右肩が痛い原因は?病気や対処方法について

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肩が痛いというと、多くの場合は筋肉疲労による肩こりや、年齢によっては四十肩・五十肩といった肩周囲の関節炎を疑うかと思います。

肩こりの場合は痛みの強弱はあれどほとんどの場合は両肩が痛みますよね。

しかし右肩だけ、あるいは左肩だけが痛む場合、筋肉や肩の炎症ではなく内臓の病気が影響している可能性があるのです。

これは関連痛と言って、筋膜で繋がっている細胞や筋肉が、痛みの発生で突っ張りやバランスの乱れで引っ張られ、関係ない部分にも痛みが発生してしまう症状になります。

さらに脳が体のどこの部分が痛みを発生させているのか正確に処理できずに関係ない部分にまで痛みを感じさせてしまう症状がこの関連痛になります。

冷たいもので実際には喉が急激に冷えて感じている痛みをこめかみに感じるなどがこの関連痛の代表的な症状になります。

そこで今回は、片側の肩、特に右肩の関連痛を引き起こす可能性のある病気についてまとめてみました。病気のサインを見逃さない為に、是非チェックしてみて下さい。

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問題のない肩の痛みについて

肩腱板損傷

問題のない肩の痛みの場合、多くは肩や体を動かした時や、ある体勢の時だけ痛む、といった特徴があります。

逆に一日中、安静時や横になっていても痛みがある場合や、肩の痛み以外にも気になる症状が出ている場合、内臓の病気を疑った方が良いかも知れません。

まずは問題のない肩の痛みの主なものをご紹介していきます。違いを知ることで、病気からくる肩の痛みとの判別ができるようになります。

肩こり

肩が痛い時に一番思い浮かぶのは肩こりかと思います。

肩こりの主な症状は以下となります。

  • 肩が張る
  • 肩が重い
  • 首から肩にかけて固い
  • 首から背中にかけて重い
  • 鎖骨や肩甲骨周辺も重い
  • 横になると楽
  • 痛い部分を押されると楽

肩こりの最も大きな原因は、筋肉疲労によるものです。デスクワークや車の運転等で長時間同じ姿勢のままでいると、同じ筋肉を使い続けてしまう為、血行障害を起こして筋肉が硬くなってしまいます。

多くの場合、肩だけではなく首や肩甲骨周辺まで重さや張り、痛みが広がっています。そして常に猫背等で姿勢が悪い人は、慢性的な肩こりを患っていることが多いです。

筋肉疲労の他に、歯の噛み合わせ異常による顎関節症によっても肩こりが引き起こされます。

普段の姿勢に気を付け、同じ姿勢を続けている場合は30分~1時間に1回、定期的にストレッチをしたりする等をして筋肉疲労を解消するように努めましょう。

肩こりについては、肩こりがひどい!解消方法や肩こりが起こる原因についての記事を読んで肩こりの問題を解消していきましょう。

四十肩・五十肩

その名の通り、40代以降の人に起こりやすいのが四十肩・五十肩です。性差は特になく、男性でも女性でも起こりえます。

肩こりとは違う主な症状としては、

  • 腕を上げたり洋服を着る時等、腕を動かす時だけ痛い
  • 背中ではなく、胸側を押すと痛い

というものが特徴的です。筋肉が痛む肩こりとは違い、四十肩・五十肩は関節に炎症が起こることで生じる痛みです。

原因はまだ明らかにされていません。肩の様々な動作がスムーズに行えるかどうかによって判断することが出来ます。

病院で適切なケアを受けることで半年~1年で回復すると言われていますので、年齢によるものだと諦めず、病院を受診してみて下さい。

四十肩などの症状を抱えている場合の専門家のいる病院は整形外科になります。しかし、膠原病などが関係していて肩が痛んでいる症状を四十肩と勘違いしているケースもありますので、その場合には膠原病科やリウマチ科と言った病院に行かなくてはいけません。

まずは整形外科を受診し血液検査などをして原因を特定して専門の科を紹介してもらったほうが良いでしょう。

運動によって引き起こっている方の痛み

特に野球やハンドボール、ソフトボール、砲丸投げ、やり投げ、水泳、テニスなど肩を酷使するスポーツなどを行っている場合には、軟骨や肩周辺の筋肉、神経、筋などが痛んでしまい、肩に痛みが発生してしまうことが多くあります。

また、過去にこれらのスポーツをしていた場合にはスポーツを辞めてしまってから急激に筋肉量が少なくなり、過去の疲労やダメージの蓄積から痛みが発生してしまうこともあり、問題になりやすい傾向があります。

これらの障害は、肩甲骨がしっかり動いていないか、肩の関節は柔らかいか、インナーマッスルがきちんと鍛えられているか、肩のストレッチを欠かしていないか、などのことが原因となって発生しやすい問題です。

