待して、大量に毎日食べる。そういったことは避けたほうがいいでしょう。

あくまで適量を食べる

唐辛子が含まれている料理というのは、ふとしたときに食べたくなるものです。寒い日やガツンと料理を食べたい時、なんだか辛いもんを食べたくなります。

そういった適量であれば唐辛子・カプサイシンは全く体に悪い影響を与えません。あくまで調味料の1つとして楽しむのがカプサイシンとの付き合い方なのでしょう。

毎日食べることもなるべく控える

ダイエット効果云々ではなく、ただ単に辛いものが好き。そういう人もいるでしょう。外食をすると目の前にある一味をかけて食べる。辛党の人もいるかと思います。

こういったケースでも食べ過ぎには注意が必要です。やはり胃腸に負担をかけていることには変わりはありませんので、毎日は控えたほうがいいでしょう。何日か開けて食べるというのが胃に優しい付き合い方なのです。

ダイエットをするのであれば…

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唐辛子・カプサイシンのダイエット効果を期待したものの、思ったより効果がでなかったとき、それはダイエットに対して根本的に認識が間違っているのかもしれません。

血行が良くなる。発汗作用がある。脂肪燃焼効果がある。だから痩せることができる。しかし、ダイエットでは消費カロリーも大事ですが、摂取カロリーを抑えることが大事です。

摂取カロリーは普段食べているものに他なりません。無意識に食べてしまっている間食。特にお菓子や菓子パン。高カロリーで低栄養の食べ物は太る要因になります。

唐辛子を食べて血行を良くしても、摂取カロリーが多ければ意味がありませんよね。ですから、ダイエットをするのであれば、まずは摂取カロリーを減らすようにしてみてください。生活習慣病の予防にもつながるでしょう。

摂取カロリーを抑える方法

余談の話になりますが、摂取カロリーを抑えるポイントはいくつかあります。

小さな習慣の改善ですが、これを実行していくことでカロリーを抑えることができるので参考にしてみてください。

目の前に食べ物を置かない

家の中にすぐに食べられるものを置かない。これは意外と大事なカロリーカット法です。ついつい食べてしまうのは、すぐに食べられるものがあるから。だったら、そういった食べ物をそもそも家に置かなければいいのです。

スーパーにいってついつい買ってしまうパン、冷凍食品、お菓子などが具体的にあげられるでしょうか。これら食品が台所の戸棚にこういったものがしまってあるというのであれば、それ以降買わないようにしてください。

ジュースは飲まない

糖質を大量に含むジュースはダイエットの大敵です。それも液状なので、吸収が早く、素早く血糖値を上げてしまうという性質があります。健康に悪い飲み物といえるでしょう。

ダイエット中であれば、ジュースは控え、水かお茶を飲むようにしてください。これらはもちろん糖質が0。カロリーもないので、飲んでも太ることはありません。

まとめ

唐辛子に含まれるカプサイシンはとても身近な成分です。食べると汗をかき、食欲が進むという人も多くいるかもしれませんよね。辛い食べ物は美味しいものです。

一方でカプサイシンの効果に期待しすぎるというのは、少々難しい部分があるというお話をしました。特にダイエットをしたいというのではれば、別のアプローチからすることが望ましいでしょう。

カプサイシンはあくまで辛味成分。体が火照ることはあっても、痩せる効果は期待できないのです。食事を楽しむ1つのスパイスという認識がいいのかもしれませんね。

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