肩こりがひどい!解消方法や肩こりが起こる原因について

毎日のデスクワークなどでいつも肩がこってはいませんか?
年輩の人は肩こりの人は多いイメージですが、近年は若い人でも肩こりがひどい人が多いのです。肩こりが起きると、疲れがすぐたまるし、何をするにも肩こりが邪魔しますよね。ではいったい肩こりが起きる原因とはなんなのだろうか?また解消方法や、肩こりに潜んでいる病気などを紹介します。

肩こりの原因

肩こりは様々な要因によって起こっています。まずは自分がどのような原因で肩こりになっているのかを把握しましょう。

①姿勢

姿勢
出典:http://www.officechairs.jp/nothard/

近年はパソコンでの仕事が多いですよね。このデスクワークが肩こりが増えた最大の要因といっても過言ではありません。デスクワークは一定の姿勢のまま動かない時間がとても長く、特に首・背中・肩はほとんど動かさないため、乳酸がたまり筋肉が硬化することにより肩こりがおきてしまうのです。デスクワークは、前のめりになり猫背のような姿勢になるため、首の筋肉にかかる負担が多くなってしまいます。また肩が痛いと、動きにくくなることで同じ姿勢が続き、また肩がこるという負の連鎖が起こってしまいます。特に日本人はなで肩の人が多く、なで肩の人は肩こりになりやすいといわれています。デスクワーク時はあまり同じ姿勢のままいるのは避け、定期的に体を動かしましょう。

②目の疲労

目の疲れ
出典:http://ganseihirohks.seesaa.net

肩こりなのに目の疲れが関係あるの?なんて思うかもしれません。
目の疲れのことを眼精疲労といい、眼精疲労は首の部分の血の流れを悪くする作用があり肩こりを誘発してしまうのです。さらに眼精疲労は目の見えが悪くなり、ものを良くみようと前のめりになるため姿勢が乱れて肩に負担をかけてしまう事も誘発してしまいます。そのほか、集中力がなくなったりイライラしやすくなったりという作用もあり、肩こりにつながるので、目の疲れは肩こりと関係してるといえます。

③ストレス

ストレス
出典:http://ustubyou.com

ストレスも肩こりには大きな関係があります。人間はストレスが溜まると、自律神経が上手く働かなくなります。そうなると興奮した体を上手く落ち着かせることができなくなり、筋肉が緊張した状態になってしまい、肩こりが起こりやすい状態になってしまうというわけです。また、ストレスは血の流れも悪くしてしまうので、肩こりの治りを遅くしてしまう原因にもなります。
肩こりに対してまたストレスが溜まり、肩こりになるという負の連鎖も起こしてしまいますので、ストレスは肩こりの天敵といっても過言ではありません。

④歯の食いしばり

食いしばり
出典:http://www.kawaramachi-kyousei.com
歯を食いしばるという行動も肩こりと大きな関係があります。歯を力強く食いしばることでアゴの筋肉に負担がかかります。そうなると首もだんだんと張っていき、肩こりへと繋がっていくのです。特にこの歯の食いしばりが原因で肩こりになっている人は、「歯を食いしばる」という行為が癖づいているためなかなかやめられない人が多く、肩こりを解消するのが難しいのが特徴です。歯の食いしばりは肩こりだけでなく、頭痛やめまいなどの症状も引き起こしてしまうこともあるので、要注意です。

⑤低体温

低体温
出典:http://sanmu1225.blog.fc2.com
体の温度も肩こりと関係があります。低体温の人は新陳代謝が上手く働かないため血の流れが悪くなります。体温が低いと体を丸めてしまいがちなので猫背になりやすく、肩や首に負担がかかり肩こりが起こりやすいといえます。さらに寒さを感じて、体を縮ませてしまうことで筋肉の間にある皮神経を傷つけてしまい、痛みを感じてしまいます。女性は低体温になりやすいため、低体温が原因で肩こりが起こっている人は男性よりも女性に多いといわれています。

肩こりの解消と予防方法

肩がこっている時に楽になる解消方法や予防の方法を紹介します。

①マッサージをする

マッサージ
出典:http://www.enjoytokyo.jp
肩こりがひどいときはマッサージをして痛みをやわげましょう。様々なマッサージがありますのでいくつかご紹介します。

⑴頭の後ろのマッサージ
頭の後ろにある骨と頸椎の間のくぼみを回すようにほぐしてください
⑵首の後ろのマッサージ
首を曲げた時に一番突き出る部分の周りをまわすようにほぐしてください
⑶こめかみのマッサージ
こめかみ部分を回すようにほぐしてください
これを繰り返すようにするのがポイントです。この3つは比較的簡単にできるマッサージなので肩がこっていると感じたらすぐに試してみましょう。

②ビタミンを摂取する

生ハム
出典:http://tabizine.jp/2014/02/20/6120/
ビタミンを摂取することで、肩こりの症状を解消できます。ビタミンの中でもビタミンB1は、疲れて緊張している筋肉を回復させる効果があります。さらに、血の流れが悪いことで肩こりが発生しているので、血行を良くするビタミンEも摂取しましょう。

・ビタミンB1を多く含む食物
肉類   豚肉・生ハム・鴨肉・ウインナーなど
野菜   大根・きゅうり・枝豆・グリーンピースなど
魚介類  たらこ・かつおぶし・イクラなど

・ビタミンEを多く含む食物
野菜類  赤ピーマン・だいこん葉・ほうれんそうなど
豆類   アーモンド・ひまわりの種・落花生など
魚介類  すじこ・うなぎ・からすみなど

