首が痛い!寝違えが起きる5つ原因と4つの改善方法!

目が覚めて、体を起こそうとすると首が回らないし、とても痛い・・・。午後になっても中々治らないという酷い症状になってしまう事もあります。

できれば寝違えたりしたくないですよね。寝違いの症状は一般的には数時間〜1日以内には治ってしまうことが普通ですが、場合によっては1週間や10日以上もの期間で痛みが継続してしまう事もあります。

いったいどのようなことが原因で寝違えてしまうのか、またどのようにすれば症状を軽く出来るのだろうかというのをお教えいたします!!

寝違いで首が痛くなってしまった場合の改善法と寝違わないための予防方法などの有効な方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

寝違えが起こる原因

睡眠

なぜ寝違いを起こしてしまうのかを把握しましょう。寝違えが起きてしまう原因を洗い出してすべて紹介しますので、これらの原因が発生しないように注意していきましょう。

①お酒の飲みすぎ

実は一番寝違えで多いのが、このパターンなんですね。お酒を飲みすぎてしまって、そのまま布団で寝てしまった・・・。なんて日には寝違える可能性がとても高くなってしまいます!とても酔っている状態で寝てしまうと、アルコールの消費に体の神経や活動を集中させてしまうので、人間は寝ている際に寝返りをうつということができません。

そうなると、体の一部分にとても負担がかかってしまうことがあります。それが首の筋肉や骨などの部分にかかってしまうと寝違えてしまうのです。飲み過ぎてしまったら無理な体勢は避け仰向けになるようにしましょう。首の右側が痛いときは、肝臓が弱っている証拠であり、左側が痛いときは、胃が弱っている証拠です。

これは関連痛と呼ばれるものですので、寝違えだけでなくても痛みが発生して継続して症状が発生してしまいます。

あわせて肩の筋肉や神経などへの痛みも発生しやすくなるので飲酒中に水を挟んで、酔いを冷ましながら飲むなど工夫して酔いすぎないように注意しましょう。

②枕が合っていない

寝る際のまくらが、自分の体格と合ってないなんてことはありませんか?自分の体格と合ったものを選べていないと、逆に首に負担がかかってしまのです。

枕は、自分の首と合ったものを選ぶようにしましょう。枕の選び方に関してですが、仰向けの時の高さばかり気にしていませんか?実は横向きになった時の高さが大事なのです。なので、寝るたびに首を痛めているなんて方は枕を変えるのも良いですね。

また寝る時の体勢ですが、うつ伏せで寝てるという人は結果的に、負担がかかりやすくなってしまうので肩の調子が悪いときはうつ伏せは避けましょう。また普段から肩がこっている人はこっていない人に比べると寝違えやすくなります。

③ストレスを抱えている

実はストレスを抱えている人も、寝違えやすいといえます。

ストレスによって背中と肩の筋肉が収縮してしまうことによって、とても負担がかかっている状態になります。またストレスは睡眠不足にも関係があり、睡眠不足の状態だと寝返りを上手くとることができず寝違えの原因の一つになります。

さらに寝ている際に歯ぎしりが多くなります。そうなると寝ている間の首への負担がとても多くかかってしまうのため寝違えの原因のひとつになります。

④狭い場所で寝ている

泥酔で寝ている場合と似ている原因になりますが、狭い場所で寝ていることで寝返りを十分打つことが出来ずに筋肉が固まってしまって朝起きた時に体のあちこちが痛い問題や首の寝違いなどが発生しやすくなります。

また、狭い所で寝る場合ではエコノミー症候群などの問題につながって心筋梗塞などを引き起こしてしまう事もあります。

バスの中や狭い飛行機の機内、電車の座席などで数時間眠ることでも問題が発生する場合がりますので、狭い空間では無理に熟睡しようとせず、短時間の睡眠を小分けに摂るようにするといいでしょう。

⑤病気が原因になっている

寝て起きたときから首に痛みが発生していたという問題が確認できた時に寝違えと判断してしまうことが多いと思いますが、長期間痛みが発生している場合や、頻繁に朝に痛みが発生している場合には病気が関係している可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアや五十肩や四十肩と呼ばれる肩関節周囲炎(五十肩)などの問題が関係して朝起きたすぐの午前中に痛みが強く現れていることも考えられます。