特に小さい頃からしっかりこれらのことが対策されていないと、怪我につながりやすく、骨や関節の変形などを引き起こし治療が困難になります。

問題のない症状なわけではありませんが、内臓が原因でないだけに命に関わる病気ではありません。

整形外科や整骨院が専門の分野になりますので、これらの専門家診てもらって治療を行っていきましょう。

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右肩の痛みを発生させる内臓の病気について

肩が重い

それでは本題である、関連痛として右肩だけに痛みを伴う場合に考えられる病気について、具体的な症状等とあわせてご紹介していきます。

自分の生活習慣や原因などから自分に発生している可能性のある病気を探して、病院を受診し検査していきましょう。

肝臓が悪い

肝臓はお腹のみぞおち付近に存在していて、三角形の形状をしていて、右側が大きく左側に向かって細くなっています。

その為、肝機能障害や肝臓がん等、肝臓が悪くなると右肩がこり、つるような症状が現れます。また、同時に首筋や背中もこる場合が多い特徴があります。

これは肝臓の機能が低下することで、筋肉の収縮力が弱まり硬直しやすくなる為です。

肩こりや関節痛が起こりやすくなるので問題のない肩の痛みと症状が似ていますが、右肩が特に痛んだり、以下の症状も合わせて起こっている場合は、肝臓の病気を疑います。

  • 全身が疲れやすくだるい
  • 皮膚や爪が黄色くなる(黄疸)
  • 肝臓の右上あたりにしこりや盛り上がりがある
  • 怒りっぽくなる
  • 不眠

肝臓は「沈黙の臓器」と言われており、初期段階では自覚症状が出ない為発見が難しい病気です。肝臓などの内臓には痛覚が存在しないので、臓器に直接痛みを感じることはありません。

もし痛みを感じたときには内臓の外の筋膜などに炎症が広がってしまった場合で非常に重症化している症状になります。自覚症状として症状が現れる頃には病状が悪化が進んでいる為、早急に病院を受診することが大切です。

また過去に消化器系に異常があると言われた経験がある場合には、迷わずに病院へ行くようにしましょう。専門科は消化器内科になります。

胆のうが悪い

肝臓の下に位置しているのが胆のうです。

症状は肝臓の病気の際とほぼ同じですが、胸の痛みを伴う場合は胆のうに炎症が起こっていたり、胆石ができている可能性が考えられます。

主な症状は以下となります。

  • 右肩の痛み
  • 右側の背中の痛み
  • 胸の痛み
  • 脂肪の多い食べ物を食べた後に起こる痛み
  • 黄疸
  • 発熱
  • 吐き気

等です。

胆石が出来て胆管に詰まってしまうと、転げまわる程の激しい腹痛を伴います。

胆のうには脂質を消化するという重要な役割があります。胆石や胆のう炎が疑われる場合、早く病院を受診し、病院での治療と合わせて高タンパク、低コレステロール等の食事療法も必要となります。

胆石の症状が疑われる場合には、胆石の時の食事はどうする?摂取したい栄養分は?の記事も合わせて参考にしてください。

もちろんこのような食事は、病気の予防にも繋がります。

この病気の場合にも消化器内科、内科、消化器科、胃腸科などで検査を受けましょう。原因がいまいちはっきりしない症状の場合はまずは内科に行き、検査をしてその後専門家のいる病院を紹介してもらうことが最も適切でしょう。

ですから信頼できる内科を探しておくことは非常に有効になります。自宅から通いやすい病院や評判の良い内科医を探して掛かり付けの病院を1軒持っておくといいでしょう。

胃腸が悪い

胃腸が悪い場合も、片側の肩や背中、肩甲骨の間に痛みを生じることがあります。

消化機能が低下することで、胃に食べ物が残り胃下垂を起こします。胃下垂になると、上にあるその他の内臓も下に引っ張ってしまう為、筋膜が同時に下がって筋肉が引っ張られ肩や背中に痛みが生じるのです。

これは右肩に限らず、左肩が痛くなる場合もあります。胃は肝臓の隣で左側に位置しています。位置関係的には左側に影響が出やすいでしょう。

胃腸に負担をかけていると心当たりがある人は、暴飲暴食を止め、アルコールを控えたり、消化に良い食べ物をゆっくり食べる等胃腸を休めてあげることで肩の痛みも解消するでしょう。

また、前日に飲みすぎたり食べすぎてしまった場合にはプチ断食などをして胃を休ませると、回復が早まります。半日ほど食物を口にせずに胃を休ませてあげましょう。

注意点として何も口にしないと胃液で胃が荒れてしまったりするので、水分はしっかり摂るようにしましょう。

肺が悪い

あまり知られていないかも知れませんが、肺がんや肺気胸の症状として片側の肩、背中の痛みがあります。右肩の場合もあれば、左肩の場合もあります。

これはがんが出来た場所の神経や骨を腫瘍が圧迫することで、がんの出来た側の肩に痛みが生じる為です。

その他に以下の症状が伴います。

  • 咳、痰(血が混じる場合もある)
  • 咳止め薬が効かない
  • 息苦しい、ゼーゼーする
  • 飲み物を飲むとむせる
  • 発熱
  • 胸の痛み
  • 体重減少
  • 顔の片側だけ汗をかく
  • 指先が膨らむ
  • チクチクする痛みが発生している
  • 息を深く吸うと痛みを感じる

