ストレス社会の昨今、現代人は頭痛になる機会が増え現在では4人に1人は頭痛で悩んでいるとも言われています。あなたは頭痛ありますか?偏頭痛を抱えてしまっている人では1週間に1度は頭痛が引き起こってしまっている人や、何日間も連続して頭痛を引き起こしている人も居ます。
原因は様々で気圧の変化や肉体的なストレスや、精神的ストレスでも頭痛になってしまうこともあります。頭痛が発生している時、右側で起きる場合があります。右側か左側、全体か頭痛の痛み方などで、考えられる原因や頭痛の症状の特徴は変わってきます。
頭の右側で頭痛を感じている場合はなんの頭痛になっているのでしょうか。
今回は頭痛の中でも、右側に来る頭痛を特集したいと思います。症状や、考えられる頭痛の種類や対処法などを紹介していきます。頭痛持ちの人もそうじゃない人も、これを機会にぜひ知っておきましょう!
頭痛の種類について
頭痛には、大きく分けると”一次性頭痛”と”二次性頭痛”の2種類があります。二つの頭痛の特徴と症状の違いなどを紹介していきます。
まずは二つの頭痛の違いを把握していきましょう。
一次性頭痛とは
簡単にいうと、特にこれといった病気がないのに、繰り返し起こる頭痛のことです。いわゆる頭痛持ちの人の頭痛のことなんですね。
これは、首や肩、頭周辺の筋肉の緊張などにより、頭の血管が何らかの原因で拡張したり収縮したりすることによって血流に異常が引き起こり起こる頭痛です。
・偏頭痛
・群発性頭痛
・緊張性頭痛
・薬剤誘発性頭痛(薬物乱用頭痛)
・後頭神経痛
がこれに当たります。気圧やストレスや身体の疲労が大きな原因となり頭痛になってしまう場合が多くなっています。また脱水症状などが影響して、体内のミネラルバランスが崩れてしまい、神経伝達物質の働きが鈍くなってしまうことでも頭痛を発症する場合もあります。
原因が判明する場合もありますが、原因がなかなか突き止められない場合も少なくありません。複合的な原因が関係して頭痛が引き起こっていることもあるので完全な予防は難しい傾向もあります。基本的には市販の頭痛薬などの薬で症状を和らげられる頭痛でもあります。
しかし痛みが強い群発性頭痛には効きづらい傾向があります。
二次性頭痛とは
他の疾患に起因するもので、例えばくも膜下出血など、見逃されると死につながる頭痛が含まれています。
・くも膜下出血
・髄膜炎
・脳腫瘍
・顎関節症
・心身症
などがこれに当たります。2次性の頭痛は危険性が高いものが多く、症状などによってさらに細分化され、死の危険性がある頭痛を見逃さないことを目的に頭痛の原因を分けています。
頭痛の種類は「頭蓋骨や目、耳、鼻、口内などに及ぶ顔面痛」「精神の疾患による頭痛」「ホメオスターシスの障害による頭痛」「物質の影響や離脱の影響による頭痛」「感染症による頭痛」「血管性の疾患による頭痛」「頭頸部の外傷から来る頭痛」「頭蓋骨内の疾患による頭痛」などのように細分化されています。
一般的に起こる頭痛の約9割が一次性頭痛であると言われています。今回は、右側に起こる一次性頭痛に迫ってみたいと思います。
右側の頭痛その①偏頭痛
偏頭痛とは、片頭痛とも書き、字のごとく頭の片側の側頭部に発作的に発生します。右後頭部に起こることもあるし、左前頭部に起こることもあり、場合によっては、頭のてっぺんまで全体に起こることもあります。多くの場合が頭の片側に痛みを感じている場合は片頭痛の可能性が高く考えられます。
偏頭痛の症状
拍動性のズキンズキンという痛みが特徴で、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。偏頭痛は神経性の頭痛で4~72時間持続します。頭痛の最中は、光や音、においに非常に敏感になり、動くと頭痛を促進させてしまうので、静かで暗い部屋で安静にすることがおススメです!
また、偏頭痛には”前兆のある偏頭痛”があり、偏頭痛を発症する人の20-30%に前兆現象が見られます。
前兆現象には、”閃輝暗点”という、強い光を見た時のように視野の一部が見えにくくなり、段々と見えない部分が広がっていく症状があります。閃輝暗点は、20分から30分ほど続きます。閃輝暗点については、閃輝暗点の原因とは?予防方法や病気も合わせて紹介!の記事を参考にしておきましょう。
手足のしびれや、失語性言語障害も同時に起こすことがあります。とっても怖いですね!閃輝暗点の症状が収まってくると同時に、今度は頭が割れるような酷い偏頭痛が起こります。
この偏頭痛の原因は、いまだはっきりとは解明されていません。ですが、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張することにより、周りの細胞が刺激されて痛みが起こるようです。偏頭痛は女性に多いことから、女性ホルモンが何かしらかかわっているのではないかとも言われています。
食事を行うことでさらに血管が拡張されて三叉神経が刺激されて強い吐き気を伴う場合もあります。この場合は片頭痛の可能性が高いでしょう。
では、偏頭痛が起こってしまったら!?