また、偏った食事を摂取しているとビタミン不足になり肩こりの症状も悪化するのでバランスの良い食事を心がけましょう。

③入浴する

入浴
出典:http://amanaimages.com

基本的に肩がこったときは温めてあげるのが効果的とされています。しっかりと入浴することで、筋肉の疲れの解消と血行を良くするという二つの効果を同時に得られるため、肩こりには入浴がオススメです。筋肉を刺激することになるので、あまり温度を高くせずゆっくりと長めにつかることを目標にしてください。しっかりと肩までつかるのがポイントです!
その後湯船からあがったあと、少し熱めのシャワーを肩にかけてあげましょう。そうすることでほど良い刺激を与え、血の流れをよくできます。またお風呂から上がったあとは髪をしっかり乾かして、湯冷めしないようにしてください。湯冷めしてしまうと逆効果になる恐れがあるので注意しましょう。湯船に浸かっている時に、軽く肩をぐるぐる回したりして動かしてあげるのも良いです!

④運動する

運動
出典:http://news.ameba.jp

運動することで、肩こりの改善と予防の両方を行うことができます。
運動することで体全体の筋肉を上手くほぐすことができます。肩こりが首や肩だけの筋肉の張りが原因でない人も多いので、効果を得られる人も多いです。また、適度な運動はストレスの発散にもなり、血の流れを良くする効果もあるので、肩こりの対策には運動することが大切です。
肩の筋トレも肩こりになりにくくなるのでオススメです。肩の筋肉が弱いと少しの負担で肩こりが起こりやすくなるのですが、ある程度鍛えておくと少しの負担でも肩の疲れを感じません。肩こりに悩まされている人は、鍛えてみるのはどうでしょうか!

⑤薬を飲む

薬
出典:http://blog.nihon-syakai.net

実は肩こりのための薬があるのご存知でしたか?
肩こりに効く薬には筋弛緩作用という作用が働くものがあります。これは硬化した筋肉や張っている筋肉をほぐしてくれる作用になります。なので、当然硬くなった肩の筋肉もほぐしてくれるので、肩こりにも効果的といえます。さらに、薬を飲むという行為が安心感を生み、上手く心を落ち着かせてくれる効果があるので、薬で肩こりが治ったという方も少なくありません。何をしても肩こりが解消出来ない人は一度試してみるのもいいんじゃないでしょうか。

肩こりが症状の病気

ただの肩こりと思っていたらもしかしたら他の病気による症状だったという可能性もありますので、肩こりが症状にある病気を知っておきましょう。病気の症状で肩こりが起こっている場合は、その病気を治さないと肩こりも解消されませんので注意してください。

①胃潰瘍

胃の病気なのに、肩こりと関係があるの?なんて思うかもしれませんが、胃潰瘍の症状として肩こりが起こる場合があるのです。胃潰瘍の症状としては肩こりの他に、激しい胃の痛み・吐き気などがあります。胃潰瘍は、ストレスなどで自律神経などが乱れて胃酸が多くなり、胃の組織を傷つけることでなってしまう病気です。誰でもなる可能性があります。肩こりと胃の痛みを感じるときは胃潰瘍の可能性を疑いましょう。

②肺がん

実は肺がんの初期症状として肩こりが起こっているなんてこともあります。他の初期症状として、痰や咳がよくでる・食欲不振などがあります。初期の段階では、自分が肺がんだと気づかないパターンも多いのが事実です。やはり喫煙者などが肺がんになりやすいのですが、そのほかにもストレスや生活習慣などが原因として挙げられています。特に肩こりになるような仕事などしていないのに、急に肩こりが起こり始めたら、注意が必要です。他の初期症状なども含め、肺がんの初期症状かもしれませんので、疑わしい人は検査してみましょう。早期発見することが治療への近道です。

③心筋梗塞

心筋梗塞の症状に肩こりがあります。実は心筋梗塞の初期症状で一番多いと言われているのが、左側の肩こりです。心筋梗塞は血の流れが悪くなり、動脈硬化がおこり血栓ができてしまうことで発症する病気です。年をとるとなりやすい病気ありますが、生活習慣の見直しや適度な運動などで予防することができます。他の症状として、胸の痛みや吐き気などがあります。
普通の肩こりは両肩に感じる場合が多いのですが、心筋梗塞の場合は左側だけなので不自然に左側だけ肩こりになる場合は心筋梗塞の可能性が高いので病院へ行ってみましょう。特に高齢者の方は注意が必要です。

まとめ

肩こりの原因
・デスクワークなどで、同じ姿勢を続けたことによる筋肉の張り
・目が疲れることにより、血の流れが悪くなってしまったため
・ストレスの溜めすぎによる筋肉の緊張
・歯の食いしばりによる顎の筋肉の疲労
・低体温にが生む姿勢の悪さ
肩こりの解消方法
・マッサージをして血の流れを良くする
・ビタミンをとることで筋肉の疲れをとる
・入浴してリラックスすることで、疲労回復と血行を良くする
・運動をして、肩こりが起きにくい体をつくる
・薬をのんで筋肉の張りを緩める
肩こりが症状の病気
・胃潰瘍
・肺がん
・心筋梗塞

以上が今回の記事のまとめです。肩こりは現代病と言えるくらい悩まされている人が多いので、軽視せずしっかりと対策を練りましょう。また病気の可能性もあるので、他の症状などと同時に肩こりが起こりだした人は注意しましょう!

  
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