詳しく検査するためには病院でのレントゲン検査などが必要になりますので、整形外科などの病院を受診して原因を突き止めて行きましょう。

最悪のケースではがんが骨に転移している場合もあります。他の部分に発生しているがんが転移してし待っている可能性が考えられますので、精密検査をする必要がある症状でもあります。

少し違和感を感じる症状が発生している場合で、普段の定期検査を怠っている場合には人間ドックなどで、詳しく検査してみた方が良いでしょう。

寝違えてしまった時の対処法

首筋の痛み

寝違えてしまって首が痛い。でもなってしまったものはしょうがないですよね。
ではどのようにして対処すれば良いのかをご紹介します。寝違えによく効くツボやストレッチ方法について紹介しますので、是非試してみてください。

①ツボを押してみる

・落枕(らくちん)

手の甲に存在するツボです。人指し指と中指の間の骨の間にあるのが「落枕」というツボ。このツボは首から伸びる筋肉や血行などと関わりがあるツボになります。

寝違えだけでなく普段のから肩こりの症状を抱えている場合にも改善効果が期待できますので数十分起きに押して改善していきましょう。

親指と人差指や中指と挟むように刺激していくと効果的です。

・上簾(じょうれん)

さらに腕をまっすぐ伸ばした時に、手から肘の間の一番盛り上がっている部分に、「上簾」というツボがあります。ちょうど肘から指三本分くらい下の位置で筋肉がよく発達している部分になります。こちらのツボを刺激するのも良いとされていますので、ぜひ試してみてください。

②脇の下の血行を良くする

寝違えてしまって首を痛めた。そう思って首周りをマッサージしたりしてはいませんか?実は脇のしたにある「腋窩神経」というのが圧迫されていて寝違えている場合があります。

ですので、脇の下部の血行やリンパをよく流してあげるようにすると回復して首が動く、ということがあります。
方法としては、

1,手をの伸ばして筋肉をリラックスさせる

2,首が痛んでいる方の手を後ろ側にあげる

3,限界まであげたらそのままの状態で30秒待つ

4.そこから肘だけ曲げて、前側の方にあげる

5,そのまま真上まで上げた状態で30秒待ちます

6,これを繰り返す

これをすると圧迫された部分が開放的になり、首が動くようになるとされています。ちなみにですが、患部を直接マッサージするというのは絶対にやってはいけません。

これは炎症を起こしている部分をさらに刺激してしまうことになりますので、要注意です。

③首の痛みを和らげるストレッチ・運動方法

首の痛みを和らげるストレッチ法・運動法を紹介します。

上記の脇の血行やリンパの流れを良くする運動法と一緒で、こちらも首ではなく腕や肩と言った部分を動かすことで効率的に痛みを和らげる方法になります。

腕を背中に回してストレッチ

一つ目のストレッチ方法はまず座った状態からストレッチを開始します。

背筋をキレイに伸ばした状態で痛みが発生している側の腕を後ろに回し、手のひらで腰の背骨の部分のベルトをつかむようにします。

次にこの腕の肘を更に後ろに引いた状態で15秒〜20秒間キープします。

これを出来れば30秒ほどのインターバルを置いてから、2セット行うと症状が大分楽になります。

腕を上に上げる運動法

二つ目も座った状態でおこなえる運動法になります。

これも痛む側の手を使用して運動を行っていきます。腕を肩の高さまで挙げて肘を90度よりも少し開いた状態で上に曲げます。

そのままの状態で無理のない程度で腕を後ろに引いて、無理のない限界の所で同じ時間キープします。

これを同様のインターバルを置いて2セット繰り返してください。

これらの運動法やストレッチ法で驚くほど症状が改善した患者さんがいらっしゃいますので、参考にしてみてください。

④痛む部分を冷やす

寝違えてしまった時はその部分を冷やすようにしましょう。

特に、痛みが激しい時というのは炎症を起こしている場合があります。炎症部分を間違って温めてしまうと、悪化してしまう恐れがあります。痛みを感じた直後に温めたりしてはいけませんので、迷った時は冷却にて対応しましょう。