まずは一度お医者さんへ行くことをおススメします!
CTやMRIを撮っても何の異常もなければ、市販の頭痛薬か処方されたものを飲み、頭を冷やして暗い部屋で一眠りしてしまいましょう。
また偏頭痛は若いうちに発症しますが、年齢と共に頻度が減っていくとも言われています。あまり気負わず、出たときは無理をせずに頭痛と上手に付き合っていきましょう!
また、偏頭痛持ちで生活に支障をきたすほど頭痛に悩まされている人は専門的なサプリメントを試してみましょう。
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偏頭痛の対処法
食事を行っても、血管をさらに拡張させてしまい症状が悪化してしまうのでゼリーなどを飲んで頭痛薬を飲み安静にしておきましょう。横になって光などを遮断して外からの刺激を遮断すれば痛みの症状は落ち着きます。
特に子供に引き起こりやすい頭痛でもあり、精神的ストレスや親からの愛情不足などが原因でも思春期に起きやすい病気でもあります。症状を認めてあげて看病をしてあげることで症状が和らぐこともあります。
気圧の影響により頭痛が発生している場合は、しっかり水分を取り身体の内圧と外圧の差を無くすことが重要になります。外の気圧が低くなることで高い内圧から外に血管や体液が膨らみ血管が拡張し神経を刺激することで痛みが発生します。室内で安静にして頭痛薬を飲み水分補給をして過ごしましょう。
右側の頭痛その②群発性頭痛
群発性頭痛は、最悪に痛い頭痛として有名です。頭の中をかき回されるような、眼玉を抉り取られるような、転げまわるほどの痛さを感じます。
こちらも右、もしくは左のどちらかに出る頭痛で、群発地震のようにある期間に集中して起こることからこの名前が付けられたのです。
群発性頭痛の症状
1-2年に1回の割合で出現して、集中的に1-2か月間に毎日同じ時間に発症するという出方をします。1回の痛みは15分から3時間続き、痛すぎて頭を壁にぶつける人もいるほどです・・・・。怖すぎますね!
この頭痛は女性ではなく、20ー40代の男性に多いのが特徴です。原因はこちらもはっきりはわかっていませんが、眼の奥の後ろ側を通っている内頚動脈が拡張して炎症するため起こります。そのため感覚としては、眼の奥のどちらか片側が痛みます。
またその片側の血管周りが刺激されるので、目の充血、涙、鼻水が痛みのある側にだけ出たり、瞳孔が小さくなったりします。この頭痛の場合は一人で耐えられるものではないので、発症した場合すぐお医者さんへ駆け込むことになる場合もあるかと思います。
アルコールが影響して起こる頭痛も群発性頭痛になります。群発性頭痛が頻繁に発生している群発期にはアルコールの影響で確実に頭痛が発生してしまう事もあります。
飛行機などに乗り急激に気圧が変化してしまうことでも頭痛になってしまう事があります。高山病などでも頭痛が激しく起こってしまう場合でも群発性頭痛が発生しているものになります。
群発性頭痛の治療法
治療法は、現在は、”酸素吸入治療”で、純度100%の酸素を吸引すると動脈が収縮して痛みが和らぐ、という療法があります。また、毎日頭痛の出る時間は決まってくるので、頭痛が起こる1時間前に血管収縮作用のある薬を服用するなどの物療法があります。片頭痛も、群発性頭痛も両方血管性の頭痛なんですね!