初期症状としては咳や痰が挙げられますが、この初期症状の時点で病気を発見することが出来るのは非常に稀なケースでしょう。

肩の痛みが出ている場合は既に進行している可能性がありますので、すぐに病院で検査を行いましょう。

早期発見であれば、肺がんの生存率はほぼ100%と言われています。しかし進行が早い為、発見が遅れた場合はあっとい間に全身に転移をしてしまうという、非常に恐ろしい病気です。

特に喫煙者の方は肺がんになるリスクが高い為、レントゲン等の健康診断を必ず毎年受けましょう。

糖尿病

片側の肩だけとは限らないのですが、糖尿病の場合も肩の痛みが生じます。

糖尿病による血行不良から来る痛みの為、痛み方としては肩こりの症状とほぼ同じです。

肩の痛みの他に、

  • むくみ
  • 喉が異常に乾く
  • 食欲が異常にある
  • 多尿
  • 疲労、倦怠感
  • 体重減少
  • 足の指先が痺れる

といった症状が続く場合糖尿病を疑う必要がありますが、どの症状も日常生活においてあまり気にならない為、自分でなかなか気づくことができません。

糖尿病は一度発症してしまうと完治はできないと言われています。しかし発症後も、治療や自分自身で食事、生活習慣を変えることで血糖値を正常値に保つことが出来ます。

定期的な健康診断を受けることで発見し早期治療を行うことができますので、必ず健診を受けるようにしましょう。

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左肩の痛み

肩こり しびれ

右肩の痛みが生じる病気についてを中心にご紹介しましたが、左肩だけが痛くなる病気はあるのでしょうか。

心筋梗塞

心筋梗塞で左肩が痛くなるというのは、場所も離れていますしいまいち関係性が分かりませんよね。

この痛みは「放散痛」と呼ばれるもので、実際に悪い箇所と痛みが出る箇所が違う現象を言います。

脳に痛みを伝える際に通る神経が左肩にも通っている為、”痛い”という信号が心臓と一緒に左肩にも流れてしまうことで起こります。

心筋梗塞は左肩の痛みの他に、以下の症状が現れます。

  • 強い胸の痛み
  • 吐き気
  • 冷や汗
  • 息苦しい、呼吸困難

また、前兆症状としては上記の他に、

  • 胸やみぞおちを圧迫する痛み
  • 奥歯や下顎の痛み
  • 左手の小指の痛み
  • 不整脈

があります。とはいえこの前兆が全くなく、突然心筋梗塞となってしまう人も半数程いるようです。

原因は加齢や生活習慣によって起こる動脈硬化です。また、ストレスも心筋梗塞に非常に大きな影響を及ぼすと言われています。いつもと違う肩や胸の痛みを感じたら、早めに病院で検査を受けて下さい。

治療が遅れた場合、発症から1時間以内に亡くなってしまう可能性が高いのです。

また、栄養バランスのとれた食生活、禁煙や適度な運動等による生活習慣の改善が予防に繋がりますので、日頃から心掛けていきましょう。心筋梗塞については、心筋梗塞の前兆は?症状を知って適切な処置を!の記事を読んでおきましょう。

狭心症

心筋梗塞と同様に、狭心症の場合も放散痛によって左肩の痛みが生じます。

狭心症とは、冠動脈の血流が悪くなり、心臓に血液や酸素が十分送られず一時的な酸欠状態を起こし、その際に発作が現れます。

通常は安静にしていれば発作は十分前後で治まってきますが、何度も繰り返してしまう場合には発作止めの薬を常備する必要があります。

狭心症の発作には、左肩の痛み以外に以下の症状があります。

  • 胸の奥の痛み
  • 胸の圧迫感
  • 息苦しい
  • 背中の痛み
  • 喉の痛み
  • 左腕から肩にかけてしびれる

等です。

狭心症は、運動や階段上り等を行った際に発作が起こる安定型狭心症と、運動時以外にも睡眠中や安静時にも発作が起こる不安定型狭心症に分けられます。

このうち不安定型狭心症は、心筋梗塞へ進行しやすいと言われており注意が必要です。

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まとめ

肩の痛みと内臓の病気というのはなかなか結び付きませんが、今回ご紹介をしたように、実は大きな病気が隠れているサインの可能性があることが分かりました。

特に、右肩だけや左肩だけというように、片側だけの肩に痛みがある場合は内臓の病気を疑うようにしましょう。

多くの人が肩こりを経験されていると思いますが、少しでもいつもと違う痛みや、その他にもおかしいなと感じる症状がある場合には、肩こりだと放置をせずに、早めに病院を受診することをお勧めします。

肩の痛みというと整形外科が最初の選択肢になるかと思いますが、レントゲン等で問題が無かった場合は内臓の検査が必要となりますので、できれば総合病院内の整形外科を受診すると良いでしょう。

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