また直接氷を当てるよりかは、医療用の湿布なので炎症を抑える冷やし方が適切といえます。また首の痛みが徐々に引いてきた場合は患部を温めるのも良しとされています。

痛みが引いてきたいうことは、炎症がおさまってきている証拠です。今度は患部をゆっくりと温めて血行を良くしてあげることも忘れないでください。

首に痛みを発生させる病気について

首 筋肉痛

原因の項目でも紹介しましたが、首に痛みを発生させているのは寝違いだけではありません。もしかすると危険な病気が体内で発生していることで、首の痛みにつながっている可能性もあります。

それらの病気の症状の特徴や、首の痛み以外に現れる自覚症状などを紹介しますので、自分に当てはまる症状が発生していないか確認してみて下さい。

頚椎椎間板ヘルニア

頸椎とは背骨の首の部分のことを指します。この部分に発生している椎間板ヘルニアと言う症状が頚椎椎間板ヘルニアになります。

椎間板と言うクッションの働きをしている組織が無理な力を加えられることや栄養不足によって破れてしまい、外に飛び出してしまうことで直ぐ側を通っている神経根や椎骨動脈などを圧迫してしまい、首に痛みが走ります。

多くの原因が老化であることが多く50代以上の男女に頻発している症状になります。

椎間板には常に頭の重みが加わっているので疲労しやすく、老化の影響を受け易い組織でもあります。

首に痛みを感じている状態は初期の自覚症状になります。これからどんどん症状がひどくなるにつて症状は上半身から下半身に広がっていき最終的には失禁や排尿障害などの問題にも発展します。

もし、首の痛みだけでなく手足のしびれやめまい、頭痛などの全身症状もあわせて引き起こっている場合には熟練した整形外科での検査と治療をおすすめします。

頚椎の症状は重症の場合、回復しても障害が残ってしまう可能性のある病気にあります。ですので、手術にも熟練した知識と経験と技術が必要になりますので、経験が豊富な医師の元を訪ねるようにしましょう。

がん

最も多いのが、転移しやすい肺がん、肝臓がん、乳がんからの骨への転移です。首から近い位置に存在していますし、肺がんは特に発生しやすいがんであるから可能性が高くなっています。

特に脊髄には血を生成する機能が備わっています。ですので肺がんなどから血管を通って脊髄に古くなった血液が循環した時にがんが転移してしまう危険性が非常に高いのです。

骨に転移が確認されたときの一般的な症状としては痛みがあります。

頚椎に転移が発生した場合にはヘルニアと似ている症状が発生し、神経や動脈を圧迫する事もあります。

更にがん化してしまった骨はもろくなり骨折が発生しやすくなりますので、治療中やがんになっている時は注意が必要です。

逆に病的な骨折が発生した場合に発見されることもあるのが頚椎の癌になります。

初期症状の内に対応していくことが重要になりますので、定期的な検査で早めに対策できるようにしていきましょう。

変形頚椎症

この病気も加齢が原因になって発生しやすい症状になります。変形頚椎症の特徴としては肩こりや首の痛みを発生させやすい病気になります。

頚椎の部分は年齢によって水分量が低下してしまい、どんどん細胞が劣化しトラブルが発生しやすくなります。それに伴って骨が変形し、突起などの骨の突出してきてその変形が元で骨同士が運動によって削れ合い痛みが生じます。

頸椎症性神経根症や頸椎症性脊髄症などの病名の症状になり、安静にしている時に痛みは収まり、動いたり活動していると痛みや症状が増幅する傾向があります。

更に運動中の痛みに伴い筋肉が緊張状態になってしまい頭痛や吐き気などの症状が引き起こります。

まとめ

今回の記事のまとめです。

寝違えた時の対処

  • ツボを押して、間接的に痛みを和らげる
  • 脇の下の圧迫されたいたところをリラックスさせる
  • 患部を冷やして痛みを和らげる

寝違えた時にやってはいけないこと

  • 患部を直接マッサージをする
  • 痛みを感じたすぐに患部を温める
  • 首に負担をかける体勢

首に痛みが発生する病気について

  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • がん
  • 変形頚椎症

寝違えるということは、誰にでも起こりうることなのです。
そんな時に焦って間違った対処をしてしますと、より悪化しかねません。
十分な知識を持って対応することが大切です。

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