病院での治療薬ではトリプタン系薬剤の中に効果が認められている薬品もあります。日常生活ではタバコや飲酒などを控えることで予防することが出来ます。群発期には控えておきましょう。
右側頭痛その③水毒症頭痛
人間の体の約70%は水でできています。水毒症とは、なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、その名の通り、”水”が原因で起きる病気です。
人は毎日飲み物や、食べ物という形で水分を摂取します。体に必要な分だけ摂って残りを排出すればいいのですが、体の中に水が溜まってしまい、排出されないことによって起きる症状が水毒症です。
水毒症頭痛の症状
水毒症のなかの症状の1つに頭痛があり、特に右側が痛みます。水毒症は頭痛以外には、冷え、むくみ、ぜんそく、鼻炎、めまいなども一緒に症状として出ることがあります。
ただ頭痛だけでなく、これらの症状が出たときは、一度水毒症を疑ってみましょう。冷たい物を飲みすぎたり身体の中の水分が身体を冷やしてしまうことが原因で身体のバランスを崩してしまうことが大きな原因になります。
身体の水分を何とか排出しようとくしゃみや咳や鼻水などが多く出る事もあります。さらに身体のバランスを崩してしまうことで、偏頭痛や緊張性頭痛などを引き起こしてしまい、頭の右側に頭痛が発生しやすくなります。
水毒症の頭痛の対処法
1日に必要な水分摂取量は1リットルから1.5リットルです!夏などの発汗する時でも2リットルまでが理想的なので、あまり飲みすぎないようにしましょう。
水分を摂る時は冷たい物を飲むのではなく、温かい物や常温のもので水分補給を行うようにしましょう。夏野菜や冷たい食事でも身体を冷やしてしまう原因になっていしまうこともあります。夏野菜は特に水分をよく含んでおり、身体を冷やしやすいので食べ過ぎにも注意しましょう。
その他の一次性頭痛’緊張型頭痛’について
その他の一次性頭痛には、”緊張性頭痛”があります。この頭痛も頻繁に起きやすい頭痛でもあります。緊張型頭痛を誘発する原因を保持している人は頻繁にこの頭痛に悩まされることがあります。
緊張性頭痛の症状
症状の特徴としては、頭の周りをハチマキでギューっと締め付けられるような、激痛ではないけれど、鈍痛のような痛みが30分から多いときで7日継続することもあります。
なので緊張性頭痛の場合は、どちらか片側がポイント的に痛むというものではありません。片方が痛むにしても首の付け根から後頭部、そしてどちらか片側、もしくは全体と、ズーンとした広範囲に締め付けられるような痛み方が特徴です。
緊張性頭痛は、肩こりや首こりから来る頭痛です。身体的、精神的ストレスがたまる夕方に発症することが多いようです。筋肉の緊張から血行不良が起こり、老廃物が溜った部分で炎症が起こることによってズーンと緊張性頭痛が起こります。
そこまで強くない症状なので我慢すれば仕事なども無理して行うことも出来ます。
緊張型頭痛の対策法
緊張性頭痛の場合も、薬は効きにくい傾向があります。首や肩をマッサージしたり、温めることによって血行が改善され良くなります!
長時間同じ姿勢でいたり、緊張する仕事があったりなど、疲れた夜は早めに家に帰って温かいお風呂に浸かりましょう。お風呂上がりの血行が良いときに、首や肩をセルフマッサージしてあげ、アロマでリラックスし疲労回復しましょう!
肩の血行を良くすることで頭への血行も良くなり、老廃物なども身体を正常に循環し代謝されて排出されるので徐々に緩和されていきます。しかし注意しなくてはいけないのが、頭痛の症状の原因が偏頭痛や群発性頭痛の症状であった場合、温めたり運動を行うなどしてしまうと更に血管が拡張してしまい頭痛の症状が増してしまう事に繋がってしまいます。
緊張型頭痛の特徴をしっかり把握して対処法を行っていきましょう。
まとめ
●頭痛の種類
・一次性頭痛(偏頭痛、群発性頭痛、緊張性頭痛)
・二次性頭痛(くも膜下出血、髄膜炎、脳腫瘍など)
●右側頭痛その①偏頭痛
拍動性の痛みで、嘔吐や吐き気を伴う。3時間から72時間継続し、酷い人は閃輝暗点の症状も出る。処方された頭痛薬、市販頭痛薬で対処。外からの刺激を避けて安静にして対処。
●右側頭痛その②群発性頭痛
転げまわるほどの痛みで、1、2年おきに1、2か月集中して毎日15分から3時間同じ時間に起こる。酸素吸入治療や、薬物療法が有効。アルコールや喫煙は避けたほうがいい。
●その他の一次性頭痛
・緊張性頭痛
ハチマキで締め付けられるような鈍痛が30分から7日持続。原因は首こり肩こりによる。薬は効きにくいので、首・肩を温めたりマッサージをして血行を促進させることが有効。他の頭痛と対処法が間逆なので症状の識別が重要!
頭痛には色々な種類がありますね!特に二次性の頭痛には特に気をつけなくてはいけません。1番はやはりお医者さんにかかることです!経験のないような頭痛だったり、元々頭痛が頻発しているのなら、脳神経外科や神経内科を受診しましょう。怖ければ最近は、頭痛外来という、入りやすい窓口もありますので、思い切って行ってみるのも手ですね!頭痛になってしまったら何もやる気が起きなくなりますし、楽しむことも出来なくなってしまいます。
頻発する頭痛を持っている場合は頭痛の原因を精密な検査で明らかにすることで原因となる行動を予防することが出来ます。CTやMRIなどで脳に潜んでいる重大な病気も発見することが出来るので気になる方は一度検査を行ってみましょう。
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